2024年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
決算短信(要約)— AGC株式会社(証券コード:5201) 2024年12月期(連結、IFRS)
作成日:2025年2月7日
出所:提供された決算短信(2024年1月1日〜2024年12月31日)
基本情報
- 企業名:AGC株式会社
- 主要事業分野:建築用ガラス、オートモーティブ用ガラス、電子(ディスプレイ・電子部材)、化学品(エッセンシャル/パフォーマンスケミカルズ)、ライフサイエンス、セラミックス・その他
- 代表者:代表取締役・社長執行役員 平井 良典
- 連絡先(IR):執行役員 広報・IR部長 玉城 和美(TEL 03-3218-5603)
- 上場取引所:東証
- URL:https://www.agc.com/
報告概要
- 提出日:2025年2月7日
- 対象会計期間:2024年1月1日〜2024年12月31日
- 決算説明会資料:作成・TDnetおよび会社サイトで開示(機関投資家・アナリスト向け説明会あり)
- 有価証券報告書提出予定日:2025年3月28日
- 定時株主総会予定日:2025年3月28日
発行済株式
- 期末発行済株式数(自己株式含む):217,434,681株(2024年12月期)
- 期末自己株式数:5,156,771株
- 期中平均株式数:211,945,390株(2024年)
- 時価総額:–(資料に明記なし)
今後の予定(開示ベース)
- 決算発表:本決算(当資料)提出済
- 有価証券報告書提出予定:2025/03/28
- 株主総会:2025/03/28
- IRイベント:決算説明会資料公開(TDnet・会社サイト)
セグメント(報告セグメント)
(会社は「建築ガラス」「オートモーティブ」「電子」「化学品」「ライフサイエンス」の5セグメントと「セラミックス・その他」を運用)
主要製品例:
– 建築ガラス:建築用板ガラス、複層ガラス、加工ガラス等
– オートモーティブ:自動車用ガラス、車載ディスプレイ用カバーガラス
– 電子:液晶/有機EL用ガラス基板、半導体関連部材、光学部材(EUVフォトマスクブランクス等)
– 化学品:苛性ソーダ、塩化ビニル樹脂、フッ素製品、ヨウ素製品 等
– ライフサイエンス:合成医農薬/CDMO(バイオ医薬品CDMO含む)
– セラミックス・その他:セラミックス製品、物流・金融サービス等
財務指標(主要数値、単位:百万円)
(比較は2024年 vs 2023年、原資料は百万円表示)
– 売上高:2,067,603(+2.4%)
– 営業利益:125,835(△2.3%)
– 税引前利益:△50,050(前期は+122,775)
– 当期純利益(連結):△77,924
– 親会社株主帰属当期純利益:△94,042
– 基本的1株当たり当期純利益:△443.71円
– 資産合計:2,889,665
– 親会社所有者帰属持分(親株主持分):1,435,787
– 親会社所有者帰属持分比率(期末):49.7%
– 現金及び現金同等物(期末):107,988
– 営業活動によるキャッシュ・フロー:284,815
– 投資活動によるキャッシュ・フロー:△195,583
– 財務活動によるキャッシュ・フロー:△131,949
(注:上記は連結ベース。個別決算は別途記載あり)
収益性指標
- 売上高営業利益率(2024):約6.1%(営業利益 125,835 / 売上高 2,067,603)
- 営業利益(2023):128,779(営業利益率 ≒6.4%)→ 微減
財務安全性・流動性
- 流動資産:1,001,270
- 流動負債:708,771
- 流動比率(簡易):約141%(1,001,270 / 708,771)
- 親会社所有者帰属持分比率:49.7%
- 債務償還年数:2.3年(有利子負債÷営業CF)
- インタレスト・カバレッジ・レシオ(営業CF/利払い):16.9
効率性
- 総資産回転率(売上高 / 総資産):約0.716(2024)→ 前期0.689(2023)でやや改善
- 売上高営業利益率:2024約6.1%(前期6.4%で若干低下)
セグメント別(2024年:連結、単位:百万円)
外部顧客への売上高および営業利益(当期)
– 建築ガラス:売上 435,575 / 営業利益 16,367
– 売上構成比(約)21.1%、営業利益率 約3.8%
– オートモーティブ:売上 498,568 / 営業利益 13,917
– 売上構成比(約)24.1%、営業利益率 約2.8%
– 電子:売上 362,752 / 営業利益 54,473
– 売上構成比(約)17.6%、営業利益率 約15.0%
– 化学品:売上 589,727 / 営業利益 56,764
– 売上構成比(約)28.5%、営業利益率 約9.6%
– ライフサイエンス:売上 137,326 / 営業利益 △21,158(損失)
– 売上構成比(約)6.6%、営業利益率 約△15.4%
– セラミックス・その他:売上 43,652 / 営業利益 5,118
– 売上構成比(約)2.1%、営業利益率 約11.7%
(合計売上高 2,067,603、合計営業利益 125,835)
セグメント上の特徴(資料より要旨)
– 電子:EUV用フォトマスクブランクス等が堅調で収益性改善
– 建築ガラス:欧州で販売価格低下、ロシア事業譲渡の減収影響
– オートモーティブ:北米で生産・出荷トラブルがあり製造原価悪化
– 化学品:一部製品(苛性ソーダ、PVC)価格下落だが、為替の増収効果あり
– ライフサイエンス:CDMO分野で受注見通し悪化や先行投資で損失計上(後述の減損等の要因)
財務の解説(決算短信内の主な要因)
- 営業利益は原燃材料価格の下落がプラス寄与したが、オートモーティブやライフサイエンスでのコスト悪化等により減益。
- 税引前利益・純利益は大幅な赤字(税引前△50,050百万円、親会社株主帰属△94,042百万円):
- 主因:ロシア事業譲渡に伴う関係会社株式売却損(約35,999百万円)およびライフサイエンスの複数社での減損損失(合計で大きな金額)等の「その他費用」計上。
- 減損の主な内訳(資料記載):
- AGC Biologics, Inc.:減損損失 70,410百万円(のれん12,756、その他有形無形資産含む)
- AGC Biologics, A/S:のれん減損 28,904百万円
- AGC Biologics, S.p.A.:のれん減損 18,980百万円
- (これらはライフサイエンス(バイオ医薬品CDMO)関連の需要低迷・受注見通し悪化が背景)
- キャッシュ・フロー:
- 営業CFは増加(284,815百万円、前期212,546)→ フリーCFは約892億円のプラス(営業CF−投資CF)
- 投資CFは設備投資等で支出増(有形固定資産取得による支出増)
- 財務CFは有利子負債返済や配当支払等で支出
配当
- 2024年(実績):中間 105円、期末 105円、年間合計 210円(親会社所有者帰属分配当総額 44,577百万円)
- 配当性向(連結):約3.1%(注:資料の表現による)
- 2025年予想(会社見通し):中間 105円、期末 105円、年間 210円(配当性向予想 55.6% と注記)
- 特別配当:なし(当期に特別配当の記載なし)
(配当方針):DOE(株主資本配当率)を指標に「DOE 3%程度」を目標に安定配当を継続する方針と記載
中長期計画との整合性
- 同社は長期経営戦略「2030年のありたい姿」および中期経営計画「AGC plus-2026」(2024年2月策定)を運用中。
- 中期では「コア事業の深化」と「戦略事業の探索(両利きの経営)」「サステナビリティ・DX加速」「経営基盤強化」を掲げる。
- 当期の主な取り組み:日本におけるフッ素系イオン交換膜の製造設備新設(グリーン水素向け)、ロシア事業の譲渡など事業ポートフォリオ最適化。
- 影響:ライフサイエンスの拡大投資は中長期的成長を目指す一方、短期では受注環境悪化に伴う減損や先行費用が業績に影響。
競合環境・市場動向(開示内容より)
- マクロ要因:中国不動産市場の停滞、欧米の高金利状態、欧州のエネルギー情勢、中東情勢、主要国での選挙等が不透明要因。
- 事業別動向(資料より要旨):
- 電子:EUV・半導体関連部材の需要増で堅調
- ディスプレイ:液晶基板の出荷増+価格上昇
- 建築ガラス:欧州で価格下落、アジアでは高断熱ガラス需要で堅調
- オートモーティブ:地域差(アジアは堅調、欧米は減少)で出荷影響
- 化学品:一部原料(苛性ソーダ、PVC)価格下落
- ライフサイエンス:COVID特需の反動、VC資金流入減が影響し需要回復遅延
(注:資料は市場の一般的な動向を記載。競合他社との相対比較の具体数値は非掲載)
今後の見通し(会社予想:2025年通期)
- 売上高(予想):2,150,000百万円(前期比 +4.0%)
- 営業利益:150,000百万円(前期比 +19.2%)
- 税引前利益:135,000百万円
- 親会社の所有者に帰属する当期純利益:80,000百万円
- 基本的1株当たり当期純利益(予想):377.43円
- 為替前提(期中平均):USD=150円、EUR=160円
- 会社コメントの要旨:電子・化学品領域中心に収益改善を見込み、ライフサイエンスの損益改善も期待される旨
主なリスク要因(資料記載を要約)
- 為替変動(USD/EUR等)
- 原材料・エネルギー価格変動
- 地政学リスク(例:ロシア・中東等)や市場環境の急変
- 主要顧客(自動車、ディスプレイ、半導体等)の需要動向
- ライフサイエンス分野の受注動向・技術リスク
- 規制・政策リスク(各国の環境・安全規制等)
重要な注記(会計方針・見積り等)
- 会計基準:IFRS適用(2013年以降)。当期はIFRS関連の基準更新(いくつか)を適用、影響は軽微。
- 会計上の見積り変更:有(主に減損処理に関する見積り変更)
- 主要会計上の影響:
- ライフサイエンス(AGC Biologics各社)に対する減損損失の計上(合計で大きな金額を計上)
- ロシア事業譲渡に関連する関係会社株式売却損計上(約35,999百万円)
- 連結範囲:期中における重要な変更なし
(参考)決算短信内の注記事項
– 決算短信は監査法人の監査対象外
– 将来見通しは不確実性を含む旨の留意事項あり
※ 本まとめは提出いただいた決算短信の記載内容を整理したものです。投資判断や売買助言は行いません。明記のない項目は「–」で表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5201 |
| 企業名 | AGC |
| URL | http://www.agc.com |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – ガラス・土石製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
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