2025年12月期 上半期 決算説明会 資料
決算説明会サマリ(Markdown)
以下は提供資料(artience:2025年12月期 上半期 決算説明会資料(公開:2025/8/18、説明会:2025/8/19))を元に、個人投資家向けに整理した要点です。出典は説明会資料。情報に不明な点は「–」で記載しています。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:artience株式会社
- 主要事業分野:色材・機能材、ポリマー・塗加工、パッケージ、印刷・情報(各種塗料・インキ・粘着剤・機能性材料等)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年8月19日
- 資料公開日:2025年8月18日
- 説明会形式(オンライン/オフライン):–(資料のみで形式の明示なし)
- 参加対象:–(資料に明示なし)
- 説明者
- 発表者(役職):–(資料に発表者名の明示なし)
- 発言概要(資料内容の要約):
- FY2025上半期は減収減益。CNT分散体(LiB用)の受注・出荷が低調で減益に寄与。
- 中国のディスプレイ向け光学粘着剤やパッケージ関連(インド・東南アジア中心)は堅調。
- 為替(円高)や先行投資による減価償却費増が営業外・費用面で影響。
- 中期経営計画「artience2027」の進捗、設備投資・資本効率化(自己株取得・消却)について説明。
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年12月期 上半期(FY2025上半期)
- 決算報告書提出予定日:–(資料に明示なし)
- 配当支払開始予定日:–(個別支払日記載なし。中間配当は50円/株の予定を示唆)
- セグメント(事業区分)
- 色材・機能材:CF材・表示材料(レジスト等)、顔料、プラスチック着色剤、機能性分散体等
- ポリマー・塗加工:塗工材料、接着剤(粘着剤、ラミネート接着剤等)、塗料樹脂、製缶塗料等
- パッケージ:リキッドインキ(グラビア・フレキソ等)、フィルム包材、製版機器等
- 印刷・情報:オフセットインキ、UV/機能性インキ、印刷材料・機器等
業績サマリー(連結:単位=億円)
- 主要指標(FY2025 上半期 実績 vs 前年同上半期)
- 売上高:1,687(▲2.0%)
- 営業利益:94(▲11.2%)
- 経常利益:86(▲30.2%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:55(▲41.5%)
- 営業利益率:5.6%(前年6.1%、差▲0.5pt)
- 1株当たり利益(EPS):–(資料に明示なし)
- 通期見通し(2025年通期:8月8日修正後)
- 売上高:3,550
- 営業利益:190(当初220→修正190)
- 親会社株主帰属当期純利益:155(修正後)
- 進捗状況(通期計画に対する上半期達成率)
- 売上高:1,687 / 3,550 ≒ 47.5%
- 営業利益:94 / 190 ≒ 49.5%
- 中間純利益:55 / 155 ≒ 35.5%
- ※上記は単純比率(経季的偏り等を考慮せず算出)
- セグメント別(FY2025上半期 実績)
- 色材・機能材:売上 414、営業利益 8
- ポリマー・塗加工:売上 438、営業利益 37
- パッケージ:売上 441、営業利益 25
- 印刷・情報:売上 388、営業利益 21
- その他・調整:売上 7、営業利益 3
- セグメント別売上合計:1,687、営業利益合計:94
- セグメント別売上構成比(概算)
- 色材・機能材:24.5%(414/1,687)
- ポリマー・塗加工:25.9%
- パッケージ:26.1%
- 印刷・情報:23.0%
- (四捨五入のため合計が多少ずれる場合あり)
業績の背景分析
- 業績概要(ハイライト)
- 減収減益:前年(好条件期)と比較して売上・利益とも減少。
- 成長事業(包装関連、光学粘着剤、機能性フィルム等)は海外(インド・東南アジア、中国)で堅調。
- LiB用CNT分散体は欧州で回復する一方、北米・中国向けが出荷進まず低調。CF用材料も中国の需要取込めず。
- 為替面では円高の影響で為替差損が発生し営業外収支が悪化。
- 増減要因(資料の主な指摘)
- 費用増:インフレによる人件費・物流費増、LiB関連等への先行投資に伴う減価償却費増。
- 原材料価格:国内では有機顔料・酸化チタン等の価格高騰が続く一方、海外は一部安定。
- 価格改定・コストダウン:国内中心に価格改定実施、原料見直しや生産効率化でコストダウンを推進。
- セールスミックス変化:光学粘着剤や缶用塗料が伸長する一方、CF材料・CNT分散体等が低迷。
- 競争環境
- 中国市場シフトの加速:ディスプレイ・電子材料は中国ローカル企業との競争激化が明記。
- CF用材料は現地生産・ローカル台頭により数量確保が困難な局面あり。
- LiB用分散体:採用内定は複数あるが顧客側の設備計画変動や市場停滞で実需化の遅れ。
- 主なリスク要因(資料参照)
- 為替変動(円高による差損リスク)
- 貿易政策・関税(北米関税の影響等)
- サプライチェーンや原料価格の変動
- EV市場や顧客設備計画の停滞(LiB関連の需要見通しへの影響)
- 中国国内の競争激化や補助金政策の変化
戦略と施策(artience2027の進捗)
- 現在の戦略(中期経営計画 artience2027 の要点)
- 目標(2026/2029等):事業ポートフォリオの転換、成長事業拡大、収益基盤事業の強化、経営基盤(資本効率・CF管理・DX等)の改革。
- 売上・利益目標(抜粋):2026年目標 売上4,000億円、営業利益250億円(営業利益率6.3%)、2029年売上5,000億円 営業利益10%以上(目標レンジ)。
- 進行中の施策(資料で示された具体例)
- 海外拠点投資:インド(グジャラート)で粘着剤強化、リキッドインキ追加投資、トルコ新工場稼働等。
- LiB(モビリティ・バッテリー)関連:CNT分散体は投資を厳選。負極・LFP向け開発を加速。設備投資額は市況に応じて見直し(当初計画の一部を次期へ繰越し)。
- ディスプレイ・先端エレクトロニクス:中国JV設立(CF材料の中国生産)、光学粘着剤の中国拡販、半導体関連材料の拡大。
- 資本効率化:自己株式取得(追加:100億円もしくは450万株上限、取得期間2025/5/12~2026/5/11)および自己株式消却(300万株)を実施。
- サステナビリティ:asv2050/2030に沿った再エネ導入、脱炭素ロードマップ策定(CO2カバー率の向上)
- セグメント別施策と進捗
- 色材・機能材:CNT分散体は欧州向け回復。ただし中国大手向けの実需化が遅れ、25年度目標を修正。着色剤は東南アジア中心に拡販。
- ポリマー・塗加工:中国ディスプレイ向け光学粘着剤が大幅伸長。缶用塗料等で物量確保、インドでの拡張投資計画あり。
- パッケージ:インド・東南アジアで成長。トルコ新工場稼働で回復基調。
- 印刷・情報:国内の構造改革・価格改定で黒字化の改善を進める。UVインキ強化等を推進。
将来予測と見通し
- 次期(2025通期)業績予想(修正値)
- 売上高:3,550(修正後)
- 営業利益:190(修正後、当初220→修正190)
- 経常利益:180(修正後)
- 親会社株主帰属当期純利益:155(修正後)
- 根拠:パッケージ・中国の光学粘着剤等の成長で売上を確保する一方、CNT分散体の低調や先行投資負担を織り込んだ。
- 中長期計画の進捗と到達可能性
- 2026年目標(資料):売上4,000、営業利益250(営業利益率6.3%)。現時点ではLiB関連やCNTの実需化遅延により、一部目標の達成時期は後ろ倒しになる可能性が示唆されている。事業別の進捗は分野ごとで差がある。
- マクロ経済の影響
- 為替(USD/EUR/RMB):上半期は円高が収益にマイナス影響。プロジェクションでは一定の為替前提を置いているが変動リスクあり。
- 原材料(ナフサ等)、インフレ:物流・人件費等のコスト増が継続する可能性。
- 電池・EV市場動向:EV投資の停滞や顧客設備計画の変更がLiB関連売上に直結。
配当と株主還元
- 配当方針(中期経営計画参照)
- 安定配当を基本としつつ、利益達成時の余剰資金を戦略投資(M&A等)や自己株取得に充当する方針。
- 総還元性向目標:50%以上
- 直近の配当実績(資料から)
- 2025年度(予想/修正後):中間配当 50 円/株、期末配当 50 円/株(合計 100 円/株)と示唆(資料の各表より)
- 自己株式取得・消却
- 追加自己株取得:100億円もしくは450万株上限(取得期間 2025/5/12~2026/5/11)
- 自己株式の消却:300万株(消却前発行済株式総数の約5.63%)
- 特別配当:資料に特別配当の記載なし(なし)
製品・サービス(主要)
- 主な製品(抜粋)
- LiB用CNT分散体(導電助剤)、CF用材料(CFペースト)、表示材料(レジストインキ)、光学粘着剤、機能性フィルム、リキッドインキ、粘着剤、製缶塗料、各種顔料・着色剤、UV・金属・スクリーンインキ等
- サービス/提供エリア・顧客層
- グローバル展開(日本、アジア、中国、ヨーロッパ、北米など):現地生産・開発・販売を組み合わせた供給体制
- 顧客層:電子機器メーカー(ディスプレイ、センサー等)、自動車・バッテリー関連、食品・飲料パッケージ、印刷業界等
- 協業・提携
- 中国でのCF材料向けJV設立(中国生産体制の確保)
- artienceと免疫生物研究所のライフサイエンス関連事業に関する基本合意(2025/7/1)
- 印刷インキメーカー3社による首都圏での共同配送開始(2025/7/1)
重要な注記・その他
- 会計方針:資料上の特段の会計方針変更の明示はなし(注記等詳細は有報等を参照)
- リスク・注意点(資料の明示事項)
- 将来予想には不確実性があり、実際の結果が異なる可能性がある旨の通常の開示文言あり。
- 今後のイベント・IRスケジュール(資料記載)
- FY2025 Q3 決算発表:2025年11月14日(予定)
- FY2025 Q3 決算説明会:2025年11月21日(予定)
- 主な開示・ニュース(資料抜粋)
- 統合報告書「artienceグループ 統合レポート2025」公開(2025/6/27)
- トヨタバッテリー向けで「品質不具合ゼロ 10年連続達成賞」受賞(2025/5/27)
- 上場株式保有削減や自己株取得・消却の継続的取り組み(保有株・売却実績あり)
(注)
– 本まとめは提供資料の内容を整理したものであり、投資勧誘や助言を目的とするものではありません。各数値は資料記載値に基づきますが、端数処理・表現により若干差異が出る場合があります。
– 不明項目は「–」と記載しています。詳細は会社の有価証券報告書、適時開示資料、IR問い合わせ(ir@artiencegroup.com)でご確認ください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4634 |
| 企業名 | artience |
| URL | https://www.artiencegroup.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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