1. 企業情報

企業名: 株式会社ハピネス・アンド・ディ
証券コード: 3174
概要: ハピネス・アンド・ディは、日本のショッピングセンターで宝飾品、時計、バッグ、小物、ギフト商品を販売する小売企業です。オリジナルブランド製品の開発も行い、EC(Eコマース)と実店舗の連携を強化しています。
事業内容: 宝飾品、時計、バッグ・小物等の小売
設立年月日: 1990年9月5日
住所: 〒104-0061 東京都中央区銀座1-16-1 東貨ビル
代表者名: 前原 聡
従業員数: 359人
平均年齢: 40.1歳
平均年収: 3,710千円

2. 業界のポジションと市場シェア

業界内での競争優位性: ハピネス・アンド・ディは、ショッピングセンター内の店舗を全国に展開するという強みを持ち、特に宝飾品とバッグ小物に特化した小売業として競合他社と差別化を図っています。
課題: インポートブランドの価格上昇や円安の影響で輸入品販売が抑制される傾向にあり、競合他社との差別化が求められる中、新たな成長戦略の必要性が高まっています。

3. 経営戦略と重点分野

経営陣が掲げるビジョンや戦略: 中期経営計画に基づき、宝飾・地金商品の強化、ヴィンテージ商品の展開、PB・ユニセックス強化を推進しています。

中期経営計画の具体的な施策や重点分野:

  • ハピネス・アンド・ディの構造改革
  • 新ブランド「No.(ナンバードット)」の立ち上げ
  • 株式会社AbHeriの出店・展開拡大

4. 事業モデルの持続可能性

収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 宝飾品、時計、バッグ・小物等の小売を通じて収益を生み出しています。市場ニーズの変化に対応するため、地金商品やPB製品の強化、ヴィンテージ商品の展開を推進しています。

5. 技術革新と主力製品

技術開発の動向や独自性: 技術革新については詳細な情報が提供されていません。
収益を牽引している製品やサービス: 宝飾品、時計、バッグ・小物が主力製品です。特に地金商品やPB製品が好調です。

6. 株価の評価

EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:

  • EPS(会社予想): (連)-20.43
  • BPS(実績): (連)60.96
  • 現在の株価: 608円
  • 業界平均PER: 21.1

現在の株価は、EPSの負の予想と比較して割安な水準にあると評価できます。

7. テクニカル分析

株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:

  • 直近10日間の株価推移を見ると、株価は603円から610円の間で変動しています。
  • 年初来高値: 786円
  • 年初来安値: 603円

現在の株価は安値圏に近い位置にあります。

8. 財務諸表分析

売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:

  • 売上高(2024年8月期): 10,780,967千円
  • 営業利益(2024年8月期): -284,392千円
  • キャッシュフロー(2024年8月期): 営業CF +170,407千円、投資CF -113,388千円、財務CF -348,726千円
  • ROE(2024年8月期): -143.52%
  • ROA(2024年8月期): 売上高 / 平均総資産 ≒ 8,841 / ((7,052+5,651)/2) ≒ 1.39回

過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:

売上高は減少傾向にあり、営業利益も赤字が続いています。ROEも負の水準を維持しています。

9. 株主還元と配当方針

配当利回りや配当性向の分析:

  • 配当利回り(会社予想): 0.00%
  • 1株配当(会社予想): 0.00円
  • 中間配当(2025年8月期): 7.50円
  • 期末配当(2025年8月期): 0.00円
  • 年間合計配当(2025年8月期): 7.50円

自社株買いなどの株主還元策:

自社株買いに関する情報は提供されていません。

10. 株価モメンタムと投資家関心

株価の直近の変動傾向(上昇・下降の勢い):

直近10日間の株価は603円から610円の間で変動しており、上昇傾向にあります。

株価への影響を与える要因:

主要な要因としては、市場環境の変化、競合他社との競争、新たな成長戦略の実施が挙げられます。

11. 総評

ハピネス・アンド・ディは、宝飾品、時計、バッグ・小物小売業において一定の地位を占めていますが、売上高と利益の減少が続いており、財務状況も厳しい状況です。新たな成長戦略の実施に向けての取り組みは評価できますが、市場環境の変化に対応する能力が鍵となります。株価は安値圏に近い位置にあり、投資機会が考えられます。

12. 企業スコア

成長性: B(LTM売上成長率がマイナス)
収益性: C(ROEが負の水準を維持)
財務健全性: B(自己資本比率が低水準)
株価バリュエーション: B(PERが業界平均より高め)


企業情報

銘柄コード 3174
企業名 ハピネス・アンド・ディ
URL http://www.happiness-d.co.jp
市場区分 スタンダード市場
業種 小売 – 小売業

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