1. 企業情報
企業名: 株式会社シンシア
概要: 使い捨てコンタクトレンズ大手で、ネットやドラッグストアで販売。POS、医療コンサルティング、システム事業にも進出。
事業内容: コンタクトレンズ製造・卸売、コンサルティング、システム事業。
市場区分: スタンダード（内国株式）
17業種区分: 電機・精密
33業種区分: 精密機器
住所: 〒113-0033 東京都文京区本郷1-28-34 本郷MKビル
代表者名: 中村 研
設立年月日: 2008年9月5日
従業員数: 58人
平均年齢: 44.3歳
平均年収: 6,550千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: 自社ブランドのシリコーンハイドロゲル製品群と、カラーコンタクト事業の譲受による商品ポートフォリオ拡充が競争優位性を示唆。
課題: 医療脱毛クリニック業界の環境悪化がコンサルティング事業に影響。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略: 主力のコンタクトレンズ事業とシステム事業の成長を推進。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 売上 7,206百万円、営業利益 342百万円、親会社株主帰属当期純利益 198百万円、1株当たり当期純利益 30.59円の目標を掲げている。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 日次使い捨てタイプへのシフト、高機能素材普及、カラーコンタクト市場の拡大、スマホ等による近視人口の増加で市場が拡大と想定。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性: シリコーンハイドロゲル製品群の開発が技術革新の中心。
収益を牽引している製品やサービス: 自社ブランドのコンタクトレンズ、特にシンシアワンデーSシリーズ。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
– EPS（会社予想）: 30.71円
– BPS（実績）: 411.57円
– PER（会社予想）: 17.71倍
現在の株価（544円）と比較して、PERは業界平均（17.5倍）よりやや高め。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
– 50-Day Moving Average: 575.22円
– 200-Day Moving Average: 574.80円
現在の株価（544円）は両移動平均線より低い位置にあり、下降トレンド圏内。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
– 売上高（過去12か月）: 7B円
– 営業利益率（過去12か月）: 6.18%
– ROE（過去12か月）: 14.04%
– 自己資本比率（実績）: 49.1%
過去数年分の比較では、売上高と利益が着実に増加している。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
– 配当利回り（会社予想）: 2.39%
– 配当性向: 32.52%
安定した配当性向を維持し、株主還元に力を入れている。
自社株買いなどの株主還元策:
– 自己株式保有数：328,741株（前期：459,312株）
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
– 直近10日間の株価は下降トレンド。
株価への影響を与える要因: 業界環境悪化、為替変動、M&A統合リスクなど。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
シンシアは主力のコンタクトレンズ事業とシステム事業の成長により、売上と利益が増加している。技術革新により競争優位性を維持し、株主還元にも力を入れている。しかし、市場環境の変化やM&A統合リスクに注意が必要。
12. 企業スコア
成長性: LTM売上成長率（YoY）や3年CAGRを基準に、売上が伸びていれば高評価（S〜A）、横ばいでB、減少でC〜D。
– 評価: A（売上高が増加）
収益性: 粗利率（業界中央値との差を考慮）、営業利益率やEBITDA率を基準に、業界平均を上回ればS〜A、同水準でB、下回ればC〜D。
– 評価: A（営業利益率が高い）
財務健全性: 自己資本比率、流動比率、D/Eを基準に、指標が健全（自己資本比率40%以上など）ならS〜A、普通ならB、弱い場合はC〜D。
– 評価: B（自己資本比率は49.1%）
株価バリュエーション: PER、PBR、EV/Sを基準に業界平均との差を評価。割安ならS〜A、平均並みでB、割高ならC〜D。
– 評価: B（PERは業界平均より高め）
総合評価: A/A/B/B = A
企業情報
| 銘柄コード | 7782 |
| 企業名 | シンシア |
| URL | http://www.sincere-vision.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 精密機器 |
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