2025年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の期中公表予想(本期=2025年6月期)との比較資料は記載がなく、市場コンセンサスも不明のため「会社予想との比較は該当せず(–)」。ただし実績は売上・営業利益で前年超過、経常・親会社株主当期純利益は前年割れ。
- 業績の方向性:増収増益(売上高:+6.3%、営業利益:+157.5%)だが、経常利益(△15.1%)・当期純利益(△16.6%)は減少。
- 注目すべき変化:営業利益が大幅改善した一方、有価証券評価損(その他有価証券評価差額金の大幅悪化)や有価証券運用損の発生で経常・純利益が低下。現金は約2.20億円減少、自己株式取得(買戻し)で自己株式が増加。
- 今後の見通し:2026年6月期予想は売上2,500百万円(+0.9%)、営業利益230百万円(△21.0%)、経常利益240百万円(+27.9%)、親会社株主当期純利益144百万円(+28.0%)。営業利益は今期水準から減らす見込みで、顧客側のコスト転嫁困難や出店意欲低下をリスクとして言及。
- 投資家への示唆:ストック型収入(サブリース等)で粗利改善が見られる一方、投資有価証券の時価評価・運用損が業績に与える変動が大きい。自己株取得や配当性向の高さ(42.9%)も資本政策上の注目点。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社エリアクエスト
- 主要事業分野:不動産ソリューション事業(仲介関連、サブリース等。グループは単一セグメント)
- 代表者名:代表取締役社長 清原 雅人
- 上場コード:8912
- URL:http://www.area-quest.com
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月8日
- 対象会計期間:2025年6月期(連結、2024年7月1日~2025年6月30日、通期)
- セグメント:
- 単一セグメント:不動産ソリューション事業(外部顧客売上の90%超、海外売上・海外固定資産はなし)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):17,145,800株
- 期末自己株式数:1,120,000株(前期520,000株)
- 期中平均株式数:16,065,454株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会:2025年9月25日(予定)
- 配当支払開始予定日:2025年9月26日
- 有価証券報告書提出予定日:2025年9月24日
- 決算説明会資料/説明会の有無:決算補足資料・説明会の有無は資料に明記なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社が期中に提示した本期予想がないため「会社予想との比較は該当せず(–)」)
- 売上高:2,476,579千円(前年比 +6.3%、会社予想との比較:–)
- 営業利益:291,087千円(前年比 +157.5%、会社予想との比較:–)
- 経常利益:187,604千円(前年比 △15.1%、会社予想との比較:–)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:112,461千円(前年比 △16.6%、会社予想との比較:–)
- サプライズの要因(実績の要因整理)
- 営業利益が大幅改善:売上総利益の増加(売上高増加により売上総利益 +81,088千円)に加え、販管費の削減(販売費及び一般管理費が526,460→429,516千円に減少)により営業増益。
- 非営業損益の悪化:前年は有価証券運用益が大きかったが、当期は有価証券運用損(108,550千円)やその他の営業外費用増で経常利益が下押し。
- その他:投資有価証券の評価差額金が大幅悪化(+187,721千円 → △8,055千円)、投資有価証券残高の減少(1,028,119→695,360千円)等で包括利益は大幅マイナス。
- 通期への影響:次期(2026年6月期)予想では営業利益を減らしている(230,000千円)。投資有価証券の評価変動や出店環境の変化が続く場合は業績の変動リスクあり。会社は予想を提示しており修正は現時点でなし。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:3,954,174千円(前期 4,346,397千円、△392,223千円)
- 純資産:1,388,793千円(前期 1,623,361千円、△234,568千円)
- 流動資産:621,123千円(現金及び預金 414,327千円、売掛金 45,661千円)
- 流動負債:1,019,243千円(1年内返済予定の長期借入金増等)
- 現金及び現金同等物期末残高:421,410千円(前期 642,076千円、△220,666千円)
- 投資有価証券:695,360千円(前期 1,028,119千円、△332,759千円)
- 収益性(主要数値:千円)
- 売上高:2,476,579(前年比 +6.3%、増加額 +147,153千円)
- 営業利益:291,087(前年比 +157.5%、増加額 +178,033千円) 営業利益率=11.8%(目安:10%超で良好)
- 経常利益:187,604(前年比 △15.1%、減少額 △33,290千円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:112,461(前年比 △16.6%、減少額 △22,457千円)
- 1株当たり当期純利益(EPS):7.00円(前期 7.77円、△0.77円)
- 進捗率分析(四半期決算該当せず、当期は通期実績のため進捗率は該当なし)
- 財務の安全性
- 自己資本比率:35.1%(前期 37.3%、目安:40%以上で安定。35.1%はやや低下)
- 負債合計:2,565,381千円 → 負債比率(負債/純資産) ≒ 184.7%(算出値、やや高め)
- 流動比率:流動資産621,123 / 流動負債1,019,243 ≒ 60.9%(短期の支払余力は低め)
- インタレスト・カバレッジ・レシオ:17.8倍(前期 6.2倍 → 利払い余力は改善。目安:5倍以上で安全)
- 効率性
- 総資産回転率=売上高 / 総資産 ≒ 0.63回(前期 0.54回 → 改善)
- 売上高営業利益率:11.8%(前期 4.9% → 大幅改善)
- セグメント別:単一セグメント(不動産ソリューション)につき、セグメント別詳細は省略
配当
- 配当実績・予想
- 2025年6月期(当期):期末配当 3.0円/株(年間合計 3.0円)
- 2026年6月期(予想):年間配当予想 3.0円/株
- 配当性向(連結):42.9%(当期、参考:配当性向が高めで利益還元重視の姿勢)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 特別配当の有無:なし
- 株主還元方針:継続的配当を基本方針。自己株式取得を実施(当期も取得101,375千円)。
セグメント別情報
- セグメント:単一(不動産ソリューション事業)
- 主な変化:
- 仲介関連事業:前年比減収(資料文中の記載)
- サブリース事業:件数微増、粗利益は+12.7%(資料明記)
- 戦略・見通し:ストック収入基盤(サブリース等)の強化を進め、景気変動に左右されない収益構造を志向。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に明確な中期数値目標は記載なし(–)
- KPI達成状況:特定KPIの記載なし(–)
- コメント:会社は「磐石なストック収入の基盤構築」を中長期の方針としており、今回のサブリースの粗利改善はその一例。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:資料に記載なし(–)
- 市場動向:国内外の地政学リスク・物価上昇による個人消費下振れ懸念、出店意欲の低下が業績リスクとして指摘されている。
今後の見通し
- 業績予想(会社予想:2026年6月期)
- 通期:売上高 2,500,000千円(+0.9%)、営業利益 230,000千円(△21.0%)、経常利益 240,000千円(+27.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益 144,000千円(+28.0%)、EPS 8.96円
- 前提条件:資料中「添付資料4ページの『今後の見通し』に前提記載あり」との記載。主なリスクは顧客のコスト転嫁困難や出店意欲の低下。
- 予想の信頼性:過去に投資有価証券の評価変動で業績が大きくぶれるため、評価益/損の影響を織り込む際は変動要因に注意が必要。
- リスク要因(資料記載より)
- 投資有価証券の時価評価や運用損益の変動
- 顧客側のコスト高(売上原価・人件費)を価格転嫁できない場合の出店抑制
- 金利・金融政策や地政学リスクの影響
重要な注記
- 会計方針の変更等:重要な変更なし(資料該当項目は空欄)
- 継続企業の前提に関する注記:該当なし
- その他重要点:
- 決算短信は公認会計士/監査法人の監査対象外
- 有価証券の評価差額が大幅に悪化(その他有価証券評価差額金:187,721 → △8,055千円)、投資有価証券残高も減少
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8912 |
| 企業名 | エリアクエスト |
| URL | http://www.area-quest.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 不動産 – 不動産業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。