2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 中間業績は会社計画に対して下振れ(売上高は会社計画比で603百万円未達、営業・経常・当期利益は各々概ね200百万円前後の未達)。市場予想は明示なし(―)。
- 業績の方向性: 中間は増収増益/減収増益等の比較対象が非連結移行のため前年同期比較不可。ただし売上高2,837百万円に対し営業損失244百万円の赤字着地(増収増益ではない)。
- 注目すべき変化: 新株予約権の行使により資本金・資本剰余金が大幅増(資本金405,866千円、資本剰余金900,244千円)、自己資本比率は4.8%→14.5%へ改善。
- 今後の見通し: 通期業績予想(売上7,630百万円、営業利益80百万円、当期利益4百万円)は据え置き。会社は下半期で年末年始商戦等により未達分の挽回を目指すと説明。
- 投資家への示唆: 新規ブランド(特に美顔器「medicube」)は成長フェーズ入りも、全社では損益分岐到達前。資金調達により当面の運転資金は確保されたが、収益性回復の進捗確認が投資判断で重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社セキド(証券コード 9878)
- 主要事業分野: ファッション事業(店舗運営:GINZA LoveLove、&choa! 等)、美容事業(韓国コスメ・美顔器等の輸入販売)、賃貸、外商
- 代表者名: 代表取締役社長 関戸 正実
- IR担当: 取締役執行役員 管理部長 弓削 英昭(TEL 03-6300-6335)
- 報告概要:
- 提出日: 2025年10月31日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第2四半期(中間) 非連結、対象期間 2025年3月21日~2025年9月20日
- 決算説明資料作成の有無: 無、決算説明会: 無
- セグメント:
- ファッション事業: 輸入ブランド専門店「GINZA LoveLove」や韓国コスメセレクトショップ「&choa!」等の店舗運営
- 美容事業: 韓国ブランド(medicube等)および新規取扱ブランドの輸入・販売
- 賃貸部門: 不動産賃貸収入
- 外商: 外商部門(旧「その他」部門から報告セグメントへ変更)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む): 2026年3月期中間期 2,950,228株(前期 2,040,928株)
- 期中平均株式数(中間期): 2,438,094株(前中間期 2,037,354株)
- 時価総額: ―
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日: 2025年11月4日
- 株主総会・IRイベント等: 記載なし(―)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社計画との比較)
- 売上高: 実績 2,837百万円。会社計画比で603百万円の未達(下振れ)。達成率は計画数値非公表のため算出不可だが会社コメントによる未達。
- 営業利益: 実績 営業損失△244百万円。会社計画より約200百万円の未達(下振れ)。
- 純利益: 実績 中間純損失△293百万円。会社計画より約200百万円の未達(下振れ)。
- サプライズの要因:
- ファッション事業で高額帯商品の動きが弱く売上未達。
- 美容事業は一部ブランド(medicube)は好調も、他3ブランドは本格展開前で寄与不足。
- 全社的に売上未達が利益悪化の主因。
- 通期への影響:
- 通期予想に修正はなし(直近公表予想からの修正無し)。会社は下半期で未達分の取り戻しを図る方針だが達成可能性は下半期の回復度合いに依存。
財務指標
- 財務諸表の要点:
- 売上高(中間): 2,837,195千円
- 営業損失(中間): △244,110千円
- 経常損失(中間): △282,996千円
- 当期中間純損失: △293,557千円
- 総資産(中間末): 5,104,524千円(前期末 4,769,575千円)
- 純資産(中間末): 744,046千円(前期末 233,406千円)
- 自己資本比率: 14.5%(前期末 4.8%)→ 改善だが目安40%以上には届かず(14.5%は低め)
- 収益性:
- 売上高: 2,837百万円(前年同期比較値: ―)
- 営業利益: △244百万円(前年同期比: ―)、営業利益率 ≒ △8.6%(営業損失/売上高)
- 経常利益: △283百万円(前年同期比: ―)
- 純利益: △294百万円(前年同期比: ―)
- 1株当たり中間純利益(EPS): △120.40円(前年同期: ―)
- 進捗率分析(中間→通期)
- 通期売上予想 7,630百万円に対する進捗率: 2,837 / 7,630 ≒ 37.2%(通常は50%前後が目安のため低め。ただし季節性考慮要)
- 営業利益進捗率: 実績は赤字のため進捗率算出不可(通期予想 80百万円)
- 当期純利益進捗率: 実績赤字のため算出不可(通期予想 4百万円)
- 過去同期間との比較: 前中間期は非連結移行のため比較値は記載無し(―)
- 財務の安全性:
- 自己資本比率 14.5%(安定水準の目安40%に対して低い)
- 負債合計 4,360,478千円、総資産に占める負債率 ≒ 85.4%(高い)
- 流動比率(流動資産 / 流動負債) ≒ 3,850,962 / 3,516,540 ≒ 1.09(約109%:短期流動性はややタイト)
- 有利子負債: 短期借入金 2,453,300千円、長期借入金 272,815千円、社債(短期含)合計もあり → 金利負担有(支払利息等で営業外費用に29,314千円計上)
- 効率性:
- 売上高営業利益率はマイナスへ転落(約△8.6%)。総資産回転率等の詳細KPIは計算用データ不足のため―
- セグメント別(中間、千円)
- ファッション: 売上 1,807,562、セグメント損失 △26,270
- 美容: 売上 909,162、セグメント損失 △8,760
- 賃貸部門: 売上 17,700、セグメント利益 15,359
- 外商: 売上 102,770、セグメント利益 8,897
- セグメント合計利益は、報告セグメント合計で △10,774 千円、これに全社費用等の調整額 △272,222 千円が乗り合計経常損失 △282,996千円となる
- 財務の解説:
- 中間での赤字は主に売上未達による固定費吸収不足。販管費が1,003,926千円と高水準である点が効率性を圧迫。
- 一方で中間における新株予約権行使により資金調達(現金収入約791,030千円)が発生し、手元資金は増加(現預金953,124千円、期首504,166千円)。財務基盤は資本増加で改善したがレバレッジは依然高い。
配当
- 中間配当: 0.00円
- 期末配当(予想): 0.00円(通期合計 0.00円)
- 配当利回り: ―(配当0のため0%)
- 配当性向: ―(当期予想純利益が微小 4百万円のため参考値にならず)
- 特別配当: 無
- 株主還元方針: 現時点で自社株買い等の開示なし
セグメント別情報
- ファッション事業:
- 売上 1,807百万円(総額表示では2,207百万円)、セグメント損失 26百万円
- 店舗運営でAIによる購買促進を導入、既存会員のリピート向上施策を実施。高価格帯商品の販売不振が痛手。
- 美容事業:
- 売上 909百万円、セグメント損失 8.8百万円
- 「medicube」が牽引し成長フェーズに入っているが、KAHI等新規ブランドは本格化前で寄与不足。損益分岐点到達前。
- 賃貸部門:
- 売上 17.7百万円、セグメント利益 15.4百万円(黒字貢献)
- 外商:
- 売上 102.8百万円、セグメント利益 8.9百万円(黒字)
- 戦略・見通し:
- ファッションの既存顧客再来店施策、越境EC(Buyee Connect導入)など販売チャネル拡大施策を実行中。美容は輸入ブランドの取扱増加と店舗展開で拡大を目指すが当面は投資・販促負担が続く見込み。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 明示的な数値計画の記載なし(―)
- 進捗: 新株予約権行使による資金調達で当座の運転資金・出店資金を確保。ブランド導入・出店は計画通り進めているが、収益化の進捗は未達(損益分岐点未到達)。
- KPI達成状況: 主要KPI(黒字転換・営業利益率改善等)は現時点で未達。
競合状況や市場動向
- 市場動向: 国内消費は国際紛争や高インフレの影響で慎重な消費マインドが継続。韓国コスメ分野は競争激化・トレンド依存が強い。
- 競合比較: 同業他社との相対評価に関する具体的数値は開示無し(―)。ただし、収益性・自己資本比率の観点では改善の余地あり。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期予想、既存公表値): 売上 7,630百万円(+1.8%)、営業利益 80百万円、経常利益 24百万円、当期利益 4百万円、1株当たり当期純利益 1.36円
- 通期予想の修正: 無(本決算短信時点)
- 会社の前提: 下半期(年末年始商戦)での取り戻しを前提に据置
- 予想の信頼性:
- 直近中間は計画未達のため、通期達成は下半期の回復に依存。過去の予想達成傾向に関する記載はなし(―)。
- リスク要因:
- 消費減速・高価格帯商品の需要低迷、輸入商品に係る為替変動リスク、在庫リスク、金利コスト(有利子負債が多い点)等。
重要な注記
- 会計方針: 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準等」の適用による会計方針変更あり(当中間期の期首から適用)、ただし中間財務諸表への影響は特記なし。
- その他重要事項:
- 2025年5月に発行した第15~17回新株予約権の行使が2025年6月~8月に完了し、当中間期に資本金および資本剰余金がそれぞれ約395,866千円増加。
- 第2四半期決算短信は公認会計士または監査法人のレビュー対象外。
(注)
- 不明な項目・比較対象は「―」で記載しています。
- 数値は決算短信の記載どおり(単位:千円→百万円換算は小数切捨ての可能性あり)。
- 本要約は情報整理を目的とするもので、投資助言を行うものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9878 |
| 企業名 | セキド |
| URL | http://www.sekido.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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