2024年8月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は業績予想の修正なし。第1四半期実績は会社公表の通期計画に対しておおむね想定内(市場予想は不明)と判断。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+42.0%、営業利益+40.9%、四半期純利益+54.1%:前年同期比)。
- 注目すべき変化:賃貸・倉庫事業の拡大(カワサキテクノプラザ等)によりセグメントが大幅に伸長。服飾事業は売上ほぼ横ばい(+1.8%)も採算悪化で営業利益大幅減。ホテル事業を新設、当四半期は営業損失を計上。
- 今後の見通し:通期予想の修正はなし。第1四半期の進捗は売上・営業利益とも通期に対して約25〜27%で、通常ペースにある(第1四半期としては概ね順調)。
- 投資家への示唆(留意点):賃貸・倉庫事業の稼働拡大が利益押し上げ要因。服飾事業の収益性改善、ホテル事業のリニューアル投資と黒字化計画(2025年目標)の進捗が今後の注目点。短期借入金300百万円の計上により流動負債が増加している点も留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社カワサキ
- 主要事業分野:服飾事業(衣料品販売等)、賃貸・倉庫事業(大型物流施設等の賃貸)、ホテル事業(ホテルレイクアルスター等)
- 代表者名:代表取締役社長 川崎 久典
- 報告概要:
- 提出日:2024年1月12日
- 対象会計期間:2024年8月期 第1四半期(2023年9月1日~2023年11月30日、非連結)
- セグメント:
- 服飾事業:販売・在庫管理の再構築中
- 賃貸・倉庫事業:カワサキテクノプラザ等の稼働による賃貸収入
- ホテル事業:ホテルレイクアルスターを直営化し新設(現状リニューアル中)
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末、自己株式含む):2,901,000株
- 期末自己株式数:752,260株
- 期中平均株式数(四半期累計):2,148,740株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料(第1四半期)提出済(2024/1/12)
- 株主総会、IRイベント等:–(別途案内)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較は「修正なし」→達成率を掲載):
- 売上高:第1四半期 548,124千円。通期予想2,180,000千円に対する進捗率 25.1%(達成率)。
- 営業利益:第1四半期 111,113千円。通期予想430,000千円に対する進捗率 25.8%。
- 純利益:第1四半期 78,934千円。通期予想290,000千円に対する進捗率 27.2%。
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:賃貸・倉庫事業が新施設稼働で大幅増収・増益(売上+40.2%、セグメント利益+78.7%)。
- 下振れ要因:服飾事業は円安・物価上昇等環境下で採算が悪化し営業利益大幅減(営業利益-62.0%)。ホテル事業は直営化に伴う費用で損失計上。
- 通期への影響:現時点で通期予想の修正はなし。第1四半期進捗は通期計画比で標準的な水準のため、上方修正・下方修正の明確な兆候は示されていない。
財務指標
- 財務諸表 要点(単位:千円)
- 総資産:7,959,397 千円(前期末 7,560,912 千円)
- 純資産:5,387,488 千円(前期末 5,355,826 千円)
- 自己資本比率:67.7%(前期末 70.8%)(安定水準;目安40%以上で安定)
- 収益性(第1四半期累計・前年同期比)
- 売上高:548,124千円、前年同期 385,933千円、増減 +42.0%(+162,191千円)
- 営業利益:111,113千円、前年同期 78,877千円、増減 +40.9%(+32,236千円)
- 営業利益率:20.27%(111,113/548,124)→ 前年同期は約20.45%(大差なし、収益性は維持)
- 経常利益:110,789千円、前年同期 78,606千円、増減 +40.9%
- 四半期純利益:78,934千円、前年同期 51,234千円、増減 +54.1%
- 1株当たり四半期純利益(EPS):36.74円(前年同期 23.84円)
- 進捗率分析(通期予想比)
- 売上高進捗率:25.1%(第1四半期としては通常ペース)
- 営業利益進捗率:25.8%
- 純利益進捗率:27.2%
- 過去同期間との比較:いずれも前年同期を上回る進捗(主に賃貸事業寄与)
- 財務の安全性
- 流動資産:952,826千円(前期末 788,064千円、+20.9%)
- 流動負債:841,258千円(前期末 460,080千円、+82.9%)→ 短期借入金300,000千円計上が主因
- 流動比率(流動資産/流動負債):約113%(952,826/841,258)(目安100%以上で短期支払い能力は確保)
- 有利子負債:短期借入金 300,000千円、長期借入金 917,380千円
- 負債合計:2,571,908千円。負債/資産比率=約32.3%(低め=保守的)
- 負債/純資産比(負債 ÷ 純資産):約47.7%(過度なレバレッジではない)
- 効率性:総資産回転等の詳細は資料に記載なし。売上高営業利益率は概ね20%台で高水準を維持。
- セグメント別:後述参照
- 財務の解説:現金預金は増加(現金及び預金 316,754千円、前期末 226,623千円、+90,131千円)。商品在庫も増加(+77,012千円)。短期借入の計上で流動負債が増加しており、運転資金・投資のための短期調達の可能性あり。
配当
- 配当実績と予想:
- 2023年8月期(実績):年間合計 42.00円(第1四半期末 20.00円、第2四半期末 22.00円)
- 2024年8月期(予想):年間合計 44.00円(第2四半期末 22.00円・期末 22.00円)→ 1株当たり通期予想 44円
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向(予想):通期予想EPS 134.96円に対する配当44円 → 約32.6%(参考値)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:自社株買い等の記載なし
セグメント別情報
- 服飾事業:
- 売上高:155,681千円(前年同期 152,928千円、+1.8%)
- セグメント利益:4,010千円(前年同期 10,549千円、-62.0%)
- コメント:円安・物価上昇の影響でコスト増。販売体制再構築・在庫見直しで収益改善を模索。
- 賃貸・倉庫事業:
- 売上高:326,687千円(前年同期 233,004千円、+40.2%)
- セグメント利益:122,121千円(前年同期 68,327千円、+78.7%)
- コメント:大型物流施設(カワサキテクノプラザ等)の稼働が寄与し高成長。
- ホテル事業:
- 売上高:65,754千円(新設セグメント、前年同期は計上なし)
- セグメント損失:△15,018千円
- コメント:ホテルレイクアルスターを直営化。リニューアル投資により短期的は損失、2025年8月期黒字化目標。
- セグメント戦略:賃貸・倉庫の稼働拡大を継続、服飾は販売・在庫体制の再構築で採算改善、ホテルはリニューアル後の稼働率向上と地域密着で黒字化を目指す。
中長期計画との整合性
- KPI達成状況:特に明示されたKPIはなし。ホテルの黒字化(2025年目標)など目標は開示。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:資料に記載なし(業界平均や他社比較データは–)。
- 市場動向:国内の経済は正常化傾向だがウクライナ情勢や物価上昇による消費減速等の不確実性あり。服飾分野は消費動向と為替の影響を受けやすい点に留意。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2024年8月期)予想:売上高 2,180,000千円(+24.7%)、営業利益 430,000千円(+51.4%)、経常利益 440,000千円(+51.7%)、当期純利益 290,000千円(+41.4%)。発表数値からの修正はなし。
- 次期予想:–(別途発表があれば追記)
- 会社予想の前提条件:資料内に明示的な為替などの前提は記載なし。
- 予想の信頼性:第1四半期の進捗は通期計画比で通常水準。過去の予想達成傾向は本資料に記載なし(四半期レビュー対象外の旨注記あり)。
- リスク要因:
- マクロ:為替変動、原材料・物流コスト上昇、消費の減速
- 事業特有:ホテルリニューアルの遅延や稼働率回復の遅れ、賃貸稼働率の変動、服飾の在庫リスク
- 財務面:短期借入金の増加による流動性管理
重要な注記
- 会計方針:主要な会計方針の変更等の記載なし。
- 四半期レビュー:本四半期決算短信は公認会計士または監査法人の四半期レビューの対象外。
- その他:ホテル事業を前第3四半期会計期間に直営化したことによる報告セグメントの新設有り。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3045 |
| 企業名 | カワサキ |
| URL | http://www.kawasaki-corp.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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