2025年7月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社アイル(3854) 2025年7月期 決算短信(連結)まとめ
以下は、提供いただいた決算短信(2025年7月期:自2024年8月1日〜至2025年7月31日、発表日 2025年9月5日)を基に、個人投資家向けに整理したサマリーです。投資助言は行いません。不明項目は「–」で記載しています。
基本情報
- 企業名:株式会社アイル(ILL Co., Ltd.)
- 上場取引所:東証(プライム)
- 証券コード:3854
- URL:https://www.ill.co.jp
- 代表者:代表取締役社長 岩本 哲夫
- 問合せ先:執行役員 経理部長 小倉 直子(TEL 06-6292-1170)
- 主要事業分野:情報サービス業(システムソリューション事業、Webソリューション事業)
- 主力製品・サービス例:基幹パッケージ「アラジンオフィス」、複数ネットショップ一元管理「CROSS MALL」、ポイント・顧客一元管理「CROSS POINT」 等
 
- 連結子会社:株式会社ウェブベース(計1社)
報告概要
- 提出日:2025年9月5日(決算短信公表日)
- 対象会計期間:2024年8月1日〜2025年7月31日
- 決算補足説明資料:作成有(決算説明会は開催なし)
- 有価証券報告書提出予定日:2025年10月17日
- 定時株主総会予定日:2025年10月24日
- 配当支払開始予定日:2025年10月27日
セグメント(事業構成)
- セグメント区分:実務上は単一セグメント扱いだが、事業は以下の2事業で構成
- システムソリューション事業:基幹システム構築、保守、運用サポート、導入支援等(「アラジンオフィス」等)
- Webソリューション事業:EC構築、Web制作、クラウドサービス(「CROSS MALL」「CROSS POINT」等)、コンサル等
 
発行済株式
- 期末発行済株式数(自己株式含む):25,042,528株(2025年7月期)
- 期末自己株式数:13,039株(2025年7月期)
- 期中平均株式数:24,683,396株(2025年7月期)
- 時価総額:–(株価情報は決算短信に記載なしのため省略)
今後の予定(開示事項)
- 決算説明会:開催なし(補足資料は作成)
- 定時株主総会:2025年10月24日
- 有価証券報告書:提出予定 2025年10月17日
- その他IRイベント:ESOP信託(社員向け株式付与制度)導入予定(信託設定日等は本文参照)
主要損益・収益性(通期)
- 売上高:19,294(前期 17,508、+10.2%)
- 営業利益:4,819(前期 4,264、+13.0%)
- 経常利益:4,768(前期 4,285、+11.3%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,488(前期 2,888、+20.8%)
- 営業利益率(売上高営業利益率):25.0%(前期 24.4%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):141.32円(前期 115.36円)
- 包括利益:3,613(前年 2,841)
(会社公表の通期予想(2026年7月期))
– 売上高:20,700
– 経常利益:5,275
– 親会社株主に帰属する当期純利益:3,725
– EPS(予想):148.82円
連結貸借対照表(主要項目)
- 総資産:15,769(前期 14,154)
- 流動資産合計:13,216(主な内訳)現金及び預金 7,402、売掛金 2,824、契約資産 2,366
- 固定資産合計:2,552
- 負債合計:4,482(流動負債 2,618、固定負債 1,864)
- 純資産合計:11,287(前期 9,681)
主要財務比率(会社公表・計算)
- 自己資本比率:71.6%(前期 68.4%)
- 流動比率(簡易計算):約 13,216 / 2,618 ≒ 5.05(約505%)
- 総資産回転率(簡易):売上高 / 総資産 ≒ 19,295 / 15,769 ≒ 1.22回
- 経常利益率:4,768 / 19,295 ≒ 24.7%(会社公表は売上高営業利益率25.0%、経常利益率表記あり)
- インタレスト・カバレッジ・レシオ:456.7倍(会社資料)
キャッシュ・フロー(年間)
- 営業活動によるCF:+3,366(前期 +2,638)
- 投資活動によるCF:△546(主に無形固定資産取得等)
- 財務活動によるCF:△2,081(自己株式の取得・処分、配当支払等)
- 現金及び現金同等物期末残高:7,402(前期 6,663)
- フリーキャッシュフロー(概算):営業CF+投資CF ≒ 2,820(百万円)
財務の解説(要点)
- 売上増は大型案件の受注、ストック収益の積上げ、主力製品(アラジンオフィス)強化、CROSS MALLの契約単価上昇等による。
- 売上原価・販管費は人件費上昇や一部仕入値上げの影響で増加したが、営業利益率は改善。
- 特記:株式需給緩衝信託®(自益信託)設定に伴う支払手数料73,292千円や、自己株式処分差損899,787千円が計上・影響。信託で取得した株式は会計上「自己株式」として処理。
配当
- 2025年7月期(実績)
- 中間配当:20円
- 期末配当(修正):30円(当初予想27円から3円増配、株主総会付議予定)
- 年間合計:50円(配当金総額 1,251百万円、連結配当性向 35.4%)
 
- 2026年7月期(予想)
- 中間配当:30円(予定)
- 期末配当:30円(予定)
- 年間合計予想:60円(配当性向の目安 40.3%)
 
※ 2025年期の配当総額には、株式需給緩衝信託が基準日時点で保有する当社株式981,800株に対する配当を含む旨の注記あり。
セグメント別情報(売上構成)
(会社は単一セグメント開示だが、事業別の収益分解は提示)
– 2025年7月期 売上高合計:19,294,870千円
    – システムソリューション事業:16,989,100千円(構成比 約88.1%)
    – フロー型(ライセンス・カスタマイズ等)約7,705,657千円
    – ストック型(サービス利用・保守)約6,202,264千円
    – Webソリューション事業:2,305,769千円(構成比 約11.9%)
    – フロー型約119,508千円、ストック型約2,116,985千円
– 収益認識の面:一時点で移転される収益(物販等)と、一定期間にわたり移転される収益(保守・利用料等)が分解開示されている。
セグメント別の営業利益・経常利益の内訳は開示されていないため、利益貢献度は売上構成比を基にした概況のみ提示可能。
セグメント戦略(会社説明より)
- 「CROSS-OVER」戦略:リアル(店舗・基幹)とWeb(EC等)を融合した提案により、中堅・中小企業の業務効率化と販売力強化を支援。
- 製販一体の組織体制(営業とSEの連携)による案件精度向上・納品品質向上で利益体質を強化。
- Web商材(CROSS MALL、CROSS POINT)は機能拡充と中堅大手市場へのシフトで成長を図る。
- 技術面:クラウドサービスをマイクロサービスアーキテクチャへ移行し、拡張性・開発速度を向上。
中長期計画との整合性
- 中長期目標(会社コメント):プラットフォーム構想の構築を視野に、製品力・研究開発を強化。CROSS-OVER戦略に基づく「リアル」と「Web」の融合を推進。
- 進捗指標:研究開発費は増加(92,565千円、前期 64,631千円)。CROSS MALL の顧客拡大・単価向上、アラジンオフィスの業種別機能強化等により売上・収益の伸長を確保。
- 会社は次期業績予想で増収・増益を見込んでいる(売上 20,700 百万円)。
競合状況・市場動向(会社記載の要旨)
- 市場動向:
- 国内ではDX関連の情報システム投資が活発化(人手不足対策や業務変革需要)。
- 物価上昇や海外(米国)追加関税などマクロリスクを注視する必要あり。
 
- 競合・リスク要点(会社が列挙):
- パッケージソフト・クラウドサービスの競争激化、技術革新による陳腐化(AI等の急速な技術進展含む)。
- 連携サービスの動向やシステムトラブル(損害賠償リスク)。
- 技術者の確保・育成、人材獲得競争。
- 情報セキュリティ・機密情報管理リスク。
- マクロ環境(為替・原材料・エネルギー価格等)。
 
競合他社との定量比較は本資料に記載がないため省略。
今後の見通し(会社予想および注記)
- 2026年7月期(予想:2025年8月1日〜2026年7月31日)
- 売上高:20,700 百万円(+7.3% vs 実績)
- 営業利益:5,250 百万円
- 経常利益:5,275 百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,725 百万円
- EPS(予想):148.82円
 
- 会社注記:業績予想は合理的な前提に基づくが、確約するものではなく、経済情勢等の不確定要素により実績は変動し得る。
重要な注記・会計方針等
- 会計方針の変更:なし(注記あり:会計基準は日本基準を適用)
- 連結範囲に関する変更:なし(連結子会社1社)
- 収益認識:カスタマイズ等は進捗度に基づき期間配分、ライセンス等は引渡時点で認識、クラウド・保守等は期間按分で認識(詳細は注記参照)
- 株式需給緩衝信託®(自益信託)の設定:
- 目的:市場流動性・浮動株比率向上等
- 2024年内に当該信託で当社株1,250,000株を3,931,250千円で取得し、期末までに売却完了(会計上は取得株式を「自己株式」として処理)
- 当期に係る信託手数料等損益影響:73,292千円
- 自己株式処分差損(利益剰余金への影響):899,787千円
 
- 重要な後発事象:
- 社員向けインセンティブプラン(ESOP信託)導入決議(信託契約日予定 2025/9/10、取得上限約98百万円等)。信託設定に関する仕組み・予定が注記で詳述されている。
 
主なリスク(短信「事業等のリスク」より抜粋)
- 中堅・中小企業向け事業であるため、顧客業況や景気変動の影響を受ける可能性
- パッケージやクラウド等の競争激化、技術革新(AI等)による陳腐化リスク
- サービス連携先の動向やシステムトラブルによる損害賠償リスク
- 技術者確保・人材育成の遅れ
- 機密情報や個人情報の漏洩リスク、セキュリティ事案
- マクロ要因(原材料・エネルギー価格、関税等)
参考データ(主要数値一覧:百万円)
- 売上高:19,294
- 営業利益:4,819
- 経常利益:4,768
- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,488
- 総資産:15,769
- 純資産:11,287
- 現金及び預金:7,402
- 営業CF:3,366
- 投資CF:△546
- 財務CF:△2,081
- 研究開発費:92(千円ベースで92,565千円 → 92.565百万円)
上記は決算短信の記載に基づく整理です。不明な点やより詳細(例えば営業別損益、顧客別・案件別の動向、株価や時価総額)は別途IR資料・有価証券報告書や市場データの照会が必要です。必要であれば、特定項目(例:CFの内訳、ESOPの想定影響、株式需給緩衝信託の会計処理詳細等)を更に深掘りして整理します。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3854 | 
| 企業名 | アイル | 
| URL | http://www.ill.co.jp/ | 
| 市場区分 | プライム市場 | 
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 | 
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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