2026年3月期 第1四半期決算短信日本基準

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想からの修正は無し(会社側は業績予想を据え置き)。市場予想との比較データは開示無しのため記載不可(–)。
  • 業績の方向性:減収(売上高79.98億円、△16.0%)・損失縮小(営業損失5.14億円→前年同期9.48億円の損失から改善)。純損失は6.65億円(前年同期6.56億円)でほぼ横ばい。
  • 注目すべき変化:セグメントでの「半導体・フォトマスク装置事業」が売上を大きく伸ばした(43.15億円、前年同期14.95億円、+188.9%)一方、「FPD装置事業」は売上が大幅減(33.14億円、前年同期76.39億円、△56.6%)。受注残高は増加(449.28億円、前年同期374.56億円)。
  • 今後の見通し:通期予想(売上560億円、営業利益45億円、親会社株主に帰属する当期純利益27億円)は据え置き。第1四半期の進捗は売上で約14.3%にとどまり、通期達成には下期での巻き返しが必要(会社は現時点で予想維持)。
  • 投資家への示唆:受注残高は増加しているものの、売上の地域・セグメント偏重と四半期進捗の低さ(Q1は通年の想定進捗を下回る)に注意。キャッシュは減少している点も注視(自己資本比率45.9%で安定的水準)。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社ブイ・テクノロジー
    • 主要事業分野:FPD装置事業、半導体・フォトマスク装置事業、その他(IT事業・OLED照明・農業等)
    • 代表者名:代表取締役 杉本 重人
    • 上場コード:7717(東証)
    • URL:https://www.vtec.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月8日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、連結・日本基準)
    • 決算説明資料:作成有、決算説明会:無
  • セグメント:
    • FPD装置事業:フラットパネルディスプレイ向け装置
    • 半導体・フォトマスク装置事業:半導体関連・フォトマスク装置
    • その他:IT事業、OLED照明、農業事業等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):10,057,600株
    • 期末自己株式数:607,386株
    • 期中平均株式数(四半期累計):9,450,214株
    • 時価総額:–(開示無し)
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表等:通期業績予想は据え置き(2026年3月期通期予想公表済み)
    • 株主総会・IRイベント:–(開示無し)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較は「通期予想は変更無し」で、四半期単体の会社想定値の個別開示なしのため以下は通期予想に対する進捗で示す)
    • 売上高:7,998百万円。通期予想56,000百万円に対する進捗率 14.28%(達成率というより進捗率)
    • 営業利益:△514百万円(通期予想4,500百万円に対する進捗率 -11.42%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:△665百万円(通期予想2,700百万円に対する進捗率 -24.6%)
  • サプライズの要因:
    • 半導体・フォトマスク装置事業の受注および売上が大幅に増加したことが売上の下支え。
    • FPD装置事業の売上が大幅減少し、全体の売上は前年同期から減少。
    • 為替差損等の営業外損失が発生し経常損失を押し上げ。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を修正しておらず(据え置き)。ただしQ1進捗(売上14.3%)は均等進捗(25%)と比較すると遅い。下期での受注→売上の繋ぎ込みが必要と考えられる(会社判断は現時点で維持)。

財務指標

  • 損益要点(当期=2026年3月期第1四半期、単位:百万円)
    • 売上高:7,998(前年同期9,523、△16.0%)
    • 売上総利益:1,854(前年同期1,773、+4.6%)
    • 販管費:2,369(前年同期2,722、△12.9%)
    • 営業損失:△514(前年同期△948、損失幅縮小)
    • 経常損失:△589(前年同期△759、改善)
    • 四半期純損失(親会社株主帰属):△665(前年同期△656、ほぼ横ばい)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):△70.46円(前年同期△68.22円)
  • 主要比率・収益性
    • 売上総利益率:1,854/7,998 = 23.2%(前年同期18.6% → 改善。良い目安:高いほど良)
    • 営業利益率:△6.43%(営業損失/売上高、前年同期は△9.96% → 改善だが赤字)
    • EPS:△70.46円(マイナスは損失を示す)
  • 進捗率分析(通期予想に対するQ1進捗)
    • 売上高進捗率:14.28%(通年想定の均等進捗25%と比較すると遅い)
    • 営業利益進捗率:-11.42%(マイナス。通期での黒字化には後半の改善が必要)
    • 純利益進捗率:-24.6%
    • 過去同期間との比較:売上は前年同期比で△16.0%と減少。営業損失は縮小。
  • 財政状態(貸借対照表要点、単位:百万円)
    • 総資産:71,132(前連結年度末73,201、△2,069)
    • 流動資産合計:62,922(現金及び預金23,129、仕掛品12,612)
    • 負債合計:38,440(前期39,619、△1,179)
    • 純資産合計:32,691(前期33,581、△890)
    • 自己資本比率:45.9%(安定水準。目安: 40%以上で安定)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):62,922 / 24,404 = 約258%(良好の目安)
    • 長期借入金:12,819(前期14,254、減少=負債構成は改善傾向)
  • キャッシュ・フロー:四半期キャッシュフロー計算書は作成していない(注記)。
  • 効率性:
    • 総資産回転率や詳細は開示数字のみでは算出困難のため–(必要な補助情報のため)。
  • セグメント別(当第1四半期、単位:百万円)
    • FPD装置事業:売上外部顧客 3,314(前年同期7,639、△56.6%)、セグメント損失△324
    • 半導体・フォトマスク装置事業:売上外部顧客 4,315(前年同期1,495、+188.9%)、セグメント損失△169(損失縮小)
    • その他:売上368、損失△20
    • 収益背景:FPDは受注・売上とも減少、半導体は受注・売上拡大。受注残高は全体で449.28億円に拡大(前年同期374.56億円)。
  • 財務の解説(背景)
    • 売上総利益率は改善しつつ、販管費削減等で営業損失は縮小。為替差損や減損等の特別損失が発生し、純損失はほぼ前年並み。現金残高はQ1で減少している点は留意。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期:中間 40.00円、期末 40.00円、年間合計 80.00円
    • 2026年3月期(会社予想):中間 40.00円、期末 40.00円、年間合計 80.00円(修正無し)
  • 配当利回り:–(株価が必要のため記載無し)
  • 配当性向:通期会社予想では当期純利益27億円に対する年間配当80円(配当性向は開示無し->算出不可で数値は–)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載無し

セグメント別情報

  • 売上高・前年同期比較(百万円)
    • FPD装置事業:3,314(前年同期7,639、△56.6%)/受注 5,347百万円(前年同期7,237百万円)/受注残 26,840百万円(前年同期19,497百万円)
    • 半導体・フォトマスク装置事業:4,315(前年同期1,495、+188.9%)/受注 3,545百万円(前年同期2,254百万円)/受注残 18,087百万円(前年同期17,959百万円)
    • その他:368(前年同期387、△4.9%)
  • 収益構成・貢献度:
    • 今期は半導体が売上の主導(構成比約54%)、FPDは低下(約41%)。
  • セグメント戦略・見通し(会社コメント要約):
    • FPD:大型パネル販売は堅調だが当社の受注・売上は前年から減少。
    • 半導体:設備投資は概ね計画通りで、受注・受注残とも堅調。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:添付資料・決算短信内での中期計画進捗の明示は無し(–)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向(会社開示要旨):
    • 世界経済は米中関係や為替等で不透明感。米国は緩やかな民間需要、中国は小売等は堅調だが物価低迷。国内は緩やかな回復。
    • 業界ではFPD・半導体分野の設備投資動向に差があり、当社のセグメント業績に影響。
  • 競合比較:同業他社との定量比較は開示データのみでは不可(–)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更無し):売上56,000百万円(+21.3%)、営業利益4,500百万円(+147.0%)、経常利益4,200百万円(+122.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,700百万円(+237.3%)、1株当たり当期純利益285.71円
    • 次期予想:–(未開示)
    • 会社予想の前提条件:添付資料参照(為替や前提は決算短信の「将来予測情報に関する説明」に記載)。会社は現時点で前提に変更無しとする。
  • 予想の信頼性:
    • 第1四半期の進捗は売上・利益ともに通年想定から乖離があるため、通期達成は受注残の売上化状況と下期での売上回復に依存。
  • リスク要因(会社・開示に基づく要旨):
    • 受注・設備投資の循環、為替変動、国際情勢の不確実性、原材料・部品調達、為替差損の発生等。

重要な注記

  • 会計方針:当四半期における会計方針の変更等は無し。
  • 四半期財務諸表のレビュー:監査法人によるレビューは無し。
  • キャッシュ・フロー計算書:第1四半期は作成していない(注記あり)。
  • その他:業績予想に関する注記として、将来予測は現時点の情報に基づくため実際の業績は変動する可能性がある旨を開示。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7717
企業名 ブイ・テクノロジー
URL http://www.vtec.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 精密機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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