2025年12月期上半期決算説明資料

2025年12月期 上半期決算説明(要約:リガク・ホールディングス株式会社)

以下はご提供の決算説明資料(2025年8月7日開催分)に基づき、個人投資家向けに整理した要点サマリです。不明な項目は「–」で表記しています。

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:リガク・ホールディングス株式会社(Rigaku Holdings Corporation)
    • 主要事業分野:多目的分析機器、半導体プロセス・コントロール機器、部品・サービス(保守・部材・EUV向けミラー等)
    • 代表者名:代表取締役社長 川上 潤(かわかみ じゅん)
  • 説明会情報
    • 開催日時:2025年8月7日
    • 参加対象:投資家・アナリスト等(想定)※資料は投資勧誘を目的とするものではない旨の注記あり
  • 説明者
    • 発表者:代表取締役社長 川上 潤、取締役副社長 尾形 潔
    • 発言概要(要旨)
    • 全体:半導体向けを中心に下期以降の回復期待はあるが、上期は中国補正予算案件剥落・EUV関連部品需要の一時的低迷、米国の政策(トランプ政策)影響で減収・マージン低下。R&D・商業インフラへの投資は継続。
    • 多目的分析機器:中国補正予算案件の反動で前年同期比減だが、米州を除く地域で堅調。Pillar 3 戦略等でパイプライン形成を継続。
    • 半導体プロセス・コントロール機器:開発ニーズは旺盛で通年需要は堅調。量産案件の期ズレにより四半期偏重(4Q集中)を想定。
    • 部品・サービス:EUV向け多層膜ミラー需要の短期的低迷で減収、サービスは保守契約拡大等で成長。
  • 報告期間
    • 対象会計期間:2025年12月期 上半期(2025年1月~6月想定)
    • 決算説明資料の日付:2025年8月7日
  • セグメント(管理区分)
    • 多目的分析機器(研究〜量産工程向けのX線/蛍光/回折等装置)
    • 半導体プロセス・コントロール機器(半導体計測・検査装置、Fab向け製品)
    • 部品・サービス(EUVミラー、保守・サービス、部品販売 等)
業績サマリー(2025年12月期 上半期:IFRSベース/管理会計補足あり)

(単位:百万円/注記参照。資料はNon‑IFRS指標も使用)
– 主要指標(上半期:FY2025/12 1H)
– 売上収益:40,756 百万円(前年同期 42,779 百万円、前年同期比 ▲4.7%)
– 営業利益(IFRS):5,717 百万円(前年同期 8,672 百万円、▲34.1%)
– 税引前利益:5,446 百万円(前年同期 8,445 百万円、▲35.5%)
– 当期利益(中間):3,779 百万円(前年同期 6,508 百万円、▲41.9%)
– 調整後当期利益(Non‑IFRS):4,422 百万円(前年同期 7,344 百万円、▲39.8%)
– EBITDA:8,135 百万円(前年同期 11,079 百万円、▲26.6%)
– 調整後EBITDA(Non‑IFRS):8,067 百万円(前年同期 11,131 百万円、▲27.5%)
– 調整後EPS:19.2 円(前年同期 32.6 円、▲41.1%)
– 研究開発費:3,520 百万円(対売上比 8.6%)
– 設備投資(CAPEX):4,094 百万円(対売上比 10.0%)
– フリーキャッシュ・フロー:2,848 百万円(前年同期 4,963 百万円、▲42.6%)
– 為替(上期平均):USD/JPY = 147.5(前年同期 154.1)、EUR/JPY = 162.2(前年同期 166.1)
– 注:1Qよりフィールドサービス関連費用を売上原価へ振替、前年同期へ遡及適用(該当金額は資料参照)
– 進捗状況(通期業績予想に対する達成率)
– 2025年通期修正予想(修正後):売上収益 941 億円、調整後EBITDA 231 億円、調整後当期利益 136 億円
– 上半期実績からの進捗(概算)
– 売上:上期 40,756 百万円 = 約407.6 億円 → 通期941 億円に対し約43%の進捗
– 調整後EBITDA:上期 8,067 百万円 = 約80.7 億円 → 通期231 億円に対し約35%の進捗
– 調整後当期利益:上期 4,422 百万円 = 約44.2 億円 → 通期136 億円に対し約32%の進捗
– セグメント別状況(上期:FY2025/12 1H、管理会計ベース)
– 多目的分析機器
– 売上:18,184 百万円(前年同期 21,029 百万円、▲13.5%)
– 営業利益:2,592 百万円(前年同期 3,851 百万円、▲32.7%)
– 営業利益率:約14.3%(前年1H 18.3%、▲4.1pt)
– 特記事項:中国補正予算案件剥落、日本の大型案件反動が主因。中国を除く海外は+7% YoY。
– 半導体プロセス・コントロール機器
– 売上:10,824 百万円(前年同期 9,286 百万円、+16.6%)
– 営業利益:2,455 百万円(前年同期 2,683 百万円、▲8.5%)
– 営業利益率:約22.7%(前年1H 28.9%、▲6.2pt)
– 特記事項:量産投資の期ズレあり。開発投資需要は旺盛で年間では実質+20%成長見込み。
– 部品・サービス
– 売上:11,746 百万円(前年同期 12,462 百万円、▲5.7%)
– 営業利益:2,110 百万円(前年同期 3,270 百万円、▲35.5%)
– 営業利益率:約18.0%(前年1H 26.2%、▲8.3pt)
– 特記事項:EUV向け多層膜ミラーの需要減(上期差し引きで約▲7億円の影響)。サービス売上は+7%成長。

業績の背景分析
  • 業績ハイライト(上期)
    • 半導体関連(プロセス・コントロール機器)は堅調で増収。
    • 多目的分析機器や部品(EUVミラー)で前年同期比の大型案件反動・短期需要調整が発生し、全社売上は減少。
    • R&D・商業インフラ投資継続により、調整後EBITDA・調整後当期利益は前年同期比で減少。
    • パイプライン(受注見込み)は前年同期比+15%で堅調に伸長。
  • 主な増減要因
    • マイナス寄与
    • 中国の補正予算案件剥落(多目的分析機器)
    • EUV向け多層膜ミラーの一時的需要低下(部品・サービス)
    • 米国の政策変化(いわゆるトランプ政策)に伴う米国アカデミア/ライフサイエンス向け歳出削減の影響(想定で合計約21億円の影響想定:多目的分析機器 19億円、サービス 2億円)
    • 地域・製品ミックスによるGPマージンの低下、代理店販売比率増加による販売手数料増
    • プラス寄与
    • 半導体向け(アドバンスト・ロジック、メモリ関連の開発需要)
    • サービス売上増(保守契約拡大、インストールベースの増加)
  • 競争環境・優位性
    • 半導体分野における先端計測技術(X線計測・ハイブリッド手法等)の開発進捗は早く、製品ロードマップ(XTRAIA、ONYX、AXI等)で新市場創出を目指す。
  • リスク要因(外部)
    • 為替変動(USD/EURの変動は上期で売上▲約7億円、EBITDA▲約2.5億円の影響程度)
    • 地政学・貿易政策(米国の関税・歳出削減等)
    • 半導体投資タイミング(量産案件の期ズレ)
    • サプライチェーン/部材調達、規制変更、大規模災害、裁判等
戦略と施策
  • 中期・全社戦略(要旨)
    • 「Lab to Fab」戦略(Pillar 3 戦略):多目的分析機器を研究段階から量産工程へ展開し、Fab向けソリューション強化。
    • 半導体分野での先端計測・検査技術の開発(Hybrid Metrology、X線+光学の組合せ等)。
    • グローバル展開強化(米州以外の地域で売上伸長、米国では組立て拡大等で関税影響対応)。
    • R&D投資継続、製造キャパシティ増強(山梨工場拡張等)、商業インフラ整備。
    • 資本政策:株主還元強化(自己株式取得、配当方針)
  • 進行中の具体施策
    • 製品ロードマップ:XTRAIAシリーズ(CD‑3200、XD、MF‑3400 等)、ONYX 3200、AXI(X‑ray inspection)等の開発・量産化・顧客評価。
    • Fab向け自動化ソリューション(MiniFlex XpC と蛍光のハイブリッド等)やXRTmicron/TFXRDのFab対応等。
    • 山梨工場増設、デモ機取得、製造スロット確保(4Qへの売上集中を支える体制)。
    • 米国向け関税対策:価格転嫁、商流変更、既存米国拠点での組立・検査拡大、免税措置活用。
  • セグメント別施策と進捗
    • 多目的分析機器:Pillar 3 の推進、地域戦略強化(中国以外で成長)、ライフサイエンス向け新技術(電子線回折:XtaLAB Synergy‑ED)等の導入。
    • 半導体プロセス・コントロール機器:先端計測の開発加速、2026~27年の新製品投入計画(GEN4等)、生産スロット確保済み案件多数。
    • 部品・サービス:サービス拡販(保守契約の拡大、価格改定)、EUVミラーの回復期待ち。
将来予測と見通し
  • 2025年度通期 業績予想(修正後、資料表記:億円)
    • 売上収益:941 億円(修正前 977 億円)→ 前年実績 906 億円(前年比 +3.9%)
    • 調整後EBITDA:231 億円(修正前 250 億円)
    • 調整後営業利益:201 億円(修正前 220 億円)
    • 調整後当期利益:136 億円(修正前 154 億円)
    • 調整後EBITDAマージン(修正後):24.5%
    • 研究開発費比率(修正後):8.3%
    • 設備投資比率(修正後):9.7%
    • 前提為替:1USD = 145円(通期想定)
  • 予想の根拠(会社説明の要旨)
    • 多目的分析機器:米国アカデミア向け減少等を織込んで修正(▲16億円想定)がある一方、米州を除く地域は拡大。長期CAGRは高水準を維持。
    • 半導体プロセス機器:量産→開発需要へのシフトで四半期偏重(4Q)を想定するものの、通期では実質+20%成長を維持(修正なし)。
    • 部品・サービス:EUV向けミラーの短期需要減で修正(▲20億円規模)。サービスは継続成長。
  • 中長期計画の進捗
    • 半導体向けは技術開発・製品ロードマップが進捗。Pillar 3 等の戦略的取り組みにより中長期の成長見通しは変化なしと表明。
  • マクロ経済の影響
    • 為替(USD/EUR)、米国政策(関税・歳出)および世界景気懸念が需要と価格に影響する可能性あり。
配当と株主還元
  • 配当方針
    • 中長期で成長投資と財務健全性のバランスを考慮し、各期の業績に応じて当期連結利益の30%を目途に配当実施を基本方針とする。
  • 配当実績(2025年)
    • 2025年上期中間配当:計画通り 1株当たり 9.4 円(実施)
    • 2025年通期配当(予定):当初計画通り 1株当たり 18.8 円(予定)
  • 自己株式取得(株主還元)
    • 取得上限:6,000,000 株(上限、発行済株式の約2.62%)
    • 取得総額上限:4,000 百万円(40 億円)
    • 取得期間:2025年8月8日~2025年12月23日
    • 取得方法:東京証券取引所における市場買付け
    • 目的:資本政策・株主還元策強化の一環として実施予定
製品・サービス(抜粋)
  • 主要製品(例)
    • XTRAIA シリーズ(CD‑3200 / XD / MF‑3400 等)— XRD/XRF/T-SAXS 等を組合せた次世代計測機器(半導体向け)
    • ONYX 3200、AXI(Advanced X‑ray Inspection)— 先端パッケージ・欠陥検査ソリューション
    • XRTmicron、TFXRD — Fab対応の高精度計測装置
    • MiniFlex XpC、ZSX Primus IV / III NEXT — 汎用・自動化向け分析機器
    • XtaLAB Synergy‑ED(電子線回折機) — ライフサイエンス領域で採用拡大中
  • サービス
    • 保守サービス、グローバル保守契約の拡販(サービス売上は上期で+7%)
    • インストールベースの拡大に伴うサービス収益の継続的成長
  • 協業・提携
    • 大学・研究機関との共同研究・評価(例:大阪公立大学への導入、ボストン拠点との連携)
    • 光学パートナー等との共同開発(ハイブリッド計測エンジン等)
重要な注記
  • 会計方針変更
    • 2025年第1四半期より、従来SG&A(販売費及び一般管理費)で計上していた販売先での修理・納入等フィールドサービス関連費用を売上原価に振替。前年同期へ遡及適用(資料内に金額注記あり)。
    • 2022年12月期よりIFRS採用(移行済)。
  • Non‑IFRS 指標の使用
    • 調整後EBITDA、調整後当期利益などのNon‑IFRS指標を開示(定義・調整項目は資料Appendix参照)。他社指標との直接比較に注意。
  • リスクの特記事項(資料の引用)
    • 主なリスク:X線分析機器の需要、ブランド・レピュテーション、競争、海外展開リスク、物価・為替変動、労働コスト、規制動向、事業戦略遂行可能性、情報保護、訴訟、大規模災害等。
  • その他
    • 今後の重要イベント:自己株式取得期間開始(2025/8/8)等
    • 本資料は作成時点の判断に基づく予想を含む旨、将来予測は不確実性を含む旨の注意書きあり。

上記は資料に基づく要点の整理です。出典は提供いただいた決算説明資料(2025年8月7日)です。不明点・追加確認したい点があればお知らせください(例:より詳細な四半期別数値、個別製品の販売台数や主要顧客情報など)。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 268A
企業名 リガク・ホールディングス
URL https://www.rigaku-holdings.com/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 精密機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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