2026年3月期第2四半期 決算説明会資料
株式会社栄研化学(2026年3月期 第2四半期 決算説明会 資料まとめ)
(資料日:2025年10月30日)
注意:不明な項目は「–」としています。投資助言は行いません。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:栄研化学株式会社(EIKEN CHEMICAL CO., LTD.、証券コード:4549)
- 主要事業分野:臨床検査用試薬・機器(便潜血検査、尿検査、免疫血清検査、微生物検査、遺伝子検査など)、医療機器、理化学機器・器具
- 代表者名:–(資料内では「新社長 瀬川(25年6月就任)」の記載あり)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年10月30日(資料日)
- 説明者
- 発表者(役職):–(資料内に特定の発表者・役職の明示なし)
- 発言概要:資料の要旨(外部環境、業績ハイライト、ROIC向上施策、トピックス等)を説明
- 報告期間
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期累計(Q2累計)
- 配当支払開始予定日:–(ただし中間配当金額は記載あり)
- セグメント(資料記載の区分と概要)
- 便潜血(FIT):大腸がんスクリーニング用試薬・装置(国内外でのスクリーニング事業が主)
- 免疫血清(便潜血を除く):各種免疫血清検査用試薬
- 尿検査:尿試験紙・試薬・装置(アジア向けに提携販売あり)
- 微生物:微生物検査関連製品
- 生化学:生化学検査関連(規模は小さい)
- 器具・食品環境:器具・食品環境関連(培地等を含む)
- 遺伝子関連:遺伝子検査・関連技術(TB-LAMP等)
- 医療機器・その他:医療機器およびその他事業
業績サマリー(Q2累計、単位:百万円)
- 主要指標(25年3月期Q2累計 → 26年3月期Q2累計/増減/増減率/通期予想/進捗率)
- 売上高:19,729 → 20,430 / +700 / +3.6% / 42,200 / 48.4%
- 売上原価:11,522 → 12,059 / +536 / +4.7% / 25,150 / 47.9%
- 売上総利益:8,207 → 8,371 / +164 / +2.0% / 17,050 / 49.1%
- 販売費及び一般管理費:6,640 → 6,642 / +2 / 0.0% / 13,800 / 48.1%
- 営業利益:1,566 → 1,729 / +162 / +10.4% / 3,250 / 53.2%
- 経常利益:1,698 → 1,730 / +31 / +1.9% / 3,100 / 55.8%
- 当期純利益:1,309 → 2,979 / +1,670 / +127.5% / 3,770 / 79.0%
- 研究開発費:2,036 → 1,875 / △161 / △7.9% / 4,040 / 46.4%
- 1株当たり利益(EPS):–(資料未記載)
- 進捗状況(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗:48.4%(Q2累計時点)
- 営業利益進捗:53.2%
- 当期純利益進捗:79.0%
- セグメント別売上高(Q2累計:単位 百万円、増減率、通期進捗率)
- 便潜血:6,613 → 6,858 / +244 / +3.7% / 通期13,640(進捗50.3%)
- 免疫血清(便潜血除く):4,870 → 4,886 / +16 / +0.3% / 通期9,680(50.5%)
- 尿検査:2,293 → 2,362 / +69 / +3.0% / 通期4,740(49.8%)
- 微生物:2,194 → 2,148 / △45 / △2.1% / 通期4,900(43.8%)
- 生化学:295 → 300 / +4 / +1.6% / 通期610(49.2%)
- 器具・食品環境:1,001 → 949 / △51 / △5.2% / 通期1,860(51.1%)
- 遺伝子関連:712 → 1,012 / +299 / +42.0% / 通期2,440(41.5%)
- 医療機器・その他:1,748 → 1,912 / +163 / +9.4% / 通期4,330(44.2%)
- 合計:19,729 → 20,430 / +700 / +3.6% / 通期42,200(48.4%)
業績の背景分析
- 業績概要 / ハイライト
- 海外向けの便潜血(FIT)、尿検査用試薬・装置、医療機器が堅調に推移し、増収増益。
- 連結子会社の持分譲渡により売却益約20億円を特別利益に計上(26年3月期Q2に計上)。
- 通期業績予想の変更はなし。
- 増減要因
- 増収効果:海外のFIT対象年齢拡大や採便容器配布拡充、POCT新製品(アデノ・ストレプトA等)の拡販等が寄与(売上+700百万円)。
- 売上原価増加:物流費や原材料調達コスト上昇により売上原価率が上昇(前Q2 58.4% → 当Q2 59.0%)。売上原価増 +536百万円。
- 特別利益:連結子会社持分譲渡による売却益計上が当期純利益を大きく押し上げ(当期純利益増加の主因)。
- 研究開発費は前年同期比で減少(△161百万円)。
- 競争環境
- FIT(便潜血)分野:国レベルのスクリーニング(例:イングランド、フランスのFIT国家スクリーニング採用)などで需要が拡大。
- 遺伝子関連(TB-LAMP等):開発途上国での導入促進活動を実施。だが国際援助機関(例:USAID)の影響で受注が遅延するリスクあり。
- 競争優位性に関する明確な数値(市場シェア等)は資料に記載なし。
- リスク要因(資料および示唆)
- 為替、世界的な資源価格・物流コスト高、地政学リスク、主要国の通商・金融政策の影響。
- サプライチェーン・調達コストの上昇(売上原価率上昇の要因)。
- USAID等国際機関の動向による受注遅延(TB-LAMP関連)。
- 在庫増(TB-LAMP受注遅延に伴う原材料・中間製品・機器在庫増)→ 今後の出荷計画で圧縮予定。
戦略と施策
- 現在の戦略(資料に掲げる主要方針)
- ROIC(資本収益率)向上を重点テーマに掲げ、収益力強化・資本効率性向上・財務の最適化を推進。
- 重点分野への集中投資(主力・収益・育成製品群)、低収益製品群の整理・撤退、製造拠点集約、データ駆動型スマートファクトリーへ向けた投資等。
- 企業価値向上のためのコーポレート・ガバナンス強化、サステナビリティ経営の推進、株主還元(総還元性向50%以上目標)。
- 進行中の施策(進捗・具体例)
- 生産集約:尿検査・免疫血清検査の生産拠点を野木工場へ集約。
- 新製造棟(野木事業所 ICPP:Immunochemical Product Plant)竣工(2025年6月30日)、2025年9月からバリデーション開始、2026年3月初出荷予定(総工費 65億円、免疫血清検査用試薬を生産)。
- 製品改廃:低収益製品(粉末培地、器具137品目)の市場適正価格改定で売上原価改善。
- 資本効率向上:栄研生物科技(中国)有限公司の持分譲渡で売却益約20億円を計上。売上債権の電子化で資金化リードタイムを約4日短縮予定。
- 自己株式関連:自己株式取得200万株は完了、追加で自己株式400万株の消却を決定(消却予定日 2025年11月14日)。残自己株式は制限付株式報酬等で活用。
- 海外展開:中国に現地法人(荣研医药(上海)有限公司)を設立(2025年5月20日、資本金50万元)し、マーケティング・研究支援を強化。
- 国際活動:TICAD9(アフリカ開発会議)参加などを通じTB-LAMP等の認知拡大および導入支援を実施。
- セグメント別施策と成果
- 便潜血(FIT):海外(EMEA等)での国家スクリーニング案件獲得(イングランド:26年7月開始、フランス:26年1月開始)により販売拡大。
- 尿検査:提携(シスメックス)を通じアジアでの販売堅調、製造拠点集約で原価改善。
- 遺伝子関連:TB-LAMPの導入促進活動(寄贈、ロビー活動)を継続。ただしUSAID閉鎖の影響には注視。
- POCT新製品(アデノ・ストレプトA等):拡販施策を開始。
将来予測と見通し
- 次期(通期)業績予想(26年3月期 通期予想、単位:百万円、資料記載値)
- 売上高:42,200
- 営業利益:3,250
- 経常利益:3,100
- 当期純利益:3,770
- 備考:資料では通期業績予想の変更はなし(Q2時点での進捗率を提示)。
- 予想の根拠(資料からの記載内容)
- 海外向け製品の堅調推移(FIT、尿検査、医療機器)を想定。TB-LAMPの落ち込みはあるが他製品が補う想定。
- 特別利益(子会社売却益)は当期に計上済み(業績予想に関しては通期見通しに変更なし)。
- 中長期計画
- 中期経営計画(参考):営業利益率改善目標(25年3月期実績 7.4% → 28年3月期目標 12.6%)。ROIC向上に向け各種施策を実施中。
- 進捗:26年3月期Q2で営業利益率は8.5%(25年Q2は7.9%)。各種原価低減・販管費低減施策を実行中だが、目標達成には継続的な実行が必要。
- マクロ経済の影響
- 世界的資源価格・物流コスト、地政学的リスク、主要国の通商政策・金融政策等が業績に影響する可能性あり。資料でもコスト上昇を主要な外部環境要因として言及。
配当と株主還元
- 配当方針
- 総還元性向50%以上を目標とする方針を掲示(参考)。自己株式は原則消却(用途が明確な部分を除く)。
- 配当実績(26年3月期)
- 中間配当金(26年3月期 中間):29円
- 年間配当(予想):58円
- 自己株式・特別施策
- 自己株式取得:200万株(既に完了、取得期間 24年10月~25年7月)。
- 自己株式消却:消却株式数 4,000,000株(消却予定日 25年11月14日)。消却後発行済株式総数:34,541,438株(消却前 38,541,438株)。消却後の自己株式保有数:1,573,237株(保有率:消却前14.5%→消却後4.6%)。
- 企業は残る自己株式を役員・従業員への譲渡制限付株式報酬として活用予定。
製品やサービス
- 主要製品(資料に言及のある製品)
- 便潜血(FIT)試薬・装置(大腸がんスクリーニング向け)
- 尿検査用試薬・装置(シスメックスとの提携による販売含む)
- 免疫血清検査用試薬(野木ICPPでの生産集約)
- 遺伝子関連検査:TB-LAMP(途上国向け結核検査)ほか
- POCT製品(例:アデノ・ストレプトA)
- サービス・提供体制
- China現地法人(荣研医药(上海)有限公司)を通じ、マーケティング、市場調査、現地技術評価、当社研究支援を実施。
- 国際支援活動(寄贈・導入支援)を通じ途上国での医療アクセス向上を支援。
- 協業・提携
- シスメックス(株)との提携(海外向け尿検査用試薬の販売に関する記載あり)。
- 国際機関や公的機関との連携(TICAD9等での技術訴求や寄贈活動)。
重要な注記
- 会計方針の変更:資料中に特段の会計方針変更の記載なし。
- 特記事項/リスク
- 連結子会社の持分譲渡による売却益(約20億円)を26年3月期Q2特別利益に計上。
- 在庫増:USAID閉鎖に伴うTB-LAMP受注遅延で原材料・中間製品・機器在庫が一時的に増加。10月以降の出荷・販売計画で在庫圧縮予定。
- 原材料・物流コスト上昇が売上原価率を押し上げている点に留意。
- その他(今後の重要イベント・告知)
- 本社移転:本社を東京都台東区から千代田区「御茶ノ水ソラシティ」へ移転(新本社所在地・目的は資料記載)。
- 中国現地法人設立日:2025年5月20日(資本金50万元、代表者:董事長 森 安義(資料記載))。
- 新製造棟(野木 ICPP)竣工:2025年6月30日、稼働:2025年9月バリデーション開始、2026年3月初出荷予定、総工費65億円。
- 自己株式消却予定日:2025年11月14日(消却対象:4,000,000株)。
- コーポレート・ガバナンス:取締役会の社外取締役過半数化、指名・報酬・監査各委員会の委員長・委員は全て社外取締役への変更等、体制強化を実施。
- サステナビリティ:マテリアリティKPIの開示・一部上方修正、統合報告書公開(2025年8月)等。
必要であれば、以下を追加で作成します(対応可否を教えてください)
– Q2の主要数値をCSV形式で出力(セグメント別・地域別の表)
– 主要リスクと短期・中期で注視すべき観点の箇条書き(投資助言は含めません)
– トピックス(本社移転、野木ICPP、China法人、TICAD9、株主還元動向)を抜粋した短いブリーフ資料
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4549 |
| 企業名 | 栄研化学 |
| URL | http://www.eiken.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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