2025年12月期 第3四半期決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 3Qから中期経営計画(中計)達成に向け本格的な成長投資を開始したが、toridori base の12か月プラン寄与で売上総利益は過去最高を更新し、利益水準も着実に向上している点を強調。
  • 業績ハイライト: 2025年12月期第3四半期の売上総利益は1,332百万円(前年同期比+29.5%)で過去最高、営業利益は200百万円(前年同期比+4.1%。一過性を除くと+35.9%)。
  • 戦略の方向性: 既存の「toridori base」拡大を継続しつつ、EC向けを中心とした新規プロダクト(AI活用)を子会社で開発・展開し、プロダクトの細分化で市場浸透を加速する。
  • 注目材料: 新規プロダクトは2025年7月設立子会社で開発、10月にα版提供開始。事前受注400件超、顧客単価は現行toridori baseの約2倍(現時点の公表値)。2026年2月の通期決算発表時に詳細開示予定。
  • 一言評価: 既存事業の収益拡大と新規プロダクト投資を両立させる「フェーズ移行」が進行中。

基本情報

  • 企業概要: 株式会社トリドリ(東証グロース:9337)、事業内容はインフルエンサー・プラットフォーム事業(toridori base / ad / promotion / made 等)。
  • 代表者名: 代表取締役社長 CEO 中山 貴之
  • 説明者: 資料の発表主体は経営陣(CEO含む想定)。個別の登壇者名・役職と発言詳細は資料にまとめ記載のため要旨は上記エグゼクティブサマリーに準ずる。
  • 報告期間: 2025年12月期 第3四半期(2025年第3四半期実績を掲載)
  • セグメント:
    • マーケティングパートナー領域:toridori ad(成果報酬型広告)、toridori promotion(タイアップ広告)、toridori made(ブランド運営支援)等
    • プロダクト領域:toridori base(インフルエンサーマッチング・サブスク型)および新規プロダクト(EC向け、従量/運用広告型を想定)

業績サマリー

  • 主要指標(単位:百万円)
    • 売上高:1,421(前年同期比+27.3%)※良い目安:成長(増収)
    • 売上総利益:1,332(前年同期比+29.5%)※良い目安:増益・過去最高
    • 営業利益:200(前年同期比+4.1%)※一過性除外ベースでは+35.9%(良い目安:改善)
    • 経常利益:194(前年同期比+3.7%)※良い目安:僅増
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:124(前年同期比+27.9%)※良い目安:増益
  • 予想との比較
    • 会社予想に対する進捗率(資料記載):
    • 売上総利益進捗率:71.2%(対通期見通しに対する3Q時点の進捗)※良い目安:計画の下期偏重想定どおりの進捗
    • 営業利益進捗率:70.9%
    • サプライズの有無:特段の下方修正・上方修正はなし。営業利益は一過性の会計調整(代理店取引見直しによる一時的費用減45百万円)を除いた比較で増加が鮮明(+35.9%)。
  • 進捗状況
    • 通期予想に対する進捗(上記進捗率参照):下期偏重計画だが3Qで12か月プランの貢献が本格化し順調に推移。
    • 過去同時期との比較:3Q売上総利益は過去最高を更新(YoY+29.5%)。
  • セグメント別状況(売上総利益中心、単位:百万円/割合は概算)
    • プロダクト領域(toridori base): 売上総利益 980(YoY+45.4%)、顧客数 8,545社(YoY+1,849社)。寄与度が高く、全体売上総利益の約73.6%を占める(980/1,332)。
    • 顧客当たり四半期売上総利益:約114,782円(3Q時点)※良い目安:単価上昇傾向
    • マーケティングパートナー領域:
    • toridori promotion(タイアップ広告):YoY+10.4%、大型案件が好調でQoQ増収
    • toridori ad(成果報酬型):YoY+1.0%
    • toridori made:2Qの反動減によりQoQで減収(想定内)
    • その他小セグメント:一部あるが主要貢献は上記の通り

業績の背景分析

  • 業績概要・トピックス
    • toridori base の12か月プラン導入効果が3Qから本格化し、顧客の離脱減・LTV改善に寄与。これが売上総利益の大幅増を牽引。
    • 3Qより中計達成を見据えた成長投資(新規プロダクト投資、広告宣伝費増)が本格化。
    • 新規プロダクトは事前受注400件超、10月にα版ローンチ。
  • 増減要因
    • 増収要因:toridori base の顧客増(+1,849社)と12か月プラン普及、toridori promotion の大型案件積み上げ。
    • 減収要因:toridori made は2Q反動で減収(想定内)、ただし影響は限定的。
    • 増益要因:売上総利益の増加に加え、2Qの反動減に伴う変動費減少(toridori made関連)や一部会計処理の影響。
    • 減益要因:成長投資(広告宣伝費・販売促進費、人件費増加)を3Qから本格化。広告費等は増加(3Q広告宣伝費559百万円)。
  • 競争環境
    • マイクロインフルエンサー領域に強み(登録インフルエンサー約8.2万人、シェア約5.8%)。SNS起点の消費行動の拡大が追い風。
    • 競合は大手広告代理店や既存インフルエンサープラットフォームだが、低価格でSMB向け支援を拡大できる点が差別化。
  • リスク要因
    • マクロ:広告投資環境の変化、景気後退によるSMBの広告需要低下。
    • 業界固有:SNSアルゴリズム変更、プラットフォーム規制、インフルエンサーの品質・コンプライアンス問題。
    • 事業運営:新規プロダクトの正式ローンチ・採算達成、投資の回収不確実性。

戦略と施策

  • 現在の戦略
    • 既存プロダクト(toridori base)の長期化・LTV向上に注力(12か月プラン、CS強化、インフルエンサー拡充)。
    • プロダクトラインを店舗向け(長期・継続型)とEC向け(スポットで大流入)の二系統に細分化し市場浸透を図る。
    • 新規プロダクト(AI活用・運用広告型)を子会社で開発し、EC事業者向け高単価サービスを構築。
  • 進行中の施策
    • 7月に新会社設立、10月α版ローンチ、事前受注400件超(EC顧客比率74% 売上ベース)。
    • 12か月プランの販売比率向上(新規顧客獲得における12か月プラン比率は3Qで75.6%)。
    • カスタマーサクセス運用開始、マッチング数の増加事例多数。
    • 3Qから一部人件費/業務委託費を資産計上(新規プロダクト関連)→投資の資本化。
  • セグメント別施策
    • toridori base:代理店メニューの販売価格引き上げ、採用無制限のサブスク強化、CS体制強化。
    • 新規プロダクト(EC向け):従量課金/運用広告型、AIで大量インフルエンサーの自動マッチングを目指す。
    • toridori promotion / ad:大型案件の積み上げ、代理店チャネル拡大。
  • 新たな取り組み
    • AI活用の新プロダクト(α版提供開始)とこれに伴う販路の開拓。正式ローンチ前のため情報開示は限定的だが、2026年2月に詳細公開予定。

将来予測と見通し

  • 業績予想(資料に明示の範囲)
    • 売上総利益(通期予想):5,100百万円(資料の積み上げ図示)※進捗率3Q時点71.2%
    • 営業利益(通期予想):750百万円(資料図示)※進捗率3Q時点70.9%
    • 次期(2026年12月期)見通し:新規プロダクトは2026年12月期での業績貢献を期待しているが、数値は未開示(正式ローンチ・顧客実績により開示予定)。
  • 予想の前提条件
    • 事業環境はSNS利用拡大と企業の広告配分のインフルエンサープラットフォームへのシフトを前提。為替等の外部前提は資料に記載なし → 前提条件詳細は未開示。
  • 予想の根拠と経営陣の自信度
    • 新規プロダクトの事前受注・高単価顧客の獲得、及び既存baseの12か月プランの拡大を根拠に将来貢献に期待。正式数値は未確定で開示は段階的。
  • 予想修正
    • 通期予想の修正有無:今回資料では通期予想の修正発表はなし。
  • 中長期計画
    • 中期経営計画では顧客数の更なる拡大(2027年目標15,000社等)を掲げ、プロダクト細分化による市場浸透を狙う。進捗はプロダクト多様化フェーズへ移行中。
  • 予想の信頼性
    • 新規プロダクトはα版段階で事前受注を確保しているが、正式ローンチ後の採算性やスケール達成には不確実性あり。
  • マクロ経済の影響
    • 広告市場の景況、SMBの広告投資余力、SNSプラットフォームのアルゴリズム・規制変更が業績に影響。

配当と株主還元

  • 配当実績:
  • 特別配当: なし(資料での記載なし)

製品やサービス

  • 主要製品/サービス
    • toridori base:月額定額でインフルエンサー採用し放題のPR依頼サービス(登録インフルエンサー約8.2万人)。主にSMB向けで利便性と低価格が特徴。
    • toridori ad:成果報酬型インフルエンサー広告(通販事業者向けが中心)。
    • toridori promotion:タイアップ等の大手向けプランニング/キャスティング。
    • toridori made:インフルエンサー発ブランドの運営支援。
    • 新規プロダクト:EC向けの従量課金・運用広告型(AI活用)※α版提供開始、事前受注400件超。
  • 成長ドライバー: 12か月プラン普及によるLTV向上、登録インフルエンサー数の拡大、新規プロダクトによる高単価顧客の獲得。

Q&Aハイライト

  • Q&Aセッションの記載: 本資料は説明スライドの提供であり、Q&Aの詳細は記載なし → 注目の質問・未回答事項等は資料に記載なし(–)。
  • 経営陣の姿勢(スライドから読み取れる点): 中計達成に向け積極投資を開始する一方で利益進捗も重視する姿勢。
  • 未回答事項: 新規プロダクトの詳細なKPI、通期・中期での数値インパクト(具体的寄与額)は正式ローンチ前のため限定開示。2026年2月に追加開示予定。
  • ポジティブ要因
    • toridori base の12か月プランが本格寄与し顧客数・単価ともに改善(3Q売上総利益の約73%寄与)。
    • 新規プロダクトで事前受注400件超、EC比率高く高単価を見込める可能性。
    • SNS起点の消費行動拡大というマクロトレンドが追い風。
  • ネガティブ要因
    • 新規プロダクトはα版段階であり、正式ローンチ後の採算性・スケールの不確実性。
    • 成長投資の増加(広告宣伝費・人件費)で短期の収益性が圧迫される可能性。
    • SNSプラットフォームの仕様変更や規制リスク、広告市場の景気変動。
  • 不確実性
    • 新商品・AIプロダクトの市場受容、代理店チャネル等の販路拡大の実効性。
    • 顧客継続率(12か月プランの真のLTV向上幅)が想定どおり推移するか。
  • 注目すべきカタリスト
    • 2026年2月の通期決算発表(新規プロダクトのKPI・年間寄与の詳細を予定)。
    • 新規プロダクトの正式ローンチ時期と導入事例・顧客単価の推移。
    • 四半期ごとの売上総利益・営業利益の推移(投資拡大後の利益率動向)。

重要な注記

  • 会計方針: 3Qより新規プロダクトの収益獲得可能性を踏まえ、一部人件費/業務委託費を資産計上(投資の資本化)開始。会計上の取り扱いが変化している点に留意。
  • 特記事項(会計上の一時要因): 一部代理店との取引形態見直しにより会計上の一時的費用減45百万円が発生。営業利益のYoY比較ではこれを除外した試算で+35.9%。
  • その他: 新規プロダクトは正式ローンチ前のため情報は限定開示。将来予想は不確実性を含む旨の注記あり。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9337
企業名 トリドリ
URL https://toridori.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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