1. 企業情報
- 企業名: 株式会社田中化学研究所
- 概要: リチウムイオン電池およびニッケル水素電池向けの正極材料を主力とする化学製品メーカー。主に二次電池関連化学製品を製造・販売している。
- 事業内容: リチウムイオン電池向け製品、ニッケル水素電池向け製品、その他無機化学製品の製造・販売。
- 設立年月日: 1957年12月2日
- 代表者名: 紺藤 哲志
- 本社所在地: 〒910-3131 福井市白方町45字砂浜割5-10
- 上場取引所: 東京証券取引所
- 業種区分: 素材・化学
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 主要製品である二次電池向け正極材料において高い技術力と信頼性を持ち、主要顧客からの高い依存度がある。
- 課題: 二次電池市場の成長が鈍化し、BEV（バッテリー電気自動車）市場の伸び悩みが影響している。また、原材料価格の上昇や労務コストの上昇が収益に影響を与えている。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 市場環境の変化に対応するため、コスト削減と顧客対応の強化を実施。また、製品や顧客構成の変化に合わせた販売戦略を継続的に見直している。
- 中期経営計画: 中期経営計画の詳細は不明だが、短期的に想定を下回る需要や原材料市況の変動があり、計画達成には注意が必要と示唆。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 主に二次電池向け正極材料の販売による収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: 市場ニーズの変化に対応するため、コスト削減や顧客対応の強化を実施。また、製品や顧客構成の変化に合わせた販売戦略を継続的に見直している。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 技術革新については詳細な情報が不明。
- 主力製品: リチウムイオン電池向け製品、ニッケル水素電池向け製品。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: (単)-30.74
- BPS（実績）: (単)519.15
- PBR（実績）: (単)0.80倍
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は横ばいからわずかな上昇傾向。50日移動平均は403.56円、200日移動平均は428.23円。
- 高値圏か安値圏か: 52週高値は668.00円、52週安値は352.00円。現在の株価は52週高値から37.42%下落している。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 17.06B
- 利益率:
- 営業利益率（過去12か月）: -2.41%
- ROE（過去12か月）: 2.79%
- キャッシュフロー:
- 営業キャッシュフロー（過去12か月）: 2.74B
- 流動比率（直近四半期）: 0.97
- 負債比率（直近四半期）: 33.15%
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 0.00%
- 配当性向: 0.00%
- 自社株買い: 情報なし
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 直近10日間の株価は横ばいからわずかな上昇傾向。
- 株価への影響を与える要因: 世界的な二次電池市場の変化、特にBEV向け需要の伸び悩みや各国の補助金・政策変更の影響。
11. 総評
- 各分析結果のまとめ: 技術革新については詳細が不明だが、主要製品である二次電池向け正極材料において高い技術力と信頼性を持ち、主要顧客からの高い依存度がある。しかし、市場環境の変化に対応するためコスト削減や顧客対応の強化を実施している。財務面では負債比率が33.15%と比較的健全であるが、営業利益率は低い。
12. 企業スコア
- 成長性: 売上成長率（過去12か月）が-23.90%と減少しているため、C評価。
- 収益性: 営業利益率（過去12か月）が-2.41%と低いため、C評価。
- 財務健全性: 負債比率（直近四半期）が33.15%と比較的健全のため、B評価。
- 株価バリュエーション: PBR（実績）が0.80倍と割安のため、A評価。
総合評価: B
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企業情報
| 銘柄コード | 4080 |
| 企業名 | 田中化学研究所 |
| URL | http://www.tanaka-chem.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
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