決算説明：KVK（6484）

2026年３月期　第２四半期（中間期）決算説明資料

基本情報

• 企業概要: 会社名 株式会社KVK、主要事業 水栓金具、継手、排水金具、水栓部品の開発・製造・販売
• 代表者名: 代表取締役社長 末松 正幸
• 説明者: 発表者（役職） –、発言概要 決算概要（2026年3月期 中間期）、中期／長期経営方針、TOPICS（新製品・展示会等）、株主還元方針についての説明
• セグメント: 事業構成（製品カテゴリ）
  • シャワー付湯水混合水栓（主力）
  • 湯水混合水栓
  • 単独水栓
  • その他（シャワーヘッド、センサー製品等）
  • 備考: グループ会社は大連北村閥門有限公司（中国）、KVK PHILIPPINES, INC.（フィリピン）

業績サマリー

• 主要指標（中間期 実績・前年同期比・業績予想比）
  • 売上高 15,114百万円（前年同期比 +6.3% / 2026中間期業績予想15,000百万円に対し +114百万円）
  • 営業利益 1,378百万円（前年同期比 +16.5% / 予想1,300百万円に対し +78百万円）
  • 経常利益 1,733百万円（前年同期比 +23.4% / 予想1,350百万円に対し +383百万円）
  • 中間純利益（親会社株主に帰属） 1,190百万円（前年同期比 +26.1% / 予想900百万円に対し +290百万円）
• 進捗状況（中期経営計画・年度目標に対する達成率）
  • 中期計画（2023〜2025）およびVision2030の目標値：最終年度売上目標 305億円、営業利益率 10% 等（ただし中国市場低迷により最終年度目標は下方修正の旨記載）
  • 中間期実績は過去最高の売上を記録、営業利益は3期連続増益であるが、目標達成率の明示値は資料に記載なし（達成率 –）
• セグメント別状況（中間期売上高・比率・増減）
  • シャワー付湯水混合水栓: 4,894百万円（32.4%） 前年中間期比 +278百万円
  • 湯水混合水栓: 6,333百万円（41.9%） 前年中間期比 +473百万円
  • 単独水栓: 1,772百万円（11.7%） 前年中間期比 +73百万円
  • その他: 2,114百万円（14.0%） 前年中間期比 +65百万円
  • 備考: 主力商品の受注増により、金額ベースで全カテゴリが増収

業績の背景分析

• 業績概要（ハイライト・トピックス）
  • 売上高は過去最高を更新。得意先への受注活動が奏功し主力（シャワー付・湯水混合等）が伸長。
  • 営業利益は増収効果で増益（3期連続増益）。
  • 経常利益・中間純利益は、新工場棟建設に伴う土地・建物取得に関する補助金の交付により増益。
• 増減要因
  • 増収要因: 受注増（得意先向け営業活動強化）、新製品投入や展示会での訴求（国内外）。
  • 減少（抑制）要因: 原材料（銅）価格高騰および仕入コスト増での原価悪化（資料では原価悪化▲239百万円）。為替影響は概ねプラス（想定為替レート：2026年3月期 21.0円/元）。
  • 結果: 原価悪化分を販売影響（受注増）と為替影響等で補填し、営業利益は増加。
• 競争環境
  • 市場シェア 21.4%（2025年4〜9月 数量ベース、一般社団法人日本バルブ工業会資料より算出）
  • 競争優位性: 提案力・技術力・生産品質力（国内外4生産拠点、一貫生産体制、約11,000点の製品点数）
  • 競合他社との詳細比較データは資料に記載なし（–）
• リスク要因（業績影響を与える外部要因）
  • 為替変動（円安・元為替影響）
  • 銅等原材料価格の上昇
  • 中国を含む海外市場の需要低迷（中国市況の想定外低迷を明記）
  • 建築基準法・省エネ基準改正後の駆け込み反動による新設住宅着工戸数の減少
  • サプライチェーンやその他規制変化等（資料では一般的リスク記載）

戦略と施策

• 現在の戦略（中期経営計画）
  • 中期計画「KVK Innovation」（2023〜2025）：重点戦略は販売基盤の強化、生産基盤の強化、サステナビリティ視点での経営基盤強化
  • 財務目標（目標値）：売上高 305億円、営業利益率 10.0%、ROE 10.0%（但し中国市場の影響で一部下方修正あり）
  • Vision2030：KVKブランド価値の向上、持続可能性、ガバナンス、人材育成など
• 進行中の施策（具体プロジェクト・進捗）
  • 新製品投入: 中高級サーモスタット式シャワー「KIERRE」「REUNA」、後付け遠隔スイッチ、ウルトラファインバブルシャワー「hadamo」等を発売
  • 販売強化: 管工機材ルートでの展示会出展・地区大会開催による販路強化（国内）、中国「国際キッチン＆バス設備展」出展で海外販売促進
  • 生産効率化: KPS（KVK Production System）活動、NPS研究会による巡回研究会で改善活動実施
  • 設備投資: 2023年に新棟2棟完成、コージェネ・太陽光稼働等（資料参照）
• セグメント別施策
  • 管工機材ルート: 販売代理店・特約店向けの地区大会開催、展示会出展による結束強化と販促
  • 生産（製造）: 組立ラインの改善、全数検査等品質管理強化、国内外拠点による一貫生産体制維持
  • 製品開発: 中高級製品・アクセシビリティ製品（遠隔スイッチ）や環境・付加価値訴求製品の投入

将来予測と見通し

• 業績予想: 次期（通期）見通しの具体数値は資料に明示なし（中間期の予想対比は記載：中間期業績予想 売上 15,000百万円等）
• 中長期計画: 中期計画（2023〜2025）終了時の目標（305億円等）に向けた施策を継続。ただし中国市場の低迷で目標は下方修正されている旨を注記
• マクロ経済の影響: 為替（円安傾向が継続）、銅価格上昇がコストに影響。建築着工戸数の動向や中国等海外需要が業績に影響する旨を想定

配当と株主還元

• 配当方針: 安定した配当と株主還元を継続。IR活動・株主優待の提供あり（株主パスポート導入等）
• 配当実績・見込み:
  • 中間配当（2026年中間期）：1株当たり 40円（発表）
  • 期末配当（見込）：40円、年間配当見込 80円（増配見込み）
  • 過去特記事項: 2024年3月期は創業85周年記念配当5円を含む
• 特別配当: 2024年に創業85周年記念配当5円（特別配当として記載）

製品やサービス

• 製品: 主力は各種水栓（金具）— シャワー付湯水混合水栓、湯水混合水栓、単独水栓、ウルトラファインバブルシャワー（hadamo）、中高級サーモスタット水栓（KIERRE、REUNA）、後付け遠隔スイッチ等
• サービス: 製造・販売に加え、メーカー直のアフターサービス（HP経由問い合わせ対応）、国内外拠点での供給体制
• 協業・提携: 子会社（中国・フィリピン）との生産・販売連携、展示会出展を通じた販路拡大。外部企業との明示的な資本・業務提携（M&A等）は資料に記載なし（–）

重要な注記

• 会計方針: 特段の会計方針変更は資料に明示なし。ただし新工場建設に伴う土地・建物取得に関する補助金が経常利益・純利益に寄与した旨の記載あり（会計処理の詳細は資料参照）
• リスク要因（特記事項）: 為替・銅価格・中国市場動向・建築着工動向等が業績に与える影響を明示。資料末尾に免責事項（予想・見通しは現時点の情報に基づくため変動あり）
• その他（今後のイベント等）: 新製品発売、国内地区大会・展示会出展、NPS/NPS研究会による改善活動、株主優待（2026年度対象製品）・株主パスポートの導入など

（不明項目は — としています。投資判断に関する助言は行いません。）

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企業情報

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