2024年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性:増収増益(売上高は前年同期比+0.8%)だが営業利益は大幅減(営業利益は前年同期比△44.0%)で、売上は横ばいで費用増が利益を圧迫。
- 注目すべき変化:投資有価証券評価差額金の増加により包括利益が大幅改善(+308.6百万円、前年同期29.3百万円)。一方で販売費及び一般管理費が前年同期比で約+19.3%と増加し営業利益率が低下(10.3% → 5.7%)。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上2,320百万円、営業利益200百万円、当期純利益141百万円)は据え置き。Q3累計の進捗は売上75.6%、営業利益50.1%、純利益75.9%で、営業利益の進捗はやや遅れ(通期達成は下期の収益・費用動向次第)。
- 投資家への示唆:ストック型収入(サブリース事業)が安定寄与している一方、販管費増が利益を圧迫。投資有価証券評価益など非事業性の変動も業績に影響しており、本業収益性の回復が注目点。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社エリアクエスト(コード 8912)
- 主要事業分野:不動産ソリューション事業(サブリース等の不動産関連サービス)
- 代表者名:代表取締役社長 清原 雅人
- URL:http://www.area-quest.com
- 問合せ先:管理部 村山 弘樹 TEL 03-5908-3301
- 報告概要:
- 提出日:2024年5月14日(決算発表は2024年5月13日付)
- 対象会計期間:2024年6月期 第3四半期累計(2023年7月1日~2024年3月31日)
- セグメント:
- 単一セグメント:不動産ソリューション事業(グループは単一セグメントのため詳細開示は省略)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):17,145,800株(2024年6月期3Q)
- 期末自己株式数:–(開示表記は無し)
- 期中平均株式数(四半期累計):17,524,219株(前年同期19,118,787株)
- (注)期中に自己株式取得と3,104,200株の消却を実施
- 今後の予定:
- 四半期報告書提出予定日:2024年5月14日
- 株主総会・IRイベント等:–(本資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(単位:百万円)
- 売上高:実績1,754(累計)/通期予想2,320 → 進捗率 75.6%
- 営業利益:実績100(累計)/通期予想200 → 進捗率 50.1%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:実績107(累計)/通期予想141 → 進捗率 75.9%
- サプライズの要因:
- 売上は微増にとどまる一方、販管費(人件費、交際費等)が大幅増(販売費及び一般管理費:326,199 → 388,964千円、+19.3%)し営業利益が減少。
- 一方で有価証券関連の評価差益・売却益等営業外・特別益が増加し、経常・当期純利益の下支えに寄与(営業外収益や特別利益の増加)。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を変更していない。売上・純利益は通期見通しに対して順調だが、営業利益の進捗が約50%とやや遅れているため、下期で販管費の抑制や本業の増益が不可欠。
財務指標
- 財務諸表の要点(2024年3月31日/千円)
- 総資産:4,324,918(前期末3,811,386、+513,532千円/+13.5%)
- 純資産:1,720,845(前期末1,621,386、+99,458千円/+6.1%)
- 自己資本比率:39.8%(前期末42.5% → やや低下、目安40%)
- 流動資産:816,512(現金預金増加により増加)
- 投資有価証券:978,465(前期794,505、+183,960千円)
- 負債合計:2,604,073(前期2,189,999、+414,074千円)
- 収益性(第3四半期累計、千円 / 対前年同期間増減率)
- 売上高:1,754,043(+0.8%/前期1,740,112)
- 売上総利益:489,175(△3.2%/前期505,209)
- 販管費:388,964(+19.3%/前期326,199)
- 営業利益:100,211(△44.0%/前期179,009)→ 営業利益率 5.71%(前年同期 10.29%)
- 経常利益:153,194(△19.5%/前期190,300)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:107,064(+8.2%/前期98,911)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):6.11円(前年同期5.17円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計進捗)
- 売上高進捗率:75.6%(通常ペース→やや進捗良好)
- 営業利益進捗率:50.1%(通常より遅れ。下期での回復が必要)
- 純利益進捗率:75.9%(進捗良好)
- 過去同期間との比較:売上はほぼ横ばい、だが販管費増で営業利益が大きく悪化
- 財務の安全性
- 自己資本比率:39.8%(やや低下、目安40%)
- 負債増加:流動・固定負債とも増加(長期借入金や預り保証金等の増加が見られる)
- 流動比率:流動資産816,512 / 流動負債900,305 → 約90.7%(100%未満、短期的な安全性は注意が必要)
- 効率性
- 売上高営業利益率の低下(10.3%→5.7%)が見られ、事業効率が低下
- セグメント別
- 単一セグメント(不動産ソリューション)につき、セグメント別の内訳は開示無し
配当
- 配当実績・予想(円/株)
- 2023年6月期:総額(表記がやや不明瞭)–(注記参照)
- 2024年6月期(予想):年間3.00円(中間0.00円、期末3.00円)
- 配当利回り:–(株価情報の提示なしのため算出不可)
- 配当性向(目安):通期予想当期純利益141百万円、発行済株式数17,145,800株として概算配当総額約51.4百万円→配当性向 約36.5%(概算、良好〜中程度)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自己株式取得・消却の実施があり(期中に取得と2024年2月15日付で自己株式3,104,200株を消却)
セグメント別情報
- セグメント:不動産ソリューション事業(単一)
- 売上・利益構成:個別開示なし(全社数値で開示)
- 前年同期比較:売上は微増、販管費増により営業利益が減少
- セグメント戦略:資料中はサブリース事業のストック収入が堅調で安定収益を見込む旨を表明
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に明確な中期数値目標の記載無し。サブリースによるストック収入の安定化が中長期の重要施策として言及
- KPI達成状況:具体的KPIは開示無し。自己株式消却で1株当たり指標の改善(EPS向上)を図る動きあり
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内経済は物価上昇が沈静化するものの実質賃金はマイナスで個人消費は弱含み。ドル円は約150円前後で推移(為替影響は限定的だが言及あり)
- 競合比較:同業他社との明確な比較情報は開示無し(単一セグメントのため相対比較は資料外)
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期見通し(変更無し):売上2,320百万円(前期比+0.0%)、営業利益200百万円(+14.1%)、経常利益235百万円(+0.1%)、当期純利益141百万円(+22.9%)、1株当たり純利益8.09円
- 会社前提:サブリース等のストック収入が堅調に推移する見込み(詳細前提は添付資料参照)
- 予想の信頼性:会社は修正を行っておらず、非事業性の影響(有価証券評価益等)に左右されやすい点は留意
- リスク要因:
- 販管費増による本業利益率低下
- 有価証券の評価変動(時価評価の上振れ/下振れ)
- 借入金・流動負債の増加による流動性リスク(流動比率約90.7%)
- 不動産市況や賃料動向、金利動向
重要な注記
- 会計方針の変更:会計基準改正等に伴う記載ありがあるが、特段の注記の適用影響は大きな記載なし
- 継続企業の前提:該当事項なし
- 株主資本の変動:期中に自己株式取得(1,484,200株)と2024年2月15日付で自己株式3,104,200株の消却を実施(資本剰余金・利益剰余金に影響)
- 四半期レビュー:本四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外
(注)本まとめは開示資料に基づく事実の整理であり、投資助言や推奨を行うものではありません。不明項目は“–”としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8912 |
| 企業名 | エリアクエスト |
| URL | http://www.area-quest.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 不動産 – 不動産業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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