2025年12月期 第3四半期決算説明資料
決算説明(2025年第3四半期)サマリー — ナイル株式会社(5618)
(資料日:2025.11.13)
基本情報
- 企業概要
- 企業名:ナイル株式会社(Nyle Inc.)
- 主要事業分野:自動車産業DX事業、ホリゾンタルDX事業(DXコンサル/メディア/広告ソリューション等)
- 代表者名:代表取締役社長 高橋 飛翔
- 説明会情報
- 開催日時:2025.11.13(資料表題日)
- 説明会形式:–(資料上にオンライン/オフラインの明記なし)
- 参加対象:投資家・アナリスト等(決算説明資料の標準想定)
- 説明者(発表者)と発言概要
- 代表取締役社長 高橋 飛翔(資料作成者/説明責任者):決算ハイライト、事業戦略(自動車DXの拡大、M&A意向、黒字化に向けた課題と施策)等を説明。
- 取締役/コーポレート本部長 長澤 斉、取締役/人事本部長 土居 健太郎 等:経営体制・グループ施策や組織面の補足説明(資料内プロフィール・Q&Aより)。
- Q&Aでの主な発言要旨:費用最適化と広告投下の方針、M&Aの位置づけ(パティオ統合のシナジー重視)、KPI(契約残高等)の管理方法。
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年 第3四半期累計(2025年1~9月相当の累計指標として開示)
- セグメント
- 自動車産業DX事業(「カルモくん」等のカーリース、車買取、保険・保証・メンテナンス等の付帯サービス)
- ホリゾンタルDX事業(DXコンサルティング、デジタルマーケ支援、自社メディア運営、広告ソリューション)
業績サマリー(2025/3Q累計)
- 主要指標(2025/3Q累計 vs 前年3Q累計)
- 売上高:4,899百万円(YoY +24.8%)
- 売上総利益:1,762百万円(YoY +9.6%)/売上総利益率:35.9%(前年3Q:40.9%、△5.0pt)
- 販管費:1,928百万円(△12.2%)
- 営業利益:△165百万円(前年△591百万円 → 赤字幅縮小:+426百万円)
- 経常利益:△191百万円(改善 +412百万円)
- 当期純利益:△192百万円(改善 +414百万円)
- 1株当たり利益:–(資料に明記なし)
- 進捗状況(通期予想に対する進捗)
- 2025年通期業績予想(会社公表)
- 売上高:6,450~6,950百万円 → 進捗率:約75.9%~70.4%
- 営業利益:△180~△80百万円 → 3Q累計の△165は通期レンジ内(現状では想定レンジ内で推移)
- 経常/当期純の通期レンジは資料記載(経常:△210~55、当期純:△225~40)
- セグメント別状況(3Q累計)
- 自動車産業DX事業
- 売上高:3,260百万円(YoY +52.8%)
- セグメント営業利益:△248百万円(前期比で赤字幅大幅縮小、YoY改善幅 +400百万円)
- 収益構成:スポット収益(初期紹介手数料・車両売買収益)+月額収益(メンテナンス等の継続収益)。広告投下効率向上、月額契約の積上げで将来キャッシュフローの安定化を目指す。
- ホリゾンタルDX事業
- 売上高:1,638百万円(YoY △8.5%)
- セグメント営業利益:336百万円(YoY △1.7%)
- 収益構成:DXコンサル/実行支援、メディア収益、広告ソリューション。安定的に黒字を維持し、全社の収益改善を下支え。
業績の背景分析
- 業績概要(ハイライト)
- 売上高は3Q累計で+24.8%の増収。特に自動車産業DX事業が高成長を牽引。
- 販管費を中心とした費用最適化により赤字幅を大幅に縮小(営業損失の縮小:△591→△165百万円)。
- M&A(パティオのグループ化)や商品ラインナップ拡充により売上成長に寄与。
- 増減要因(主な寄与)
- プラス要因:自動車事業の売上増(+52.8%)、契約による月額収益の積上げ、M&Aシナジー、広告投下の効率化。
- マイナス要因:売上総利益率の低下(スポット収益や車両関連原価増加の影響)、一部セグメントの前年同期比減収(ホリゾンタルはほぼ横ばい)。
- 費用面:広告宣伝費や外注費の最適化により販管費削減。人件費は成長投資で増加。
- 競争環境
- ターゲット市場は自動車金融商品市場(想定TAM:約10兆円)と国内DX市場(約4.2兆円)。多様な競合(既存の中古車流通業者、金融事業者、DXコンサル/デジタルエージェンシー等)が存在。
- 競争優位性:オンラインでの車提供モデル、低チャーンかつ長期契約(平均契約年数9.0年、チャーン率0.23%)、自社メディアによるリード獲得構造、DX+マーケティングの組合せによる模倣困難なソリューション。
- リスク要因(開示・想定)
- マクロ要因:消費者需要、金利動向・与信環境(提携金融機関の審査方針変化)、景気後退等。
- オペレーショナル:車両調達コスト、在庫・物流(陸送)、外注先や提携先の運営リスク。
- 戦略的/規制面:自動車・金融関連の法規制変更、競合のサービス改善による顧客獲得競争。
- 広告効率低下や採用・人材確保の影響。
戦略と施策
- 現在の戦略(中期・事業戦略)
- 「課題発見力 × DX × マーケティング」をコアに、(1)自動車産業を深堀するバーティカルDX事業と、(2)産業横断のホリゾンタルDX事業の両輪で成長。
- グループでのシナジー創出(例:パティオのオフライン販売力と当社のオンライン/DXノウハウの融合)。
- 全社黒字化を優先課題とし、費用規律(広告費抑制等)と成長投資のバランスを重視。
- 進行中の施策(具体的プロジェクト)
- M&A:パティオのグループインに伴う相互販売・顧客接点拡大の実行。
- 商品ラインナップ拡充:低与信層向けの短期リースや個人事業主向け商品、ライドシェア/軽貨物向け商品などを検討・順次投入。
- 提携強化:オリックス自動車との協業(2025/9/1~)でカーリース審査通過者向けに「車買取カルモくん」を案内開始。
- ホリゾンタル:生成AI活用支援や自社メディア強化でリード獲得の拡大。
- 広告投資方針:採算性重視の投資管理(2024通年は約7億円に調整、2025は約4.5億円を計画)
- セグメント別施策と進捗
- 自動車産業DX事業:月額収益の積み上げを重視し契約残高(RPO)を増やすとともに、査定~買取~再販売の一気通貫サービスでLTVを向上。チャーン率は低水準で安定(0.23%)。
- ホリゾンタルDX事業:顧客継続率(93.66%)・契約社数増(2025/3Q:202社)を背景に、コンサルティング+自社メディアで受注基盤を強化。
将来予測と見通し
- 業績予想(会社公表)
- 2025通期(会社のレンジ)
- 売上高:6,450~6,950百万円
- 営業利益:△180~△80百万円
- 経常利益:△210~55百万円
- 当期純利益:△225~40百万円
- 会社側の根拠・想定要因:自動車DXの継続成長(スポット+月額収益)、費用最適化継続、広告投資の抑制と効率化。
- 中長期計画
- 中長期ではTAM拡大を想定し(自動車金融約10兆円、市場の拡大する個人向けオートリース等)、産業横断でのDX展開を検討。黒字化の早期定着を優先しつつ、新規産業DXの開始を視野に入れる。
- KPIの進捗(契約残高65億円、延べ申込件数33.2万件等)が中長期の収益基盤に寄与。
- マクロ経済の影響
- 為替の直接影響は限定的だが、金利上昇や与信環境の悪化は個人向けリース需要や提携金融の審査に影響する可能性あり。
- 景況感、消費者マインド、二次流通価格(中古車相場)等がスポット収益や車両売買収益に影響。
配当と株主還元
- 配当方針:資料上での明確な配当方針の記載なし(–)
- 配当実績(中間/期末/年間):資料上の記載なし(–)
- 特別配当:資料上の記載なし(–)
製品やサービス
- 自動車産業DX事業(主要製品/サービス)
- カーリース「カルモくん」:オンライン完結・月額定額での提供(契約年数1~11年、累計申込者数30万人超)
- 車買取サービス「車買取カルモくん」:完全オンライン査定、最低買取保証、現車確認不要(2025年6月~/オリックス協業で案内開始は2025/9/1~)
- カルモあんしん(自動車保険)、メンテナンスプラン、カルモ保証プラス(故障保証)などの付帯サービス(クロスセルでLTV向上)
- ホリゾンタルDX事業(主要サービス)
- デジタル戦略コンサルティング、DX&マーケティング実行支援、生成AI活用支援、メディア・広告ソリューション等
- 自社メディア群(例:Appliv、App-Liv系メディア群、VODSTREAM、出会いコンパス、宅食グルメ等)によるリード獲得と広告ソリューション提供
- 協業・提携
- 株式会社パティオ(グループ会社化):オフライン販売力と相互販売で顧客接点拡大
- オリックス自動車:カーリース審査通過者への車買取サービス案内(収益機会拡大)
- 提携金融事業者(リース等の資金提供・審査パートナー)
重要な注記
- 会計方針:資料に特段の会計方針変更の記載なし(–)
- リスク要因(資料記載の旨)
- 本資料は将来の見通しを含み、経済状況の変化や顧客ニーズ、競合、法規制の変更等により実際の結果が異なる可能性がある旨の免責が明記。
- その他(今後のイベント等)
- 今後のM&Aパイプライン構築や自動車業界内のソーシングの継続、パティオとの協業施策の実行が注目ポイント。具体的開催予定のIRイベント等の記載は資料内に明示なし。
(補足:Q&Aでの主なポイント)
– 売上・利益成長の背景:費用最適化、広告投資の効率化、自動車DXの顧客獲得効率改善、ホリゾンタルDXの回復。
– M&A方針:成長ドライバーの選択肢として継続的にソーシング(自動車販売業者中心)。パティオの早期業績改善に注力。
– 広告投下方針:採算性重視。2024は計画約10億→実績約7億、2025は約4.5億を計画。広告はスポット収益と契約残高の両面で管理。
– KPI(契約残高等)の定義:契約残高=契約済だが未収益計上の残存履行義務総額。リース契約に基づく長期の将来売上の指標。
不明な項目は「–」で示しました。提供資料に基づく要約であり、投資助言は行いません。必要であれば、特定スライドの数値抽出やKPI推移グラフの簡潔な解説を追加で作成します。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5618 |
| 企業名 | ナイル |
| URL | https://nyle.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
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