2025年12月期第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

株式会社資生堂 — 2025年12月期 第3四半期決算短信(IFRS・連結)要約(2025/11/10 公表)

※出典:資生堂「2025年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」及び添付資料。情報は当該資料に基づき整理。投資助言は行いません。不明項目は「–」と記載。

基本情報
  • 企業名:株式会社資生堂
  • 上場取引所:東証
  • 証券コード:4911
  • URL:https://corp.shiseido.com/jp
  • 主要事業分野:化粧品(プレステージ、フレグランス、コスメティクス等)、トラベルリテール、ヘルスケア関連(美容食品等)、飲食等(その他)
  • 代表者:代表執行役 社長 CEO 藤原 憲太郎
  • IR担当:IR部長 大島 由紀(TEL 03-3572-5111)
  • 決算短信提出日:2025年11月10日
  • 対象会計期間(当第3四半期累計):2025年1月1日~2025年9月30日
  • 決算説明資料の有無:有
  • 決算説明会:有(投資家・アナリスト等向け)
  • 発行済株式数(普通株式,期末・自己株式含む):400,000,000株
    • 期末自己株式数(2025/9/30):472,080株
    • 期中平均株式数(四半期累計):399,471,470株
  • 時価総額:–(決算短信に記載なし)
  • その他(直近の重要な決定)
    • 2025/11/10:希望退職プログラム「ネクストキャリア支援プラン」を実施決定(対象:国内本社・一部子会社の一定条件を満たす社員、想定人数200名前後)。発生見込費用:約30億円(第4四半期に非経常費用として計上予定)。
セグメント(報告セグメント)

報告セグメントは5区分(2025年第3四半期より一部変更)。
– 日本事業:国内ブランド販売、ヘルスケア等
– 中国・トラベルリテール事業:中国市場及びトラベルリテール(免税店等)
– アジアパシフィック事業:日本・中国を除くアジア・オセアニア
– 米州事業:北米(主に米国)
– 欧州事業:欧州・中東・アフリカ
– その他:飲食等

(注)当期から「中国事業」と「トラベルリテール事業」を統合して「中国・トラベルリテール事業」に変更。セグメント利益の算定方法も変更(内部取引や本社費用配賦方法見直し)。

連結業績(累計:2025/1/1–2025/9/30)
  • 売上高:693,817(△4.0%)※実質前年同期比 △2.9%(為替・事業譲渡・買収影響除く)
  • コア営業利益(セグメントベースの常態的利益):30,080(+9.7%)
  • 営業利益:△33,350(損失)
  • 税引前四半期利益:△32,518
  • 親会社の所有者に帰属する四半期損失:△43,983
  • 四半期包括利益合計:△56,111
  • EBITDA(注記):67,942
  • 基本的1株当たり四半期利益:△110.10 円
連結通期業績予想(2025/1/1–2025/12/31、修正後)
  • 売上高:965,000(△2.6% vs 前期)
  • コア営業利益:36,500(+0.4%)
  • 営業利益:△42,000(損失)
  • 税引前利益:△42,000
  • 親会社の所有者に帰属する当期損失:△52,000
  • 1株当たり当期損失(予想):△130.17 円
  • 注:通期業績予想は前回から修正あり(営業利益等は下方修正)。配当予想は変更なし(年間40円、うち中間20円は実施済)。
連結財政状態(2025/9/30)
  • 資産合計:1,208,881
  • 負債合計:623,473
  • 資本合計:585,407
    • 親会社の所有者に帰属する持分:565,302
  • 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率に相当):46.8%
  • ネットデット・エクイティ・レシオ(現預金を除いた有利子負債÷親会社所有者持分):0.21倍
キャッシュ・フロー(累計:2025/1/1–2025/9/30)
  • 営業活動によるCF:61,537(百万円・収入)
  • 投資活動によるCF:△29,949(百万円)
  • 財務活動によるCF:△50,851(百万円)
  • 現金及び現金同等物 期末残高:78,160(百万円)

(注:資料本文では億円単位の簡易表もあり)

セグメント別の業績(当第3四半期累計:2025/1–9、単位:百万円)
  • 日本事業
    • 売上高(外部):219,105(構成比31.6%)前年+0.1%(実質+0.3%)
    • コア営業利益:27,928(売上比12.7%)前年から +11,688(72.0%増)
    • 戦略・状況:コアブランド(SHISEIDO、クレ・ド・ポー等)の新商品が寄与。固定費削減で収益性改善。
  • 中国・トラベルリテール事業
    • 売上高:240,036(34.6%)前年△7.6%(現地通貨ベース△5.7%、実質△5.7%)
    • コア営業利益:46,676(売上比19.3%)前年から△2,901(△5.9%)
    • 状況:中国はEコマース伸長、トラベルリテールは海南島等で消費低迷。
  • アジアパシフィック事業
    • 売上高:52,504(7.6%)前年△1.4%(実質△0.9%)
    • コア営業利益:1,758(売上比3.3%)前年△775(△30.6%)
    • 状況:タイや韓国は堅調、台湾で市場縮小。
  • 米州事業
    • 売上高:78,187(11.3%)前年△10.3%(現地通貨ベース△8.1%、実質△9.1%)
    • コア営業損失:△7,586(売上比△9.3%)前年から△3,960悪化
    • 状況:SHISEIDO等は増収も、Drunk Elephant が苦戦。原価率悪化・関税影響等で収益性低下。これを受けてのれん等の減損を実施。
  • 欧州事業
    • 売上高:96,121(13.9%)前年+5.0%(実質+4.2%)
    • コア営業利益:915(売上比0.9%)前年から +156(+20.6%)
    • 状況:一部ブランド・フレグランスが好調。Drunk Elephantの苦戦は継続。
  • その他:売上 7,861(1.1%)、コア営業損失 △1,421

セグメント合計:売上 693,817、コア営業利益合計 68,271(調整後合計で30,080)
(注)「調整額」として本社費用等を差し引き後の連結コア営業利益は30,080百万円。

主要動向・業績の背景(資料記載の説明より)
  • 世界経済:地政学リスクや成長鈍化、米国の関税政策により不透明感が強い。
  • 国内市場:訪日外国人客数は増加するも、インバウンド消費は想定下回る成長。
  • 海外市場:全体として厳しいが回復基調。中国(国内)は回復、トラベルリテールの一部地域(海南島等)は低調。
  • 収益性動向:全社での構造改革(SHIFT 2025 and Beyond、Action Plan 2025-2026)とコストマネジメントにより、コア営業利益は前年増(301億円)。一方、米州事業の収益悪化に伴うのれん減損(46,818百万円)計上で親会社帰属の損失が拡大。
  • のれん減損:米州事業に関する減損テストで回収可能価額が帳簿価額を下回り、46,818百万円(約468億円)を計上。米州の割引率は12.1%、中期成長率4.9〜5.0%、長期成長率2.2%を使用。
配当
  • 2025年12月期(第3四半期時点)
    • 中間配当:20円(実施済)
    • 期末配当(予想):20円
    • 年間配当予想:40円(前回公表から変更なし)
  • 特別配当:無し(今回予想に含まれず)
中長期計画との整合性
  • 中期戦略:既存「SHIFT 2025 and Beyond」を継続し「アクションプラン 2025-2026」を実行中(収益性改善と構造改革)。
  • 新中期(2030)戦略:2030年中期経営戦略を公表(2025/11/10)。目標は2030年までにコア営業利益率10%以上を確実に実現。柱は「ブランド力向上」「グローバルオペレーション進化」「サステナブルな価値創造」。
  • 進捗:当期は2030計画の初年度に相当する取組を継続。短期では米州の課題受け減損計上等が発生しているが、コア営業利益の改善努力は継続中。
競合状況・市場動向(資料記載の要旨)
  • 明確な個別競合他社比較は資料に記載なし(→ –)。
  • 市場動向:
    • インバウンド消費の変化、免税(トラベルリテール)市場の地域差、米国市場でのブランド別パフォーマンス差(Drunk Elephantの苦戦)が主な因子。
    • 為替や米国関税政策、消費マインドの変化が業績に影響。
今後の見通しとリスク要因
  • 通期見通し(修正):売上 965,000 百万円、コア営業利益 36,500 百万円(据え置き)、ただし営業利益・税引前・当期利益は減損等により下方修正。
  • 配当方針:通期配当は年間40円(中間20円は実施済、期末20円予定、変更なし)。
  • 主なリスク要因(資料記載):
    • 為替変動、地政学リスク、消費動向の悪化(特に中国・トラベルリテール、米国市場)
    • 関税政策や原価率の変動(米国の関税政策の影響)
    • ブランド固有の業績変動(例:Drunk Elephant)
    • のれん等資産の回収可能性(減損リスク)
  • 重要な帯同イベント:第4四半期に予定される希望退職支援プランの費用計上(約30億円、非経常)など。
重要な注記(会計・監査等)
  • 会計方針の変更:無し(IFRSの要求する変更含む)。
  • 連結範囲の重要な変更:無し。
  • セグメント報告の変更:2025年第3四半期よりセグメント区分と利益算定方法を変更(「中国・トラベルリテール事業」へ統合、本社費用配賦の取り扱い見直し等)。過去比較は変更後の区分で再作成。
  • のれんの減損テスト:米州事業において減損認識(46,818百万円)。割引率・成長率等の主要仮定を開示(割引率12.1%等)。
  • 監査(レビュー):有限責任 あずさ監査法人による四半期レビュー報告あり。期中レビューに基づく結論で要約四半期連結財務諸表に重要な点での不備は認められない旨。
今後の予定(決算短信記載分・判明事項)
  • 決算短信公表日:2025/11/10(今回)
  • 決算説明会:実施(投資家・アナリスト向け、資料作成あり)
  • 株主総会:–(通期の開催日等は本短信に記載なし)
  • IRイベント等:個別の日程は資料に明記なし(決算説明資料や会社HP参照)
  • 重要な後発事象:2025/11/10に希望退職プログラム実施決定(詳細は「重要な後発事象」参照)

必要箇所が不明/未開示の場合は「–」と表記しています。さらに詳細な数字や注記(例えば地域別の為替前提、減損テストの敏感度分析、会計注記全文等)が必要でしたら、該当ページを指定いただければ該当箇所を抜粋して追記します。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4911
企業名 資生堂
URL http://www.shiseido.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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