2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想からの修正は無し。第1四半期は「概ね計画どおり」との会社コメントのため、決算サプライズはほぼ予想通り。市場コンセンサスは提示なしのため比較不可。
- 業績の方向性:増収(売上高 +48.2%)だが四半期ベースでは引き続き赤字(営業損失)。→ 増収減益(営業損失は前年同期から改善)。
- 注目すべき変化:展示会事業の開催数・規模拡大により展示会売上が大幅増(365.5百万円、前年同期比+384.5%)でセグメント損失が大幅に縮小(△21.1百万円 ← 前年△195.1百万円)。
- 今後の見通し:通期(2026年3月期)業績予想の修正は無し。展示会収益は第2四半期以降に偏重、採用関連は第4四半期に偏重する季節性のためQ1の進捗は計画内と判断。
- 投資家への示唆(判断や助言ではなく注目点):展示会事業の成長が業績改善の鍵。第2四半期以降の展示会実施状況とM&A仲介の成約動向、採用支援事業の改革成果・コスト削減の実効性を注視すること。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ブティックス株式会社
- 主要事業分野:展示会事業(介護/IT等の展示会運営)、M&A仲介事業(介護・医療等)、人材採用支援事業(採用イベント・人材紹介)
- 代表者名:代表取締役社長 新村 祐三
- URL:https://btix.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(連結、2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会:有(機関投資家向け)
- セグメント:
- 展示会事業:リアル+オンラインのハイブリッド展示会運営、ブース施工等
- M&A仲介事業:中小事業者向けの仲介(成功報酬型)
- 人材採用支援事業:採用イベント、求人企業への人材紹介
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):10,160,400株
- 期中平均株式数(四半期累計):9,769,215株
- 自己株式数(期末):376,750株(前年期:425,550株)
- 時価総額:–(記載無し)
- 今後の予定:
- 通期業績予想の公表:既に公表(修正無し)
- 株主総会/IRイベント:次回開催日は記載無し。決算説明会は実施済み/予定有。
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較は「修正無し」「概ね計画どおり」)
- 売上高:793百万円(第1Q)/通期予想6,369百万円 → 進捗率 約12.5%(通常:展示会偏重のためQ1低めで計画内)
- 営業利益:△268百万円(第1Q)/通期予想1,644百万円 → 進捗は赤字(通期利益見込みとの差異はあるが、季節性考慮で会社は修正せず)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:△231百万円(第1Q)/通期予想1,047百万円 → 進捗は赤字
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:展示会事業の開催数・規模増加により売上が大幅増。
- 下振れ要因:人材採用支援事業は非採算地方イベント中止等で売上減・固定費が残るためセグメント損失が拡大。M&A仲介は売上横ばいだが新規採用費等で利益減。
- 通期への影響:
- 会社は現時点で業績予想の修正を行っていない(「概ね計画どおり」)。ただし展示会の実績(来場者・出展社)とM&A成約ペース、採用支援事業の改革効果が通期達成の主要リスク/鍵。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 売上高(第1Q累計):793,489千円(793百万円)
- 営業損失(第1Q累計):△268,132千円
- 調整後営業損失:△236,848千円(前年同期 △264,938千円、改善)
- 経常損失:△270,142千円
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:△231,139千円
- 総資産:4,976,508千円(前期末比 ↓133,441千円)
- 純資産:2,030,488千円(前期末比 ↓210,772千円)
- 収益性(第1Q)
- 売上高:793百万円(前年同期 535百万円、+48.2% / +258百万円) — 増収(良)
- 営業利益:△268百万円(前年同期 △309百万円、損失幅縮小) — 赤字だが改善
- 調整後営業損失:△236.8百万円(前年同期 △264.9百万円、改善)
- 経常利益:△270.1百万円(前年同期 △309.8百万円、改善)
- 親会社株主純利益:△231.1百万円(前年同期 △216.1百万円、損失拡大)
- EPS(四半期):△23.66円(前年同期 △21.98円)
- 進捗率(通期予想に対する第1Q進捗)
- 売上高進捗率:約12.5%(793 / 6,369)
- 営業利益進捗率:比較困難(第1Qは赤字だが通期は黒字予想)
- 純利益進捗率:比較困難(第1Qは赤字だが通期は黒字予想)
- コメント:展示会事業は第2四半期以降偏重、採用は第4四半期偏重の季節性あり。Q1の進捗は計画内と会社。
- 財務の安全性
- 自己資本比率:35.7%(自己資本1,774百万円/総資産4,976百万円) — やや低め(目安40%以上で安定)
- 流動比率:流動資産3,869,674千円 ÷ 流動負債2,258,466千円 ≒ 171%(流動性は確保されている)
- 長短借入金:短期1年内返済予定の長期借入金314,264千円、長期借入金619,370千円(合計負債増加傾向)
- 効率性
- 売上高営業利益率:第1Qはマイナス(営業損失)。調整後ベースで損失幅は縮小している。
- セグメント別(第1Q累計:単位=千円/百万円換算)
- 展示会事業:売上 365,524千円(365.5百万円、+384.5%)、セグメント損失 △21,139千円(前年△195,122千円 → 大幅改善)
- M&A仲介事業:売上 289,765千円(289.8百万円、+3.3%)、セグメント利益 6,043千円(前年52,182千円 → 大幅減益)
- 人材採用支援事業:売上 138,030千円(138.0百万円、△22.9%)、セグメント損失 △42,318千円(前年は13,473千円の黒字 → 厳化)
- 財務の解説:
- 展示会の拡大(新規地域開催含む)が売上増とセグメント損失縮小の主因。M&Aは成約数増(29組、前年比+81.3%)だが人員投資で利益が圧迫。人材採用支援は収益構成と開催数の見直しで売上縮小・損失拡大。
配当
- 配当実績と予想:
- 2026年3月期(予想):中間 0.00円、期末 0.00円、年間 0.00円(無配継続)
- 直近公表の配当予想から修正無し
- 配当利回り:0.00%(無配)
- 配当性向:–(無配のため記載無し)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株式の保有・ストックオプション行使による自己株式処分等は実施(期中に自己株式減少あり)が、当期の配当は無配。
セグメント別情報(詳細)
- 展示会事業
- 売上 365.5百万円(+384.5%)、セグメント損失 △21.1百万円(前期△195.1百万円)
- 要因:CareTEX(仙台・福岡等)やDXPO名古屋など開催数増、新規地域開催により来場者・出展社増。
- 見通し:展示会は第2Q以降に利益計上が偏重。今後の開催実績が鍵。
- M&A仲介事業
- 売上 289.8百万円(+3.3%)、セグメント利益 6.0百万円(△88.4%)
- 要因:成約組数増(29組)が進む一方、前年抑制していたコンサル採用再開で人件費先行。
- 見通し:コンサルの育成・成約率が改善すれば利益拡大余地。
- 人材採用支援事業
- 売上 138.0百万円(△22.9%)、セグメント損失 △42.3百万円(前年は13.5百万円の利益→悪化)
- 要因:非採算地方イベント中止などで売上を大幅縮小、固定費負担が残る構造。
- 見通し:事業の抜本改革(採算構造の改善、新規事業開発)が進むかが重要。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内の中期計画進捗に関する具体数値は無し。展示会拡大およびM&A人材育成が中期の成長柱である旨記載。
- KPI達成状況:成約組数の増加(M&A)や展示会開催数増はポジティブ。ただし採用支援の収益改善が遅れている。
競合状況や市場動向
- 市場環境:介護分野は高齢化で需要拡大、M&Aニーズ増。だが異業種参入や人材採用難で競争激化。
- 競合比較:同業との相対評価は資料に無し。展示会運営の地域拡大で差別化を図る一方、採用支援の再編が課題。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)予想:売上 6,369百万円(+23.2%)、営業利益 1,644百万円(+33.9%)、経常利益 1,637百万円(+33.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益 1,047百万円(+317.6%)
- 予想修正:無
- 会社の前提:展示会の開催計画・成約進捗を前提にしており、展示会収入は第2Q以降偏重。
- 予想の信頼性:会社は第1Qの実績を踏まえ「概ね計画どおり」と表明。過去の予想達成傾向は資料で明示無し(保守的/楽観的傾向の評価は不明)。
- リスク要因:
- 展示会の来場者・出展社数が想定に届かない場合
- M&A成約の遅延・不成立
- 人材採用支援事業の改革遅延と固定費負担
- 人材採用難・コスト上昇、規制・マクロ環境(物価・景気)の下振れ
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理:無し
- 継続企業の前提に関する注記:該当無し
- その他:第1Qにおけるストックオプションの行使により自己株式が減少(自己株式△67,344千円の減少)。四半期連結キャッシュ・フロー計算書は添付無し。
(注記)本資料は開示情報に基づく要約であり、投資助言や売買推奨を行うものではありません。数字は会社提出資料の記載を基に記載。未記載の項目は「–」で表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9272 |
| 企業名 | ブティックス |
| URL | http://btix.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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