2025年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想・市場予想との差異は開示資料に明示なし(会社予想との比較:–、市場コンセンサス:–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+9.4%、営業利益+9.0%、親会社株主に帰属する当期純利益+19.3%)。
- 注目すべき変化:ブランドコミュニケーション事業が主導して過去最高売上を更新(同事業 売上+12.3%、セグメント利益+7.7%)。一方で、フードは増収だが利益減(セグメント利益▲19.8%)、ビジネス開発は売上・利益とも大幅減(売上▲65.4%)。
- 今後の見通し:2026年6月期予想は売上20,500百万円、営業利益1,900百万円、当期純利益1,130百万円(営業利益は中期目標2,000百万円に届かず。理由は本社・子会社オフィス賃借料等の固定費増)。予想修正は現時点なし。
- 投資家への示唆(助言ではなく注目点):①ブランドコミュニケーション事業の収益性改善の持続性、②固定費増(オフィス賃借料等)が次期利益水準に与える影響、③配当(2025年6月期22円、配当性向34.6%)と自己株式取得(上限200百万円・300,000株)の実行動向、④営業CF・現金が厚くフリーCFが確保されている点を注視。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社サニーサイドアップグループ(証券コード 2180)
- 主要事業分野:PRを軸にしたブランドコミュニケーション事業、飲食ブランド(フードブランディング)事業、ビジネスディベロップメント(新規事業・コンサル)事業
- 代表者:代表取締役社長 次原 悦子
- URL: https://ssug.co.jp
- 報告概要
- 提出日:2025年8月13日
- 対象会計期間:2025年6月期(連結、2024年7月1日〜2025年6月30日、通期)
- 決算説明会:個人投資家向け説明会あり(2025年8月30日予定)
- 有価証券報告書提出予定日:2025年9月25日
- セグメント(報告セグメント)
- ブランドコミュニケーション事業:PR・マーケティング施策、IP活用の商品企画・販促、キャスティング等(主力事業)
- フードブランディング事業:オールデイダイニング「bills」の国内外ライセンス・直営店舗運営等
- ビジネスディベロップメント事業:新規事業開発、コンサルティング等(投資先・成長領域)
- 発行済株式
- 期末発行済株式数(自己株式含む):15,197,600株
- 期末自己株式数:277,456株
- 期中平均株式数:14,920,144株(通期EPS算定ベース)
- 時価総額:–(資料に明記なし)
- 今後の予定
- 定時株主総会:2025年9月26日(予定)
- 配当支払開始予定日:2025年9月29日
- 決算説明会:個人投資家向け 2025年8月30日(予定)
- 自己株式取得決議(取締役会):2025年8月13日(取得期間 2025/8/14–2026/2/28、上限200百万円・300,000株)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績
- 会社予想との比較(達成率):会社側の直近の期中予想(2025年6月期)との比較は資料に明示なし → 比較不可(–)。
- 市場予想との比較:資料に記載なし(–)。
- サプライズの要因(上振れ/下振れ):明示的な予想差異は不明だが、増収主因はブランドコミュニケーション事業のIP活用案件・PR受注拡大、第4四半期での大幅増収が寄与。フード事業は原材料費やメンテナンス費の増加で減益。ビジネス開発は既存事業縮小と一時利益剥落で減収減益。
- 通期への影響:2026年予想は増収増益見込み(売上+4.7%、営業利益+18.9% vs 2025年実績)。ただし固定費増で中期目標の営業利益2,000百万円には達しない見込み。現時点で予想修正は発表されていない。
財務指標
- 損益(主要項目、百万円)
- 売上高:19,587(+9.4%/前年17,908) ※良:増収・過去最高更新
- 営業利益:1,597(+9.0%/前年1,465) 営業利益率:8.2%(前年8.1%)
- 経常利益:1,635(+9.0%/前年1,501)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:948(+19.3%/前年795)
- 1株当たり当期純利益(EPS):63.58円(前年53.30円、+19.3%) ※良:増益でEPS改善
- 貸借対照表(主要残高、百万円)
- 総資産:10,409(前期8,472、+1,936)
- 純資産:4,701(前期4,136、+564)
- 自己資本:4,543(前期3,971、+572)
- 自己資本比率:43.7%(前期46.9%) → 安定水準(目安40%以上)だが若干低下(良:依然安定)
- 現金及び現金同等物(期末):4,639(前期3,169、+1,470) → 良好な流動性
- 有利子負債:長短合計は減少傾向(短期借入180、長期借入429)→ ネットで手元現金優勢
- キャッシュフロー(百万円)
- 営業CF:2,186(前期655、+1,531) → 良(営業CF大幅改善)
- 投資CF:△129(前期△120)
- 財務CF:△547(前期△470、配当・借入返済等)
- フリーCF:約2,056(前期535) → 良好
- 収益性・効率性指標
- 自己資本当期純利益率(ROE):22.3%(前期21.1%) → 良好(高水準)
- 総資産経常利益率:17.3%(前期17.6%)
- 売上高営業利益率:8.2%(前期8.1%) → 横ばい〜やや改善
- 財務安全性
- 自己資本比率43.7%(安定水準)
- 負債比率(負債合計5,709 / 純資産4,701 ≒ 121%)※目安参照:健全だが負債増加で比率は上昇
- 流動比率(流動資産8,626 / 流動負債4,866 ≒ 177%) → 良好
- セグメント別(主な数値、百万円/前年増減)
- ブランドコミュニケーション:売上16,225(+12.3%)、セグメント利益2,727(+7.7%) → 成長ドライバー
- フードブランディング:売上3,295(+0.8%)、セグメント利益93(▲19.8%) → 売上横ばいだが原価・維持費で利益圧迫
- ビジネスディベロップメント:売上66(▲65.4%)、セグメント利益16(▲39.3%) → 事業構成変化・一時要因で低下
配当
- 2025年6月期(実績):年間22円(中間7円・期末15円)、配当総額328百万円、配当性向(連結)34.6%、純資産配当率7.2%
- コメント:配当性向30%方針(目安)より若干高め(34.6%)で株主還元積極性あり。現金余裕と整合。
- 2026年6月期(予想):年間24円(中間11円・期末13円)、予想配当性向31.7%
- 特別配当:なし(特別配当は含まれない)
- 自社株買い等:取締役会で自己株式取得を決議(上限200百万円・300,000株、取得期間2025/8/14–2026/2/28)→ 機動的な資本政策・還元拡充を示唆
セグメント別情報(要点)
- ブランドコミュニケーション事業
- 売上:162億25百万円(16,225百万円)/+12.3%
- 利益:27億27百万円(2,727百万円)/+7.7%
- ドライバー:IPコンテンツを活用した販促・商品企画、PR回復、商業施設・ホテルの開業PR、地方創生案件拡大。クライアント単価の上昇(アップセル)あり。
- フードブランディング事業
- 売上:32億95百万円(3,295百万円)/+0.8%
- 利益:93百万円(▲19.8%)
- 事由:客数・客単価は回復傾向(銀座・大阪等), だが原材料費・メンテナンス費増で利益圧迫。
- ビジネスディベロップメント事業
- 売上:66百万円(▲65.4%)、利益16百万円(▲39.3%)
- 事由:TKG Consultingの事業転換や既存事業縮小、一時収益剥落等で減収減益。費用先行型の性質。
中長期計画との整合性
- 中期経営方針(3か年)に沿い成長のための戦略投資枠15億円(総額)を設定(テクノロジー/人財/DX等、重点は人財投資)。
- 進捗:人材採用・教育(SUNNY UNIVERSITY)や職場環境整備を推進。ブランドコミュニケーション事業の付加価値化とマーケティング領域への展開で中長期目標に整合。
- KPI達成状況:明確なKPI数値は資料に限定的、営業利益目標(中期:2,000百万円)については次期で未達見込み。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは資料に記載なし(–)。
- 市場動向:PRからマーケティング領域への需要拡大、IP・SNSを使った施策需要が強く、同社はIP活用やSNS連携で優位性を発揮。飲食事業はインフレや原材料コスト、インバウンド回復の影響を受けやすい。
今後の見通し
- 2026年6月期業績予想(連結):
- 売上高:20,500百万円(+4.7%)
- 営業利益:1,900百万円(+18.9%)
- 経常利益:1,900百万円(+16.2%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,130百万円(+19.1%)
- 前提と留意点:固定費増(オフィス賃借料等)により中期の定量目標に届かない旨を明示。業績予想は現時点の入手情報に基づくため変動の可能性あり。
- 予想の信頼性:過去の会社予想達成傾向に関する定量的な記載なし(–)。
- リスク要因:オフィス等固定費増、原材料価格上昇、主要クライアント受注の変動、競争激化、為替(海外売上比率は限定的だが影響あり)、政策・規制変化等。
重要な注記
- 会計方針の変更:2024年度から「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等を適用(連結財務諸表への影響はなし)。
- 重要な後発事象:取締役会で自己株式取得(上限200百万円・300,000株)を決議(2025/8/13)。
- サステナビリティ:B Corp認証取得、EcoVadisにてブロンズメダル獲得(上位35%)を報告。
- その他:TKG Consultingの主力事業をマーケティング戦略支援・コンサルへ転換(事業構造の変化)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2180 |
| 企業名 | サニーサイドアップグループ |
| URL | https://ssug.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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