2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の中間期予想に対して実績はほぼ予想通り(若干の上振れ)。経常収益7,888百万円(予想7,880百万円)、経常利益1,645百万円(予想1,640百万円)、中間純利益1,162百万円(予想1,160百万円)とほぼ一致。
- 業績の方向性:増収増益。前年同期比で経常収益+20.0%、経常利益+93.2%、中間純利益+70.7%。
- 注目すべき変化:貸出金残高の拡大(716,115百万円、前年同期比+33,384百万円)により資金利益が増加。与信関連費用減少および不良債権の改善(単体不良債権13,844百万円、比率1.92%)が利益押し上げに寄与。
- 今後の見通し:通期予想(経常収益15,400百万円、経常利益2,500百万円、当期純利益1,600百万円)に対する進捗は良好(売上進捗率約51%、経常利益進捗率約65.8%、純利益進捗率約72.6%)。会社は通期見通しの修正を行っていない。
- 投資家への示唆(助言ではなく示唆):利鞘改善と貸出増が収益の主因。一方でその他有価証券の評価損が累積しており(その他有価証券評価差額合計で評価損が拡大)、市場金利や証券の時価変動が短期的な変動要因となり得る点は注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名︓株式会社 東北銀行(東北銀行、証券コード 8349)
- 主要事業分野︓地域金融機関(預金、貸出、為替・決済、投資有価証券運用、役務取引等)—地域中小企業・個人向けの店舗型銀行業務が中心
- 代表者名︓–(画像資料に記載ありため公表済・ここでは省略)
- 本社所在地等︓–(資料内の詳細を参照)
- 報告概要:
- 提出日︓2025年11月14日(資料内表記)
- 対象会計期間︓2026年3月期第2四半期(中間期:2025年4月1日〜2025年9月30日)
- セグメント:
- 主な区分︓国内業務(預貸業務等)、国際業務(国際部門)等(資料は主として単体/連結の銀行本体業務を報告)
- 発行済株式:
- 発行済株式数(自己株式含む)︓9,509,963株(資料に記載)
- 時価総額︓–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表(中間/通期)︓本資料は中間決算短信(発表済)
- 株主総会、IRイベント︓–(資料内に特定日付の記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(単体、百万円)
- 売上高(経常収益): 実績7,888/会社中間予想7,880 → 達成率約100.1%(ほぼ予想通り)
- 営業利益(経常利益): 実績1,645/会社中間予想1,640 → 達成率約100.3%(ほぼ予想通り)
- 純利益(中間純利益): 実績1,162/会社中間予想1,160 → 達成率約100.2%(ほぼ予想通り)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:貸出金利息および有価証券利息配当の増加、役務取引等利益の増加、与信関連費用の減少。
- 下振れリスク要因:その他有価証券の評価損の拡大(債券評価損の増加等)が純資産や評価損益に影響。
- 通期への影響:
- 会社は2026年3月期通期予想に修正はなし。中間実績が通期予想に対して進捗率が高いため、現時点では通期見通しの達成可能性は高いと考えられる(ただし市場金利や証券時価動向、貸倒動向等の外部要因に注意)。
財務指標(要点)
- 損益(単体、百万円)
- 経常収益(売上): 7,888(前年同期6,573、+1,315、+20.0%)
- 業務粗利益: 6,071(+492)
- 資金利益: 5,135(+350)
- 役務取引等利益: 907(+100)
- 営業経費(経費): 4,412(+179)
- 業務純益(一般貸倒引当金繰入前): 1,659(+313)
- コア業務純益: 1,637(+266)
- 経常利益: 1,645(+794、+93.2%)
- 中間純利益: 1,162(+482、+70.7%)
- 1株当たり当期純利益(EPS、単体): 121.70円(前年同期71.62円)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間実績、単体)
- 売上高進捗率︓7,888 / 15,400 ≒ 51.2%(通常ペース:中間で約50%なら概ね順調)
- 経常利益進捗率︓1,645 / 2,500 ≒ 65.8%(良好)
- 純利益進捗率︓1,162 / 1,600 ≒ 72.6%(良好)
- 財務安全性
- 自己資本比率(国内基準、単体): 8.86%(前期比 +0.13pp)。目安: 8.86%(規制上の4%を上回る、長期目標8.5%を上回っており安定水準)
- 負債比率/流動比率: 詳細項目は資料をご参照ください(要旨は預金が減少する一方貸出は増加)。
- 収益性・効率性
- ROE(単体): 業務純益ベース 9.43%(前年同期比 +2.30pp)、中間純利益ベース 6.61%(+3.01pp)
- OHR(コア業務粗利益ベース、単体): 72.93%(改善傾向)
- 利鞘(単体): 総資金利鞘 0.12%(前年同期比 +0.02pp)、預貸金利鞘 0.32%(+0.01pp)
- 有価証券評価損
- その他有価証券の含み損が拡大(その他有価証券評価差額合計で評価損が拡大し、単体でその他有価証券評価差額 △9,439百万円、合計評価損合計 △10,723百万円)
- セグメント別/連結
- 連結も同傾向(連結経常収益6,338百万円、連結経常利益1,673百万円等)。連結対象子会社数は減少(子会社売却の影響あり)。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(実績)︓25.00円(資料に基づく表記)
- 期末配当(予想)︓25.00円(2026年3月期予想)
- 年間配当予想︓50.00円(2026年3月期予想)
- 配当利回り︓–(株価に依存するため資料に記載なし)
- 配当性向︓–(通期純利益予想との比較から算出可能だが資料では明示なし)
- 特別配当︓無
- 株主還元方針︓利払い・配当の継続を図っている旨の記載あり。自社株買いは特記事項なし(–)。
セグメント別情報
- セグメント別状況(単体提示中心)
- 主力は国内店舗部門の預貸業務(貸出金利息・有価証券利息等)。国際業務は小口。
- 連結子会社の整理(東北保証サービス株式会社の売却等)により連結構成が変化。
- 前年同期比較:
- 国内預貸業務中心に収益改善。貸出増(中小企業向け・個人向け)が顕著。
- セグメント戦略:
- 第2次中期経営計画に沿った地域支援、脱炭素支援・一次産業支援、収益力拡大、組織強化が掲げられている(資料の重点プロジェクト参照)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(第2次中期経営計画 2025/4〜2028/3)
- 最終年度目標(資料): 当期純利益 20億円、自己資本比率 8.5%以上、総預金 1兆円、総貸出金 7,500億円など。
- 進捗状況: 貸出残高は716,115百万円(7,161.15億円)で目標の7,500億円に近接している。自己資本比率は単体8.86%で計画目標の8.5%を上回る。
- KPI達成状況: 貸出・利鞘拡大で収益改善が進んでおり、中期計画の収益目標に向けての初期進捗は良好。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 資料は個別比較を示していないため詳細は–。地域銀行間での貸出・預金競争、利鞘確保が業績差の要因となる。
- 市場動向: 国債利回り等の動向が有価証券評価損に影響。預金動向(個人預金の減少)や地域経済動向が業績に影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(単体): 経常収益 15,400百万円、経常利益 2,500百万円、当期純利益 1,600百万円(会社予想・修正なし)
- 次期予想(資料上の明確な数値は通期予想以外は–)
- 会社予想の前提: 為替や原油等の記載は特に明記なし(–)。中期計画に基づく収益強化を前提としている。
- 予想の信頼性: 中間期の実績が会社予想に概ね合致しており、通期達成の前提は整いつつあるが、証券評価損や預金流出、地域経済の変動がリスク要因。
- リスク要因:
- 有価証券の時価変動(評価損の拡大)
- 金利動向(利鞘の変動)
- 地域経済・顧客の与信悪化(貸倒リスク)
- 預金流出(個人預金の減少トレンド)
重要な注記
- 会計方針の変更: 特段の変更はなし(資料で「会計方針の変更・修正表示:無」と明記)。
- 連結範囲の変更: 東北保証サービス株式会社を2025年2月28日付で売却し連結対象外(注記あり)。
- その他: 中間期の業績見通しは2025年11月4日に上方修正済み(中間期予想の上方修正を公表)。資料内注記を参照。
(注)
- 不明な項目や資料に明確な数値が無い箇所は「–」で示しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8349 |
| 企業名 | 東北銀行 |
| URL | http://www.tohoku-bank.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 銀行 – 銀行業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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