2025年7月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表の通期業績予想に対する修正はなし(会社予想との乖離に関しては市場予想は提示なし → 市場予想:–)。中間決算は「概ね想定内だが、営業利益の進捗がやや遅れ」と言える状況。
  • 業績の方向性:売上・営業利益は前年同期比で減少、純利益は増加(増収増益ではなく「減収増益」)。
  • 注目すべき変化:売上高6,024百万円(前年同期比△10.7%)、営業利益220百万円(同△9.4%)に対し、特別利益(投資有価証券売却益46百万円)などで税引前利益が増え、親会社株主に帰属する中間純利益は172百万円(同+23.1%)と増加。
  • 今後の見通し:通期予想は据え置き(売上12,882百万円、営業利益667百万円、当期純利益423百万円)。中間時点の進捗率は売上約46.8%、営業利益約33.0%、純利益約40.7%で、売上はほぼ半分に届かないものの通期見通しの修正は無し。
  • 投資家への示唆:ウェルネス事業の売上減(市場外的要因+競争激化)が主因で収益が圧迫されている点に注意。営業利益進捗が低めなため、通期での利益計上構造(下期に回る性格か否か)を確認する必要がある。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:ティーライフ株式会社
    • 主要事業分野:ウェルネス事業(従来の卸売・小売を統合、サプリメント・寝具等の通信販売・EC・卸)、ロジスティクス事業(倉庫・物流センター運営)
    • 代表者名:代表取締役社長 西上 節也
    • IR URL:https://www.tealifeir.com/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年3月4日
    • 対象会計期間:2025年7月期 第2四半期(中間期)連結(2024年8月1日~2025年1月31日)
    • 決算説明会:2025年3月7日(機関投資家・証券アナリスト向け)予定
    • 半期報告書提出予定日:2025年3月4日
    • 中間配当支払開始予定日:2025年4月4日
  • セグメント:
    • ウェルネス事業:テレビ通販、カタログ・EC、卸売、寝具やサプリ等の販売。前期までの「卸売事業」「小売事業」を統合。
    • ロジスティクス事業:物流センター運営(袋井、掛川、名古屋等)。前期の「プロパティ事業」を改称。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):4,267,900株(2025年1月31日)
    • 期中平均株式数(中間期):4,264,267株
    • 自己株式数:221(期末、単位表記のまま)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:本決算短信(中間)公表済(2025/3/4)
    • 決算説明会:2025/3/7(機関投資家向け)
    • IRイベント:決算説明会資料は会社HPに掲載予定

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社公表の通期予想に対する進捗)
    • 売上高:6,024百万円、通期予想12,882百万円に対する進捗率 46.8%(達成率換算)
    • 営業利益:220百万円、通期予想667百万円に対する進捗率 33.0%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:172百万円、通期予想423百万円に対する進捗率 40.7%
  • サプライズの要因:
    • 売上減少要因:ウェルネス事業での市場縮小(他社の紅麹問題等によるサプリ市場の影響)、ECモールでの競争激化
    • 利益面:原材料費・配送費等のコストプッシュが営業利益を圧迫。ただし当中間期に投資有価証券売却益46百万円を特別利益として計上し、税引前〜純利益は押し上げられた
    • キャッシュ面:営業CFが前年同期比で改善(295百万円:+121.3%)している点はポジティブ
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を修正していない。売上進捗はほぼ半期で約47%と概ね中立だが、営業利益の進捗(33%)はやや遅れ。下期の販売・販管費の状況やコスト動向が重要で、達成可否は下期の販促・コストコントロール次第。

財務指標

  • 主要項目(当中間連結会計期間:2025年1月31日、単位:百万円)
    • 売上高:6,024(前年同期 6,748、前期比 △10.7%)
    • 営業利益:220(前年同期 243、前期比 △9.4%)、営業利益率 3.65%(220/6,024)
    • 経常利益:220(前年同期 245、前期比 △10.3%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:172(前年同期 140、前期比 +23.1%)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):40.49円(前年同期 32.95円、+22.9%)
  • 財政状態(貸借対照表要点)
    • 総資産:8,982(前期末 8,985、ほぼ横ばい)
    • 純資産:6,343(前期末 6,286、+57百万円)
    • 自己資本比率:70.6%(安定水準)
    • 現金及び預金:2,995(流動資産の一部)、現金及び現金同等物期末:2,965百万円(前年同期増加)
    • 有利子負債合計:短期99 + 長期869 = 968百万円 → ネットキャッシュおよそ 1,997百万円(現金2,965 – 有利子負債968)
    • 流動資産合計 5,162 / 流動負債合計 1,318 → 流動比率 ≈ 391.6%(非常に良好)
  • キャッシュ・フロー(中間)
    • 営業活動CF:295百万円(前年同期 133、+121.3%)
    • 投資活動CF:△124百万円(前年同期 △171)
    • 財務活動CF:△135百万円(前年同期 △206)
    • 現金及び現金同等物の期末残高:2,965百万円(前期末比+32百万円)
  • セグメント別(当中間期:金額は百万円・前年同期比)
    • ウェルネス事業:売上 5,570(△11.5%)、セグメント利益 131(△23.7%)
    • ロジスティクス事業:売上 454(+0.8%)、セグメント利益 89(+16.6%)
  • 財務の解説:
    • 売上はウェルネス事業の縮小が主因で減少。コスト高(原材料・配送費)が営業利益を圧迫する一方、投資有価証券売却益の計上により純利益は増加。バランスシートは高い自己資本比率と手元資金の厚みで安定。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 2024年7月期(実績):中間 26円、期末 20円、年間 46円
    • 2025年7月期:中間配当 20円(実施)、期末予想 20円、通期予想 合計 40円(会社予想は未修正)
  • 特別配当:今回なし
  • 株主還元方針:特記事項なし(自社株買い等:なし)

セグメント別情報

  • ウェルネス事業
    • 売上 5,570百万円(△11.5%)、セグメント利益 131百万円(△23.7%)
    • 主因:テレビショッピング中心にサプリに注力、寝具販売の回復もあるが、紅麹問題による市場縮小やECモールでの競合増加が売上減につながった
    • 戦略:米国向けEC事業や国内外の新規卸売先開拓に積極投資(成長領域への投資継続)
  • ロジスティクス事業
    • 売上 454百万円(+0.8%)、セグメント利益 89百万円(+16.6%)
    • 主因:袋井・掛川センターの安定稼働、名古屋センターの顧客開拓による増収。人件費・光熱費等のコスト増に対して運用改善で対応し利益改善
  • セグメント構成比(概況):ウェルネス事業が売上・利益の中心

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:スローガン「Reborn! ver.2」、ビジョン「進化するウェルネス&ライフサポート企業」。詳細数値目標は本資料内には限定的。
  • 進捗状況:売上は中期拡大のため成長投資(米国EC等)を継続しているが、短期的にはウェルネス事業の市場逆風で収益性が低下している。KPI(数値目標)は開示資料参照(本短信内では明示的なKPI進捗表はなし)。

競合状況や市場動向

  • 競合他社比較:本短信内に同業比較データはなし(–)。
  • 市場動向:原材料・配送コスト高騰、消費者の節約志向、ECモールでの競合激化、紅麹問題等でサプリ市場が不安定。ロジスティクス分野は需要取り込みで堅調。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(据え置き):売上高12,882百万円(前期比+0.9%)、営業利益667百万円(+21.0%)、当期純利益423百万円(+32.5%)
    • 会社は中間決算時点で通期予想の修正なしと発表
    • 会社予想の前提(為替等):詳細は決算説明資料P.3参照(本短信では要旨記載)
  • 予想の信頼性:中間時点で営業利益進捗が33%とやや低めであり、下期の販売回復およびコスト動向が鍵。過去の達成傾向は本資料のみでは判断困難(–)。
  • リスク要因:
    • 原材料・物流コストのさらなる上昇
    • サプリ市場の規制・品質問題(紅麹問題の継続リスク)
    • EC市場での競争激化による販促費増
    • 為替・地政学的リスク等(海外展開の影響)

重要な注記

  • 会計方針:2022年改正会計基準(法人税等に関する)を当中間期より適用。適用の結果として中間連結財務諸表への影響はなし。
  • セグメント変更:当期より「卸売事業」+「小売事業」を統合して「ウェルネス事業」とし、「プロパティ事業」を「ロジスティクス事業」に改称。前中間期のセグメント情報は変更後区分で再表示済み。
  • 監査:第2四半期決算短信は監査(レビュー)対象外。
  • その他特記事項:中間における投資有価証券売却益46百万円を特別利益として計上。

(注)本まとめは開示資料(決算短信)に基づく整理であり、投資助言を目的とするものではありません。記載の数値は百万円未満切捨てでの会社公表値を使用。市場予想等で不明な項目は "–" と表記しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3172
企業名 ティーライフ
URL http://www.tealifeir.com/
市場区分 スタンダード市場
業種 小売 – 小売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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