2025年度第2四半期決算説明資料
決算説明(要約:旭化成株式会社/2025年度第2四半期 決算説明資料 2025年11月5日)
※本要約はご提供資料に基づく事実の整理です。投資助言は行いません。不明項目は「–」と表記しています。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:旭化成株式会社
- 主要事業分野:ヘルスケア(医薬・ライフサイエンス、クリティカルケア)、住宅(国内住宅、海外住宅、建材等)、マテリアル(エレクトロニクス、カーインテリア、エナジー&インフラ、コンフォートライフ、パフォーマンスケミカル、エッセンシャルケミカル等)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年11月5日
- 説明会形式(オンライン/オフライン):–(資料のみが提供されている形/開催形式は資料に明記なし)
- 参加対象:–(投資家向け決算説明資料)
- 説明者
- 発表者(役職):–(資料に個別の発表者名・役職は明記されていない)
- 発言概要(資料冒頭の要旨)
- 2025年度上期は営業利益ほぼ横ばい。ヘルスケア(医薬)の利益伸長、住宅の堅調推移が増益寄与。一方、マテリアルは在庫受払差や定期修理等の影響で減益。
- 通期予想は営業利益を上方修正、2期連続で最高益更新を目指す。医薬・エレクトロニクスなど「重点成長」事業が当初予想を上回る見通し。
- 中間配当20円、年間配当40円(前期比+2円、当初予想から変更なし)。自己株式取得上限400億円を決定。
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年度上期(第2四半期)実績および2025年度通期予想
- 決算説明資料公表日:2025年11月5日(資料)
- 配当支払開始予定日:–(中間配当・期末配当の金額は公表。支払開始日は資料に明記なし)
- セグメント(2025年度からの開示区分)
- ヘルスケア(医薬・ライフサイエンス、クリティカルケア)
- 住宅(住宅(建築請負、不動産開発、賃貸管理・流通、リフォーム)、建材、海外住宅)
- マテリアル(エレクトロニクス、カーインテリア、エナジー&インフラ、コンフォートライフ、パフォーマンスケミカル、エッセンシャルケミカル、マテリアル共通)
- その他、消去又は全社(うち研究開発・DX関連の一部をマテリアルへ移管)
- (注)2025年度から全社共通費の配賦比率を変更(セグメント別の比較に影響)
業績サマリー(主要指標)
- 2025年度上期(連結・実績)
- 売上高:14,864億円(前年同期比 ▲0.3%)
- 営業利益:1,075億円(前年同期比 ▲1.3%)
- のれん償却前営業利益:1,238億円(前年同期比 ▲0.7%)
- EBITDA:2,029億円(+2.8%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:663億円(+10.0%)
- 1株当たりEPS:48.79円(のれん償却前EPS:60.81円)
- 2025年度通期予想(連結)
- 売上高:30,800億円(前期比 +1.4%)
- 営業利益:2,210億円(前期比 +4.3%)
- のれん償却前営業利益:2,530億円(+3.5%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,400億円(+3.7%)
- 1株当たり配当金:中間20円、期末20円、年間40円(前期比+2円)
- 進捗状況(通期見通しに対する上期の達成率)
- 売上高進捗:14,864/30,800 → 約48.3%
- 営業利益進捗:1,075/2,210 → 約48.6%
- 当期純利益進捗:663/1,400 → 約47.4%
- セグメント別(2025年度上期 実績:売上高/営業利益)
- ヘルスケア:売上 3,068億円、営業利益 401億円
- 住宅:売上 5,265億円、営業利益 466億円
- マテリアル:売上 6,378億円、営業利益 310億円
- (注)消去・全社等の調整あり。合計は連結値を参照。
業績の背景分析
- 業績ハイライト(上期)
- ヘルスケアは医薬(Envarsus XR、Tarpeyoなど)の販売増加と、2024年10月に連結したCalliditasの寄与で増益。クリティカルケアは一部製品の販売減少があるがCMS(LifeVest)等が堅調。
- 住宅は国内建築請負の大型化・高付加価値化や管理戸数増で増益。海外住宅はODC連結効果があるが、北米・豪州ともに需要減で数量減。
- マテリアルはエレクトロニクスが堅調だが、エッセンシャルケミカルで在庫受払差(在庫評価の差)や定期修理の影響、円高や固定費増加で減益。
- 増減要因(要旨)
- プラス要因:医薬事業の数量増・製品ミックス改善、Calliditas連結効果、住宅の受注・高付加価値化、エレクトロニクス材料(パイメル等)の需要増。
- マイナス要因:エッセンシャルケミカルの在庫受払差や定期修理、為替(円高)影響、固定費増、MMA等事業撤退に伴う損失(特別損失)。
- 営業外・特別損益:政策保有株式売却益やヘルスケア事業譲渡収入がプラス。一方で事業撤退損失等で特別損失が発生。結果、上期の税金負担は軽減し中間純利益は増加。
- 競争環境
- 医薬:Tarpeyo(IgA腎症治療薬)やEnvarsus XR等が米国での売上成長を牽引。国際診療ガイドラインでもTarpeyoが推奨されるなど市場機会が拡大。
- クリティカルケア:除細動器・LifeVestの市場浸透が続く。ACT除細動器の新製品上市の影響が下期以降に期待される。
- 電子材料:AI用途や先端半導体パッケージ向けの需要増でパイメル等が成長。
- 競合比較:資料は個別競合との詳細比較は提示していない。
- リスク要因(外部影響)
- 米国の関税政策(調達コスト上昇、サプライヤーの価格転嫁)—現時点では影響軽微と想定だが下期以降の市場動向を注視。
- 世界景気の停滞、サプライヤーによる価格転嫁、為替(円高はマイナス)、石化市況の低下による交易条件悪化、サプライチェーン制約、政策・規制変更。
- 対応策
- 関税・調達コスト対策として在庫活用、価格転嫁、調達先変更等を実施。
- 事業ごとの構造転換(不採算事業撤退、資産売却)と成長分野への投資再配分を継続。
戦略と施策
- 現在の戦略(現中期経営計画 2025~2027「Trailblaze Together」)
- 重点成長事業(ヘルスケアの医薬・クリティカルケア、海外住宅、エレクトロニクス)へ投資継続し利益成長を加速。
- 収益改善・事業モデル転換(収益/資本効率が低い事業の構造転換、無形資産を活用した新事業モデルへのシフト)。
- 投資マネジメント強化(ハードルレート運用、投資後モニタリング)。
- 資本構成最適化(政策保有株式の縮減、自己株式取得)、全社コスト削減。
- 進行中の施策(主な投資・M&A等)
- M&A/買収:Calliditas(医薬、2024年10月連結)、ODC(北米住宅、2024年9月)、Bionova(CDMO)。これらが上期業績に寄与。
- 設備投資:パイメル生産能力増強(静岡)、LIB用湿式セパレータの塗工増強・北米一貫工場建設、クリーン水素用アルカリ水電解システムの能力拡大、プラノバの新紡糸工場等。
- 構造転換:MMA等エッセンシャルケミカル関連事業の撤退、ALC岩国工場閉鎖、血液浄化事業・診断薬事業の譲渡等を進め、ポートフォリオを転換。
- セグメント別主な施策と進捗
- ヘルスケア:医薬(Tarpeyo、Envarsus XR等)への成長投資継続、CDMO(Bionova)能力拡大、プラノバ工場建設。
- 住宅:北米Synergosモデルの強化、豪州事業のシェア拡大とプロセス改善、国内は大型化・高付加価値化。
- エレクトロニクス:パイメル能力増強、AI/先端半導体向け材料開発。
- マテリアル(セパレータ等):ハイポア生産能力拡大(宮崎・米国・カナダ等)、北米生産体制整備。
- 全社:全社横断的コスト削減、資本効率改善。
将来予測と見通し
- 2025年度通期予想(連結)要旨と根拠
- 売上高:30,800億円(+1.4%)。医薬・エレクトロニクス等が牽引。一部セグメント(海外住宅)は需要回復が遅れる見込みで下方修正要因。
- 営業利益:2,210億円(+4.3%)。医薬やエレクトロニクスの成長が想定を上回る見通しで通期営業利益を上方修正。
- 当期純利益:1,400億円(+3.7%)。事業撤退損失等の特別損益悪化を見込むが、持分法投資損益改善や政策保有株式売却益で上方修正。
- 根拠:重点成長事業での販売・利益拡大、買収効果(Calliditas等)、設備投資の効果(中長期)。
- 中長期計画(2025~2027)と到達可能性
- のれん償却前営業利益目標(2027年度):3,060億円。重点成長事業の構築と構造転換の進捗に依存。資料では投資効果の刈り取りと構造転換加速により達成を目指す旨。
- 進捗:2021~2024で重点成長の比率上昇、2025上期は成長事業の利益寄与が確認されているが、マテリアルの構造転換や市場環境により下振れリスクあり。
- マクロ要因の影響
- 為替(ドル・ユーロ)前提:上期実績の平均為替 ドル146円、通期想定146円(下期145円想定の場面あり)。円高は収益にマイナス。
- ナフサ(石化市況)前提:国産ナフサ価格の想定変動がエッセンシャルケミカル等に影響。
- 世界景気・自動車市場・住宅市場:需要変動がマテリアル・住宅に影響。
配当と株主還元
- 配当方針
- 中長期的なFCF見通しを踏まえ、DOE(調整後)3%を目安とした累進配当を目指す。資本構成適正化の観点で自己株取得等も実施。
- 2025年度配当実績(予想)
- 中間配当:20円
- 期末配当(予想):20円
- 年間配当:40円(前期比+2円、当初予想から変更なし)
- 自己株式取得
- 上限400億円を決定(企業価値向上と資本構成適正化のため)
- 配当比較(参考)
- 過去の1株配当(参考):2019–2024の推移は資料参照(2024年は38円)
製品・サービス(主要)
- 主要製品・サービス(抜粋)
- 医薬:Envarsus XR(タクロリムス徐放)、Tarpeyo(ブデソニド放出遅延製剤、IgA腎症治療)、テリボン(骨粗鬆症治療)等。Tarpeyoは米国売上が大きく成長。
- クリティカルケア:ACT(除細動器、AED等)、CMS(着用型自動除細動器 LifeVest)、睡眠時無呼吸診断・治療デバイス(Itamar等)。
- ライフサイエンス:プラノバ(ウイルス除去フィルター)、Bionova(CDMO)等。
- エレクトロニクス:感光性絶縁材料「パイメル」、プリント基板用ガラスクロス、モバイル用カメラモジュール向けIC等。
- セパレータ(LIB用):ハイポア(湿式セパレータ)等(生産能力増強プロジェクト進行中)。
- 住宅関連:国内建築請負・不動産開発・賃貸管理、海外住宅(北米Synergos、豪州NEX)等。
- 販売状況
- 医薬(米国売上)の拡大、エレクトロニクス材料のAI/先端半導体向け需要拡大が顕著。住宅は国内堅調、海外の需要回復は地域差あり。
- 協業・提携・M&A
- 主なM&A:Calliditas(医薬)、ODC(北米住宅)、Bionova(CDMO)等。
- 共同事業・譲渡:スパンボンドJV設立、事業譲渡(血液浄化、診断薬等)、一部事業の譲渡・撤退によるポートフォリオ整理。
重要な注記
- 会計方針・表示変更
- 2025年度より全社共通費の配賦比率を変更。これによりセグメント別の営業利益に影響(前年同期比の差異要因)だが、全社の営業利益に影響はない。セグメント比較時は配賦変更の影響を考慮する必要あり。
- 特記事項(リスク・注意点)
- 主要な特別損益として、MMA等の事業撤退に伴う損失、政策保有株式売却益や事業譲渡益等が業績に影響。
- 業績見通しは合理的と判断する前提に基づくが、実際の業績は多様な要因により変動する旨の注意喚起あり。
- 今後のイベント等
- 2025年度第3四半期決算発表予定日:2026年2月4日
- 詳細データ(Financial FactbookやIRレポート等)は同社WEBサイトに掲載(資料内リンク参照)。
必要に応じて、各セグメントのより詳細な数値(製品別売上推移、設備投資計画、主要M&Aの金額・連結開始時期、減損・特別損益の内訳等)を追加で抽出して整理します。どの項目を優先して深掘りしますか?
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3407 |
| 企業名 | 旭化成 |
| URL | http://www.asahi-kasei.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。