機関投資家・アナリスト向け決算説明会及び中期経営計画説明会を開催いたしました
決算説明・中期経営計画(要約)
出典:株式会社北の達人コーポレーション 決算説明会資料・中期経営計画(2025/07/16 開催)および当日説明・質疑要旨
基本情報
- 企業概要
- 会社名:株式会社北の達人コーポレーション(Kitanotatsujin Corporation)
- 主要事業:D2C型EC事業(化粧品・健康食品・美容家電等)、定期販売を中心としたサブスクリプション型ビジネス
- 代表者:代表取締役社長 木下 勝寿
- 説明会情報
- 開催日時:2025年7月16日(水)15:30~17:00(機関投資家・アナリスト向け)
- 形式:オフライン(説明会)+動画公開(決算説明会/中期経営計画説明会のYouTubeリンクを資料で公開)
- 参加対象:機関投資家・アナリスト
- 説明者(発表者)
- 発表者:代表取締役社長 木下勝寿(主な説明者)
- 発言概要:第1四半期業績(FY2026 1Q)ハイライト、経営成績分析、FY2026通期見通し、中期経営計画2028の方針・数値目標等の説明。質疑応答では新規獲得動向、商品発売リスク、AI活用等に回答。
- 報告期間・提出予定日等
- 対象会計期間:2026年2月期 第1四半期(FY2026 1Q:~2025年5月31日)
- 配当支払開始予定日:–(FY2026の配当計画は資料内に記載)
- セグメント(主な事業セグメント)
- ヘルス&ビューティーケア関連事業(主要ブランド:北の快適工房、SALONMOON、その他ブランド『SPADE』等)
- その他事業(2024年7月にFM NORTH WAVEを譲渡し連結除外)
- 備考:北の快適工房が連結業績の大部分を占める(定期販売比率が高いモデル)。
業績サマリー(FY2026 第1四半期)
- 主要指標(対業績予想比/対前年同期比)
- FY2026 1Q(業績予想比)実績:
- 売上高:2,596 百万円(予想 2,533 百万円、+2.5%)
- 売上総利益:1,994 百万円(予想 1,926、+3.6%)
- 販売管理費:1,754 百万円(予想 1,690、+3.8%)
- 広告宣伝費:695 百万円(予想 647、+7.5%)
- 営業利益:240 百万円(予想 235、+2.0%)
- 経常利益:246 百万円
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:168 百万円
- FY2026 1Q(対前年同期比)
- 売上高:前年同期 3,269 → 2,596 百万円(▲20.6%)
- 営業利益:389 → 240 百万円(▲38.3%)
- 四半期純利益:266 → 168 百万円(▲36.5%)
- 1株当たり利益(EPS):–(資料中に四半期EPSの明示値なしのため省略)
- 進捗状況(中期計画・年度目標に対する達成率)
- FY2026通期業績予想(公表値):売上高 10,289 百万円、営業利益 897 百万円。FY2026 1Qの売上は年間予想比で約25.2%(2,596/10,289)、営業利益は約26.8%(240/897)で着地。
- 中期経営計画2028(3か年目標):連結売上高 23,564 百万円、営業利益 3,191 百万円(FY2028目標)。現時点の1Q実績のみでの進捗評価は限定的。
- セグメント別状況(FY2026 1Q 実績)
- 北の快適工房(主力)
- 売上高:2,366 百万円(FY2025 1Q 2,873 → 減少)
- 個別営業利益(対業績予想比):営業利益(個別)215→実績222 百万円(対業績予想比 +6)
- 備考:新規顧客獲得が想定を上回り、売上は好調。新規獲得費増で販売促進費等は増加。
- SALONMOON(美容家電)
- 売上高:211 百万円(FY2025 1Q 232)/営業利益率は月次で変動あり。累計出荷台数 130万台。
- その他ブランド:売上 18 百万円(小規模)
業績の背景分析
- 業績概要・ハイライト
- 1Qは「概ね業績予想通り着地」。特に北の快適工房の新規顧客獲得がFY2025 3Q以降回復傾向にあり、1Qも好調で広告投資を拡大している。
- 事業モデルは広告費を先行投資(新規獲得)し、2~3か月後に定期売上として回収するモデル(初回は採算マイナス、継続でLTV化)。
- 新商品:2025年5月発売のマイクロニードル化粧品「LIFIST(リフィスト)」等、新商品の企画・外部テストを強化。
- 増減要因(増減に寄与した主要因)
- 対前年:FY2025上期の新規獲得減少の影響で定期売上が積み上がらなかったことが売上・利益の減少要因。
- 対業績予想:北の快適工房の新規獲得が想定を上回り、売上は予想を上回ったが、獲得費(広告費)も増加し短期では費用増。広告投資は意図的な先行投資と位置づけられる。
- ECモール:FY2026 1QのECモール売上はQonQで+11% の回復を示す。
- 競争環境・競争優位性
- マイクロニードル製品(ディープパッチシリーズ)は同社が「売上世界No.1」としてギネス認定(6年連続)を強調。競合は存在するが、価格・品質・ブランド認知で差別化していると説明(具体的市場シェア数値は非開示)。
- 差別化要因:自社の広告最適化システム、商品ごとの5段階利益管理、D2C+サブスクモデルによるLTV運用ノウハウ。
- リスク要因(事業に影響を与える外部要因)
- 広告市場や広告費効率(CPO/ROAS)に依存した新規獲得の不確実性。上限CPOの管理が重要。
- 新商品発売の遅延や発売後の販売想定との乖離(中期計画でも想定と異なる場合のリスクを明記)。
- 規制・制度(海外展開時の各国規制)、プラットフォーム(モール)方針変更、消費者行動変化、サプライチェーン(OEM依存)のリスク。
- マクロ要因(為替・金利等)は資料で個別言及なし → 一般的リスクとして注意。
戦略と施策
- 現在の全社戦略(中期経営計画2028の要点)
- 目標(FY2028):連結売上高 235 億円、営業利益 31 億円。
- 主要施策:
- 商品ラインナップの拡充(商品企画専任チーム新設、年間で最終的に年間10商品発売可能な体制構築を目指す)
- CRM強化によるLTV向上(アップセル・クロスセル・継続率改善でLTV 約20%向上目標)
- 広告最適化の継続(上限CPO設定・1年ROAS/広告投資バランス指標で管理)
- 必要に応じたロールアップ型M&A・アライアンス(集客ノウハウを活かせる案件を想定、数値目標に織り込みはなし)
- 進行中の具体施策・プロジェクト
- 商品企画マーケティングチーム(社長直轄)を新設し、アイデア精度向上・外部テストによるヒット商品判定フローを導入。過去のヒット商品基準を通過した案件のみ開発へ移行。
- 採用マーケティングチーム、生成AIプロジェクトチーム、ファンテク研修による社内スキル底上げ。高IQ採用など人材戦略。
- 広告最適化システム:LTV算出、上限CPO設定、月約5万本の広告管理体制、自動停止ルール等の内製運用。
- CRM施策:同封物・アップセルページ・フォロー電話等によるアップセル・クロスセル施策や継続率向上の検証。
- セグメント別施策と進捗
- 北の快適工房:新規獲得の最大化→商品ラインナップ拡充→LTV向上の組み合わせで新規顧客数を拡大(中計では約260%増を想定対象あり)。
- SALONMOON:ECモール販促強化、店頭販路拡大(家電量販店等)、新製品開発で認知拡大。モール別の収益性検証を実施。
- その他:M&Aはロールアップ型を志向し、買収後に自社インフラへ統合し収益性改善を狙う。
将来予測と見通し
- FY2026(通期)業績予想(公表値)
- 売上高:10,289 百万円(FY2025 実績 11,826 → ▲13.0%)
- 営業利益:897 百万円(FY2025 1,675 → ▲46.4%)
- 経常利益:911 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益:622 百万円(▲48.4%)
- 前提:2025年4月14日時点の新規獲得状況が継続することを前提。中期計画での施策によるFY2026影響は軽微と判断し、通期予想は据え置き。
- 中長期計画(中期経営計画2028)と進捗可能性
- 計画目標(FY2028):売上 23,564 百万円、営業利益 3,191 百万円。FY2026~2027は先行投資拡大で利益率低下を容認し、FY2028で収益性改善を見込む。
- 到達可能性のリスク要因として、(1)新商品の発売遅延/販売不振、(2)広告投資効率の悪化、(3)人員や外部環境の想定変化を挙げている(質疑で明言)。
- マクロ経済の影響(資料からの示唆)
- 資料では広告投資・消費動向、プラットフォーム環境、各国規制(海外展開時)などが業績に影響すると明記。為替・金利等の外的要因の個別分析は資料に詳細記載なし。
配当と株主還元
- 配当方針
- 連結配当性向 30% 程度を目標とする。中期(FY2026~FY2028)は成長投資期のため、年間1株当たり配当金の下限を「3円50銭」と設定(下限値)。
- FY2026配当(予定)
- 中間配当:1円70銭、期末配当:1円80銭、年間合計:3円50銭(下限)
- 配当実績(過去推移、資料抜粋)
- FY2025(実績)年間配当:3.50 円、配当性向 40.4%(資料表の年次データ参照)。
- 特別配当:無し(資料に特別配当の記載なし)
製品・サービス
- 主要製品・新製品
- ディープパッチシリーズ(マイクロニードルスキンパッチ):目元・額等の専用パッチ群。資料は「売上世界No.1(TFCO調査)」およびギネス世界記録6連続認定を紹介。
- 機能性表示食品「カイテキオリゴ」(便通改善):モンドセレクション受賞歴あり。
- 2025年5月発売:LIFIST(リフィスト) — 次世代リフトアップ マイクロニードル化粧品(第5弾)。
- SALONMOON ブランド:ヘアアイロン、ドライヤー等の美容家電(20~40代が主顧客、ECモール+店頭展開)。累計出荷 130万台。
- サービス・販売チャネル
- 主な販売チャネル:自社サイト(D2C)、ECモール(Amazon、楽天等)、アフィリエイト、店頭(SALONMOON)。
- 顧客層:北の快適工房は40代以降が主、定期顧客が売上の約7割。SALONMOONは20~40代中心。
- 協業・提携(OEM・アライアンス等)
- 製造は複数のOEM先を選定し分散。特許はOEM先保有のものと当社保有のものがある旨を説明。将来的なM&Aはロールアップ型を志向(集客ノウハウを活かせる対象)。
重要な注記(会計・リスク・その他)
- 会計方針・連結範囲の変更等
- 2024年7月31日に「その他事業」で区分していた株式会社FM NORTH WAVEの全株式を譲渡し、連結範囲から除外(資料注記)。会計方針の大幅変更の記載はなし。
- 開示上の留意事項・リスク(資料の免責事項)
- 資料は情報提供を目的としており、将来予測に関しては前提や不確実性があるため実際の業績と異なる可能性がある旨を明示。投資勧誘目的ではないと注記。
- その他(今後のイベント・告知等)
- 中期経営計画2028の詳細資料を公表。決算説明の資料・当日動画を公表(YouTubeリンク)。今後の新商品発売状況や施策の進捗は適宜開示すると説明(質疑応答)。
質疑応答(要旨、抜粋)
- 1Qの新規顧客獲得について:1Qは想定より好調。ただし今後の波は注視する。
- 中期計画目標到達リスク:新商品の発売遅延や販売が想定を下回る場合に影響。大幅な遅れは想定しないが一定のブレはある。
- AI活用:画像制作等で既に活用中。コンセプトワークは人間主導で、生成AIは補助的活用との立場。
- TikTok Shop等:現時点では参入せず、成功事例が確認された後の検討を予定。
- 海外展開:国内優先。国ごとに規制が異なるため、参入可能国での検討はあり得るが現時点では着手せず。
- 製造キャパ:複数OEM先を用いるため、急拡大時も特定のOEMに過度に依存せず対応可能と認識。
※本要約は提供資料(決算説明資料、質疑要旨、および公開スライド)に基づき作成しています。不明な項目は「–」としています。投資判断に資する助言は行いません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2930 |
| 企業名 | 北の達人コーポレーション |
| URL | http://www.kitanotatsujin.com |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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