企業分析レポート:トレックス・セミコンダクター (6616)

個人投資家の皆様へ
本レポートでは、トレックス・セミコンダクター(証券コード: 6616)の企業情報、財務状況、株価動向などを多角的に分析し、投資検討の一助となる情報を提供します。

1. 企業情報

トレックス・セミコンダクターは1995年設立の電子機器用電源、電圧制御回路を主軸とする半導体メーカーです。特に車載機器や産業機器向けの製品に強みを持っています。
同社は生産設備を持たないファブレスメーカーであり、傘下にパワー半導体受託製造会社を持つことで、半導体の研究開発、設計、販売に特化しています。

主力製品・サービスの特徴:

  • 電源IC: DC/DCコンバータ、ボルテージレギュレータ(電圧制御回路)、電圧ディテクタ/リセットICなどが主要製品です。
  • ディスクリート半導体: MOSFET、パワーデバイスSiC-SBD(SiCショットキーバリアダイオード)、パワーMOSFETなどのディスクリート部品も手掛けています。
  • 用途: 産業機器、民生用電子機器、医療・ヘルスケア、車載、コンピュータ・通信といった幅広い分野で製品が利用されています。特に、高い信頼性が求められる車載・産業機器市場に注力しています。
  • 事業構成(2025.3期予想): ディスクリートが56%と大部分を占め、レギュレータ18%、DC/DCコンバータ16%、ディテクタ7%と続きます。

2. 業界のポジションと市場シェア

トレックス・セミコンダクターは半導体業界、特に省電力化を支える電源IC分野に特化したファブレスメーカーです。

業界内での競争優位性や課題について:

  • 競争優位性: 特定のニッチ市場である電源IC、特に車載・産業機器向けで高い信頼性と技術力を有している点が強みと考えられます。ファブレスモデルにより、設備投資リスクを抑え、研究開発に集中できる点も優位性です。また、傘下の受託製造会社により、一部生産での柔軟性も確保していると推測されます。
  • 課題: 半導体業界全体は景気循環の影響を受けやすく、市場の変動が業績に直接影響します。汎用製品においては価格競争も激しいと考えられます。

市場動向と企業の対応状況:

  • 市場動向: 決算短信によると、世界経済・日本経済の低迷、半導体市場の停滞が続いています。AI関連は好調なものの、同社の主要市場では厳しい状況です。
  • 企業の対応: 厳しい市場環境の中、2025年3月期は売上高の減少と営業損失を計上しました。しかし、同社は市場に適応した製品創出、収益力強化、持続的成長を目指し、特に車載機器・産業機器向けへの注力を継続するとともに、パワー半導体分野への製品展開を進めています。

3. 経営戦略と重点分野

経営陣が掲げるビジョンや戦略:

決算短信からは、「市場に適応した製品創出」「収益力強化」「持続的成長」を通じて企業価値向上を目指す姿勢が読み取れます。

中期経営計画の具体的な施策や重点分野:

具体的な中期経営計画の記載はありませんが、決算短信のセグメント戦略から以下の施策・重点分野が示されています。
* 製品分野: 車載機器・産業機器向け製品への注力、パワー半導体分野への製品展開。
* 品質・コスト: 品質の向上とコスト削減。
* 営業戦略: 顧客密着型の営業活動による顧客満足度向上。
* 生産体制: 生産力確保のための設備投資。

新製品・新サービスの展開状況(決算短信参照):

決算短信では具体的な新製品名やサービス展開に関する詳細な記述はありませんが、「パワー半導体分野への製品展開」という方向性が示されています。これは、高効率化や電動化が進む市場の需要に対応する戦略と考えられます。

4. 事業モデルの持続可能性

トレックス・セミコンダクターの事業モデルは、設計と販売に特化したファブレス構造により、市場ニーズの変化への適応力を持つと考えられます。
電源ICおよびディスクリート半導体は、あらゆる電子機器に不可欠な基盤部品であり、電化社会の進展とともにその需要は継続すると考えられます。特に車載・産業機器分野は高い信頼性が求められ、参入障壁も高いため、長期的な収益源となる可能性があります。
半導体市場の循環的な変動や、特定の顧客への依存度によっては収益が不安定になるリスクもありますが、車載や産業機器といった安定した需要が見込める分野への注力は、そのリスクを軽減する可能性があります。

売上計上時期の偏りとその影響:

提供データからは売上計上時期の偏りに関する具体的な情報はありません。

5. 技術革新と主力製品

技術開発の動向や独自性:

同社の主力は電源ICであり、近年、電子デバイスの小型化・高性能化に伴い、高効率かつ小型の電源ICへの需要が高まっています。また、IoT、AI、5G、EV化の進展により、半導体への要求は多様化・高度化しており、同社も「パワー半導体分野への製品展開」を掲げていることから、次世代技術への対応を進めていると推測されます。ファブレスモデルであるため、最新技術を柔軟に取り入れやすいという特徴もあります。

収益を牽引している製品やサービス:

公開されている事業構成(ディスクリート56%、レギュレータ18%、DC/DCコンバータ16%)から、ディスクリート半導体が収益の大半を占めています。ディスクリートには高性能MOSFETやSiC-SBDなどが含まれ、これらが高性能化する電子機器の需要に応えていると考えられます。

6. 株価の評価

  • PER(会社予想): 40.18倍 (会社予想EPS 37.71円に基づく)
    • 業界平均PER 24.2倍と比較すると、割高感があります。ただし、直近2会計年度は大幅な純損失を計上しており、会社予想でのV字回復を織り込んでいる可能性があります。過去12ヶ月のEPSは-183.41円であり、その場合はPERは計算できません。
  • PBR(実績): 0.92倍 (BPS 1,652.41円に基づく)
    • 業界平均PBR 1.6倍と比較すると、割安感があります。現在の株価は企業の解散価値を下回っている状態です。

現在の株価は、今後の業績回復への期待と、PBRの割安感が混在している状態と見ることができます。直近の業績が悪化している中で、会社予想のPERが高いのは、将来の回復を見込んだ評価か、あるいは直近の収益性の低さが影響している可能性があります。

7. テクニカル分析

  • 直近の株価推移: 提供されたデータ(2025-11-13〜2025-11-27)によれば、株価は1495円から1565円の範囲で推移しており、本日は1515円で引けています。直近はやや軟調な推移が見られます。
  • 年初来高値・安値との位置関係:

    • 年初来高値: 1,803円
    • 年初来安値: 919円
    • 現在株価: 1,515円

    現在の株価は年初来高値と安値の中間よりやや高値寄り(安値から約65%上昇、高値から約16%下落)の位置にあります。
    * 移動平均線との関係:
    * 50日移動平均: 1,612.22円
    * 200日移動平均: 1,388.56円

    現在の株価は50日移動平均線を下回り、短期的な下落トレンドにある可能性があります。一方で、200日移動平均線は上回っており、中長期のトレンドはまだ維持されている可能性があります。
    * 出来高・売買代金から見る市場関心度:
    * 直近10日間の出来高平均: 約19,300株
    * 直近10日間の売買代金平均: 約29,000千円

    本日の出来高13,400株、売買代金20,250千円は、平均と比較してもやや低調です。市場の注目度は中程度であり、積極的な売買が行われている状況ではないと見られます。

    8. 財務諸表分析

売上、利益、ROE、ROAなどの指標を評価:

  • 売上高:

    • 2022年3月期: 30,864百万円
    • 2023年3月期: 31,956百万円 (↑)
    • 2024年3月期: 25,751百万円 (↓)
    • 2025年3月期: 23,957百万円 (↓)
    • 過去12ヶ月: 23,312百万円 (↓)

    売上高は2023年3月期をピークに減少傾向が続いており、半導体市場の低迷が影響していると考えられます。
    * 営業利益・経常利益・当期純利益:
    * 2022年3月期は黒字でしたが、2024年3月期、2025年3月期と2期連続で営業損失、経常損失、当期純損失を計上しています。特に2024年3月期は-4,297百万円の大幅な純損失でした。これは半導体市場の低迷に加え、減損損失の計上が影響しています。
    * ROE(実績): -12.43%
    * ROA(実績): -0.95%

    ROE、ROAともに大幅なマイナスとなっており、自己資本および総資産を効率的に活用して利益を生み出せていない状況です。

四半期決算の進捗状況(通期予想との比較):

提供データからは四半期ごとの進捗状況に関する具体的な情報は直接得られないため、評価を控えさせていただきます。
ただし、2025年3月期の通期決算短信発表時点での2026年3月期の業績予想では、売上高25,500百万円(6.4%増)、営業利益400百万円、経常利益400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益300百万円と、黒字転換を見込んでいる点が注目されます。

9. 財務健全性分析

  • 自己資本比率(実績): (連)51.8% (2025年3月期)
    • 2024年3月期の56.1%からは低下していますが、50%を大きく超えており、非常に良好な水準です。財務基盤は高い安全性を保っています。
  • 流動比率(直近四半期): 3.05
    • 100%を大きく上回っており、短期的な支払い能力は十分に高いと言えます。
  • 負債比率 (Total Debt/Equity、直近四半期): 81.52%
    • 提供データから計算すると、総負債が自己資本の約81.5%であり、健全な水準にあります。
  • 資金繰りの状況: 営業活動によるキャッシュフローは2025年3月期に3,359百万円と前年の1,927百万円から改善しており、本業で現金を創出できています。

借入金の動向と金利負担:

総負債は14.27Bですが、具体的な借入金の増減や金利負担に関する詳細は提供データから読み取れません。しかし、上記の自己資本比率や流動比率から判断すると、財務の安全性に大きな問題はないと考えられます。

10. 収益性分析

  • ROE(実績): (連)-12.43%
  • ROA(実績): (連)-0.95%
    • 一般的なベンチマークであるROE 10%、ROA 5%を大きく下回っており、直近の収益性は非常に低い状況です。これは、連続する純損失が要因です。
  • 各種利益率:

    • 粗利率(過去12ヶ月): 約21% (Gross Profit 4.91B / Total Revenue 23.31B)
    • 営業利益率(過去12ヶ月): -2.38% (Operating Income -554.532M / Total Revenue 23.31B)
    • Profit Margin: -8.69%

    売上原価の比率が高く、営業費用も重いため、売上総利益の段階から収益性が低いことが示唆されます。営業利益、純利益ともにマイナスであり、収益性は大きな課題を抱えています。

収益性の推移と改善余地:

過去数年を見ると、2023年3月期までは高い収益性を誇っていましたが、2024年3月期以降は半導体市場の低迷と減損損失の影響で大幅に悪化しました。今後の収益改善は、半導体市場の回復と、車載・産業機器向けなど高付加価値製品への注力、そしてコスト削減が鍵となります。2026年3月期には黒字転換を予想しており、これが実現すれば収益性は改善に向かうでしょう。

11. 市場リスク評価

  • ベータ値 (5Y Monthly): 0.47
    • ベータ値が1未満であるため、市場全体(S&P 500)の動きと比較して、トレックス・セミコンダクターの株価は市場感応度が低い、すなわち景気変動や市場全体の変動からの影響を受けにくい傾向があると言えます。半導体株としては比較的安定している可能性があります。
  • 52週高値・安値のレンジと現在位置:

    • 52週高値: 1,803.00円
    • 52週安値: 919.00円
    • 現在株価: 1,515.0円

    現在の株価は52週レンジの中間に位置しており、特に高値圏でも安値圏でもありません。
    * 決算短信に記載のリスク要因:
    * 外部環境リスク: 世界的な地政学リスク、米国の関税リスクなど、国際情勢の変動が事業に影響を与える可能性があります。
    * 為替リスク: 輸出比率が高いため、為替レートの変動(特に円高)が業績に影響を与える可能性があります。
    * 市場リスク: 半導体市場の回復が遅れる、あるいは再度の低迷局面に入る場合、同社の業績に悪影響を与える可能性があります。サプライチェーンの変動もリスクです。

12. バリュエーション分析

  • 業種平均PER/PBRとの比較:
    • PER(会社予想): 40.18倍 (業界平均: 24.2倍) → 業界平均より高いため、PER基準では割高。ただし、直近は赤字であり、会社予想のEPSで計算されている点に注意が必要です。
    • PBR(実績): 0.92倍 (業界平均: 1.6倍) → 業界平均より低いため、PBR基準では割安。
  • 目標株価レンジの算出(業界平均PBR倍率適用):

    • BPS 1,652.41円 × 業界平均PBR 1.6倍 = 2,644円

    このPBR基準での目標株価は、現在の株価1,515円を大幅に上回っており、PBRの観点からは割安と判断できます。
    * 割安・割高の総合判断: PERは業界平均と比較して割高ですが、直近の赤字からの回復期待が織り込まれている可能性があります。一方、PBRは業界平均よりも低く、理論上は割安と評価できます。現状は業績悪化からの回復途上にあり、将来の利益成長を見込んだ上で、PBRの割安感を重視するかどうかが判断のポイントとなります。

13. 市場センチメント分析

  • 信用取引の状況:

    • 信用買残: 151,800株 (+7,600株/前週比)
    • 信用売残: 0株 (-100株/前週比)
    • 信用倍率: 0.00倍 (売残がゼロのため、実質的に買い残が圧倒的に多い状態を示唆)

    信用買残が高水準であり、信用売残がほとんどないため、需給バランスは悪化しています。これは、将来の株価上昇を期待して買っている投資家が多い一方で、売り方が少ないことを意味し、将来的な株価上昇の重しになる可能性があります。
    * 株主構成:
    * インサイダー保有比率: 20.33% (経営陣などが一定の株式を保有)
    * 機関投資家保有比率: 32.85% (一部の大口投資家が保有)

    上位株主にはパーシングDivドナルドソンラフキン&ジェンレット、日本マスタートラスト信託銀行、自社(自己株口)などが名を連ねています。特定の機関投資家や信託銀行、加えて自社株買いにより、一定の安定株主が存在し、株価の安定に寄与する可能性があります。藤阪知之氏など個人名も見られ、創業家または経営陣関係者の保有も一定程度あるようです。

    14. 株主還元と配当方針

    • 配当利回り(会社予想): 3.70%
    • 1株配当(会社予想): 56.00円

    提供情報によると、2025年3月期の実績として中間28.00円、期末28.00円、年間56.00円の配当が予定されています。2026年3月期も56.00円を予想しており、赤字の中でも配当を維持する方針であることが示唆されます。高い配当利回りは、株価の下支え要因となる可能性があります。
    * 配当性向: 60.90% (Payout Ratio 4)

    この配当性向は、会社予想のEPSを基に計算されていると推測されます。直近の赤字を考慮すると、配当維持は財務的な負担となりえますが、株主への還元姿勢を重視していると考えられます。
    * 自社株買いなどの株主還元策: 提供データからは自社株買いに関する明確な記載は見られません。
    * 株式報酬型ストックオプション等のインセンティブ施策: 提供データからは詳細不明。

15. 最近のトピックスと材料

  • 2025年3月期決算短信: 2024年4月1日~2025年3月31日において、売上高は前年同期比7.0%減の23,957百万円、営業利益および経常利益は損失を計上し、当期純利益も-2,358百万円の損失となりました。主な要因は半導体市場の低迷、在庫調整、円安の影響に加え、減損損失の計上が挙げられます。
  • 業績予想(2026年3月期): 2026年3月期には売上高25,500百万円(6.4%増)、営業利益400百万円、経常利益400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益300百万円と、黒字転換を見込んでいる点が注目されます。これは半導体市場の回復を前提としていると考えられます。
  • パワー半導体分野への製品展開: 今後の成長戦略として掲げられており、市場の需要に応える製品ポートフォリオの拡充が期待されます。

16. 総評

トレックス・セミコンダクターは、パワー半導体受託製造会社を傘下に持つファブレスメーカーとして、電子機器用電源ICおよび電圧制御回路などを手掛けています。特に車載機器や産業機器向けに強みを持ち、高い技術力と品質で特定のニッチ市場を確立しています。

強み:

  • ニッチ市場での優位性: 車載・産業機器向け電源ICという高信頼性が求められる分野に強み。
  • ファブレスモデル: 研究開発に集中でき、市場ニーズへの柔軟な対応が可能。
  • 財務健全性: 自己資本比率が高く、流動比率も良好で、安定した財務基盤を持つ。

弱み:

  • 直近の業績悪化: 半導体市場の低迷と減損損失により、過去2期にわたり大幅な赤字を計上。
  • 収益性の低さ: ROE、ROAがマイナスであり、利益率も低い水準。
  • 半導体市場の循環性への脆弱性: 市場全体の変動に業績が左右されやすい。

機会:

  • 半導体市場の回復: 足元の市場低迷からの回復により、業績が改善する可能性。
  • 車載・産業機器市場の成長: EV化、自動化などの進展により、高信頼性電源ICの需要が増加。
  • パワー半導体分野への展開: 新たな収益源となる可能性。

脅威:

  • 世界経済の不安定性: 地政学リスクや経済変動が半導体需要に悪影響を与える可能性。
  • 為替変動リスク: 円高が進行した場合、海外売上の多い同社の業績にマイナス影響。
  • 競争激化: 高効率電源IC分野での競争激化。

トレックス・セミコンダクターは財務基盤が強固である一方で、直近の業績は半導体市場の停滞と減損損失により大きく悪化しています。しかし、2026年3月期には黒字転換を見込んでおり、車載・産業機器向けやパワー半導体分野への注力といった成長戦略を推進しています。株価はPBR基準で割安感がありますが、PERは業績回復期待を織り込む形となっています。今後の株価は、半導体市場の回復と、同社の成長戦略が計画通りに進捗するかが重要なポイントとなるでしょう。

17. 企業スコア

以下の4観点で評価を行いました。欠損データは「B(中立)」とし、一過性損益は除外する方針に沿って、可能な限り調整しています。
* 成長性: B
* 売上高は直近2期減収、2025年3月期も減収でしたが、2026年3月期には増収・黒字転換を予想しています。パワー半導体への製品展開など、将来の成長に向けた施策は見られます。市場の回復と戦略実行次第で成長軌道に戻る可能性があります。
* 収益性: D
* 過去2期連続で営業損失、純損失を計上しており、ROE -12.43%、ROA -0.95%と、一般的なベンチマークを大きく下回っています。利益率も低く、収益性には非常に大きな課題があります。
* 財務健全性: S
* 自己資本比率51.8%は非常に高く、財務基盤は強固です。流動比率3.05も良好で、短期・長期ともに高い安全性を保っています。営業キャッシュフローもプラスを維持しており、健全性が際立っています。
* 株価バリュエーション: B
* PBR 0.92倍は業界平均1.6倍に比して割安感があります。しかし、PER 40.18倍は業界平均24.2倍より高く、直近の業績悪化を考慮すると、高評価とは言い難い面もあります。業績回復期待が織り込まれている可能性があり、現時点では中立と判断します。


企業情報

銘柄コード 6616
企業名 トレックス・セミコンダクター
URL http://www.torex.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

バリュー投資分析(5年予測・参考情報)

現在の指標

株価 1,515円
EPS(1株利益) 37.71円
年間配当 3.70円

予測の前提条件

予想EPS成長率 8.0%
5年後の想定PER 15.0倍

5年後の予測値

予想EPS 55.41円
理論株価 831円
累計配当 23円
トータル価値 855円

現在価格での試算リターン

試算年率リターン(CAGR) -10.82% (参考:低水準)

目標年率ごとの理論株価(参考値)

目標年率 理論株価 安全域価格 現在株価との比較
15% 425円 212円 × 算出価格を上回る
12% 485円 242円 × 算出価格を上回る
10% 531円 265円 × 算出価格を上回る

関連情報

証券会社


このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.4)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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