2025年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) (公認会計士等による期中レビューの完了)
基本情報
- 企業名:日本板硝子株式会社(NSG Group)
- 上場:東証プライム(コード 5202)
- 代表者:代表執行役社長兼CEO 細沼 宗浩
- 連絡先(IR):IR部長 源甲斐 洋行(TEL 03-5443-0100)
- 提出日:2025年2月12日(公認会計士等による期中レビュー完了の報告日)
- 対象会計期間(四半期累計):2024年4月1日~2024年12月31日(第3四半期連結累計期間)
- 決算補足資料:有(決算説明資料作成)
- 決算説明会:有(機関投資家向け電話会議)
- その他:
- 期中レビュー(公認会計士)完了(監査法人:EY新日本有限責任監査法人)
- 会計方針変更:無
- 連結範囲の重要な変更:無
セグメント(報告セグメント)
- 建築用ガラス事業
- 概要:建築材料向け板ガラス、加工ガラス(内外装)、太陽電池パネル用ガラスを含む。
- 売上比率(第3Q累計):売上の約43%
- 自動車用ガラス事業
- 概要:新車組立用・補修用ガラス製品(グローバル)
- 売上比率(第3Q累計):売上の約51%
- 高機能ガラス事業
- 概要:薄板ガラス(ディスプレイ用等)、プリンター用レンズ/光ガイド、ガラス繊維製品等
- 売上比率(第3Q累計):売上の約6%
- その他
- 概要:全社費用、連結調整、小規模事業、ピルキントン買収に伴う償却等
発行済株式
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):91,532,799 株(2025年3月期 第3Q末)
- 期末自己株式数:34,816 株
- 四半期累計期間の期中平均株式数(加重平均、普通株式):91,113,997 株
- A種種類株式(未償還):30,000 株(A種に関する配当設定あり)
- 時価総額:–(資料に未記載)
今後の予定(開示情報より)
- 決算補足資料作成:有(開示済)
- 決算説明会:有(機関投資家向け電話会議)
- 株主総会:–(資料未記載。通常は年度末後に開催)
- その他IRイベント:–(資料未記載)
財務指標(要点)
(単位:百万円、% は対前年同四半期増減率。資料に基づく)
主要損益(第3四半期累計:2024/4/1–2024/12/31)
- 売上高:629,966(+2.8%)
- 売上総利益:124,728(売上総利益率 ≒ 19.8%)
- 営業利益:10,806(△66.3%)
- 個別開示項目後営業利益:8,284
- 税引前利益(損失):△6,202
- 四半期利益(損失):△9,303
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益(損失):△10,079
- 基本的1株当たり四半期利益:△126.74円
- 第3四半期累計の個別開示項目(費用合計):△3,077(内訳主にリストラクチャリング費用等)
通期業績予想(2024/4/1–2025/3/31:資料公表の予想、修正なし)
- 売上高(通期予想):850,000(+2.1%)
- 営業利益(通期予想):16,000(△55.4%)
- 税引前利益(通期予想):△11,000
- 当期損失(通期予想):△16,000
- 親会社所有者帰属当期損失(通期予想):△17,000
- 1株当たり当期損失(通期予想):△207.96円
財政状態(貸借対照表、2024/12/31)
- 総資産:1,030,778
- 資本合計(総資本):155,546
- 親会社の所有者に帰属する持分:120,151
- 親会社所有者帰属持分比率(親会社持分/総資産):11.7%
主要項目(流動・負債)
– 流動資産(現金等含む):306,620
– 流動負債:331,879
– 流動比率(流動資産/流動負債):約0.92(約92%)
– 負債合計:875,232
– 有利子負債(社債及び借入金 合計):約562,031(141,077 + 420,954)
– ネット借入残高(資料記載):5,078億円(507,800百万円)
– 総借入残高(資料記載):約5,654億円(565,400百万円)
キャッシュ・フロー(第3Q累計)
- 営業活動によるキャッシュ・フロー:△6,813
- 営業活動による現金生成額(調整前):16,359
- 主な影響要素:利息支払、法人税支払、運転資本の変動(仕入債務の減少が影響)
- 投資活動によるキャッシュ・フロー:△39,621(有形固定資産取得等:△37,799)
- 財務活動によるキャッシュ・フロー:+49,949(借入等による収入が主)
- 現金及び現金同等物の四半期末残高:49,054
- フリー・キャッシュ・フロー(営業CF+投資CF):△46,434(資料記載:フリー・キャッシュ・フローは464億円のマイナス)
収益性・効率性等(当第3Q累計の参考算出)
- 営業利益率:10,806 / 629,966 ≒ 1.7%
- 総資産回転率(売上高/総資産):629,966 / 1,030,778 ≒ 0.61 回
- ROE(親会社帰属、簡便算出):△10,079 / 120,151 ≒ △8.4%(年換算等は考慮せず簡便計算)
- 減価償却費(有形固定資産):35,415(第3Q累計)
- 資本的支出(第3Q累計、有形+無形):37,799(有形)+3,513(無形)=約41,312(一部内訳あり)
セグメント別(第3Q累計:2024/4–2024/12)
- 売上高(外部顧客):
- 建築用ガラス:274,144
- 自動車用ガラス:318,907
- 高機能ガラス:36,173
- その他:742
- 合計:629,966
- 営業利益(セグメント):
- 建築用ガラス:8,643
- 自動車用ガラス:2,609
- 高機能ガラス:5,704
- その他:△6,150
- 合計:10,806
- セグメント別の主な状況(資料記載の要旨)
- 建築用ガラス:欧州市場の悪化(販売数量減、価格下落)で減益。太陽電池パネル用ガラスは堅調。欧州(売上の約34%)での市況悪化を受け、ドイツGladbeck(グラートベック)工場のフロート窯2基のうち1基を2025年1月に停止決定。米国Rossford工場でのフロートガラス生産設備をPV用に転換(火入れ完了:2025/1/16)。
- 自動車用ガラス:現地通貨ベースでは概ね横ばい/やや減少だが、円安の影響で増収。欧州での利益圧迫等を受け、生産体制見直し(ドイツWitten工場等)を実施。
- 高機能ガラス:需要回復で売上増、営業利益は前年並み。ディスプレイ用薄板ガラス、プリンター用等で回復傾向。
- その他:ピルキントン買収に伴うのれん・無形償却等が含まれ、費用影響あり。
- セグメント投資・資産(当第3Q累計表より)
- ネット・トレーディング・アセット合計:523,884(建築 280,832、車 206,745、高機能 34,221、その他 2,086)
- 資本的支出(無形含む、当第3Q累計):合計 38,897(建築 25,874、車 11,615、高機能 989、その他 419)
配当
- 普通株式(中間・期末)
- 2024年3月期:普通株式配当 0.00円(期末 0.00)
- 2025年3月期(予想):普通株式配当 0.00円(中間 0.00、期末 0.00)
- 直近配当予想の修正:無
- A種種類株式(参考)
- 2024年3月期:期末 65,000.00円/株(総額 1,950 百万円)
- 2025年3月期(予想):期末 65,000.00円/株(総額予定 1,950 百万円)
- 未償還A種株式数:30,000株
- 特別配当:該当なし(資料に特別配当の記載なし)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:「2030 Vision: Shift the Phase」(2025年3月期〜2030年3月期)
- 目標期間:2025–2030(6年間)
- 中間地点(2027年3月期)の財務目標を設定(数値は資料参照スライドに記載、短信本文では概要)
- 戦略の4本柱:
- Business Development(新製品・事業開発強化)
- Decarbonization(脱炭素化)
- Digital Transformation(デジタル活用による付加価値オペレーション)
- Diverse Talent(多様な人材)
- 進捗状況:第3Q累計の業績・投資状況等に関する説明は資料に記載。目標達成の可能性に関する具体的数値的コメントは資料参照(決算説明資料のスライド参照)。
競合状況・市場動向(資料の記載要約)
- 市場動向(短信の要旨)
- 欧州の建築用ガラス市場は前年から大きく悪化(需要・価格ともに下押し)。
- 太陽電池パネル用ガラスは堅調。
- 自動車用ガラスは多地域で販売数量は横ばい〜若干減少。為替の影響で売上は増加。
- 高機能ガラスは全般に改善傾向。
- 競合他社との比較:資料内に同業他社との比較表は記載なし → 詳細は「–」
今後の見通し・リスク要因
- 今後の見通し(短信より)
- 2025年3月期通期予想は2025/2/7付で開示済み(本短信では修正なし)。詳細は決算説明資料の該当スライドを参照。
- 中期計画(2030 Vision)に基づき事業変革を推進中。
- リスク要因(資料に記載の代表例)
- 主要市場の経済環境・競争環境、製品需給
- 為替・金利相場の変動(ドル・ユーロ等の影響)
- 原燃料価格、法規制の変化
- これらは予想値に影響を与える可能性がある旨の注記あり
重要な注記・特記事項
- 会計方針の変更:無し(IFRS適用に伴う主要な方針変更は当期に無し)
- 会計上の見積りの変更:無し
- のれん・無形資産の回収可能性評価:CGU(資金生成単位)に基づく評価を実施。上半期にCGUの再評価を実施し、太陽電池パネル用ガラス事業を独立CGUとして識別。
- 個別開示項目(第3Q累計の主な内訳):
- 個別開示項目(収益)合計:555(百万円)
- 個別開示項目(費用)合計:△3,077(主にリストラクチャリング費用等)
- 当期のリストラクチャリング費用(主に欧州建築用ガラスに関する雇用契約の終了等):2,865
- 非流動資産の減損損失(欧州建築用ガラスに関係):68
- 棚卸資産の評価減(一部欧州でのリストラクチャリングに関連):50
- 監査/レビュー
- 添付資料に対して公認会計士等による期中レビューが完了(レビュー報告書有)。レビューにおいて要約四半期連結財務諸表が作成基準に準拠していない旨の重大な指摘はなし。
- 重要な後発事象:該当事項なし(資料記載)
要点(短く)
- 第3四半期累計(2024/4–12)は売上高が約6,300億円(前年同期比+2.8%)と増収だが、営業利益は約108億円に減少し(前年同期321億円)、親会社帰属の当期損失は約101億円(四半期損失:△100億円台)となった。欧州の建築用ガラス市場悪化が業績に影響。高機能ガラスは改善、自動車用は為替での増収。
- キャッシュ面では営業CF・投資CFがマイナス、財務CFでの借入により現金を補完。ネット借入残高は増加(資料で約5,078億円)。
- 配当は普通株式については無配(0.00円)予想、A種種類株式については期末65,000円/株(総額1,950百万円)を予定。
必要な追加情報(参照すべき資料)
– 2025年2月7日付「2025年3月期 第3四半期 決算説明資料」(業績予想の詳細や中期計画の財務目標スライド)
– 個別のIR説明(質疑応答、地域別詳細など)
(以上)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5202 |
| 企業名 | 日本板硝子 |
| URL | http://www.nsg.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – ガラス・土石製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
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