2024年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
日清紡ホールディングス株式会社(証券コード:3105) 2024年12月期(連結) 決算短信 要約
※出典:提出資料「2024年12月期 決算短信(日本基準・連結)」(提出日:2025年2月12日)。不明な項目は「–」と表記。投資助言は行いません。
基本情報
- 企業名:日清紡ホールディングス株式会社
- 上場取引所:東証
- コード:3105
- 代表者:取締役社長 村上 雅洋
- 問合せ先:取締役執行役員 経営戦略センター 副センター長 塚谷 修示(TEL:(03)5695-8833)
- URL:https://www.nisshinbo.co.jp
報告概要
- 提出日:2025年2月12日
- 対象会計期間:2024年1月1日~2024年12月31日
- 決算説明資料作成:有(投資家・アナリスト向け説明会開催:有。オンライン開催予定)
- 有価証券報告書提出予定日:2025年3月28日
セグメント(報告セグメント7区分)
- 無線・通信:防災・監視等社会インフラ、船舶・海洋・車載用無線・センサ等
- マイクロデバイス:アナログ半導体、SAWフィルタ、電源IC、マイクロ波製品等
- ブレーキ:自動車ブレーキ用摩擦材等
- 精密機器:空調用ファン、車載周辺製品、EBS部品等
- 化学品:断熱材、機能化学品、カーボン製品等
- 繊維:形態安定加工シャツ、ユニフォーム、スパンデックス等
- 不動産:賃貸・分譲(宅地・商業施設等)
(「その他」:食品・産業資材等の商社機能等)
発行済株式
- 期末発行済株式数(自己株式含む):169,246,174株(2024年12月期)
- 期末自己株式数:12,079,169株(2024年12月期)
- 期中平均株式数:157,148,104株(2024年12月期)
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 備考:2024年5月14日に譲渡制限付株式報酬で新株53,520株を発行
今後の予定(主な日程)
- 定時株主総会:2025年3月28日(予定)
- 有価証券報告書提出予定:2025年3月28日
- 配当支払開始予定日:2025年3月12日
- IRイベント:2025年2月12日 決算説明会(投資家・アナリスト向け、オンライン)
主要業績(連結・2024年12月期)
- 売上高:494,746百万円(前期比 △8.6%)=494,746 million JPY(約494.7億円)
- 営業利益:16,581百万円(前期比 +33.1%)
- 経常利益:24,403百万円(前期比 +54.6%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:10,277百万円(前期は△20,045百万円)
- 包括利益:25,820百万円(前年は△6,523百万円)
- 1株当たり当期純利益(EPS):65.40円
- 1株当たり純資産(BPS):1,714.44円
(参考:持分法投資損益 3,639百万円)
連結財政状態(2024年12月31日)
- 総資産:679,956百万円
- 純資産:297,449百万円
- 自己資本比率:39.6%(前期 37.1%)
- 現金及び現金同等物:50,411百万円
キャッシュ・フロー(連結)
- 営業CF:+28,371百万円
- 投資CF:△20,861百万円
- 財務CF:△8,750百万円
- 期末現金残高:50,411百万円(前期 49,918百万円)
配当
- 2024年12月期(実績):中間 18円、期末 18円、年間 36円(配当性向(連結)55.0%)
- 2025年12月期(予想):中間 18円、期末 18円、年間 36円(配当性向予想 30.7%)
- 特別配当:無
2025年12月期(通期)業績予想(連結)
- 売上高:506,000百万円(+2.3%)
- 営業利益:19,700百万円(+18.8%)
- 経常利益:21,600百万円(△11.5%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:18,300百万円(+78.1%)
- 1株当たり当期純利益予想:117.33円
- 為替前提(通期平均):1USD = 145円、1EUR = 160円
セグメント別(2024年通期:金額は百万円)
(外部売上高 / セグメント利益(営業利益ベース))
– 無線・通信:234,515 / 7,577(売上の約47.4%)
– マイクロデバイス:64,225 / △7,093(約13.0%)
– ブレーキ:58,188 / 2,333(約11.8%)
– 精密機器:54,161 / 1,641(約11.0%)
– 化学品:11,040 / 655(約2.2%)
– 繊維:36,842 / 193(約7.4%)
– 不動産:23,539 / 17,694(約4.8%)
– その他(連結調整含む):合計 494,746 / 16,581(連結営業利益)
注:不動産の高収益(セグメント利益比率が高い)は大型商業施設分譲等の影響による一時的要因が示唆されている。
収益性・効率性(計算値)
- 売上高営業利益率(営業利益率):約 3.4%(資料記載)
- 総資産回転率(売上高 / 総資産):494,746 / 679,956 ≒ 0.73 回
- 売上高当期純利益率:10,277 / 494,746 ≒ 2.08%
- 1株当たり指標:EPS 65.40円、BPS 1,714.44円
財務安全性(代表的指標)
- 自己資本比率:39.6%(改善)
- 流動比率(流動資産 / 流動負債):371,117 / 198,881 ≒ 1.87(約187%)
- 総負債/自己資本(負債÷自己資本):382,507 / 269,452 ≒ 1.42
- 有利子負債(参考):2,180億円(資料)=218,000百万円
- ネット有利子負債(有利子負債 − 現金等):218,000 − 50,411 = 約167,589百万円(約1,675.9億円)
(注)有利子負債額・就業人員等は資料の「その他情報」欄に記載。
財務諸表の要点(注目点)
- 当期は前年に計上した大規模な減損(TMDグループ関連)が無くなり、当期純利益が黒字化。
- 経常利益改善は、営業外収益(為替差益等)や特別損失の縮小も寄与。
- 総資産はほぼ横ばい。受取手形・売掛金の増加、有形固定資産の増加などが主因。
- 投資活動は有形固定資産取得や子会社株式取得(ARGONICS等)で支出が発生。
- 財務活動では長期借入れの増加と短期借入金の削減が併存(長期借入金増/短期借入減)。
セグメント別の解説(主要ポイント)
- 無線・通信:国際電気グループ(旧:日立国際電気)の業績を期首から連結化した影響で増収・増益。マリンシステムやソリューション事業が好調。ARGONICS GMBH の取得により自動運航等の技術開発を強化。
- マイクロデバイス:半導体市況の低迷や顧客の在庫調整で大幅減収・損益悪化(セグメント損失)。来期は市況回復と原価低減で改善を見込む想定。
- マテリアル(ブレーキ等):TMDグループ譲渡の影響でブレーキの売上は大幅減だが、除くと前年並み。精密機器は一部地域での立ち上げ費用等で減益だが、全体としては増益の項目あり。
- 不動産:宅地・商業施設の分譲が寄与し大幅増益(一次要因:分譲収益)。
中期経営計画との整合性
- 2024年2月に「中期経営計画2026」を公表。フォーカスは無線・通信事業とマイクロデバイス事業を核とする事業ポートフォリオの転換。
- 研究開発体制を無線通信技術主体に刷新し、DX・AI・ソフト等への投資を強化。
- 中期目標として無線・通信・マイクロデバイス比率の拡大(2035年度目標では約80%以上を目指す図示あり)。
- 2024年度は計画未達だが「基盤構築期間」と位置付け、構造改革と収益性改善を優先。
競合状況・市場動向(資料記載の要旨)
- 無線・通信分野:公共インフラ、防災、水管理、防衛分野などの需要が増加傾向。官公需(公共・防衛)と民需、EMS(受託製造)が事業を支える。
- マイクロデバイス:半導体市況の回復が前提。顧客在庫調整の影響を受けやすい。
- 資料は市場動向・自社の強み(無線・通信の技術、シナジー効果)を示すが、具体的な競合社比較データは記載なし。
今後の見通し・リスク要因(資料記載含む)
- 来期見通し:無線・通信の防災・水管理・防衛関連の増加、マイクロデバイスの市況回復を前提に増収増益を見込む(売上506,000百万円、営業利益19,700百万円、当期純利益18,300百万円)。
- 為替感応:通期為替前提(USD=145円、EUR=160円)を明示。
- 主なリスク(資料に基づく):半導体市況の不確実性、顧客在庫調整、為替変動、原材料価格、規制・防衛関連の政策変化、M&Aや統合リスク、自然災害・気候変動の影響等。
重要な注記・その他
- 連結範囲の変更:新規2社(ARGONICS GMBH、ARGONAV GMBH)を連結、除外1社(PT. NANBU PLASTICS INDONESIA)。2023年12月に取得したHVJホールディングス等に係る暫定処理の確定を当期に実施(比較数値へ影響)。
- 会計方針の変更・見積りの変更:無(注記あり)。
- 減損損失:2023年度に大幅減損計上(主にブレーキ関連のTMD等)があり、当期は大幅縮小。2024年度の減損は564百万円。
- のれん:当期末のれん残高 1,587百万円、当期償却額 404百万円。
- 自己株式取得(後発事象):取締役会決議(2025年2月12日)により、自己株式取得上限 1,300,000株・総額上限1,300百万円(取得日 2025年2月13日、ToSTNeT-3)。
- 役員異動:代表取締役交代予定(2025年3月下旬。既に11月28日開示済み)。
その他(参考データ)
- 設備投資(有形固定資産):2024年 2,480百万円(資料では「248 億円」の表記あり)
- 研究開発費:2024年 25.3億円(資料表)
- 有利子負債(連結末):2,180億円(2024年12月期末)
- 連結就業人員:18,630名(2024年12月期末)
重要な開示や注記は本文(決算短信本体)および決算説明資料(会社公表)を参照してください。必要であれば、特に参照したい項目(例:セグメント別詳細、キャッシュフロー明細、M&Aの詳細など)を指定してください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3105 |
| 企業名 | 日清紡ホールディングス |
| URL | http://www.nisshinbo.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
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