2025年12月期 第1四半期決算説明資料
FY2025 Q1 決算プレゼン要約(インテグラル株式会社)
(資料:2025年5月 発表/FY2025 Q1 決算プレゼンテーションより)
基本情報
- 企業概要
- 企業名:インテグラル株式会社
- 主要事業分野:日本型プライベートエクイティ(PE)ファンド運用・管理、プリンシパル投資、不動産投資、グロース(グローバルテック)投資
- 代表者名:山本 礼二郎(代表取締役パートナー/創業メンバー)※資料の表記に基づく
- 説明会情報
- 開催日時:2025年5月(決算プレゼン資料公開)
- 説明会形式:–(資料はプレゼン形式、個別開示・IRイベントの有無は資料に明記なし)
- 参加対象:–(投資家向けプレゼン資料想定)
- 説明者(発表者)
- 主な表示責任者:パートナー陣(資料内の主要パートナー・CFO 表示あり)
- CFO:澄川 恭章(CFO & コントローラー、公認会計士)等が管理面を担当(資料参照)
- 発言概要(資料ベースの要旨):
- 市場変動により公正価値のマイナス影響で収益・利益は前年同期比減少。
- 5号ファンドの運用開始によりリカーリング(管理報酬等)は大きく増加見込み。
- マルチアセット化(不動産、グロース投資など)を推進、JV設立等で海外/グロース領域へ拡大。
- 報告期間
- 対象会計期間:FY2025 第1四半期(期末日:2025年3月31日)
- 配当支払開始予定日:–(ただし資料中に「2025年3月の配当支払7億円」の記載あり)
- セグメント(資料に基づく主要区分・概要)
- 第一の収益の柱:受取管理報酬(ファンドの管理報酬、経営支援料)=リカーリング収益
- 第二の柱:キャリードインタレスト(ファンドの成功報酬、実現CI/未実現CI)
- 第三の柱:プリンシパル投資(自己資金・GP出資による運用利益、投資簿価→公正価値)
- その他:不動産投資ファンド、グローバルテック・グロース投資(新規事業・JV)などマルチアセット展開
業績サマリー(FY2025 Q1)
- 主要指標(連結、百万円)
- 売上(収益):1,003 百万円(FY2024 Q1:5,008 百万円)
- 営業利益:25 百万円(FY2024 Q1:3,659 百万円)
- 税引前利益:30 百万円(FY2024 Q1:3,643 百万円)
- 当期(四半期)損益:△273 百万円(FY2024 Q1:2,521 百万円)
- 1株当たり利益:–(資料明記なし)
- 前年同期比:収益・利益ともに大幅減(主因は公正価値評価の減少等)
- 進捗状況(中期経営計画・目標に対する達成率)
- 定量的な通期進捗率・達成率は資料に明示なし。
- ただし、5号の運用開始により「受取管理報酬(リカーリング)」が大幅増見込み(2025見込で受取管理報酬≈7,430 百万円、経営支援料286 百万円等の見込みを提示)。
- セグメント別状況(収益構成の主要点)
- 投資収益総額(公正価値変動等):2025Q1 = △7 百万円(前年同期:35 百万円)→ YoY △43(主因:公正価値評価指標の悪化等)
- リカーリング(受取管理報酬等):2025Q1 = 17 百万円(前年同期:9 百万円)→ +7(5号ファンド運用開始の寄与:2ヶ月分のみ)
- 実現CI(実現キャリード):2025Q1 = 0 百万円(前年同期:5 百万円)→ △4(Exit状況により変動)
- 全体構成(概念):投資収益(FV変動)+リカーリング(管理報酬+経営支援)+実現CI が主な収益源
業績の背景分析
- 業績概要(ハイライト)
- マーケット(上場類似会社の株価等)悪化により公正価値評価が下落し、投資収益総額がマイナス寄与。これが売上・利益の前年比減少の主因。
- 一方で5号ファンドの運用開始でリカーリング収益が拡大フェーズに入っている点はポジティブ材料。
- マルチアセット戦略の一環で不動産取得やグローバルテック・グロース投資の開始(Granite Asia CapitalとのJVなど)を実行。
- 増減要因(主な寄与)
- マイナス要因:
- 投資先の業績改善サイクルの一巡、上場類似会社の指標悪化→公正価値低下(2024/12 対 2025/3 比較)
- 決算上の税効果の変化(防衛特別法人税新設)により繰延税金負債を新たな実効税率で計算、追加的な法人税等調整が発生→当期損失化に影響
- プラス要因:
- 5号ファンド運用開始に伴う管理報酬の増加(短期間でも寄与)
- 不動産投資ファンドでの物件取得(賃貸住宅8物件、オフィス1物件等)と売買契約(ホテル1件)完了
- 新規JV・共同投資(グローバルテック・グロース)による資産クラス拡大
- 競争環境
- 日本のPE市場は成長余地が大きく、インテグラルは「常駐支援(i-Engine)」「ハイブリッド投資」「プリンシパル投資を併用」など差別化要素を強調
- 市場の増加(事業承継ニーズ、カーブアウト、アクティビズム増加)をビジネス機会としている
- 競合他社との比較数値は資料に非掲載(–)
- リスク要因(外部・内部)
- 市場変動による公正価値評価の増減(FVリスク)
- 出資先の業績・資本市場の状況に依存するキャリード実現タイミング
- 為替・金利動向(特に海外投資の拡大時)
- 税制変更(防衛特別法人税など)による税負担増や会計上の影響
- ブリッジファイナンス等一時的投資(4号)に伴う流動リスク(資料では一部除外表記あり)
戦略と施策
- 現在の戦略(中期方針)
- マルチアセット化の推進(プライベートエクイティを中核としつつ、不動産、グロース、インフラ、クレジット等へ拡大)
- FE‑AUM(実質運用資産)拡大:後継ファンドの設立により管理報酬基盤を積み上げるモデル
- プリンシパル投資とファンド出資(GP持分)で投資のレバーを効かせ、キャリードの源泉を強化
- 「i‑Engine」による常駐・ハンズオン支援で投資先の価値向上を実行
- 進行中の施策(Q1での活動)
- 5号ファンド:運用開始(管理報酬増加の源泉)
- 投資実行(Q1の主な投資):旭化成グループの血液浄化事業への資本参加(5号、2025年4月)、日本有数の鉄骨ファブリケーターへの資本参加(4号、2025年1月)、Japan Animal Care HDによるDPCへの資本参画(4号追加投資、2025年2月)
- 不動産投資:賃貸住宅・オフィス・ホテル等の取得・契約締結
- グローバル展開:Granite Asia CapitalとのJV設立、グローバルテック・グロースファンド事業開始
- セグメント別施策・成果
- マネジメント(受取管理報酬等):5号の立ち上げでリカーリング収益の大幅増を見込み(2025見込で受取管理報酬大幅増)
- キャリード/ファンド運用:ファンド残高(回収+NAV)が増大中→将来的なCI実現の源泉を拡大
- プリンシパル/投資:複数の業種で自己資金投資・GP出資を継続(投資先例は小売・製造・サービス等多岐)
- 不動産:複数物件取得、運用開始
将来予測と見通し
- 業績予想(次期)
- 具体的な通期数値の開示(売上・営業利益・純利益等)については当資料のQ1版では明示なし(–)。ただし資料では受取管理報酬等の2025見込みが提示されており、リカーリング収益は増加見込み。
- 中長期計画
- 目標KPI(資料提示)
- DOE:2%
- 5年平均ROE:約15%
- プリンシパル投資のMOIC:約3.0x
- FE‑AUM 成長率:10–20%(目標)
- リカーリング収益マージン:30–40%(目標)
- 中期的には FE‑AUM の拡大、複数ファンドによる管理報酬の積上げ、キャリード実現の拡大で収益基盤強化を目指す
- マクロ経済の影響
- ファンド評価(FV)は市場(株価・金利・業績)に敏感。金利/景気動向、資本市場の流動性、M&A環境が重要な外部要因。
配当と株主還元
- 配当方針
- DOE(配当性向の代替指標)2%フレームワークを提示
- 配当実績
- 資料に記載:2025年3月の配当支払として7億円を実施(経済収益ベース純資産の変動に反映)
- 中間・期末・年間の内訳(1株あたり等):資料に明示なし(–)
- 特別配当
- 特別配当の記載:–(資料に明記なし)
製品・サービス(事業内容)
- 主な提供物
- ファンド運用(PEファンドの設計・管理・運用)
- 受取管理報酬・経営支援(ハンズオンによる成長支援、i‑Engine常駐支援)
- プリンシパル投資(自己資金/GP出資による出資・投資)
- 不動産投資ファンド運営(取得・運用・売買)
- グロース投資(グローバルテック等の新規アセットクラス)
- サービス提供エリア・顧客層
- 主に日本の中堅企業を対象(事業承継、カーブアウト、企業改革支援等)。LPは機関投資家等(資料に主要パートナーロゴ多数)
- 協業・提携
- Granite Asia Capital とのJV設立・共同ファンド設立決議
- Touring Capital とのアライアンス実施
- 不動産分野で複数の外部パートナー(CBRE、オリックス、東急等)と連携
重要な注記(会計・リスク等)
- 会計方針・特有の取り扱い
- 投資は公正価値(フェアバリュー)で評価しており、FV変動がPLに直接影響する(投資収益総額に反映)。
- UCAT(Unrealized Carried-Interest After Tax)概念を導入:未実現キャリードインタレストから見積り税金を控除した指標を経済収益ベース純資産に組入れ開示している。
- FE‑AUM の算定についてはGP出資分を除外している旨の注記あり。
- 4号ファンドシリーズの一時的なブリッジファイナンス投資は、将来返還予定のため一部のFV算定から除外している箇所がある(資料注記)。
- 開示上のリスク(特記事項)
- 公正価値評価は市場指標に依存するため、短期的な市場変動で収益が大きく変動する可能性。
- 税制の改定(防衛特別法人税等)により繰延税金負債の見直しが生じ、損益や純資産に影響する可能性。
- その他(今後のイベント等)
- グローバルテック・グロース投資事業開始(2025年3月に決議)、JV設立などの進展が今後の注目点。
- 主要な投資/Exitのタイミングによってキャリードインタレストの実現が大きく変動。
※注意事項
– 本要約はご提示の決算プレゼン資料(2025年5月、FY2025 Q1)に基づき要点を整理したものです。資料に明示のない項目は「–」としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5842 |
| 企業名 | インテグラル |
| URL | https://www.integralkk.com/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 金融(除く銀行) – 証券、商品先物取引業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
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