2025年4月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正はなし(直近公表予想からの修正:無)。四半期(累計)決算について市場コンセンサスは提示されていないため、会社予想との乖離は特段なしと表記。
- 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比+0.6%、営業利益は△14.1%)。
- 注目すべき変化:特別損失500百万円(創業者への特別功労金)計上により当期純利益が大きく減少(前年同期比△44.2%)。営業面では原材料・包装資材・人件費上昇を吸収しきれず営業利益率が低下。
- 今後の見通し:通期予想は未修正。売上の進捗は約76.2%、営業利益進捗は約95.5%、純利益進捗は約97.7%で、通期達成の見込みは現状の進捗水準からは合理的だが、コスト動向次第でリスクあり。
- 投資家への示唆(助言を含まない観点):注目点は(1)原材料・人件費上昇の吸収状況(価格転嫁・販管費削減の継続性)、(2)特別損失は一時的要因である点、(3)高水準の自己資本比率とキャッシュ余力だが営業CFの減少とフリーキャッシュフローがマイナスである点。配当は据え置き(年間23円)で配当性向が高めとなっている。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ロック・フィールド
- コード:2910
- 主要事業分野:惣菜(中食)事業(主力ブランド「RF1」ほか、グリーン・グルメ、いとはん、神戸コロッケ等の製販)
- 代表者:代表取締役社長 古塚 孝志
- 問合せ先:執行役員管理本部本部長 新部 雅彦(TEL 078-435-2800)
- 上場取引所:東(東証)
- 報告概要:
- 提出日:2025年3月6日
- 対象会計期間:2025年4月期 第3四半期累計(2024年5月1日〜2025年1月31日)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会:無
- セグメント:
- 単一セグメント(惣菜事業)。セグメント別開示は省略。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):26,788,748株
- 期末自己株式数:657,656株
- 期中平均株式数(四半期累計):26,128,330株
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- IRイベント:決算説明資料作成あり。決算説明会は開催無し。
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との直接比較は通期予想のみ。Q3累計は通期予想への進捗で示す)
- 売上高:39,522百万円(前年同期比+0.6%)。通期予想51,891百万円に対する進捗率:約76.2%(通常は75〜80%台で季節性次第では妥当)。
- 営業利益:1,386百万円(前年同期比△14.1%)。通期予想1,451百万円に対する進捗率:約95.5%(通期目標に近い進捗)。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:613百万円(前年同期比△44.2%)。通期予想627百万円に対する進捗率:約97.7%。
- サプライズの要因:
- 売上はほぼ横ばい(+232百万円)だが、原材料費・店舗包装資材の価格上昇およびスタッフ時給上昇等のコスト増が営業利益圧迫。
- 当期に特別損失500百万円(創業者への特別功労金)を計上したため、純利益が大幅に減少している(これが純利益下振れの主因)。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想の修正なし。営業利益・純利益の進捗は高く、通期予想達成の可能性は現時点で維持されているが、原材料・人件費等の上昇が続く場合は下振れリスクあり。会社は重要な乖離が見込まれる場合は速やかに開示すると表明。
財務指標
- 要点(単位:百万円)
- 売上高(第3Q累計):39,522(前年同期39,290、増減+232、+0.6%)
- 売上総利益:22,773(前年22,687、+86)
- 販売費及び一般管理費:21,387(前年21,074、+313)
- 営業利益:1,386(前年1,613、△227、△14.1%)営業利益率:約3.51%(前年:約4.11%)
- 経常利益:1,436(前年1,664、△228、△13.7%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:613(前年1,099、△486、△44.2%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):23.49円(前年41.34円)
- 貸借対照表(主要項目、百万円)
- 総資産:34,948(前期末36,022、△1,074)
- 流動資産合計:18,473(前期19,391、△918)
- 現金及び預金:12,698(前期14,165、△1,466)
- 負債合計:5,726(前期6,882、△1,156)
- 純資産合計:29,221(前期29,139、+82)
- 自己資本比率:83.6%(前期80.9%)(83.6%:安定水準)
- キャッシュ・フロー(第3Q累計、百万円)
- 営業活動CF:+637(前年同期+1,829)→ 減少(前年に比べ悪化)
- 投資活動CF:△1,089(前年△1,031)
- 財務活動CF:△1,036(前年△682)
- 現金及び現金同等物の期末残高:12,277(前期末13,764、△1,486)
- フリーキャッシュフロー(営業+投資):△452(百万円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計比)
- 売上高進捗率:約76.2%(39,522/51,891)
- 営業利益進捗率:約95.5%(1,386/1,451)
- 純利益進捗率:約97.7%(613/627)
- 過去同期間進捗との比較:営業利益・純利益の通期進捗は高めで、売上は季節要因を踏まえ概ね通常ペース。
- 財務安全性
- 自己資本比率:83.6%(安定水準)
- 負債比率(負債合計/純資産):約19.6%(低水準)
- 流動比率(流動資産/流動負債):約398%(18,473/4,640、流動性高い)
- 効率性
- 総資産回転率(売上高/総資産):39,522/34,948 ≒ 1.13回(参考)
- 売上高営業利益率の低下(4.11%→3.51%)が見られる
- セグメント別
- 単一セグメント(惣菜)。主要業態別売上(百万円・前年同期比):
- RF1(小計)24,141(100.3%)
- サラダ 12,898(99.2%)
- フライ 4,689(100.3%)
- その他惣菜 6,553(102.3%)
- グリーン・グルメ 7,903(102.1%)
- いとはん 2,805(100.0%)
- 神戸コロッケ 2,252(98.8%)
- 融合 712(97.1%)
- ベジテリア 687(103.5%)
- 外販(卸) 564(96.4%)
- その他 454(112.5%)
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(第2四半期末):9.00円(実績)
- 期末配当(予想):14.00円
- 年間配当予想:23.00円(修正:無)
- 配当利回り:–(株価情報未記載のため算定不可)
- 配当性向(会社の通期予想ベース):配当23円 / 1株当たり当期純利益予想24.01円 ≒ 95.8%(高水準)
- 特別配当の有無:無
- 株主還元方針:自社株買いの記載なし。配当は据え置き。
セグメント別情報
- 概要:単一セグメント(惣菜事業)。業態別にてRF1が売上の主軸(約61.1%構成)。
- 前年同期比較:各主要ブランドで概ね横ばい〜微増。一部(神戸コロッケ、融合、外販など)でやや減速。
- セグメント戦略:基幹ブランドRF1で併設出店やリニューアルを実施、WEB予約導線改良による利便性向上を図る。コスト削減として物流拠点集約や店舗オペレーション効率化を実施。
競合状況や市場動向
- 市場動向:中食・惣菜業界は原材料コスト上昇・人件費上昇の継続、消費者の節約志向も強く、厳しい環境が継続。
- 競合他社比較:本資料には同業比較データなし → –。相対的な位置付け判断は別途業界データが必要。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2025年4月期)連結予想:売上高51,891百万円(+1.0%)、営業利益1,451百万円(△16.5%)、経常利益1,506百万円(△15.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益627百万円(△49.9%)、1株当たり当期純利益24.01円
- 予想修正:直近公表予想からの修正なし
- 会社予想の前提:具体的前提(為替・原油等)の詳細は記載なし
- 予想の信頼性:第3Q累計の進捗を見ると営業・純利益の進捗は高いものの、原材料・賃金の上昇が継続する場合は下振れリスクあり。会社は重要な乖離が生じれば速やかに修正する方針。
- リスク要因:
- 原材料価格・包装資材価格の上昇、スタッフ時給上昇などコスト動向
- 消費者の節約志向による需要減
- 国際情勢や為替変動(影響は間接的)
- 一時要因(特別損失等)は業績を押し下げる可能性
重要な注記
- 会計方針:2022年改正会計基準(法人税等に関する基準)を期首から適用。財務諸表への影響は無しと開示。
- 特記事項:当第3四半期累計に特別損失500百万円(創業者への特別功労金)計上。
- 監査:四半期連結財務諸表に対して有限責任監査法人トーマツ(神戸事務所)による期中レビューを実施、結論は「重要な点において準拠していると信じさせる事項は認められなかった」(無限定の結論)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2910 |
| 企業名 | ロック・フィールド |
| URL | http://www.rockfield.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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