2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

東海カーボン株式会社(証券コード:5301)

(2025年12月期 第2四半期(中間期) 決算短信 要約)
※本資料は提供された決算短信に基づき整理した要約です。投資助言は行いません。不明な項目は「–」と表記しています。

基本情報
  • 企業名:東海カーボン株式会社
  • 主要事業分野:カーボンブラック、ファインカーボン、スメルティング&ライニング、黒鉛電極、工業炉及び関連製品、摩擦材・負極材等(複数セグメント)
  • 代表者名:代表取締役社長 長坂 一
  • 上場市場:東(東証)
  • コード:5301
  • URL:https://www.tokaicarbon.co.jp/
  • IR窓口:執行役員 財務経理部長 平井 直樹(TEL: 03-3746-5100)
報告概要
  • 提出日:2025年8月7日(半期報告書提出予定日:2025年8月8日)
  • 対象会計期間:2025年1月1日~2025年6月30日(第2四半期中間期間)
  • 決算補足説明資料:作成あり(機関投資家・アナリスト向け電話会議(説明会)を2025年8月8日開催予定、当日資料を同社サイト掲載)
  • 中間報告以外の注記:当中間期に連結範囲の重要な変更あり(TOKAI ERFTCARBON GmbHを連結範囲から除外)
セグメント(報告セグメント)

各セグメント名と内容(会社資料に準拠)
– カーボンブラック事業:カーボンブラック製造・販売(主にタイヤ用途等)
– ファインカーボン事業:ファインカーボン製品(SiCフォーカスリング等)、黒鉛加工等(KBR, Inc.、MWI, Inc.の取得・連結化の影響あり)
– スメルティング&ライニング事業:アルミ・鉄・耐火物関連(スメルティング、ライニング製品)
– 黒鉛電極事業:黒鉛電極の製造販売(連結範囲から除外した子会社あり)
– 工業炉及び関連製品事業:工業炉・関連装置の設計・製造・販売
– その他事業:摩擦材、負極材(ESS等)、不動産賃貸等

発行済株式
  • 期末発行済株式数(自己株式含む):224,943,104株(2025年6月30日)
  • 期末自己株式数:11,436,182株(2025年6月30日)
  • 期中平均株式数(中間期):213,487,227株(2025年中間期)
  • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • その他:EPS(中間)40.00円(潜在株式調整後:-)
今後の予定(同資料で公表されているもの)
  • 半期報告書提出予定日:2025年8月8日
  • 決算説明会(機関投資家・アナリスト向け 電話会議):2025年8月8日(資料は当日同社サイト掲載)
  • 配当支払開始予定日:中間配当支払開始 2025年9月1日
  • その他(株主総会、次回決算発表等):–(資料に具体日程なし)
財務指標(要点)

(単位:百万円。対前年増減率は会社記載の数値)
– 売上高(連結・中間期):158,076(-7.5%)
– 営業利益:13,956(+65.7%)
– 経常利益:13,874(+31.9%)
– 親会社株主に帰属する中間純利益:8,538(+133.2%)
– 1株当たり中間純利益:40.00円
– 総資産:606,571(百万円)
– 純資産:308,046(百万円)
– 自己資本(参考):274,564(百万円)
– 自己資本比率:45.3%
– 現金及び預金:72,222(前年末 92,207)→ 中間期で減少(約▲19,985百万円)
– 負債合計:298,525(前年末 315,595)→ 減少
– コマーシャルペーパー:48,500(前年末 59,500)
– 短期借入金:7,467(前年末 6,216)
– 長期借入金:66,724(前年末 52,301)
– 社債:55,000(前年末 65,000)
– 包括利益(中間包括利益):△10,276百万円(前年同期は51,175百万円)
– 主な要因:為替換算差額で大幅なマイナス(△20,417百万円)など

(注)中間決算短信は公認会計士・監査法人のレビュー対象外。

セグメント別(中間期:2025年1月1日~6月30日)

(売上高・営業利益は会社資料に基づく)
– カーボンブラック事業
– 売上高:75,571百万円(前年同期比▲5.0%)
– 営業利益:8,148百万円(前年同期比▲25.2%)
– 状況:タイヤメーカーの生産調整等で販売数量が減少
– ファインカーボン事業
– 売上高:27,713百万円(前年同期比+4.7%)
– 営業利益:4,697百万円(前年同期比▲28.8%)
– 状況:SiCフォーカスリングの販売増、米国黒鉛加工会社の連結化で売上増。のれん等の償却増やパワー半導体市場の減速で利益は減少
– スメルティング&ライニング事業
– 売上高:27,155百万円(前年同期比▲9.6%)
– 営業利益:304百万円(前年同期は営業損失)
– 状況:アルミ製錬炉改修需要の回復遅れで売価下落も、コスト削減と減損に伴う償却費軽減で収益改善
– 黒鉛電極事業
– 売上高:18,451百万円(前年同期比▲24.4%)
– 営業利益:494百万円(前年同期は営業損失)
– 状況:中国の過剰供給・価格低迷により市場環境は厳しい。構造改革の一環でTOKAI ERFTCARBON GmbHを譲渡・連結除外
– 工業炉及び関連製品事業
– 売上高:4,204百万円(前年同期比▲18.0%)
– 営業利益:885百万円(前年同期比▲21.3%)
– 状況:エネルギー関連や電子部品向け設備投資の遅延で減収減益
– その他事業(摩擦材、負極材、不動産等)
– 売上高:4,979百万円(前年同期比▲6.6%)
– 営業利益:286百万円(前年同期比▲34.9%)
– 備考:摩擦材は建機・鉱山向けは堅調、負極材はESS向け需要低迷
– セグメント合計(営業利益合算後の調整含む)で連結営業利益:13,956百万円

財務の解説(会社が開示した背景)
  • 世界経済の減速・地政学的リスク等により需要に不確実性が残る中、同社は2025年2月に長期ビジョン「Vision 2030」を公表(目標:売上5,000億円、EBITDAマージン20%、ROIC12%)
  • 重点施策:抜本的構造改革、成長市場へのコミット、サステナブルな価値創出
  • 実施事項:黒鉛電極の国内生産拠点統合、欧州子会社売却(連結除外)、スメルティング&ライニングの構造改革検討、タイのカーボンブラック工場移転、使用済タイヤ由来のカーボンブラック共同プロジェクト等
  • 2024年12月期の減損処理により、2025年期以降の償却費等の固定費負担は減少している
配当
  • 中間配当(2025年12月期中間):15.00円(第2四半期末)→ 支払開始予定日:2025年9月1日
  • 期末配当予想(2025年通期予想):15.00円(未修正)
  • 年間配当予想(通期):30.00円(前回発表からの修正なし)
  • 特別配当:無し(会社発表)
中長期計画との整合性
  • 中期/長期計画:Vision 2030(公表:2025年2月) — 売上5,000億円等の数値目標を提示
  • 当中間期の状況:構造改革(欧州子会社売却等)や成長分野投資(タイ移転、リサイクルなど)を進めており、計画の施策は着手段階にある旨の開示あり
  • 進捗の定量的評価(目標達成可能性等):資料における定量的進捗指標は限定的 → 定性的な取組みの着手は確認できるが、目標達成の見通しは–(資料上の明確数値進捗なし)
競合状況・市場動向(開示内容の要約)
  • 黒鉛電極:中国の過剰供給と輸出により国際市況は低迷
  • カーボンブラック:タイヤメーカーの生産調整等で需要面に影響
  • ファインカーボン:メモリ向け製品は増加する一方で、パワー半導体市場の成長鈍化が影響
  • スメルティング&ライニング:アルミ製錬炉改修需要の回復遅れで価格下落圧力あり
  • 競合比較:同資料は同業他社との定量比較は提示していないため、相対的な位置付けは–(別途業界データ参照が必要)
今後の見通し(会社予想・リスク)
  • 2025年12月期(通期)連結業績予想(2025年1月1日~2025年12月31日)
    • 売上高:341,000百万円(対前期▲2.6%)
    • 営業利益:23,300百万円(+20.2%)
    • 経常利益:22,000百万円(▲2.6%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:11,000百万円(EPS 51.53円)
    • 直近発表からの業績予想修正:無し
  • 主なリスク要因(資料記載・開示事項より)
    • 世界経済の不確実性(通商政策、地政学リスク)
    • 為替変動(為替換算差額が包括利益に大きく影響)
    • 市況変動(中国の供給過剰や原材料価格等)
    • 顧客側の生産調整や設備投資遅延(タイヤメーカー、電子部品向け等)
    • 規制・環境関連の変化、プロジェクトの遅延等
重要な注記(会計・その他)
  • 連結範囲の重要な変更:有(TOKAI ERFTCARBON GmbH を譲渡し、2025年4月より連結範囲から除外)
  • 中間連結財務諸表に特有の会計処理の適用:無
  • 会計方針の変更、見積りの変更、修正再表示:無
  • 中間決算短信は監査法人のレビュー対象外である旨の注記あり
まとめ(ポイントの整理)
  • 売上高は前年同期比で減少(158,076百万円、▲7.5%)する一方、営業利益・経常利益・当期純利益は大幅に改善(営業利益+65.7%、親会社株主帰属中間純利益+133.2%)している。
  • 利益改善の背景には(会社開示)減損に伴う償却費負担の軽減やコスト削減等がある一方、為替差損や市場価格下落の影響で包括利益は大幅なマイナスを計上している。
  • セグメントではカーボンブラックが売上の主軸だが販売数量減で利益は減少、ファインカーボンは売上増も償却増等で利益減、スメルティング&ライニングや黒鉛電極は市況影響で売上減だが構造改革等で損益は改善している。
  • 2025年通期業績予想は据え置き(通期で営業利益増を見込む)。連結範囲変更(欧州子会社の譲渡)やVision 2030に基づく構造改革・成長投資を進めている点が中長期のポイントとして挙げられる。

(不明点・補足)
– 時価総額、詳細なキャッシュフロー項目、株主総会予定日等は資料に記載がないため「–」としています。必要であれば別途開示資料(有価証券報告書、決算説明資料、適時開示等)から補足可能です。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5301
企業名 東海カーボン
URL http://www.tokaicarbon.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – ガラス・土石製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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