令和8年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 会社公表の通期予想に対する修正はなし。第1四半期実績は会社予想/市場予想に対して「ほぼ予想通り — 進捗はやや良好(営業利益・当期純利益は通期に対する進捗がやや高い)」。
- 業績の方向性: 増収増益(売上高+7.3%、営業利益+4.2%、四半期純利益+8.6%/前年同期比)。
- 注目すべき変化: 弁当給食事業は売上は増加(+10.6%)したが、原材料高等でセグメント利益が大きく減少(セグメント利益77百万円、△22.1%)。一方、業務スーパー事業が高い伸び(売上+9.3%、セグメント利益+8.2%)で全体を牽引。
- 今後の見通し: 令和8年3月期通期予想(売上 95,800百万円、営業利益 1,928百万円、当期純利益 1,404百万円)に変更なし。第1四半期の進捗は売上で約25.0%、営業利益で約32.8%、当期純利益で約33.3%と、収益面は通期予想に対して順調な進捗。
- 投資家への示唆: 原材料価格や人件費・物流費の上昇が一部セグメントの粗利を圧迫している点に留意。業務効率化(自動発注、温度管理システム等)と販促強化で来店数・販売を伸ばしており、短期は利益率回復の取り組みの推移を注視。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社オーシャンシステム
- 主要事業分野: スーパーマーケット事業、業務スーパー事業、弁当給食事業、食材宅配事業、旅館・外食等の運営(小売・給食・食材配送・宿泊・外食)
- 代表者名: 代表取締役社長 樋口 勝人
- 問合せ先: 取締役兼執行役員管理本部長 本間 武士(TEL 0256-33-3987)
- 報告概要:
- 提出日: 令和7年8月12日
- 対象会計期間: 令和8年3月期 第1四半期連結累計期間(令和7年4月1日~令和7年6月30日)
- 添付の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)
- セグメント:
- スーパーマーケット事業: 一般スーパーチェーンの運営、地域販売促進
- 業務スーパー事業: 業務用・低価格志向の業務スーパーFC運営
- 弁当給食事業: 事業所向け宅配弁当、惣菜受託製造(千葉工場等)
- 食材宅配事業: 「ヨシケイキッチン」等の施設向け・家庭向け食材セット
- 旅館、その他事業: 旅館運営・外食(焼肉店等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式): 10,833,000株(自己株含む)
- 期中平均株式数(四半期累計): 9,413,669株
- 時価総額: –(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会: –(有無明記なし)
- 株主総会: –(期日記載なし)
- IRイベント: 決算補足資料・説明会の有無は「–」(資料に明確な開催情報は記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表の通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高: 第1四半期 23,997百万円。通期予想 95,800百万円に対する進捗率 25.0%(通期に対し四半期としては標準的)。
- 営業利益: 第1四半期 633百万円。通期予想 1,928百万円に対する進捗率 32.8%(通期達成に向け良好な進捗)。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 467百万円。通期予想 1,404百万円に対する進捗率 33.3%(やや上振れの進捗)。
- サプライズの要因:
- プラス要因: 来店客数増、販促(試食会、フェス等)効果、業務スーパーの販促とストアブランド拡販、生産性向上施策(温度管理・自動発注の拡大)。
- マイナス要因: 弁当給食事業での原材料高(米等)や人件費・物流費の上昇により粗利率が低下し、セグメント利益が減少。
- 通期への影響:
- 現時点で業績予想の修正はなし。第1四半期の利益進捗は通期見通し達成に向けて余裕ありと判断されている。ただし原材料・物流費の動向による下押しリスクは存在。
財務指標
(単位は特記無き場合 百万円。前年同期比は必ず%表記)
- 損益計算書(第1四半期累計、令和7年4月1日~6月30日)
- 売上高: 23,997百万円(前年同期 22,368百万円、+7.3% / +1,630百万円)
- 売上総利益: 5,275百万円(前年同期 5,035百万円、+4.8% / +239百万円)
- 販管費: 4,641百万円(前年同期 4,428百万円、+4.8% / +214百万円)
- 営業利益: 633百万円(前年同期 608百万円、+4.2% / +26百万円)
- 営業利益率: 2.64%(633/23,997)。目安: 低い~中(業界や会社歴史で評価が変化)
- 経常利益: 662百万円(前年同期 624百万円、+6.0%)
- 四半期純利益(親会社株主に帰属): 467百万円(前年同期 430百万円、+8.6%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 49.66円(前年同期 45.73円、+8.6%)
- 主要利益率動向
- 売上総利益率(GPM): 5,274.7 / 23,997.1 ≒ 22.0%(前年同期 ≒ 22.5% → 約0.5pp低下、原価上昇が影響)
- 営業利益率: 2.64%(前年同期約2.72%)
- 財政状態(貸借対照表)
- 総資産: 23,683百万円(前期末 24,082百万円、△1.7% / △398百万円)
- 純資産: 11,663百万円(前期末 11,205百万円、+4.1% / +458百万円)
- 自己資本比率: 49.2%(前期末 46.5% → 2.7ポイント上昇)(安定水準。目安: 40%以上で安定)
- 流動資産: 10,466百万円、流動負債: 8,413百万円 → 流動比率 ≒ 124%(流動比率=流動資産/流動負債。目安: 100%以上で短期支払余裕)
- 有利子負債: 短期借入金 667百万円、長期借入金 1,685百万円 → 合計約2,352百万円
- 負債比率(負債合計/純資産): 12,020 / 11,663 ≒ 1.03(負債がやや上回るが自己資本比率49%は良好)
- 効率性
- 減価償却費(当第1四半期): 255百万円
- 総資産回転率(四半期ベース簡易): 売上高23,997 / 総資産23,683 ≒ 1.01回(年換算ではやや異なるため参考値)
- セグメント別(第1四半期)
- スーパーマーケット事業: 売上 6,968百万円(+3.9%)、セグメント利益 238百万円(+4.6%)
- 業務スーパー事業: 売上 12,987百万円(+9.3%)、セグメント利益 526百万円(+8.2%)
- 弁当給食事業: 売上 2,704百万円(+10.6%)、セグメント利益 77百万円(△22.1%)
- 食材宅配事業: 売上 1,214百万円(+0.5%)、セグメント損益 0百万円(前年同期は△13百万円)
- 旅館・その他事業: 売上 122百万円(+0.8%)、セグメント損失 24百万円(前年同期 △21百万円)
- 財務の解説
- 総じて売上伸長と販促施策の効果で増収を確保。だが原材料高騰や人件費上昇が一部セグメントで粗利を圧迫。自己資本比率49.2%と財務基盤は良好で、短期資金余裕も確保されている。キャッシュ・フロー明細は四半期で作成していないため、現金減少の詳細は注記(配当支払、税金・賞与支払等)を参照。
配当
- 配当実績と予想:
- 令和7年3月期 実績: 年間合計 19.00円(第1四半期末 7.00円/期末 12.00円)
- 令和8年3月期 予想: 年間合計 20.00円(第2四半期末 10.00円、期末 10.00円)→ 年間で+1円増配見込み
- 配当利回り: –(株価情報がないため算出不可)
- 配当性向(予想ベース):
- 会社予想EPS(通期): 149.14円 → 配当20円 ÷ EPS149.14 ≒ 13.4%(低〜中:再投資重視の還元水準)
- 特別配当の有無: なし記載
- 株主還元方針: 自社株買いに関する記載なし。通常配当政策は維持との表現(詳細は会社IR方針参照)。
セグメント別情報(要点)
- スーパーマーケット事業: 来店客数増、青果・米が好調。太陽光パネル導入など環境対策でコスト最適化へ。
- 業務スーパー事業: 大型販促(25周年セール等)が奏功、ストアブランド拡販で利益率改善。IT投資(タブレット温度管理・自動発注)で生産性向上。
- 弁当給食事業: 売上は増加(学校向けサブスク開始等)が奏功するも、原材料高で粗利率低下、利益減少。
- 食材宅配事業: 受注施設数増だが家庭向けセット数は減少。粗利低下だが販管費削減で赤字幅縮小。
- 旅館・その他: 宴会・団体昼食は堅調も宿泊低迷で稼働率低め。外食(焼肉)好調。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 令和9年3月期を最終年度とする3カ年計画を推進中(品質向上、業務効率化、デジタル化、環境対応)。
- 進捗: 第1四半期は売上・利益ともに順調な進捗。業務効率化・デジタル施策が具体化しており、中期KPI(収益性向上、コスト削減)に対する初期効果は確認できるが、原材料価格等の外部環境の影響によりセグメント差が生じている。
競合状況や市場動向
- 市場環境: 食品小売は賃上げによる所得改善の一方で、原材料・人件費・物流費の上昇、価格競争の激化が継続的課題。
- 競合比較: 同業他社との相対的優位性については本資料に直接比較データなし。強みとしては業務スーパーの高成長、チェーンとしての販促力と一部の効率化投資が挙げられる。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(令和8年3月期): 売上 95,800百万円(+5.2%)、営業利益 1,928百万円(+10.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益 1,404百万円(+33.8%)。(5月13日公表の予想から変更なし)
- 次期予想: –(資料内の次期予想は未提示)
- 会社予想の前提条件: 資料P.3に前提条件の記載あり(為替・原料等の具体値は別添参照)。原材料・物流・人件費等の動向が重要。
- 予想の信頼性: 第1四半期の進捗は営業・純利益とも通期比で余裕があるため「現時点では達成可能」と会社は判断。ただし外部要因(原材料、物流、地政学リスク)が不確実性要因。
- リスク要因: 為替変動(輸入物価影響)、原材料価格上昇、労務費上昇、競争激化、自然災害等(資料に一般的リスク注意事項あり)。
重要な注記
- 会計方針: 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更の注記あり(詳細は該当注記を参照)。その他の重要な会計方針変更は特記事項なし。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。
- 添付資料や注記に「業績予想は現時点の情報に基づくものであり将来の実績を約束するものではない」との留保あり。
- 四半期財務諸表は公認会計士等によるレビューの旨は明示されていない(添付の四半期連結財務諸表に対するレビューについての記載はなし)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3096 |
| 企業名 | オーシャンシステム |
| URL | http://www.ocean-system.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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