2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 業績の方向性: 増収増益。経常収益は前年同期比+686百万円(+21.1%)、経常利益は+189百万円(+27.7%)、四半期純利益は+10百万円(+1.7%)。
  • 注目すべき変化(前年同期比): 貸出金利息や有価証券利息配当金の増加、貸出金残高の増加、与信関連費用の減少が主因で利益が改善。預金等残高は個人預金の減少により減少(約110億円減)。
  • 今後の見通し: 通期予想(経常収益15,400百万円、経常利益2,500百万円、当期純利益1,600百万円)に対する進捗は、売上(経常収益)進捗25.5%で概ね順調、経常利益進捗34.8%、当期純利益進捗37.8%と上振れ気味の進捗。ただし有価証券の評価損や預金動向等の変動リスクは残る。会社は通期見通しの修正は行っていない。
  • 投資家への示唆: 利益改善は主に利息収益の増加と与信費用の低下によるもので、利ざや・貸出残高の動向ならびに債券評価損(市場金利変動)の影響が今後のポイント。自己資本比率は目標を上回っており財務余力は維持。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社東北銀行 (東北銀行、Tohoku Bank)
    • 主要事業分野: 地域金融機関(預金・貸出・有価証券運用、リース等)/地域中小企業・個人向けの銀行業務が中心
    • 上場コード: 8349
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年7月30日(決算短信に記載)
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期(連結/単体いずれも) 期間:2025年4月1日~2025年6月30日
  • セグメント:
    • 銀行業務: 預貸業務、利息収益・手数料等が中心(収益の大部分を占める)
    • リース業務: リース関連収益
    • その他: クレジットカード等・その他事業
  • 発行済株式:
    • 発行済株式総数(自己株式含む): 9,509,963株(2026年3月期第1四半期)
    • 期末自己株式数: 57,612株(同)
    • 期中平均株式数(四半期累計): 9,452,373株(同)
  • 今後の予定:
    • 株主総会、IRイベント等: –(決算資料に特記なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想は単体/通期を採用)
    • 売上高(経常収益): 実績3,931百万円、通期予想15,400百万円に対する進捗25.5%(第1四半期として標準的〜良好)
    • 営業利益(経常利益ベース): 実績871百万円、通期予想2,500百万円に対する進捗34.8%(進捗良好)
    • 純利益: 実績605百万円、通期予想1,600百万円に対する進捗37.8%(進捗良好)
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因: 貸出金利息及び有価証券利息配当金の増加、貸出金平均残高の増加、役務取引等利益の増加、与信関連費用の減少
    • 下振れ要因: 預金等残高の減少(主に個人預金)、その他有価証券の評価損(債券評価損が拡大)
  • 通期への影響:
    • 会社は通期見通しを修正しておらず、Q1の進捗は通期達成に向けて概ね良好。ただし債券評価損や預金流出の動きによる変動リスクは留意が必要。

財務指標

  • 財務諸表(要点、単位:百万円)
    • 貸借対照表(当第1四半期連結/単体注記あり)
    • 総資産(単体): 1,045,519 百万円(当第1四半期)
    • 負債合計(単体): 1,008,767 百万円
    • 純資産(単体): 36,751 百万円
    • 損益(単体/第1四半期)
    • 経常収益: 3,931 百万円(前年同期比 +686 百万円、+21.1%)
    • 業務粗利益: 3,030 百万円(+214 百万円、+7.6%)
    • 資金利益: 2,605 百万円(+155 百万円、+6.3%)
    • 経費: 2,185 百万円(+55 百万円、+2.6%)
    • コア業務純益: 815 百万円(+116 百万円、+16.6%)
    • 経常利益: 871 百万円(+189 百万円、+27.7%)
    • 四半期純利益: 605 百万円(+10 百万円、+1.7%)
    • EPS(1株当たり四半期純利益): 63.10 円(前年同期 53.80 円、+17.3%)※連結ベースの表示あり
    • キャッシュフロー: 明細は四半期資料の注記参照(キャッシュ・フロー計算書は別添参照/要注記)
  • 進捗率分析(第1四半期)
    • 通期予想に対する売上高進捗率: 25.5%(3,931/15,400) — 四半期比25%程度が標準のため遜色なし
    • 通期予想に対する営業利益進捗率(経常利益ベース): 34.8%(871/2,500) — 上振れ進捗
    • 通期予想に対する純利益進捗率: 37.8%(605/1,600) — 上振れ進捗
    • 過去同期間との比較: 経常収益・経常利益とも前年同期比で増加(増収増益トレンド)
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率(単体): 9.01%(2025年6月末、前年同期比 +0.19pp)→ 国内基準(4%)を上回り、長期目標の8.5%も上回っている(安定水準)
    • 連結自己資本比率: 9.08%(+0.05pp)
    • 負債比率・流動比率: 明細は会計表参照(流動/固定の内訳は注記にて確認必要)→ 整理済み資産配分で流動性は維持されている旨の記載
  • 効率性
    • お客さまサービス等利益(本業利益に相当): 322 百万円(前年同期 258 百万円、+64 百万円、+24.8%)→ 貸出金平残増加と役務収益増が寄与
  • セグメント別(第1四半期、単位:百万円)
    • 銀行業務: 外部経常収益 約3,910 百万円(収益の大部分)/セグメント利益の主力
    • リース業務: 外部経常収益 約243〜255 百万円(小規模)/セグメント損益は小幅
    • その他: 約100百万円規模
    • 概要: 銀行業務が収益の約90%超を占める構造

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2026年3月期(会社予想): 中間配当 25.00円、期末配当 25.00円、年間合計 50.00円(変更なしと公表)
    • 2025年3月期: 年間合計 50.00円(実績)
  • 配当利回り: –(株価情報が資料にないため算出不可)
  • 配当性向(会社通期予想ベース、推定):
    • 通期当期純利益予想 1,600 百万円(=1,600,000千円)÷期中平均株式数 9,452,373株 → 予想EPS(通期) 約169.4円/株(概算)
    • 予想配当50円 ÷ 予想EPS約169.4円 = 約29.5%(概算・会社公表の配当方針等の参照が必要)
  • 特別配当の有無: 無し(資料記載なし)
  • 自社株買い等: 無し(資料記載なし)

セグメント別情報

  • セグメント別状況:
    • 銀行業務が圧倒的に主力(経常収益の約90%)。貸出金利息の増加・貸出残高の増加が銀行セグメントの利益押上げ要因。
    • リース業務は収益規模が小さく、トータルへの寄与は限定的。
  • 前年同期比較:
    • 銀行業務:経常収益・セグメント利益とも増加(貸出・利息収入が牽引)
    • リース業務:小幅増減で大きな差異なし
  • セグメント戦略:
    • 第2次中期経営計画に沿い、地域活性化支援、脱炭素化支援、収益力拡大、組織力強化を掲げる(セグメント横断での地域密着営業の強化が狙い)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画(第2次中期経営計画: 2025/4〜2028/3)
    • テーマ: 共感・共鳴・共創
    • 最終年度(計画最終年)目標(例): 当期純利益 20億円、自己資本比率 8.5%以上、総預金残高 1兆円、総貸出金残高 7,500億円
  • 進捗状況:
    • 第1四半期実績は当期純利益605百万円で、最終年度目標20,000百万円に対し初期段階。自己資本比率は目標の8.5%を上回る9.01%で推移しており、財務基盤は堅調。
  • KPI達成状況: 預貸や自己資本比率等は順調だが、中期目標達成には引き続き収益力強化が必要。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: 同業他行の状況は本資料に記載なし(–)。地域地銀としては貸出残高増や資本比率維持が重要な評価ポイント。
  • 市場動向:
    • 金利上昇局面や市場金利変動は利息収益の増加による追い風となる一方、保有債券の評価損(その他有価証券評価損の拡大)が利益を圧迫するリスクが混在。
    • 地域経済や個人預金動向が預金残高・資金調達コストに直結するため注視が必要。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(単体): 経常収益 15,400 百万円、経常利益 2,500 百万円、当期純利益 1,600 百万円(会社は5月12日の公表以降、修正なし)
    • 次期予想: –(資料記載なし)
    • 会社予想の前提条件: 明示的な為替・原油等の前提は特になし(主に貸出・利回り前提)
  • 予想の信頼性:
    • Q1進捗は経常利益・純利益ともに通期の進捗比が高く、現時点では達成可能性は高めと見えるが、債券評価損や資金流出等の変動リスクあり。
  • リスク要因:
    • 国内金利・市場金利の変動(債券評価損)
    • 預金流出(特に個人預金)
    • 地域経済の悪化による与信悪化
    • 想定外の信用コストの増加や規制変更

重要な注記

  • 会計方針: 当第1四半期連結会計期間における会計方針の変更は特記事項なし(資料記載:会計方針の変更等なし)。
  • その他: 特別な重要事象の発生は記載なし。連結/単体ともに主要な注記事項は決算短信および添付資料を参照。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8349
企業名 東北銀行
URL http://www.tohoku-bank.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 銀行 – 銀行業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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