2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)からの修正は無し。第1四半期単独の実績は「売上高は下振れ、営業利益は上振れ(増益)」という結果。
- 業績の方向性:第1四半期は売上高9,137百万円(△11.9%)と減収だが、営業利益1,253百万円(+21.3%)と増益(増収減益ではなく「減収増益」)。
- 注目すべき変化:売上総利益率が大幅に改善(第1Q:30.0%、前年同期:25.0%、約+5.0pp)し、販売費及び一般管理費も減少しているため営業利益率が大幅に改善(第1Q:13.7%、前年同期:約10.0%、約+3.7pp)。一方、為替差損益の悪化により経常利益は前年同期比で減少。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上高40,000百万円、営業利益4,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,100百万円)は変更なし。第1四半期の進捗は売上高22.8%、営業利益31.3%、当期純利益29.8%で、営業利益は通期計画に対して順調な進捗。
- 投資家への示唆:収益性改善(原価改善・商品構成見直し等)が顕在化している点はポジティブ。ただし売上に一部構成要因(写真用ゼラチンの減少、過去の在庫販売の反動)があり、需要回復の有無と為替影響が通期業績の鍵となる。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:新田ゼラチン株式会社
- 主要事業分野:コラーゲン事業(ゼラチン、コラーゲンペプチド、食品材料、バイオメディカル等の製造・販売)
- 代表者名:代表取締役社長執行役員 竹宮 秀典
- 問合せ先:取締役執行役員管理本部長 安藤 啓(TEL 072-949-5381)
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月8日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(連結、2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算説明資料:作成あり、決算説明会は開催無し
- セグメント:
- コラーゲン事業の単一セグメント(社内は製品区分としてゼラチン、コラーゲンペプチド、食品材料、バイオメディカルを管理)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):18,373,974株
- 期末自己株式数:206,188株
- 期中平均株式数(四半期累計):18,167,786株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本四半期発表済(8/8)
- 株主総会・IRイベント:次回定時株主総会等は別途案内(資料に該当予定日は明記無し)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(Q1は会社の四半期別予想提示無しのため、通期予想に対する進捗率を記載)
- 売上高:9,137百万円。通期予想40,000百万円に対する進捗率 22.8%(通期均等進捗25%にやや遅れ)。
- 営業利益:1,253百万円。通期予想4,000百万円に対する進捗率 31.3%(進捗良好)。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:625百万円。通期予想2,100百万円に対する進捗率 29.8%(進捗良好)。
- サプライズの要因:
- 売上高減少の主因:写真用ゼラチン需要の減少、前年同期に計上された米国子会社分の在庫販売の反動等。ゼラチン部門で北米の在庫販売がなくなった影響が大きい。
- 営業利益上振れの主因:商品構成見直し・コスト競争力強化施策による売上総利益率改善(+5.0pp)と販売費及び一般管理費の抑制(1,563→1,488百万円)。支払利息減少等の効果もあり営業利益は増加。
- 経常利益の下振れ要因:為替差益→為替差損への反転(前年同期は為替差益310百万円、当期は為替差損66百万円)で営業外損益が悪化し経常利益は減少。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。Q1の営業利益進捗は良好だが、売上の回復が不可欠。為替や海外需要の動向が通期達成可能性に影響を与える。現時点で会社は予想修正なし。
財務指標
- 貸借対照表(要点)
- 総資産:40,238百万円(前期末比△175百万円)
- 流動資産:24,527百万円(現金及び預金4,683百万円、売掛金8,019百万円、棚卸資産6,892百万円)
- 固定資産:15,710百万円(有形固定資産9,582百万円)
- 負債合計:14,628百万円(前期末比△410百万円、長期借入金減少等)
- 純資産合計:25,610百万円(前期末比+235百万円)
- 自己資本比率:51.8%(前期末51.2%)(安定水準)
- 損益計算書(要点)
- 売上高:9,137百万円(前年同期比△11.9%=△1,240百万円)
- 売上原価:6,395百万円(前年同期7,780百万円) → 売上総利益2,742百万円(+5.6%)
- 販管費:1,488百万円(前年同期1,563百万円、抑制)
- 営業利益:1,253百万円(+21.3%)、営業利益率13.7%(前年同期約9.96%)
- 経常利益:1,249百万円(△9.5%、為替影響等)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:625百万円(+1.4%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):34.43円(前年同期33.96円、+1.4%)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:22.8%(通期均等進捗25%よりやや遅れ)
- 営業利益進捗率:31.3%(通期均等より良好)
- 純利益進捗率:29.8%(良好)
- 備考:第1四半期としては営業利益・純利益ともに通期予想に対する進捗は良好だが、売上は下振れしている点は注視。
- 財務安全性
- 自己資本比率:51.8%(安定水準)
- 流動比率(流動資産/流動負債):24,527/8,810 ≒ 278%(良好)
- 負債純資産比(負債/純資産):14,628/25,610 ≒ 57.1%(過度ではない)
- 効率性
- 売上高営業利益率(第1Q):13.7%(前年同期約10.0%、改善)
- 総資産回転率(簡易・年換算):(Q1売上×4)/総資産 ≒ 0.91回/年(普通水準)
- セグメント別(製品区分)
- ゼラチン:6,663百万円(△13.8%) — 日本:写真用減少、北米:在庫販売の反動、インドは増加
- コラーゲンペプチド:1,597百万円(△6.6%) — 北米・アジアは堅調も国内顧客向け減少
- 食品材料:791百万円(△7.4%) — 商品構成見直しの影響
- バイオメディカル:85百万円(+5.5%) — 医療用途で堅調
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:年間25.00円(中間9.00円、期末16.00円;期末には特別配当5円含む)
- 2026年3月期(予想):年間24.00円(中間12.00円、期末12.00円)
- 配当利回り:–(株価情報無しのため算出不可)
- 配当性向(概算):予想EPS(通期)115.59円に対するDPS24円 → 配当性向 約20.8%(概算、適度な還元)
- 特別配当の有無:2026年予想に特別配当の記載は無く、直近修正無し
- 株主還元方針:譲渡制限付株式報酬を実施(自己株式19,900株を処分し役員向けに付与) — インセンティブ施策として株主と価値共有を図る意図
セグメント別情報
- 各セグメント売上(第1Q)
- ゼラチン:6,663百万円(△13.8%) — 写真用減少、カプセル用途は堅調、地域別に差異あり
- コラーゲンペプチド:1,597百万円(△6.6%) — 海外(北米・インド・アジア)が堅調だが国内顧客の販売減が影響
- 食品材料:791百万円(△7.4%) — 収益性重視の構成見直しで減収
- バイオメディカル:85百万円(+5.5%) — 医療用ゼラチンの伸長、海外販売好調
- セグメント戦略:中期経営計画(~2027年3月)に沿って生産体制再編でコスト競争力強化、バイオメディカルの黒字化を目標に収益性改善を進行中。第1Qの利益率改善は施策の一部成果を示唆。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2025–2027):収益力・キャッシュ創出力の抜本強化を目標に、生産体制再編・運転資本効率化・グローバルガバナンス強化等を掲げる。
- KPI達成状況:第1Qでは営業利益率改善・借入金削減が見られ、収益力強化の初期成果が出ているが、売上回復(特に写真用や地域別の需要回復)が課題。
競合状況や市場動向
- 競合他社比較:資料に同業比較は無し。一般論として需要の地域差(北米・インドなどで堅調、写真用市場衰退)が影響しやすい業態。
- 市場動向:世界経済の不確実性(地政学リスク・中国景気の弱さ・為替変動)が継続リスク。バイオメディカル分野は成長期待があるが投資回収のタイミング注意。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2026年3月期通期予想:売上高40,000百万円(+3.2%)、営業利益4,000百万円(+1.8%)、経常利益4,100百万円(△1.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,100百万円(△33.5%) — 会社は修正無し。
- 第2四半期(累計)予想:売上高19,000百万円(△3.7%)、営業利益1,900百万円(△10.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,000百万円(+21.9%)
- 予想の前提条件:添付資料P.3に記載の前提条件参照(為替・原材料等の前提は資料参照)。資料上は「通期予想は現時点で修正なし」。
- 予想の信頼性:第1Qの営業利益は前倒しで進捗しているが、売上基調が弱いため下期の需要動向と為替が信頼性に影響。
- リスク要因:為替変動、原材料・エネルギー価格上昇、主要顧客の需要変動(写真用・国内顧客の販売)、地政学リスク等。
重要な注記
- 会計方針:第1四半期に会計方針の変更・見積り変更・修正再表示は無し。
- 海外子会社の処理:米国子会社ニッタゼラチンユーエスエーInc.は清算結了(2025年7月2日)。前年との比較で在庫販売の反動要因あり。
- 後発事象:2025年7月17日取締役会で譲渡制限付株式報酬として自己株式19,900株を処分(役員向け)を決議・実施。
- 四半期レビュー:四半期連結財務諸表に対する公認会計士・監査法人のレビューは無し(注記あり)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4977 |
| 企業名 | 新田ゼラチン |
| URL | http://www.nitta-gelatin.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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