2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期予想に変更はなし(修正無し)が、前年同期比で営業利益・純利益が大幅に下振れ(上振れ/下振れの市場予想は未提示のため「会社予想通り(修正無)」と記載)。
  • 業績の方向性:売上高はほぼ横ばいで減収(8,627百万円、前年同期比△2.0%)、利益は大幅減益(営業利益357百万円、△57.9%)。
  • 注目すべき変化:前年同期に計上された一時的な自動車向けライセンス収入が今期には発生せず、ソフトウェア製商品売上が大幅減(ソフトウェア製商品1,074百万円、△43.4%)となった一方、エンジニアリングサービスが増加(7,166百万円、+13.2%)し、事業構成が「製品寄り」から「サービス寄り」へシフト。
  • 今後の見通し:通期予想(売上12,707百万円、営業利益918百万円)に対する進捗は売上で約67.9%と順調だが、営業利益・当期純利益の進捗は約38.9%程度に留まり、利益面で通期達成には下期での利益回復が必要。現時点で業績予想修正は無し。
  • 投資家への示唆:前年の一時収益の有無とR&D投資の継続が利益動向を左右している点に留意。事業構成(製品売上の変動が大きく、サービス収入が安定成長)を踏まえ、利益率回復の要因(ライセンス回復/コスト削減/サービスマージンの改善)を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:イーソル株式会社
    • 主要事業分野:組込みソフトウェア事業(リアルタイムOS等の自社製品開発・販売、エンジニアリングサービス)およびセンシングソリューション事業(車載プリンタ、ハンディターミナル、センサネットワーク)
    • 代表者名:代表取締役社長CEO兼CTO 権藤 正樹
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月14日
    • 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、連結)
  • セグメント:
    • 組込みソフトウェア事業:リアルタイムOSなどソフトウェア製品、エンジニアリングサービス
    • センシングソリューション事業:車載プリンタ・ハンディターミナル等のハードウェア販売、センサ関連
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):20,000,000株
    • 期末自己株式数:989,669株
    • 期中平均株式数(四半期累計):19,003,450株
    • 時価総額:–(記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算説明会:説明資料作成あり、決算説明会は開催無し
    • 株主総会・IRイベント:–(記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社が公表している通期予想との比較は進捗率で示す)
    • 売上高:実績8,627百万円/通期予想12,707百万円 → 達成率 約67.9%(進捗良好)
    • 営業利益:実績357百万円/通期予想918百万円 → 達成率 約38.9%(進捗遅れ)
    • 純利益(親会社株主帰属):実績265百万円/通期予想681百万円 → 達成率 約38.9%(進捗遅れ)
  • サプライズの要因:
    • 主因は「前期に計上された一時的な自動車向けライセンス収入が今期は発生していないこと」による売上・利益差。加えて研究開発投資の増加等により営業利益が圧迫された。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。売上は通期達成見込みだが、利益面は下期での利益回復(ライセンス収入の発生やコスト改善)が必要であり、リスク要因となる。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 損益(第3Q累計:2025/1/1–9/30、単位:百万円)
    • 売上高:8,627(△2.0%)
    • 売上原価:6,141(前期比増)
    • 売上総利益:2,485(前年同期比△25.7%)
    • 販管費:2,129(前年同期比△14.7%)
    • 営業利益:357(△57.9%)
    • 経常利益:397(△55.5%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:265(△60.7%)
    • 貸借対照表(2025/9/30、単位:百万円)
    • 総資産:7,013(前期末比 +25)
    • 純資産:5,130(前期末比 +142)
    • 自己資本比率:73.2%(安定水準)
    • 現金及び預金:3,171(前期末比 △97)
    • 受取手形・売掛金等:1,954(△116)
  • 収益性(前年同期比を必ず%で表記)
    • 売上高:8,627百万円(△2.0%)
    • 営業利益:357百万円(△57.9%)、営業利益率:4.14%(前年9.64%、大幅低下)
    • 経常利益:397百万円(△55.5%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:265百万円(△60.7%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):13.97円(前年同期34.29円、△60.7%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:約67.9% → 通期達成ペース(前年比や季節性次第)
    • 営業利益進捗率:約38.9% → 遅れ(下期での利益回復が必要)
    • 純利益進捗率:約38.9% → 遅れ
    • 過去同期間比:前年同期は一時収益により利益水準が高かったため比較が大きく悪化
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:73.2%(安定水準、目安40%以上で良好)
    • 流動負債:1,645百万円(前期末比△101)
    • 負債合計:1,883百万円(前期末比△116)
    • 有利子負債の明示無し → 実質的に負債は低い構造(ただし詳細は注記で確認必要)
  • 効率性
    • 総資産回転率:売上高/総資産=8,627/7,013 ≒1.23回
    • 売上高営業利益率の悪化(約4.1%)が目立つ(前年は約9.6%)
  • セグメント別(第3Q累計)
    • 組込みソフトウェア事業:売上8,240百万円(+0.1%)、セグメント利益374百万円(△44.5%)
    • 内訳:ソフトウェア製商品1,074百万円(△43.4%)、エンジニアリングサービス7,166百万円(+13.2%)
    • センシングソリューション事業:売上386百万円(△5.7%)、セグメント損失17百万円(前年は利益5百万円)
  • 財務の解説:
    • 売上高はほぼ横ばいだが、売上原価が増加し粗利率が低下。販管費は削減傾向だが、R&D投資等で営業利益を圧迫。バランスシートは自己資本比率が高く財務基盤は堅固。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年12月期(会社予想):中間配当 1.50円(既払)、期末予想 4.00円、年間合計 5.50円(前期と同額、修正無し)
    • 配当支払開始予定日:-(記載なし)
  • 配当利回り:–(株価情報が無いため算出出来ず)
  • 配当性向:通期予想ベースでの配当性向は記載なし(参考:通期純利益予想681百万円に対する総配当額は概算で算出可能だが会社数値は提示無し)
  • 特別配当の有無:無し
  • 株主還元方針:自己株式は一部保有中(自己株式数989,669株)、ただし今期の自社株取得費用は第3Q累計で計上無し

セグメント別情報

  • セグメント別状況(第3Q累計)
    • 組込みソフトウェア事業:主力。製品売上が大幅減少したが、エンジニアリングサービスが拡大。営業利益は減少(374百万円、△44.5%)。
    • センシングソリューション事業:売上・利益ともやや悪化(売上386百万円、△5.7%、損失17百万円)。
  • 前年同期比較:製品(ソフトウェア製商品)収益が大幅に減少したのが最大の差分要因。サービスの増加で売上の下支えはされている。
  • セグメント戦略:組込み事業での「フルスタックエンジニアリング」提供と研究開発投資継続。センシングは特定市場(食肉、物流等)での機器販促強化。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料中に明記の詳細数値は無しが、SDV(Software-Defined Vehicle)等自動車向け需要を主戦場とし、製品とサービスの両輪による成長戦略を継続。
  • KPI達成状況:具体的KPIの記載無し → 進捗は表層的に「サービス収入拡大」「製品売上の変動リスクを意識した戦略転換の途上」と判断可能。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:本資料に同業他社比較は無し。組込みソフト分野は自動車市場の変革(SDV、機能安全)が追い風だが競争も激しい。
  • 市場動向:自動車分野でのソフトウェア需要拡大、機能安全認証要求の高まり。ライセンス収入や大口契約の有無が業績変動要因となる点に留意。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更無し):売上12,707百万円(+6.7%)、営業利益918百万円(△17.5%)、経常利益946百万円(△18.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益681百万円(△23.6%)、1株当たり当期純利益35.88円
    • 次期予想:–(記載無し)
    • 前提条件:為替等の前提は添付資料P.3参照(本短信中の要旨では明示されていない)
  • 予想の信頼性:会社は通期予想の修正無しと明記。過去の一時収益の影響が利益変動を大きくしているため、予想達成には大きな案件受注やライセンス復活、もしくは下期でのコスト最適化が必要。
  • リスク要因:
    • 自動車向け大口ライセンス収入の有無による業績変動
    • 研究開発投資の先行費用化による利益圧迫
    • 市場競争、機能安全等の規制・認証負担
    • 原材料・部品調達や為替の変動(前提不明)

重要な注記

  • 会計方針の変更、見積り変更、修正再表示:該当無し
  • 四半期連結財務諸表のレビュー:監査法人によるレビューは無し(注記あり)
  • その他:決算説明会は開催無しが、決算補足説明資料は作成あり。通期見通しの前提等は添付資料で確認することを推奨。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4420
企業名 イーソル
URL https://www.esol.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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