2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社が公表している業績予想に変更はなく、当第1四半期の業績は「概ね計画どおり」。よって決算サプライズは無し(ほぼ予想通り)。
  • 業績の方向性:増収増益。売上高72,697百万円(前期比+6.8%)、営業利益9,621百万円(同+12.0%)、親会社株主に帰属する四半期純利益7,979百万円(同+10.8%)。
  • 注目すべき変化:物流事業が牽引(港湾運送、倉庫、国内運送の取り扱い増)。国際運送は前年の大口スポット案件の反動で減少(国際運送売上:2,552百万円、前期比△7.4%)。
  • 今後の見通し:2026年3月期通期業績予想(変更なし)に対する進捗は売上で約25.8%、営業利益で約30.1%、純利益で約30.5%と良好。会社は通期予想の達成可能性を示唆しており、現時点で予想修正は無し。
  • 投資家への示唆:高い自己資本比率(79.1%)など財務基盤は良好。物流事業の堅調さと国際事業拡大(KLKG取得等)の取り組みが注目点。一方で燃料高・人件費上昇、スポット案件依存の変動リスク、国際輸送の案件変動には注意。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社 上組
    • 主要事業分野:物流事業(港湾運送、倉庫、国内運送、工場荷役請負、国際運送等)およびその他事業(重量・建設、整備・販売等)
    • 代表者名:代表取締役 社長 深井 義博
    • URL:https://www.kamigumi.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月12日
    • 対象会計期間:2025年4月1日〜2025年6月30日(2026年3月期 第1四半期・連結)
    • 決算説明資料作成の有無:無/決算説明会:無
  • セグメント:
    • 物流事業:港湾運送、倉庫、国内運送、工場荷役請負、国際運送、その他
    • その他事業:重量・建設、その他(整備・販売等)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):106,576,837株(2026年3月期1Q)
    • 期末自己株式数:5,282,551株(2026年3月期1Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):101,294,884株(当第1Q)
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 備考:当期四半期は決算説明会・補足資料の作成は無し

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(当四半期は会社予想の明確なQ1予想開示なし、通期予想は変更なし)
    • 売上高:72,697百万円(前年同期比+6.8%) — 会社計画に概ね沿って推移
    • 営業利益:9,621百万円(同+12.0%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:7,979百万円(同+10.8%)
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:港湾運送(輸出入貨物・穀物・青果の増加、コンテナ取扱増)、倉庫(新規保管・入出庫増)により物流事業が好調。
    • 下振れ要因:国際運送は前年に比べスポットの大型案件がなく取扱量が減少。その他事業は重量・建設で前年の大型案件が無く減収。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想(売上282,000百万円、営業利益32,000百万円、純利益26,200百万円)を維持。Q1の進捗は売上約25.8%、営業利益約30.1%、純利益約30.5%で、通期達成に向けて概ね良好と判断。

財務指標

  • 損益(当第1四半期:2025/4/1–2025/6/30、単位:百万円)
    • 営業収益(売上高):72,697(+6.8%/増収)
    • 営業利益:9,621(+12.0%) 営業利益率=9,621 / 72,697 = 約13.2%(好水準)
    • 経常利益:11,174(+12.4%)
    • 四半期純利益(親会社株主に帰属):7,979(+10.8%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):78.77円(前年同期67.61円、+16.5円)
  • 貸借対照表の要点(単位:百万円)
    • 総資産:484,593(前連結会計年度末491,092→△64,498)
    • 流動資産合計:127,327(現金及び預金 52,422、受取手形・営業未収入金 51,306、有価証券 17,798)
    • 投資有価証券が増加:118,124(前期96,863)
    • 負債合計:99,441(前期106,574→△7,132)
    • 流動負債:49,157(支払手形及び営業未払金減少等)
    • 長期借入金:30,000(前期40,000、借入金減少)
    • 純資産合計:385,152(前期384,518→+633)
    • 自己資本比率:79.1%(安定水準。目安:40%以上で安定)
  • キャッシュ・流動性
    • 現金及び預金:52,422百万円(前期75,096百万円で減少)
    • 流動比率(簡易):127,327 / 49,157 ≒ 2.59(259%)(流動性は高い)
  • 進捗率分析(通期予想に対する当第1Qの進捗)
    • 通期売上進捗率:72,697 / 282,000 = 約25.8%(年間均等進捗は25%なのでほぼ順調)
    • 通期営業利益進捗率:9,621 / 32,000 = 約30.1%(通期見通しに対して良好)
    • 通期純利益進捗率:7,979 / 26,200 = 約30.5%
    • 半期(第2四半期累計)目標に対するQ1の比率:売上は約51.2%、営業利益は約59.0%(第1四半期で既にH1見込みの過半を達成)
  • 効率性・その他指標
    • 減価償却費(第1Q累計):3,151百万円(前年3,227百万円)
    • 投資有価証券増加が資産構成に影響
  • セグメント別(当第1Q)
    • 物流事業:営業収益64,876百万円(+8.6%)、セグメント利益8,476百万円(+12.4%)
    • 港湾運送:36,088百万円(+12.0%)
    • 倉庫:10,204百万円(+6.8%)
    • 国内運送:8,231百万円(+5.4%)
    • 国際運送:2,552百万円(△7.4%)
    • その他事業:営業収益8,833百万円(△5.6%)、セグメント利益1,136百万円(+9.0%)

配当

  • 配当実績/予想:
    • 2025年3月期(実績):年間合計 130.00円(中間50.00円、期末80.00円)
    • 2026年3月期(予想):年間合計 185.00円(中間90.00円、期末95.00円)→ 予想に修正なし
  • 配当利回り:株価情報が資料にないため算出不可(→ –)
  • 配当性向(会社提示の当期EPS基準)
    • 2026年通期予想EPS:258.70円(資料記載)に対して年間配当185円 → 配当性向 ≒ 71.5%(高め)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:高配当継続により還元姿勢を示唆(具体方針の詳細は資料参照)

セグメント別情報

  • 物流事業(主力)
    • 売上・利益ともに増加。港湾運送・倉庫が主導。コンテナ・穀物・青果の取り扱い増が寄与。
    • 国際運送は前年の大型スポット案件に依存していた反動で減収。
    • 戦略:中期計画に沿い国際物流基盤強化(KLKGロジスティックスHDの株式取得等)を進行中。
  • その他事業
    • 売上減(重量・建設の大型案件が前期に存在した反動)、ただしセグメント利益は増加(コスト構造・利益率改善の可能性)。
    • 今後の見通し:重量・建設は案件依存のため変動リスクあり。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画(初年度)で掲げる重点:
    • 「収益基盤としてのグローバル事業の確立」→ KLKGロジ取得等で着手
    • 「新たな物流ニーズに対応した事業拡大」→ 水素ステーション運営、系統用蓄電池事業への出資
  • KPI等:資料に詳細KPIは限定的だが、今回のM&A・出資は中期計画の方向性に合致
  • 進捗:第1四半期は計画どおりの推移、国際展開の実装は今後の注視点

競合状況や市場動向

  • 市場環境:
    • 国内景気は緩やか回復だが、物価上昇の継続、燃料価格高止まり、人件費上昇がマイナス要因。
    • 物流業界は輸出入貨物取扱量の持ち直しが見られる一方、コスト圧力が継続。
  • 競合比較:同業他社との定量比較(収益性・成長率・バランス)に関するデータは資料に無し(→ –)
  • 競争優位性:高い自己資本比率・港湾・倉庫ネットワークといった物流インフラが強み。国際事業拡大の成否で相対的立ち位置が左右される。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更なし):売上282,000百万円(+1.0%)、営業利益32,000百万円(△3.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益26,200百万円(△2.7%)
    • 第2四半期(累計)予想:売上142,000百万円(+3.2%)、営業利益16,300百万円(△3.4%)
    • 会社の前提条件等の詳細は添付資料P.3参照(為替・燃料前提等は資料に明記)
  • 予想の信頼性:第1Qの実績は通期計画に概ね沿っており、現時点で修正は無し。過去の予想達成傾向は資料に限定情報のみ。
  • リスク要因:
    • 燃料価格・人件費上昇によるコスト圧迫
    • 国際輸送のスポット案件依存による業績変動
    • 米国の通商政策等マクロリスク
    • 投資(M&A、出資)に伴う統合・実行リスク

重要な注記

  • 会計方針の変更や四半期特有の会計処理の適用:該当事項無し
  • 四半期連結財務諸表に対するレビュー:ネクサス監査法人による期中レビューの結論は「重要な点において不適正事由なし」
  • 連結範囲の変更:無し
  • その他:業績予想は現時点の合理的前提に基づくものであり、実際の業績は変動し得る旨の注意喚起あり

(注)

  • 資料に記載のない項目は「–」として省略しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9364
企業名 上組
URL http://www.kamigumi.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 運輸・物流 – 倉庫・運輸関連業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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