2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:連結中間(2025年4月1日〜9月30日)実績は会社の「連結」通期予想が未提示のため会社予想との単純比較は不可。直近公表の業績予想は「修正あり」(同社は2025年10月1日付で完全子会社を吸収合併し、第3四半期から非連結決算へ移行するため、個別業績予想を修正)。市場コンセンサスとの比較は資料に記載なし(–)。
  • 業績の方向性:通期ベースは示されていないが、中間累計は増収・減益(売上高+11.3%、営業利益△67.8%、経常利益△66.5%、親会社株主に帰属する中間純損失)。短期(直近3ヶ月)では季節性により展示会が集中し、四半期ごとに変動あり。
  • 注目すべき変化:前年同期に対し売上は増加(+11.3%)した一方、販管費等の増加や人材採用支援事業での返金負債計上等により営業利益・経常利益が大幅減少し、中間純損失(△52百万円)を計上(前年同期は中間純利益66百万円)。
  • 今後の見通し:第3四半期から非連結決算へ移行するため連結での通期比較・進捗判断は困難。会社は個別(非連結)ベースで予想修正を公表済み(別途参照)。展示会事業は下期以降に売上・利益が偏重する点に注意。
  • 投資家への示唆(中立的観点での要点):展示会事業は拡大・収益回復傾向だが、人材採用支援事業の採用イベントの苦戦および内定辞退に伴う返金負債計上が業績を圧迫。さらに連結→非連結移行に伴う比較可能性低下を踏まえ、以降は非連結開示(前提条件)を確認する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:ブティックス株式会社
    • 主要事業分野:展示会事業(介護分野「CareTEX」、IT分野「DXPO」等)、M&A仲介事業(介護・医療・障害福祉等分野)、人材採用支援事業(採用イベント・人材紹介)
    • 代表者名:代表取締役社長 新村 祐三
    • その他:2025年10月1日付で完全子会社(株式会社リアライブ)を吸収合併。これにより第3四半期より非連結決算へ移行。
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月12日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間)連結(2025年4月1日〜2025年9月30日)
    • 決算補足説明資料:有、決算説明会:有(機関投資家向け)
  • セグメント(報告セグメント):展示会事業、M&A仲介事業、人材採用支援事業
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):10,160,400株(2026年3月期中間期)
    • 期中平均株式数(中間):9,776,472株
    • 自己株式数(期末):376,750株(中間期)
    • 時価総額:–(資料記載なし)
  • 今後の予定:
    • 中間報告書提出予定日:2025年11月12日(実施済)
    • 株主総会・次回決算発表:–(資料に具体日付なし)
    • IRイベント:決算説明会開催(機関投資家向け、開催有)/個別業績予想修正の案内(2025年11月12日公表)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 会社(連結)通期予想:連結通期の公表値なし(通期表示:-)。したがって達成率は算定不可(–)。
    • 売上高(中間累計):2,187,345千円(前年同期比+11.3%)
    • 営業利益(中間累計):40,736千円(前年同期比△67.8%)
    • 純利益(親会社株主に帰属する中間純利益/損失):△52,041千円(前年同期66,346千円)
    • 会社予想との比較(中間連結):当該期に対する連結の通期予想は提示されておらず比較不可。なお会社は個別(非連結)予想を修正済み。
  • サプライズの要因:
    • 売上は展示会の規模拡大で増収となったが、販売費及び一般管理費が大幅に増加(人件費、株式報酬費用、賞与関連等)、人材採用支援事業での返金負債追加計上により利益を圧迫。
    • 人材採用支援事業での内定辞退率上昇に備えた返金負債計上は業績を直接悪化させた。
  • 通期への影響:
    • 第3四半期以降は非連結開示へ移行するため連結ベースの通期達成可能性の評価は困難。会社は個別予想を修正(詳細は同社公表資料参照)。

財務指標

  • 要点(中間期末:2025年9月30日)
    • 総資産:5,140,450千円(前期末比+30,500千円)
    • 純資産:2,226,338千円(前期末比△14,922千円)
    • 自己資本:1,953,772千円(注記)=自己資本比率 38.0%(目安40%以上で安定 → やや下回る)
    • 現金及び現金同等物:3,912,546千円(前期比+140,219千円)
    • 負債合計:2,914,112千円(負債比率=負債/総資産 ≒ 56.7%)
    • 長期借入金:540,554千円(前期末698,186千円→減少)
    • 流動負債:2,306,241千円(前期末2,100,038千円→増加、主因:前受金の増加)
  • 収益性(中間累計:千円、前年同期比)
    • 売上高:2,187,345(+11.3%、前中間2,?→資料値) ※金額は上記
    • 営業利益:40,736(△67.8%)、営業利益率 ≒ 1.86%(40,736 / 2,187,345。利益率低下は要注意)
    • 経常利益:42,455(△66.5%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:△52,041(前年同期+66,346、大幅悪化)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):△5.32円(前年同期+6.79円)
  • 進捗率分析(四半期決算の場合)
    • 通期(連結)予想が提示されていないため、通期予想に対する進捗率は算定不可(–)。(注:第3四半期から非連結決算へ移行するため連結通期提示なし)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:38.0%(安定水準40%をやや下回る)
    • 負債比率(負債/資本):負債合計2,914,112 / 純資産2,226,338 ≒ 131%(やや高め)
    • 流動比率:流動資産4,123,704 / 流動負債2,306,241 ≒ 179%(短期支払能力は良好)
  • 効率性
    • 営業利益率は前年同期から大幅低下(前期は営業利益126,378千円、営業利益率 ≒ 6.4% → 今期中間は約1.9%へ低下)。
  • セグメント別(中間累計)
    • 展示会事業:売上 1,282,495千円(+36.0%)、セグメント利益 430,529千円(+74.6%)
    • M&A仲介事業:売上 690,094千円(+2.3%)、セグメント利益 100,010千円(△56.5%、費用先行)
    • 人材採用支援事業:売上 214,419千円(△38.0%)、セグメント損失 △112,503千円(前年は△5,099千円)
  • 財務の解説(まとめ)
    • 展示会事業が売上・利益を牽引している一方、人材採用支援事業の採用イベント売上の落ち込みと返金負債計上、またM&A事業での先行投資(人員採用等)が利益を圧迫。キャッシュポジションは厚く、営業CFは前期より減少したがプラスを維持。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 第1四半期末:-
    • 第2四半期末(中間):0.00円(支払済)
    • 期末:0.00円(予想)
    • 年間配当予想:0.00円(直近公表の配当予想からの修正:無)
  • 配当利回り:–(株価情報なし)
  • 配当性向:–(当期は中間純損失のため算定不可/推計不可)
  • 特別配当の有無:無
  • 株主還元方針:自己株式取得の動き(過去に取得実績あり)が見られたが、直近期中は自己株式処分(ストックオプション行使による自己株式処分)で自己株式残高減少。今後の方針は開示参照。

セグメント別情報

  • 展示会事業
    • 中間累計:売上 1,282,495千円(+36.0%)、セグメント利益 430,529千円(+74.6%)
    • 概要:CareTEX(介護)・DXPO(IT)等のリアル+オンラインのハイブリッド開催。出展小間数増で拡大。今後も地域展や新規開催(北陸等)を実施。
  • M&A仲介事業
    • 中間累計:売上 690,094千円(+2.3%)、セグメント利益 100,010千円(△56.5%)
    • 概要:介護・医療等分野で仲介を強化。案件成約(68組、前年同期比+47.8%)は増加するも、人員投資等で費用先行。
  • 人材採用支援事業
    • 中間累計:売上 214,419千円(△38.0%)、セグメント損失 △112,503千円(前年は△5,099千円)
    • 概要:採用イベント事業が苦戦。新卒紹介での内定辞退率上昇に備え返金負債を追加計上したことが主因で大幅な遅れ・損失拡大。
  • セグメント戦略要点:展示会事業とのシナジー拡大、合併により採用関連の運営ノウハウ統合(リアライブの吸収合併)を進めるが、人材事業の立て直しが課題。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料中の具体的数値目標の記載なし(詳細は別資料参照)。ただし、展示会事業の量産化・拡大が成長ドライバーとして位置づけられている。
  • KPI達成状況:成長分野(展示会)での来場・出展拡大は進展。人材関連KPI(内定維持率等)は悪化しており、返金リスクの管理が重要。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:
    • 介護業界:高齢化で需要は拡大する一方、異業種参入や人材採用難で競争激化。M&Aによる事業承継需要は高い。
    • 展示会市場:リアル+オンラインのハイブリッド化・地域展開が成長要因。
  • 競合比較:同業他社との定量比較データは資料に記載なし(–)。ただし展示会分野で規模の拡大が貢献している点は相対的に強み。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 連結通期予想:提示なし(通期欄は「-」)。直近公表予想からの修正あり(会社は10月1日の吸収合併完了に伴い、個別(非連結)業績予想を修正)。
    • 次期予想:非連結での開示へ移行するため、以降は個別(非連結)予想を参照。
    • 会社予想の前提条件:展示会・採用イベント開催スケジュールや出展料前受金の計上状況に依存。具体の為替等マクロ前提は記載なし。
  • 予想の信頼性:第3四半期以降の会計ベース変更(連結→非連結)により過去実績との比較が難しく、予想の精度判断は非連結開示後に要確認。
  • リスク要因:
    • 採用イベントの内定辞退による返金リスク(実際に返金負債計上)
    • 展示会・イベントの開催集中による季節管理リスク
    • 人材確保難による費用増や採用・運営の遅延
    • 連結範囲変更(吸収合併)に伴う会計上・比較上の影響

重要な注記

  • 会計方針:当中間期における会計方針の変更、見積り変更、修正再表示は無し。
  • 連結範囲の変更:重要な変更は無(注記では「当中間期における連結範囲の重要な変更:無」)。ただし、2025年10月1日付けで完全子会社リアライブを吸収合併したため、第3四半期から非連結決算に移行(重要な後発事象)。
  • 特別損失:当中間期に固定資産売却損等258千円計上(小額)。
  • その他:中間決算は監査(レビュー)対象外。

(注)

  • 不明な項目は「–」で表記しています(市場コンセンサス、時価総額、次回決算日等)。
  • 本資料は開示内容の要約であり、投資助言を行うものではありません。詳細な数値・前提は同社公表の決算資料・IR通知をご参照ください。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9272
企業名 ブティックス
URL http://btix.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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