2026年3月期 第2四半期決算説明資料
株式会社ソケッツ(証券コード:3634)
以下は、2026年3月期 第2四半期(IR DAY含む、発表日:2025年11月6日)の決算説明資料をもとに、個人投資家向けに整理した要点まとめです。投資助言は行いません。情報に不足がある項目は「–」としています。
基本情報
- 企業名:株式会社ソケッツ(SOCKETS)
- 主要事業分野:エンターテイメントデータサービス(音楽データ、映像データ)、感性マーケティング、IPデータテック化(DMP等)
- 代表者名:浦部 浩司(代表取締役)
- 説明会情報:
- 開催日時:2025年11月6日(決算説明資料 & IR DAY)
- 説明会形式:IR DAY(資料提示・プレゼン・対談・質疑応答)※オンライン配信チャンネルも活用(YouTube等)との記載あり
- 参加対象:株主・投資家・ステークホルダー等
- 説明者(主な発表者):
- 浦部 浩司(代表取締役) — 経営者としてのコミットメント、2Qの業績ハイライト、IPデータテックへの進化方針、資本政策(自社株取得・増配)等を報告
- 対談/モデレーター等:釜形 勇気(株式会社indent 代表)、佐藤 明(モデレーター)等(IR DAY内トークセッション)
- 発言概要(主な点):
- 2Qで既存事業成長と構造改革により増収・黒字転換、キャッシュフロー改善、通期業績予想の上方修正
- 感性AIを核に「IPデータテック・カンパニー」へ進化し、年率15%以上成長、5年後に営業利益100億円ではなく「10億円」を目指す(資料中:営業利益10億円の目標)
- 株主還元強化(2014年以来の自社株取得、配当増配)を発表。IR発信・対話強化も表明
- 報告期間:
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(26.3期 上期)
- 決算説明(発表)日:2025年11月6日
- セグメント(主な事業セグメント):
- 音楽データサービス:音楽メタデータ、推し活・ファンダムデータ開発、インディーズ向けサービス、次世代カラオケ向けデータ等
- 映像データサービス:映像メタデータ、配信事業者向け提供、既存クライアント向けアップセル等
- 感性マーケティングサービス:独自の「感性AI」を活用した感性分析・広告エンジン(感性メタデータの提供、感性広告)
- 将来的な事業進化:IPデータテック(エンタメDMP) — IPの発掘・統合・活用・流通支援を目指す
業績サマリー(主要指標)
- 第2四半期(26.3期 上期:単位は百万円、EPSは円)
- 売上高:530(前年同期 483、前年同期比 +47、+9.8%)
- 売上総利益:261(前年同期 209)
- 粗利率:49.2%(前年同期 43.2%、改善 +6.0pt)
- 販売管理費:245(前年同期 290、▲45)
- 営業利益:16(前年同期 ▲81 → 黒字転換、増益要因あり)
- 営業利益率:3.0%(前年同期 ▲16.7%)
- 親会社に帰属する当期純利益:20(前年同期 ▲71 → 黒字転換)
- EPS(上期):8.39円(前年同期 ▲29.14円)
- 通期(26.3期)業績予想(会社修正値、単位:百万円)
- 売上高:1,100(前期実績 1,039、期初計画 1,100 → 変更なし、前年同期比 +5.8%)
- 営業利益:31(期初計画 15 → 修正 +16)
- 経常利益:32(期初計画 15 → 修正 +17)
- 当期純利益:24(期初計画 11 → 修正 +13)
- EPS(通期予想):9.95円(期初 4.59円 → 修正)
- 進捗状況(中期経営計画に対する達成率):資料に具体的な達成率はなし(目標の経過やQ2の黒字化は達成・好転を示すが、定量的な進捗率は –)
- セグメント別状況(成長率・収益性の概要:前年同期比)
- 音楽データサービス:売上高 前年比 118%、粗利 前年比 121%(既存データライセンスの成長、新領域開拓)
- 映像データサービス:売上高 前年比 100%、粗利 前年比 116%(運用効率化で粗利向上)
- 感性マーケティングサービス:売上高 前年比 95%、粗利 前年比 400%(投資先行が一巡し収益性改善)
業績の背景分析
- 業績概要(ハイライト)
- 第2四半期で増収・営業黒字化を達成。粗利率改善(43%→49%)、販管費比率低下(60%→46%)が寄与。
- 営業CFは大幅改善(前期上期:▲57 → 今期上期:+50 百万円)、投資CFもプラス(保証金戻し等)。
- これを背景に通期業績予想を上方修正。経営は「長いトンネルから脱出した」と表明。
- 増減要因(業績改善に寄与した要因)
- 増収要因:音楽データサービスの利用拡大、既存クライアントでのアップセル、カラオケやインディーズ向けシステム開発など新領域の拡大。
- 増益要因:データ資産の有効活用による粗利率向上、研究開発費以外の全社コスト見直しによる販管費削減(固定費を四半期あたり約22百万円削減対前年平均)、営業・運用体制の効率化。
- 競争環境・強み
- 主な強み:日本語での感性理解に特化した「唯一無二の感性AI」と感性メタデータ、国内で充実したエンタメ系データベース、主要配信事業者らを顧客に持つこと(例:LINE MUSIC、レコチョク、楽天グループ、Hulu/HJ、J:COM、FOD、dアニメストア/NTTドコモ、KDDI、LINEヤフー等が挙示)。
- 感性AIの効果はABテストで再生率・再生ユーザー数で約110%、新作リスト再生数153%などの効果実証(資料の事例)。
- リスク要因(資料で示された事例・想定)
- 海外向けデータ提供の遅れ、感性マーケティング事業の認知不足、研究開発への先行投資継続による短期的負担。
- 会社法上の分配可能額制約(過去赤字の影響で分配可能額に制限)、低い流動時価総額(株価面の課題)。
- マクロ面(資料に明示的な為替・金利の影響は示されていないが、海外展開やコンテンツ市場の景気動向等は影響要因となり得る)。
戦略と施策
- 現在の戦略(中期・成長戦略)
- 目標:年率15%以上の成長、中期的に粗利率60%、販管費比率25-30%、中期的営業利益率25-30%、5年で営業利益10億円とEPS250円以上、株価1,000円以上への回復目標(中長期目標)。
- 「IPデータテック・カンパニー」への進化:IPコンテンツ×感性AIを結合し、DMP構築、発掘→活用→制作支援→流通支援のサイクルを作る。
- 成長エンジン:1) IPコンテンツ×感性AI、2) IPの網羅性・メディア横断、3) グローバル展開
- 進行中の施策(主なプロジェクト)
- 感性AIに基づくPoCの推進、広告代理店との連携強化、国内主要配信事業者へのデータ提供拡大。
- 新製品・サービス開発:ファンダム(推し活)データサービス、インディーズ向け音楽サービスのシステム、次世代カラオケ向けデータ提供。
- 構造改革:研究開発は継続しつつ、研究開発以外のコストを圧縮、オフィス移転等によるコスト効果。
- セグメント別施策と成果
- 音楽:インディーズ向けシステム開発、推し活データ開発、海外向けデータ提供の推進(海外は遅れが課題)。
- 映像:運用効率化で粗利改善、既存クライアントへのアップセル、新分野(配信以外)への展開を模索。
- 感性マーケティング:投資先行が一巡し収益性改善、広告代理店連携やブランド向け感性分析で利用拡大を狙う。
将来予測と見通し
- 次期(通期:26.3期)業績予想(再掲)
- 売上高:1,100百万円(前年 1,039百万円、+5.8%)
- 営業利益:31百万円(黒字転換)
- 当期純利益:24百万円
- 根拠(会社発表):第2四半期の増収・黒字化を踏まえ、エンタメデータサービスの第3四半期以降の成長見込み、データライセンス拡大と生産性向上による利益率上昇、IPデータテック関連の開発・PoC推進
- 中長期計画(目標と進捗)
- 目標:年率15%以上の成長、5年で営業利益10億円、粗利率60%、販管費比率25-30%、営業利益率25-30%。
- 現状の進捗:Q2で黒字化・CF改善・資本政策(自社株取得・増配)を開始。中長期目標に向けた初期改善は見られるが、目標達成の実現可能性に関する数値的進捗率は資料に記載なし(→進捗:部分的に良好だが定量評価は –)。
- マクロ経済の影響
- コンテンツ市場は海外需要拡大が期待される(政府目標などにより2033年に海外売上拡大を想定)。海外展開が進めば為替や現地のプラットフォーム需要が影響する可能性あり。
- 資料では明示的な為替・金利予想はなし。海外展開・配信事業者の投資動向が需要に影響する想定。
配当と株主還元
- 配当方針(会社発表)
- 利益・キャッシュフローの回復に伴い株主還元を強化。成長投資と両立して、中期的に利益増加に応じて増配・自社株取得を検討。
- 会社の財務健全性:自己資本比率64%、現預金約5.3億円、有利子負債ゼロ(資料記載)。その上で、会社法上の分配可能額制限があるため段階的な実施。
- 配当実績・今回の発表
- 直近(過去一貫して)一株当たり配当:従来は3円(推移)。今回、1円増配を発表 → 26.3期予想は4円(通期、予想)に増配。
- 一株当たり配当(図示):18.3期以降の推移は概観で示され、26.3期予想は4円へ。
- 自社株取得(今回発表)
- まず7百万円分の自社株取得枠を設定(業績回復と株価の低迷を鑑みたもの)。下期の進捗に応じて追加枠を検討。
- 分配可能額の見込み(資料):2025年3月時点 分配可能額 7百万円 → 2026年6月時点 分配可能額予想 約10百万円 → 社外承認(株主総会等)経由で実施予定。
- 特別配当:今回の資料に特別配当の記載はなし。
製品やサービス
- 主要製品/サービス(概要)
- 音楽データサービス:音楽メタデータ、感性メタデータ、インディーズ向けシステム、次世代カラオケ向けデータ、ファンダム(推し活)データ等
- 映像データサービス:映像メタデータ提供、配信サービス向けデータ活用支援、配信以外への新提供領域開拓
- 感性マーケティングサービス:感性AIによる感性分析・感性広告エンジン(Trig’s等のソリューション)、ブランド分析サービス
- IPデータテック(中長期展望):エンタメDMP、IPの発掘→活用→制作支援→流通支援を循環させるプラットフォーム
- 新製品・進行中の開発
- 推し活向けファンダムデータ、インディーズ向け音楽サービスシステム、次世代カラオケ向けのデータ提供、感性AIを活用した広告エンジンやレコメンド以外の「偶然の出会い(セレンディピティ)」創出機能
- サービス提供エリア・顧客層
- 主に国内のコンテンツ配信事業者や配給会社、レーベル、出版社、配信プラットフォームなど。海外向けデータ提供の拡大を目指すが、海外対応は一部遅れが課題。
- 協業・提携
- 既存クライアント(例示):LINE MUSIC、レコチョク、楽天グループ、Hulu/HJ、J:COM、FOD、dアニメストア/NTTドコモ、KDDI、LINEヤフー 等
- 他の取組:大手消費財メーカーとの感性分析PoC、広告代理店との連携強化、レーベル等との協業(資料示唆)。具体的な契約詳細は資料に記載なし。
重要な注記
- 会計方針:決算説明資料の範囲で会計方針の変更の明示はなし。会社法上の分配可能額制約(過去赤字の影響)により配当・自社株取得は段階的に実施する点を注記。
- リスク要因(特記事項として明示された点)
- 先行投資期の赤字が続いたため会社法上の分配可能額制限があること。
- 海外展開・海外向けデータ提供の遅れ、感性サービスの市場認知、プラットフォーム顧客の需要動向等が事業に影響を与える可能性。
- その他(今後のイベント等)
- IR Dayを契機に、投資家・株主向け発信と対話を強化予定。今後のPoC・開発進捗、四半期決算等での情報更新を予定。
補足(資料からの主要数値抜粋)
– 26.3期 上期(2Q)実績:売上 530百万円 / 営業利益 16百万円 / 当期純利益 20百万円 / 粗利率 49.2% / EPS 8.39円
– 26.3期 通期(修正予想):売上 1,100百万円 / 営業利益 31百万円 / 当期純利益 24百万円 / EPS 9.95円
– 自己資本比率:64%(資料)
– 現預金:約5.36億円(26.3期 2Q末時点)
– 自社株取得枠:まず7百万円(今回発表)
不明な点(資料に記載がなかった項目)
上記は会社提出の決算説明資料(2026年3月期 第2四半期、発表日:2025年11月6日)に基づく整理です。実際の業績や将来の結果は今後の事業環境や市場変化により会社予想と異なる場合があります。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3634 |
| 企業名 | ソケッツ |
| URL | http://www.sockets.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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