決算説明：不二サッシ（5940）

2025年度第2四半期　不二サッシグループ　決算説明資料

不二サッシグループ — 2025年度 第2四半期 決算説明（要約）

（資料日：2025年11月5日、不二サッシ株式会社 提出）
以下は提供資料に基づく整理です。不明な項目は「–」としています。

基本情報

• 企業概要
  • 企業名：不二サッシ株式会社（不二サッシグループ）
  • 主要事業分野：建材（サッシ等）製造・販売、形材外販、環境事業（プラント・薬剤等）、物流、その他
• 説明会情報
• 説明者
  • 発言概要：資料スライド全体の説明に基づく業績サマリー・セグメント別状況・トピックス等（個別発言の要約は–）
• 報告期間
  • 対象会計期間：2025年度 第2四半期（上期：2025年度上期）
• セグメント（名称と概要）
  • 建材事業（ビル・住宅向けサッシ、カーテンウォール等） — 主力事業、上期は高付加価値案件や価格改定の浸透で好調
  • 形材外販事業（アルミ形材等の外販） — 需要鈍化の影響で販売数量低下、収益性悪化
  • 環境事業（プラント工事、薬剤等） — 新規プラント案件が好調、薬剤事業も堅調
  • 物流事業（輸出入、大型案件、営業倉庫等） — 大型設備案件や新規倉庫受注で増収、配車効率化で増益
  • その他事業 — 小規模な事業群

業績サマリー（連結・上期：百万円）

• 主要指標（2024年度上期 → 2025年度上期）
  • 売上高：47,648 → 48,273（+624、101.3%）
  • 売上総利益：6,650 → 7,077（+426、106.4%）
  • 販管費：6,738 → 6,715（△23、99.7%）
  • 営業利益：△87 → 362（+449、黒字転換）
  • 経常利益：55 → 415（+360、654.3%）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：△110 → 439（+549、黒字転換）
  • 1株当たり利益（EPS）：約 35.0円（資料の数値。比較用：前期は176.5円）※資料列から
• 進捗状況（通期目標に対する上期到達率・計算ベース）
  • 2025年度通期予想（連結）：売上高107,000百万円、営業利益2,500百万円、当期純利益2,000百万円
  • 上期進捗（上期実績 ÷ 通期予想）
  • 売上高：48,273 / 107,000 ≒ 45.1%
  • 営業利益：362 / 2,500 ≒ 14.5%
  • 当期純利益：439 / 2,000 ≒ 22.0%
  • 注：資料は「直近公表の業績予想からの修正なし」と記載
• セグメント別（2025年度上期、百万円）
  • 建材事業：売上 34,114、営業利益 1,054（売上構成比 ≒ 70.7%）
  • 形材外販事業：売上 10,794、営業利益 △7（売上構成比 ≒ 22.4%）
  • 環境事業：売上 1,509、営業利益 58（売上構成比 ≒ 3.1%）
  • 物流事業：売上 1,695、営業利益 227（売上構成比 ≒ 3.5%）
  • その他事業：売上 159、営業利益 89（売上構成比 ≒ 0.3%）
  • 合計：売上 48,273、営業利益 362

業績の背景分析

• 業績概要（ハイライト）
  • 上期は例年収益が年度末（下期）に偏るが、上期で営業利益・経常利益・当期純利益が黒字化。営業利益は9期ぶりの黒字。
  • 増収要因は建材・環境・物流セグメントの寄与。形材外販は減収減益。
• 増減要因（資料記載の要点）
  • 建材：高付加価値活動（中期計画に基づく）、VE・CD提案の徹底、価格改定の浸透により増収増益。受注高・受注残高は前期を下回るが、高採算案件中心で収益性重視の受注構造へ転換中。
  • 形材外販：一般形材で需要鈍化に伴う販売量減が大きく、運送費等の上昇分を価格転嫁したが影響を吸収できず収益性低下。高収益加工品の出荷減少も影響。
  • 環境：基幹改良を中心とした新規プラント工事が好調、薬剤事業も物価高の影響はあるが堅調。
  • 物流：大型設備の輸出入、先端材料の輸入、営業倉庫案件の受注等が寄与。配車効率化でコスト低減。
• 市場・競争環境（資料記載）
  • 建設着工床面積（非木造）は全国的に減少傾向。ただし東京・大阪の工事予定額は堅調推移（資料出所：国土交通省等）。
• リスク要因（資料および一般的要因）
  • 資材価格変動、輸送費・人件費の上昇、受注環境の地域差（全国減少だが一部エリア堅調）、技能者不足（これに対応する施策を開始）等が業績に影響し得る。

戦略と施策

• 現在の戦略（中期経営計画 FY25–27 に基づく）
  • 収益性重視の受注構造への転換、高付加価値案件の強化、サステナビリティ対応（リサイクル材・グリーンアルミの活用）等を掲げる。
• 進行中の施策（資料トピックス）
  • 「不二サッシ施工技能者育成プロジェクト」発足、専担会社「不二サッシS・C（FSC）」を設立（目的：技能者育成・雇用、習得期間短縮を目指す）。（発表日：2025年6月3日）
  • 株式会社ウッドフレンズとの共同でアルミクラッド木製サッシを開発（発表日：2025年7月1日）。集合住宅向けの片引き窓・開き窓を2025年度中に開発予定。
  • 建材用アルミ形材でSuMPOのEPD（環境製品宣言）を取得（発表日：2025年8月29日）。Reサッシ R100・Reサッシ グリーンは2025年度中の認証取得予定。
  • 新商品投入：Reサッシ R100（アルミリサイクル率100%）、Reサッシ グリーン（グリーンアルミ使用）を販売開始（発表日：2025年5月14日）。
• セグメント別施策と効果（主なもの）
  • 建材：VE/CD提案、価格改定、高付加価値案件の受注強化 → 営業利益改善に寄与
  • 形材外販：販売構成の見直し（高収益製品の補完）、価格転嫁の実施 → ただし上期は収益性低下
  • 環境：プラント工事の受注拡大で売上・利益増
  • 物流：配車効率化、新設営業倉庫の稼働による中期的収益基盤強化

将来予測と見通し（資料ベース）

• 2025年度 通期予想（連結、百万円）
  • 売上高：107,000（+2,246、102.1% vs 2024実績）
  • 営業利益：2,500（+24、101.0%）
  • 経常利益：2,600（△142、94.7%）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：2,000（△195、91.1%）
  • 注：資料は「直近公表の業績予想からの修正はありません」と明記
• 根拠（資料記載の主旨）
  • 上期の増収増益・黒字化を踏まえつつ、通期では売上微増・利益はほぼ横ばい〜若干の調整を見込む
• 中長期計画（FY25–27）進捗
  • 中期計画の重点施策（高付加価値化、技能者育成、サステナビリティ製品投入）は上期の主要施策として具現化中。通期目標達成可能性に関する定量評価は資料に明示なし。
• マクロ要因の影響
  • 建設着工床面積の全国的減少、地域差（東京・大阪の工事予定額堅調）、資材価格・人手不足、エネルギー・環境規制動向等が業績に影響を及ぼす可能性あり。

配当と株主還元

• 配当実績（資料から）
  • 期末配当（円）：前期 25.0 → 期末（2025）27.0（増額 +2.0円）と示唆される表記あり（出典：貸借対照表スライド中の表記）。中間配当および年間合計については資料に明確な通期配当額の記載なし。特別配当の有無：無し（資料に記載なし）
• 特別配当：資料に特別配当の記載なし → なし（明示記載なし）

製品・サービス・協業

• 主要製品
  • Reサッシ R100：アルミ市中回収材・リターン材のみを使用（製造段階CO₂排出量：形材1kgあたり約2.9kg-CO₂eq（自社算出））
  • Reサッシ グリーン：リオティント社のRenewAl™グリーンアルミのみを使用（製錬段階CO₂排出量保証4.0kg-CO₂eq/kg等）
  • アルミクラッド木製サッシ（開発中、集合住宅利用も視野）— ウッドフレンズとの共同開発
• サービス
  • FSC（不二サッシS・C）による施工技能者育成（集中研修＋OJTで習得期間短縮を目指す）
• 協業・提携
  • 共同開発：株式会社ウッドフレンズ（長谷工グループ）とのアルミクラッド木製サッシ開発
  • 環境認証：SuMPO（一般社団法人サステナブル経営推進機構）のEPD取得（千葉工場製造の建材用アルミ形材）

重要な注記

• リスク要因（資料中の注意）
  • 冒頭注記にあるとおり、業績予想等の将来記述は合理的な前提に基づくが、達成を約束するものではなく、実際の業績は様々な要因で大きく異なる可能性がある旨の注意表記あり。
• その他（今後の主なイベント・告知）
  • FSC設立：2025年6月3日（施工技能者育成プロジェクト）
  • 木製アルミクラッドサッシ共同開発発表：2025年7月1日
  • SuMPO EPD取得：2025年8月29日
  • Reサッシ R100 / Reサッシ グリーン 発売開始：2025年5月14日
  • 決算説明資料：2025年11月5日 公表

（備考）
– 本要約は提供資料の記載内容に基づく整理です。不明な項目は「–」としています。
– 金額は資料の表示単位（百万円）に基づき記載しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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