2025年7月期 決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: ウェルネス事業の販売低迷(特にサプリメント)とECモール競争激化の影響で売上は減少したが、越境EC拡大や海外展開のための先行投資を実行。ロジスティクス事業は堅調に推移し、全体としては中期(2026–2028)での成長基盤整備を優先する方針。
- 業績ハイライト: 2025年7月期 売上高115.0億円(前年比△11.5%:悪い)、営業利益4.5億円(前年比△17.2%:悪い)、親会社株主帰属当期純利益3.58億円(前年比+12.1%:良い)。(注:金額は百万円ベースの資料に基づく)
- 戦略の方向性: ①既存ウェルネス商品の強化(機能性表示食品「ヘルシーボ」等)とブランディング、②ロジスティクス事業の収益不動産活用・新物流センター検討、③海外事業(B2C/B2B)拡大による新収益モデル構築。
- 注目材料: 2026年中間期以降の中期経営計画(2026〜2028)で「連結売上高131億円、営業利益率6.6%、ROE10.1%」の目標を設定。株主優待を年2回化(2026年1月末から適用)、配当は2026年予想で年間30円に減配(前期40円→予想30円)。
- 一言評価: 既存事業の短期業績は足踏みだが、財務基盤は良好で中期投資(海外展開・物流投資)により回復を目指す段階。
基本情報
- 企業概要: ティーライフ株式会社(証券コード:3172)―― 主要事業:ウェルネス事業(健康茶・サプリ等の製造販売、卸・小売・EC販売)およびロジスティクス事業(物流センター賃貸等)。
- 代表者名: –(資料に記載なし)
- 説明会情報: 開催日時:2025年9月4日(木)。説明会形式:–。参加対象:投資家・アナリスト向け資料(公開IR)。
- 説明者: 発表者(役職):–(資料に明示なし)。発言概要:スライドに沿って2025年7月期実績の報告と中期計画・株主還元変更等を説明。
- 報告期間: 対象会計期間:2025年7月期(連結)。報告書提出予定日:–。配当支払開始予定日:–(配当の額は資料に記載)。
- セグメント:
- ウェルネス事業:健康茶、サプリメント、EC/卸売/小売、越境EC等。主力・成長領域。
- ロジスティクス事業:物流センターの賃貸・運用、収益不動産の活用。
業績サマリー
- 主要指標(単位:百万円 / 補足は良い/悪い目安)
- 売上高:11,502 百万円(115.0 億円)/前年同期比 △1,498 百万円(△11.5%:悪い)
- 売上総利益率:35.8%(前年34.2% → +1.6pt:良い)
- 営業利益:456 百万円(営業利益率4.0%)/前年同期比 △94 百万円(△17.2%:悪い)
- 経常利益:453 百万円/前年同期比 △110 百万円(△19.7%:悪い)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:358 百万円/前年同期比 +38 百万円(+12.1%:良い)
- 1株当たり利益(EPS):–(資料に記載なし)
- 予想との比較:
- 会社予想に対する達成率(四半期/通期前提の速報は資料に明示なし)。ただし資料では「業績予想比:売上+1.8億円、営業利益+0.7億円、経常利益+0.8億円、当期純利益+1.0億円」と記載(概ね会社計画を上回る実績)。
- サプライズの有無:会社予想比で上回っている点はポジティブ(上振れ)。
- 進捗状況:
- 通期(2026年7月期計画)に対する進捗率(参考):
- 売上:11,502/11,983 = 約96.0%(良好:計画に近い)
- 営業利益:456/533 = 約85.6%(やや不足)
- 純利益:358/356 = 約100.6%(計画達成)
- 中期経営計画(2028年7月期目標)に対する進捗:
- 売上:11,502/13,179 = 約87.3%(到達途上)
- 営業利益:456/865 = 約52.7%(改善余地大)
- 過去同時期との進捗比較:売上・営業利益ともに2024年度実績→2025年度は減収減益(売上△11.5%、営業利益△17.2%)。
- セグメント別状況(単位:百万円、前年同期比は資料記載)
- ウェルネス事業:売上 10,574(△12.5%:悪い)、セグメント利益 266(△29.1%:悪い)。要因:TVショッピング向けサプリ卸の伸び悩み、ECモール競争激化で外部仕入商品の販売低迷、越境EC拡大による発送費・手数料増加。ただし一部商品(ルイボスティー等)は回復。
- ロジスティクス事業:売上 927(+1.3%:良い)、セグメント利益 189(△0.6%:ほぼ横ばい)。要因:既存センター稼働率改善(袋井・掛川ほぼ満床)、運用改善によるコスト抑制。
業績の背景分析
- 業績概要: 売上はウェルネスのEC/卸販売低迷が主因で減収。利益は原材料費・配送費の上昇および海外展開に係る先行投資が圧迫。売上総利益率は商品構成比の変化で改善したが販管費率は悪化。
- 増減要因:
- 増収要因:ロジスティクス事業の安定した稼働、ルイボスティー等一部商品の回復。
- 減収要因:サプリメント市場の伸び悩み、ECモールの競争激化による外部仕入商品販売低迷。
- 減益要因:原材料費・配送費の上昇、越境EC拡大に伴う発送費・手数料増、海外展開の先行投資(販管費増)。
- 競争環境: ECモールでの競合店増加が価格競争・販促激化を招いている点が継続的リスク。サプリメント市場の成長鈍化もマイナス。
- リスク要因: 米国の関税政策(資料は今後の見通しに影響すると明記)、為替・物流費の上昇、ECプラットフォームでの競争激化、海外販路開拓の成否。
戦略と施策
- 現在の戦略(中期経営計画の要点):
- ビジョン:進化するウェルネス&ライフサポート企業
- 経営方針:既存事業の進化、新収益モデル構築、強固な経営基盤
- 2028年目標:連結売上高131億円、営業利益率6.6%、ROE10.1%
- 進行中の施策:
- ウェルネス:機能性表示食品「ヘルシーボ」リニューアルを主軸に新規開拓、CHA+OCO、メタボメ茶HAREで幅広い年齢層獲得、TVCMや地元FMでのブランディング、吸収合併した子会社を活用したギフト商品開発。
- ロジスティクス:掛川センター等の既存資産の稼働率向上、新規テナント誘致による賃貸収入増、掛川遊休地を活用した延床6,000坪級物流センター建設の検討。
- 海外:Kokoro Care(B2C)で品揃え強化・YouTuberコラボで認知拡大、SENN JAPAN(B2B)で日本食チェーン向け大口営業、Glocal Depotで海外バイヤーと生産者の接続。
- セグメント別施策と成果:
- ウェルネス:新商品・ブランディングで認知改善を図るが、短期の販売低迷は継続。
- ロジスティクス:稼働改善でコスト抑制に一定の成果。
- 新たな取り組み: 株主優待の年2回化、ESG推進(環境配慮素材採用・女性活躍推進等)、戦略的M&Aの継続検討。
将来予測と見通し
- 業績予想(2026年7月期 計画、単位:百万円)
- 売上高:11,983(+480/+4.2% yoy)――(良)微増見込み
- 営業利益:533(+77/+16.9% yoy)――(良)改善見込み
- 経常利益:529(+76/+16.9% yoy)
- 親会社株主帰属当期純利益:356(△2/△0.7% yoy)
- 予想の前提条件: サプリメント市場の成長鈍化、ECモール競争激化、米国関税政策の影響を織り込んだ保守的見積り。為替前提は明示なし。
- 予想の根拠と経営陣の自信度: 資料は「保守的な見積り」と明記。即ち高い自信度より慎重な前提での計画。
- 予想修正: 2026年通期計画は提示されたが、修正の有無は資料に記載なし(通期予想の新規提示)。
- 中長期計画: 2026–2028中期計画により、2028年に売上131億・営業利益率6.6%を目標。現状は目標達成に向け「基盤整備期」として先行投資を実行。
- 予想の信頼性: 過去の達成傾向の詳細は資料に記載なし。今回の計画は外部環境を保守的に見積もっている旨の記載。
- マクロ影響: EC競争、関税政策、物流・原材料費、消費者需要動向が主な影響因子。
配当と株主還元
- 配当方針: 配当性向30%を目途に、企業体質強化と事業拡大のため内部留保を勘案しつつ安定配当を継続。
- 配当実績:
- 2025年7月期:中間20円、期末20円、年間40円、配当性向47.6%(減益期だが高配当性向→やや株主還元重視)
- 2026年7月期(予想):中間15円、期末15円、年間30円、配当性向35.9%(減配:40→30円、減配はネガティブ)
- 特別配当: なし。
- その他株主還元: 株主優待を拡充(進呈回数を年1回→年2回へ、2026年1月末基準から適用)。優待券額は保有株数に応じて年間2,000〜6,000円相当。
製品やサービス
- 主要製品: 機能性表示食品「ヘルシーボ」(リニューアル品)、CHA+OCO、メタボメ茶HARE、ルイボスティー、まるごとさんかく茶等。
- サービス/チャネル: TVショッピング、EC(自社EC・モール)、越境EC、卸(流通)、海外B2B(SENN JAPAN)、B2C(Kokoro Care)、Glocal Depot(海外バイヤー向け)。
- 協業・提携: 人気YouTuberとのコラボや地元メディアタイアップ等(ブランディング施策)。具体的企業名は資料に限定的記載。
- 成長ドライバー: リニューアル商品による新規顧客獲得、海外販路開拓、ギフト商品の強化、物流不動産の活用による安定収益。
Q&Aハイライト
- Q&Aセッションの記載:資料内にQ&Aの詳細はなし。よって重要なやり取りは記載なし(–)。
- 経営陣の姿勢: 情報開示・IR活動は積極的に行う旨を明記(スモールミーティング、個別IRを随時受付)。
- 未回答事項: 発表者や詳細な質疑応答内容は資料に記載がないため不明(–)。
- ポジティブ要因:
- ロジスティクス事業の安定的収益(センター稼働率改善)。
- 自己資本比率73.3%と健全なバランスシート(良い)。
- 中期計画での明確な数値目標(売上131億、OP率6.6%)。
- 株主還元施策(優待強化)は株主支持につながる可能性。
- ネガティブ要因:
- ウェルネス(サプリ)販売の低迷、EC競争激化による売上・利益圧迫。
- 原材料・配送費の上昇と先行投資による販管費悪化。
- 2026年予想での減配(40円→30円)は収益面での負のサイン。
- 不確実性:
- 海外展開・越境ECの拡大が目標通り収益化できるか。
- ECモールでの競争激化や米国関税等外部環境の影響度。
- 注目すべきカタリスト:
- 「ヘルシーボ」等新商品の市場反応、TVCM・ブランディングの成果。
- 掛川等での新規テナント獲得・新物流センター計画の進捗。
- 海外B2B/B2C(SENN/ Kokoro Care / Glocal Depot)での受注拡大。
- 次回の四半期決算・販管費動向および原材料・配送費の推移。
重要な注記
- 会計方針: セグメント区分を見直し、従来の「卸売」「小売」を「ウェルネス事業」に統合、報告セグメントを3→2に変更(資料は過年度比較を新区分に揃えて開示)。
- リスク要因(資料注記含む): 将来見通しは現時点の合理的前提に基づくものであり、実際の業績は諸要因で大きく変動する可能性がある旨を明記。
- その他: IR窓口(経営戦略部 TEL(0547)46-3459 / URL https://www.tealifeir.com/)。
(不明な項目は「–」で記載しています。投資助言は行っていません。)
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企業情報
| 銘柄コード | 3172 |
| 企業名 | ティーライフ |
| URL | http://www.tealifeir.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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