2026年3月期 第1四半期決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 第1四半期は「概ね計画どおり順調に推移」。展示会(CareTEX/DXPO)の契約が想定を上回り、出展小間増で売上が拡大。M&Aは案件開拓・人員増で成長。採用支援は非採算イベント中止など抜本改革を実行。
  • 業績ハイライト: 売上高793百万円(前年同期比+48.2%:良い)、営業損失△268百万円(前年同期△309百万円へ改善:良い)。展示会・M&Aで増収、採用支援は開催縮小で減収。
  • 戦略の方向性: 展示会のDXPO拡大・新規分野(採用分野のGrowth就活/転職DXPO)投入、M&Aコンサルタントの積極採用による成約拡大、採用支援の抜本改革→中長期で増収回復。
  • 注目材料: DXPO名古屋など展示会開催数増で出展小間契約が業績予想を上回るペース(第1Q時点5,045小間)。Growth就活DXPO/Growth転職DXPOを新規立上げ(26/3期は準備期、27/3期より売上計上予定)。
  • 一言評価: 展示会回復と成長投資が売上を押し上げる一方、採用投資・人員採用で短期利益は圧迫。通期見通しの実現が鍵。

基本情報

  • 企業概要: 会社名 ブティックス株式会社(Boutiques, Inc.)/主要事業:展示会事業(商談型ハイブリッド展示会 CareTEX、DXPO 等)、M&A仲介事業(介護等業界特化)、人材採用支援事業(株式会社リアライブ関連)
  • 代表者名: 代表取締役社長 新村 祐三
  • 説明者: –(資料には経営陣の役員紹介あり。代表:新村 祐三ほか)
  • セグメント:
    • 展示会事業:ハイブリッド(オンライン+リアル)展示会の開催・運営(CareTEX、DXPO 等)
    • M&A仲介事業:介護等業界に特化したM&A仲介(買い手DB活用、回転寿司モデル)
    • 人材採用支援事業:就活・採用イベント(ジョブトラ等)および人材紹介(株式会社リアライブ運営)

業績サマリー

  • 主要指標(単位:百万円、前年同期比は必ず%表記)
    • 売上高:793(前年同期535、+48.2%)(良い目安:大幅増)
    • 営業利益:△268(前年同期△309、―)営業利益率 △33.8%(前年同期 △57.8%、改善+24.0pt)(改善は良い)
    • 経常利益:△270(前年同期△309、―)経常利益率 △34.0%(前年同期 △57.9%、改善+23.9pt)
    • 四半期純利益(親会社株主に帰属):△231(前年同期△216、―)四半期純利益率 △29.1%(前年同期 △40.4%、改善+11.3pt)
    • 1株当たり利益(EPS):–(資料記載なし)
  • 予想との比較:
    • 会社予想に対する達成率(連結通期ベースの進捗を下記に記載)
    • サプライズの有無:特段の予想修正なし(業績予想の修正は発表無し)。展示会契約は業績予想を上回る進捗でポジティブ材料。
  • 進捗状況(通期連結業績計画に対する第1四半期の進捗)
    • 通期売上高計画(連結)6,369百万円に対する進捗率:793/6,369 = 12.5%(概ね計画どおりの季節性か。目安:四半期均等なら25%だが、展示会等は季節偏在があるため評価要注意)
    • 通期営業利益計画(連結)1,644百万円に対する進捗率:△268/1,644 = -16.3%(赤字着地のため達成率評価は不適切。現時点は先行投資で減益)
    • 通期親会社帰属当期純利益計画(連結)1,047百万円に対する進捗率:△231/1,047 = -22.1%(同上)
    • 中期経営計画や年度目標に対する達成率:資料上「概ね計画どおり順調に推移」と明記。詳細進捗は通期の季節性を見て判断する必要あり。
    • 過去同時期との進捗比較:前年同期比で売上大幅増。営業損失は縮小(改善)。
  • セグメント別状況(第1四半期:単位 百万円)
    • 展示会事業:売上365(前年75、+384.5%:非常に良い)、セグメント利益△21(前年△195→大幅改善)、利益率 △5.8%(前年 △258.6%→改善252.8pt)
    • M&A仲介事業:売上289(前年280、+3.3%)、セグメント利益6(前年52、△88.4%:悪化、理由は人員採用等先行費用)、利益率 2.1%(前年18.6%)
    • 人材採用支援事業:売上138(前年179、△22.9%:減収。非採算イベント中止等の影響)、セグメント利益△42(前年13→大幅悪化)、利益率 △30.7%(前年7.5%)

業績の背景分析

  • 業績概要: 展示会は出展小間契約の獲得が想定を上回り、DXPO名古屋など新規開催もあり売上が大幅増。M&Aは契約組数・金額とも前年並びに計画を上回るが、コンサルタント採用再開により採用費・人件費が先行して減益。人材採用支援は非採算イベント中止による開催数縮小で売上減。
  • 増減要因:
    • 増収の主因:展示会の開催数増加(DXPOの新規開催含む)と出展小間の契約好調、M&Aの案件開拓。
    • 減益の主因:M&Aの人員増(採用費・人件費先行)、採用支援の事業再編コスト/一時的影響、先行投資(新規採用イベント立上げ準備)。
  • 競争環境: M&Aは中小・零細案件に特化する「回転寿司モデル」で低手数料を実現しポジショニングを確立。展示会は全国展開・ハイブリッド化で差別化。市場拡大余地(展示会事業160〜320億円、M&A介護分野100〜120億円の拡大余地と試算)を提示。
  • リスク要因: イベント事業の景気敏感性(入場者・出展社数)、不可抗力(天候・感染症等)の影響、採用投資の回収遅延、為替等の外的要因は限定的だがマクロ後退時の出展抑制、競合による価格競争、前受金(+552百万円)増加による将来の履行リスクなど。

戦略と施策

  • 現在の戦略: 商談型展示会を起点にDB化(決裁権者データ)、それを活用してM&A仲介・人材採用支援・その他マッチングサービスへ横展開/深掘り。DXPO拡大、採用支援の抜本改革、新規採用イベント(Growth就活/転職DXPO)で領域拡大。
  • 進行中の施策:
    • 展示会:DXPOの全国展開(東京2回、名古屋、大阪、福岡、横浜、札幌等)とオンラインの通年運営でマッチングの量と質を向上。
    • M&A:コンサルタント積極採用(7月末時点57名、8月に6名入社済)、自社開発のM&A工程管理システムで成約スピードを短縮。
    • 人材採用支援:非採算地方イベントを中止するなど開催数を絞り抜本改革を実行。新大規模ハイブリッド採用イベントを準備(26/3期は準備、27/3期から売上計上)。
  • セグメント別施策と成果:
    • 展示会:出展小間契約は業績予想を上回る(第1Q累計5,045小間)。利益率改善は進む見込み。
    • M&A:採用再開により短期費用増だが人員増は中長期の成約拡大に寄与。
    • 採用支援:コスト削減を優先し収益性改善を狙うが短期は売上減。
  • 新たな取り組み: 採用分野の大規模ハイブリッドイベント(Growth就活DXPO/Growth転職DXPO)の新規投入。シェアブース方式で低価格出展を実現(最安46.5万円税抜から、7展出展で1展当り27.3万円目安を提示)。

将来予測と見通し

  • 業績予想(会社公表、修正なし)
    • 連結(2026/3期業績予想):売上高6,369百万円、営業利益1,644百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,047百万円。営業利益率25.8%、当期純利益率16.5%。
    • 単体も同様に修正なし(単体売上5,422百万円、営業利益1,627百万円等を公表)。
  • 予想の前提条件: 資料中に為替前提等の数値は明示なし。展示会契約進捗や人員採用計画が想定どおり推移することを前提とする旨。
  • 予想の根拠と経営陣の自信度: 契約進捗(出展小間数、M&A契約組数)が順調であること、及び新規イベントの準備計画に基づき「概ね計画どおり」と表明。具体的数値根拠として第1Qの契約実績を示している。
  • 予想修正: なし(第1四半期発表時点で修正は行っていない)。
  • 中長期計画: 展示会・M&Aの拡大余地を示し、DXPO拡大・M&Aコンサルタント増員・採用支援改革で収益基盤強化を図る。ROE目標等の具体的数値は連結計画で高ROE(41.5%計画)を提示しているが、達成は実行と市場環境依存。
  • 予想の信頼性: 過去の達成傾向は記載限定的。資料では「概ね計画どおり順調」とするが、展示会等の季節性とイベント実績に左右されるため、着地は変動し得る。
  • マクロ経済の影響: 景気後退や企業の採用抑制、出展費の削減傾向が生じると展示会・採用支援の売上に影響。不可抗力(自然災害・感染症)はオンライン集客で部分的にカバー可能と説明。

製品やサービス

  • 主要製品/サービス:
    • 展示会事業:CareTEX(介護分野)、DXPO(IT・DX分野)等のハイブリッド展示会(オンライン365日+リアル会期)
    • M&A仲介:中小・零細介護事業を中心に低手数料で大量成約を目指す「回転寿司モデル」、M&A工程管理システムで効率化
    • 人材採用支援:ジョブトラ等の小規模・選考直結型採用イベント、年間約12,000名の集客力
  • 協業・提携: 具体的な外部提携情報の記載なし(展示会の出展社・協力は通常の開催形態として存在)。
  • 成長ドライバー: DXPO拡大、新規採用イベント(Growth就活/転職DXPO)、M&Aの買い手DB活用とコンサルタント大量採用による成約拡大。

Q&Aハイライト

  • 説明会資料にQ&Aセッションの詳細記載なし → Q&A重要なやり取りは資料中に掲載無し。記載が無いため項目は「–」とする。
    • 経営陣の姿勢:資料からは積極投資と成長方針を強調する姿勢が伺える(展示会拡大、採用投資、M&A人員増)
    • 未回答事項:配当方針、EPS明記、説明会の質疑応答内容などは資料に無い。
  • ポジティブ要因:
    • 展示会の出展小間契約が業績予想を上回るペース(第1Qで5,045小間)。
    • DXPO等ハイブリッド開催モデルの定着と全国展開による拡大余地。
    • M&Aは買い手DB(1.7万社)と成約実績を保有し、成長余地が大きい。
  • ネガティブ要因:
    • M&Aの人員採用コスト先行で当面の利益圧迫。
    • 採用支援の抜本改革による短期売上減と利益悪化。
    • イベント事業は景気・企業予算に左右されやすい。
  • 不確実性:
    • 新規採用イベント(Growth就活/転職)立上げの収益化時期(26/3期は準備期、27/3期開始予定)。
    • コンサルタント大量採用の戦力化(モデル期間:約9ヵ月)と成約への寄与タイミング。
  • 注目すべきカタリスト:
    • 第2四半期以降の展示会開催と出展契約の更なる伸び(四半期ごとの契約進捗発表)。
    • 27/3期以降のGrowth就活/転職DXPOの売上計上状況。
    • M&Aの成約数・成約金額の四半期進捗(特に第3~4四半期に向けた伸び)。

重要な注記

  • 会計方針: 資料内で特記されている会計方針の変更は無し(のれん償却等の調整後営業利益の算出は記載あり)。
  • リスク要因: 資料末尾に将来見通しに関する注意事項を明記(情報は作成時点のものであり、変化し得る旨)。
  • その他: 第1四半期で前受金が553→増加(+552百万円)しており、将来のサービス履行や売上計上動向に注意が必要。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9272
企業名 ブティックス
URL http://btix.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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