概要
ニチリョク株式会社は、日本の葬祭・墓地関連事業を主要事業とする企業です。霊園や納骨堂の開発・販売、葬儀の受託、葬祭関連商品の販売などを手掛けています。1966年に設立され、東京を本拠地としています。
事業内容
- お墓事業（屋外墓地）：一般墓、樹木葬等の募集・販売、既存霊園の改造・増設等の受託販売
- お墓事業（納骨堂）：都市型納骨堂の募集代行・販売（主要駅近接、設備・付加サービス強化）
- 葬祭事業：葬儀の受託、各種プラン（例：本堂葬儀など）開発・提供
株価情報
- 証券コード: 7578
- 株価: 124.0円
- 前日終値: 124円
- 本日始値: 125円
- 本日高値: 125円
- 本日安値: 123円
- 出来高: 10,100株
業界内での競争優位性や課題
ニチリョクは日本の葬祭・墓地関連事業において、特に都市型納骨堂の事業で競争優位性を持ちます。付加価値サービス（デジタル家系樹等）や本堂葬儀等で差別化を図っています。一方で、葬儀形態の変化による施行単価の低下や、市場の競争激化が課題となっています。
経営陣が掲げるビジョンや戦略
ニチリョクは「第二の創業期」として、ライフコンサルティングからお墓・葬祭まで一貫提供するビジネスモデルの再構築を目指しています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野
- 都市型納骨堂の安定収益化
- 販売戦略の改革とマーケティング投資の再設計
- 財務の安定化
- ガバナンス強化
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など
ニチリョクは都市型納骨堂事業を中核に短期キャッシュ創出を図る方針です。市場ニーズの変化に対応するため、低価格競争回避と付加価値プラン開発を推進しています。
技術開発の動向や独自性
ニチリョクはデジタル家系樹等の付加価値サービスを提供しており、技術革新により差別化を図っています。
収益を牽引している製品やサービス
葬祭事業が実質的な利益源となっています。
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など
- EPS（会社予想）: 7.29
- BPS（実績）: 265.83
- PER（会社予想）: 17.01倍
現在の株価（124円）と比較すると、PERベースでは割安と評価できます。
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
直近10日間の株価は123円～127円の範囲で推移しており、50日移動平均（127.26円）と200日移動平均（127.82円）を上回る水準で安値圏に位置しています。
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価
- 売上（過去12か月）: 2,242,603千円
- 利益（過去12か月）: -98,140千円
- ROE（実績）: -5.74%
- 自己資本比率（実績）: 61.3%
- ROA（過去12か月）: 1.26%
過去数年分の比較では、売上は減少傾向にありますが、自己資本比率は健全な水準を維持しています。
配当利回りや配当性向の分析
- 配当利回り（会社予想）: 0.00%
- 配当性向: 0.00%
配当は行われていない状況です。
自社株買いなどの株主還元策
- 自社株買い: 0.06%の自己株式を保有
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）
直近10日間の株価は横ばいからわずかな上昇傾向にあります。
株価への影響を与える要因など
市場動向や競合他社との比較、業界のトレンドが株価に影響を与える可能性があります。
11. 総評
ニチリョクは日本の葬祭・墓地関連事業において、都市型納骨堂事業で競争優位性を持ちますが、市場の競争激化や葬儀形態の変化による課題も存在します。経営戦略は事業モデルの再構築と財務の安定化に焦点を当てています。株価はPERベースでは割安と評価でき、財務面では自己資本比率が健全な水準を維持しています。
成長性: B
- LTM売上成長率（YoY）や3年CAGRを基準に、売上が横ばい。
収益性: B
- 営業利益率やEBITDA率を基準に、業界平均を上回る。
財務健全性: B
- 自己資本比率、流動比率、D/Eを基準に、指標が健全。
株価バリュエーション: A
- PER、PBR、EV/Sを基準に業界平均との差を評価。割安。
企業情報
| 銘柄コード | 7578 |
| 企業名 | ニチリョク |
| URL | http://www.nichiryoku.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
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