2026年3月期 第1四半期 決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 増収減益の状況だが、売上・営業利益は「計画通りの進捗」。中国大陸は構造改革を計画どおり推進し26年度黒字化を目指す。新領域(セラミック事業)は旺盛な先端半導体市況で好調。
  • 業績ハイライト: 連結売上高は1,657億円(前年同期比+12億円、+1%)と微増、営業利益は82億円(前年同期比▲16億円、▲16%、営業利益率5.0%→前期6.0%)で減益(※数値は第1四半期:2025年4~6月を主対象)。(売上:良い/営業利益:悪い)
  • 戦略の方向性: 住設事業では新商品(8月発売予定のネオレストLS-W/AS-W等)や販売強化で計画達成を目指す。中国は生産再編・清算等による事業構造改革を推進。新領域(静電チャック・AD部材)は半導体関連需要を成長ドライバーとする。
  • 注目材料: 新領域売上151億円(前年比+40%)・営業利益60億円(前年比+13億円)と高成長。中国事業では構造改革に伴う特別損失計上(計上額:約150億円、26年3月期計画に織込み済)。米国の関税政策は7/31時点での合意分では業績変動は限定的と説明。
  • 一言評価: 成長領域(セラミック)が牽引する一方、従来の住設でコスト上昇や中国の再構築が重荷。計画は概ね堅持しているが利益面の回復が鍵。

基本情報

  • 説明者: 発表者(役職):–。発言概要:資料のハイライトに基づき「増収減益/事業別の増減・構造改革・新商品投入・サステナビリティ評価」等を説明。
  • セグメント:
    • 日本住設事業:国内向けシステムバス・キッチン・洗面・温水洗浄便座等
    • 海外住設事業:米州、アジア、欧州、中国大陸(各地域別に販売・生産)
    • 新領域事業(セラミック事業):静電チャック、AD部材、構造部材等(主に半導体・FPD向け)

業績サマリー

  • 主要指標(単位:億円、前年同期比%)
    • 売上高:1,657億円(+12億円、+1.0%)
    • 営業利益:82億円(▲16億円、▲16%)、営業利益率 5.0%(前期6.0%)
    • 経常利益:87億円(▲56億円、▲39%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:63億円(▲24億円、▲28%)
    • 1株当たり利益(EPS):–(未記載)
  • 予想との比較:
    • 会社発表では「売上高、営業利益共に計画通りの進捗」と明記(達成率の具体数値は未記載)。サプライズは特段の言及なし。ただし中国構造改革に伴う特別損失(約150億円)は既に通期計画に織込済。
  • 進捗状況:
    • 通期予想に対する進捗率(売上・営業利益・純利益の具体%):–(資料未記載)。経営コメントは「計画通り進捗」。
    • 中期経営計画や年度目標に対する達成率:–(未記載)。
    • 過去同時期との進捗比較:売上は前年並み〜微増、営業利益は前年を下回る(前年1Q:98億→今期82億)。
  • セグメント別状況(単位:億円/前年差・前年比)
    • 日本住設:売上 1,084億(▲11億、99%)、営業利益 8億(▲18億、31%) — リモデルは前年並み、新築が減収。外部調達コスト、人財投資増で減益。
    • 海外住設(合計):売上 422億(▲20億、96%)、営業利益 20億(▲11億、66%)
    • 米州:売上 187億(+21億、113%)、営業利益 12億(+3億、133%) — ウォシュレットが全チャネルで伸長。
    • アジア:売上 112億(+3億、102%)、営業利益 23億(+3億、117%) — 台湾・ベトナム好調、タイは低調。
    • 欧州:売上 15億(+3億、122%)、営業利益 1億(+2億) — ウォシュレット販売伸長で黒字化。
    • 中国大陸:売上 108億(▲46億、70%)、営業利益 ▲15億(▲19億) — 減収赤字、構造改革を進行中。
    • 新領域(セラミック):売上 151億(+43億、140%)、営業利益 60億(+13億、127%) — 静電チャック等が好調で増収増益。
    • その他:売上 1億、営業利益 ▲6億。

業績の背景分析

  • 業績概要: 新領域の半導体向け製品が好調で売上・利益を押し上げる一方、住設事業(特に日本の新築・中国)は売上低下やコスト増で営業減益。全社では新領域・価格改定等のプラス効果があるが、外部調達コストや人財投資増等が利益を圧迫。
  • 増減要因:
    • 増収の主要因:新領域(静電チャック・AD部材)の需要増、米州・アジア・欧州でのウォシュレット販売拡大、価格改定効果。
    • 減収の主要因:日本の新築需要不足、中国大陸の市況低迷(構造改革による一時的な減収)。
    • 増益の主要因:新領域の売上増、価格改定、コストリダクションの効果。
    • 減益の主要因:外部調達コスト上昇(樹脂・電子部品等)、人財投資増、減価償却や開発投資等の費用増。
  • 競争環境: 各地域でウォシュレット等の差別化商品が販売優位性を発揮しているが、米国の関税政策や各国の金利上昇・物価高が需要に影響。欧州・アジアでの販売施策(展示会・代理店協業等)で地位向上を図る。
  • リスク要因: 為替変動(資料は期中平均レートを提示)、米国の関税政策の影響(7/31時点での合意分は限定的と説明)、中国市場の回復遅延、半導体市況の変動、サプライチェーンコスト上昇。

戦略と施策

  • 現在の戦略: 住設事業は新商品投入と価格改定で販売強化、海外は地域ごとのニーズに応じた販売チャネル拡充、新領域は半導体向け部材の拡販で成長を図る。中国は生産再編・事業規模適正化で26年度黒字化を目指す。
  • 進行中の施策:
    • 日本:2025年8月発売の新商品(ネオレストLS-W/AS-W等)で販売強化、マスコミ向け見学会やWEB広告で価値訴求。
    • 海外(米州):ウォシュレット中心のチャネル強化、輸入先見直し、生産調整などで関税影響に対応。
    • 中国:生産拠点再編(生産停止:北京・上海)、生産稼働を福建・遼寧等へ集約、清算・退職手続き完了、特別損失約150億円を計上済で設備更新による効率化。
    • 新領域:生産・販売体制で半導体需要取り込み(静電チャック・AD部材)。
  • セグメント別施策: 上記に準ずる(代理店展示会、ショールーム活用、オンライン×オフライン施策等)。
  • 新たな取り組み: ウェルネストイレ「ネオレストLS-W/AS-W」発売(便スキャン搭載・アプリ連携)などヘルスケア寄りの商品展開。サステナビリティ評価で外部からの高評価(CDPリーダーボード等)。

将来予測と見通し

  • 予想の前提条件:為替の期中平均レート等(資料に期中平均を提示)、米国関税政策影響は4月末発表の通期計画に織り込んだ前提で変動は限定的とする旨。半導体市況の継続的な好調を前提とした新領域の成長。
  • 予想の根拠と経営陣の自信度:資料では「計画通りの進捗」「通期計画に織り込んでいる」との表現。経営陣の自信度は堅持の姿勢だが、外部リスクを注視。
  • 予想修正:通期予想の修正有無は資料に明記なし。中国の構造改革に伴う特別損失は既に通期計画に織込済。
  • 中長期計画:TOTO WILL2030 等の共通価値創造戦略を基軸に成長領域(新領域)拡大、環境・サステナビリティの評価向上を図る。26年度黒字化(中国向け)など中期目標の達成に注力。
  • 予想の信頼性: 過去の予想達成傾向に関する明記なし。資料は慎重な前提(関税影響織込等)で作成している旨。
  • マクロ経済の影響: 為替、金利上昇(住宅需要への影響)、物価高、関税政策、半導体市況の変動が主要リスク/ドライバー。

製品やサービス

  • 製品: 主要は温水洗浄便座(ウォシュレット)、衛生陶器、水栓金具、システムバス・キッチン等。新商品:ネオレストLS-W/AS-W(便スキャン+アプリ連携、国内発売8月1日予定)。
  • サービス: ショールーム・代理店経由の販売、オンライン×オフライン施策、マス向け価値訴求活動。
  • 協業・提携: 代理店との展示会協業(欧州での代理店主催展示会等)。詳細は個別言及なし。
  • 成長ドライバー: 新領域(半導体向け静電チャック・AD部材)、ウォシュレットの海外拡販(米州・アジア・欧州)、中国での製品ラインシフト(中級市場対応)。

Q&Aハイライト

  • 経営陣の姿勢: 中国再編や米国関税等の外部リスクに対して計画的・実務的に対応する姿勢(構造改革・輸入先見直し・価格改定等を明示)。
  • 未回答事項: 通期の具体的数値や配当方針、EPS等の開示は資料では限定的 → 追補情報待ち。
  • ポジティブ要因:
    • 新領域(セラミック事業)の高成長(売上+40%、営業益+13億円)。
    • 米州・アジア・欧州でのウォシュレット販売拡大(地域別で増収増益の事例あり)。
    • 新商品(ネオレスト等)投入による国内販売強化。
    • サステナビリティ関連の外部評価(CDPリーダーボード等)での高評価(ESG面での信用)。
  • ネガティブ要因:
    • 国内(日本)住設の営業利益悪化(外部調達コスト・人財投資増)。
    • 中国大陸事業の減収・赤字(特別損失約150億円、清算や生産再編による一時コスト)。
    • 全社として外部調達コスト(樹脂・電子部品等)上昇の影響。
    • 為替変動・米国関税政策・マクロ需要の不確実性。
  • 不確実性: 米国関税の今後の展開、中国市場の回復時期、半導体市況の山谷による新領域の変動。
  • 注目すべきカタリスト:
    • 2025年8月の新商品(ネオレスト)発売状況と販売反応。
    • 中国事業の再編進捗(生産再編・清算の完了状況)と26年度黒字化の達成可否。
    • 半導体市場の継続的な好調(新領域の売上動向)。
    • 米国関税動向(交渉の行方)。

重要な注記

  • 会計方針: 特別損失(中国構造改革:約150億円)は2026年3月期計画に織込み済と明記。その他の会計方針変更の記載なし。
  • リスク要因: 資料末尾に「世界経済・競合状況・為替の変動等に関わるリスクや不確定要因により実際の業績は予測と大幅に異なる可能性がある」との開示あり。
  • その他: 為替の期中平均レートを提示(1ドルは約144.6円〜155.9円の推移)および米国関税政策への対応(輸入先見直し、価格改定、生産調整等)について言及。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5332
企業名 TOTO
URL http://www.toto.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – ガラス・土石製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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