2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:四半期実績は売上高・利益ともに前年同期から改善。通期予想の修正は無し(会社予想との乖離は無し)。売上高は上振れ(前年同期比で大幅増)、営業利益は黒字転換。
- 業績の方向性:増収増益(売上高1,324百万円、前年同期比+25.1%/営業利益7百万円、前年同期は△14百万円)。
- 注目すべき変化:製品販売事業が好調で売上高+48.4%、セグメント利益が36.8百万円(前年同期は37.8百万円の赤字)へ大幅改善。一方、型枠貸与事業は売上減(▲17.0%)でセグメント損失化。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上5,800百万円、営業利益300百万円)は据え置き。第1四半期時点での進捗は売上進捗22.8%と概ね順調だが、営業利益進捗は約2.3%に留まり(通常は下期偏重の可能性あり)、後半の利益回復が必要。
- 投資家への示唆:製品販売の回復が業績改善の主因。通期目標達成は下期の収益性回復次第であり、型枠貸与事業の回復動向や原材料・労務費動向がキー。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 日建工学株式会社
- 主要事業分野: 型枠貸与事業(建設現場向け型枠貸与等)、製品販売事業(河川用護岸ブロック・土木シート等の製品販売)
- 代表者名: 代表取締役社長 皆川 曜児
- 上場取引所/コード: 東証 / 9767
- URL: https://www.nikken-kogaku.co.jp
- 報告概要:
- 提出日: 2025年8月8日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、連結)
- 決算説明会資料の作成: 無
- 決算説明会の開催: 無
- セグメント:
- 型枠貸与事業: 既存の型枠貸与や工事関連サービス(災害復旧・改修案件の影響を受ける)
- 製品販売事業: 河川護岸ブロック、土木シート等の製造・販売(出荷量増で好調)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む): 1,862,254株
- 期末自己株式数: 40,194株
- 期中平均株式数(四半期累計): 1,822,091株
- 時価総額: –(資料に記載無し)
- 今後の予定:
- 株主総会/IRイベント: –(資料に記載無し)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 売上高: 実績1,324百万円(前年同期比+25.1%)。会社の通期予想との比較は「通期想定内」で、四半期単体に対する会社予想は示されていない。
- 営業利益: 実績7百万円(前年同四半期は△14百万円)。通期予想300百万円に対する進捗は約2.3%。
- 純利益: 親会社株主に帰属する四半期純利益2百万円(前年同四半期は△12百万円)。通期純利益予想240百万円に対する進捗は約0.8%。
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:製品販売事業における出荷増(河川用護岸ブロック等)が売上・利益を牽引。助成金収入等の営業外収益も寄与(第1Qで8,769千円の助成金収入を計上)。
- 下振れ/課題:型枠貸与事業は災害復旧需要の漸減で売上減少、セグメント損失に転じた。
- 通期への影響:
- 会社は5月公表の通期予想を修正せず。第1四半期は売上進捗は概ね順調だが、利益進捗が非常に低いため、通期営業利益300百万円達成は下期での利益回復に依存。
財務指標
- 財務諸表の要点(百万円未満切捨て、単位は百万円表記に換算)
- 売上高(第1Q): 1,324百万円(前年同期1,059百万円、+25.1%、増加額265百万円)
- 営業利益(第1Q): 7百万円(前年同期は営業損失14百万円、改善額約21百万円)
- 経常利益(第1Q): 29百万円(前年同期は経常損失7百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 2百万円(前年同期は△12百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 1.41円(前年同期 △7.05円)
- 総資産: 6,223百万円(前期末6,533百万円、▲310百万円)
- 純資産: 4,540百万円(前期末4,599百万円、▲59百万円)
- 自己資本比率: 72.8%(安定水準、前期 70.3%)
- 貸借対照表 ハイライト
- 現金及び預金: 2,535.9百万円(前期末2,735.5百万円、▲199.6百万円)
- 受取手形及び売掛金: 1,114.5百万円(▲180.4百万円)
- 商品及び製品(棚卸資産): 224.2百万円(+52.0百万円)
- 流動負債合計: 1,327.6百万円(前期末1,560.7百万円、▲233.1百万円)
- 長期借入金残高(固定負債): 73.5百万円(▲19.0百万円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗率: 1,324 / 5,800 = 22.8%(通常ペース:第1Qで約25%が標準だが概ね順調)
- 営業利益進捗率: 7 / 300 = 2.3%(低水準、下期での巻き返しが必要)
- 純利益進捗率: 2 / 240 = 0.8%(低水準)
- 過去同期間との比較: 前年同期は赤字ベースのため改善が見られる
- 財務の安全性:
- 自己資本比率72.8%(安定水準)
- 負債合計: 1,683百万円(前期末1,934百万円、減少)
- 流動比率: 流動資産4,408 / 流動負債1,327 ≒ 332%(良好、流動性は高い)
- 効率性:
- 売上高営業利益率(第1Q): 7 / 1,324 ≒ 0.5%(低い)
- 総資産回転率(第1Q, 年率化等の詳細情報は無いため推定は省略)
- セグメント別:
- 型枠貸与事業: 売上313.3百万円(▲17.0%)、セグメント損失△29.7百万円(前年は+23.0百万円)
- 製品販売事業: 売上1,011.5百万円(+48.4%)、セグメント利益36.8百万円(前年は△37.8百万円)
- 財務の解説:
- 製品販売の出荷増が粗利改善をもたらし、営業損益を黒字化。型枠貸与の需要低下が利益を圧迫している点が相反。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(第2四半期末予定): 0.00円(変わらず)
- 期末配当: 30.00円(通期合計30.00円、予想に変更無し)
- 年間配当予想: 30.00円(前期比:–、資料は「通期予想据え置き」)
- 配当利回り: –(株価情報が資料に無いため算出不可)
- 配当性向: 通期予想ベースで 240百万円の純利益に対し配当金総額は約(株式数等から推計可能だが資料に明示無し)→ 参考EPS通期131.68円に対し年間配当30円 → 想定配当性向 ≒ 22.8%(概算)
- 特別配当の有無: 無
- 株主還元方針: 自社株買い等の記載は無し(ただし従業員向け株式交付信託あり)
セグメント別情報
- セグメント別状況(第1Q)
- 型枠貸与事業: 売上313,250千円(前年同期比▲17.0%)、セグメント損失29,682千円(悪化)
- 製品販売事業: 売上1,011,541千円(前年同期比+48.4%)、セグメント利益36,825千円(大幅改善)
- 前年同期比較: 製品販売が前年の赤字から黒字へ反転、型枠貸与は前年の利益から赤字へ反転。
- セグメント戦略: 公共土木施設の強靭化向け製品展開と利益改善施策、効率化継続(会社コメント)。今後は製品販売の拡大維持と型枠貸与事業の稼働回復が焦点。
中長期計画との整合性
- KPI達成状況: –(資料に明示的なKPIは無し)
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: –(同業他社の業績比較データは添付資料に無し)
- 市場動向: 建設業界は公共投資は底堅いが、労務費・資材価格上昇や需給逼迫で厳しい経営環境が継続。災害復旧案件の減少が型枠貸与に影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無: 無(2025年5月15日公表の予想を維持)
- 通期予想(会社): 売上高5,800百万円(+5.2%)、営業利益300百万円(▲12.6%)、経常利益350百万円(▲15.0%)、当期純利益240百万円(▲15.3%)、1株当たり当期純利益131.68円
- 会社予想の前提条件: 詳細は添付資料P.2参照(為替等の前提は資料に限定的記載)
- 予想の信頼性: 第1Qは売上は順調だが利益進捗が低いため、通期予想達成は下期の利益回復(製品販売の継続的寄与、型枠貸与の回復、費用抑制)が鍵。
- リスク要因: 建設資材価格・労務費の上昇、公共投資動向の変化、地政学リスクによる外部景況の悪化、災害発生による需要の変動。
重要な注記
- 会計方針: 重要な会計方針の変更なし。四半期特有の会計処理の適用あり(税効果の見積りに基づく四半期税金処理等、詳細は注記参照)。
- その他:
- 従業員向け株式交付信託を導入しており、信託保有の自己株式は純資産に計上(信託保有株式は39,200株、帳簿価額64,954千円で変動無し)。
- 第1四半期キャッシュ・フロー計算書は作成していない。
- 添付資料における第1四半期の減価償却費は25,982千円。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9767 |
| 企業名 | 日建工学 |
| URL | http://www.nikken-kogaku.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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