2024年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想(修正無)に対して概ね順調な進捗(上振れ寄り)。通期予想は据え置きで開示。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高4,263百万円:前年同期比+7.2%、営業利益488百万円:同+47.6%)。
  • 注目すべき変化:営業利益・経常利益・当期純利益がいずれも約+47%増と大幅改善。契約負債や電子記録債権の大幅減少で流動負債が縮小し、純資産が増加。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上6,000百万円、営業益760百万円、当期純利益620百万円)は変更なし。第3四半期累計で売上進捗約71%、営業利益進捗約64%のため、期末の受注・納品状況次第で達成可能性は高いが大型案件による四半期変動に注意。
  • 投資家への示唆:収益性改善と財務改善(自己資本比率54.0%へ上昇)が確認できる一方、受注・納期に伴う売上の季節変動が大きい点は留意。配当は通期8円予想で据え置き(配当性向約9.2%:低め)。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:北川精機株式会社
    • 主要事業分野:産業機械事業(基板成形用プレス装置、自動車部品成形用プレス装置、搬送機械等)、その他(油圧機器等)
    • 代表者名:代表取締役社長 内田 雅敏
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年5月10日
    • 対象会計期間:2024年6月期 第3四半期累計(2023年7月1日~2024年3月31日)
    • 四半期決算補足資料:無、決算説明会:無
  • セグメント:
    • 産業機械事業:プレス装置、搬送機械等の設計・製造(個別受注案件が中心で四半期変動あり)
    • その他:油圧機器等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):8,449,600株(2024年3月31日)
    • 期末自己株式数:331,912株
    • 四半期累計平均株式数:7,218,986株
    • 時価総額:–(記載なし)
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表:通期(2024年6月期)の期末発表(期末日:2024年6月30日)—具体日程は未記載
    • 株主総会・IRイベント:–(記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想は通期で修正無)
    • 売上高:第3Q累計 4,263百万円。会社通期予想6,000百万円に対する進捗率 71.1%(良好)
    • 営業利益:第3Q累計 488百万円。通期予想760百万円に対する進捗率 64.2%(概ね順調)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:第3Q累計 426百万円。通期予想620百万円に対する進捗率 68.7%(良好)
  • サプライズの要因:
    • 主力の産業機械事業で大型案件・製品の売上が順調に推移し、売上増・利益率改善(販売費・一般管理費増もあるが売上総利益拡大で吸収)。為替差益の計上(為替差益24,111千円)も営業外収益を押し上げた点が寄与。
    • 契約負債・電子記録債権などの大幅減少により流動負債が減少、フェーズ的に受注→引当・収益認識が落ち着いた影響。
  • 通期への影響:
    • 会社は業績予想を据え置き。第3Q時点の進捗は概ね達成可能と判断できるが、受注の偏在・大型プロジェクトの納期遅延リスクは引き続き存在。

財務指標

  • 財務諸表の要点(単位:百万円、千円表記を百万円換算で要約)
    • 売上高(第3Q累計) 4,263百万円(前年同期比 +7.2% / +285百万円)
    • 売上原価 3,302百万円(前年同期比 +94百万円)
    • 売上総利益 961百万円(前年同期比 +191百万円)
    • 販管費 473百万円(前年同期比 +33百万円)
    • 営業利益 488百万円(前年同期比 +157百万円)
    • 経常利益 502百万円(前年同期比 +164百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益 427百万円(前年同期比 +137百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS) 59.09円(前年同期 40.83円、+44.8%)
  • 収益性
    • 売上高:4,263百万円(前年同期比 +7.2%)
    • 営業利益:488百万円(前年同期比 +47.6%)、営業利益率 11.5%(488/4,263)
    • 経常利益:501百万円(前年同期比 +48.4%)
    • 純利益:426百万円(前年同期比 +47.5%)
    • EPS:59.09円(前年同期 40.83円、+44.8%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計進捗)
    • 売上高進捗率:71.1%(4,263/6,000)→ 通常ペースだが高め(大型案件依存のため四半期偏在あり)
    • 営業利益進捗率:64.2%(488/760)
    • 純利益進捗率:68.7%(426/620)
    • 過去同期間との比較:前年同期は売上3,978百万円(進捗情報非開示)だが、今期は増収かつ利益改善で好転。
  • 財務安全性
    • 総資産:8,415百万円(前連結会計年度末 8,940百万円、▲525百万円)
    • 純資産:4,548百万円(前期末 3,502百万円、+1,046百万円)
    • 自己資本比率:54.0%(前期末 39.2%)→ 54.0%(安定水準: 40%以上で安定)
    • 負債合計:3,867百万円(前期末 5,439百万円、▲1,571百万円)→ 負債圧縮
    • 流動比率:流動資産6,330百万円 / 流動負債3,100百万円 ≒ 204%(良好、流動性高い)
    • 債務/自己資本比(負債÷純資産):約0.85(低め、健全)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率の改善(約11.5%)が確認され、収益性向上が進む傾向。
  • セグメント別(主要項目)
    • 産業機械事業:売上4,138百万円(前年同期比 +7.2%)、営業利益478百万円(前年同期比 +51.4%)、通期売上計画に対する進捗率70.6%
    • その他(油圧機器等):売上124百万円(前年同期比 +6.0%)、営業利益8百万円(前年同期比 ▲32.0%)
  • 財務の解説
    • 現金・預金の増加(2,498→3,332百万円)と受取手形・売掛金・契約資産の減少により運転資本が改善。契約負債(1,727→645百万円)の減少が流動負債圧縮に寄与。自己資本増(利益計上+新株発行による入金)が自己資本比率上昇をもたらしている。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当(第2四半期末):0.00円(2024年6月期)
    • 期末配当(予想):8.00円
    • 年間配当予想:8.00円(前期合計8.00円から据え置き)
    • 配当性向(予想):約9.2%(8.00円 ÷ EPS予想87.26円、低め)
    • 配当利回り:–(株価情報の記載無し)
  • 特別配当の有無:無
  • 株主還元方針:自社株処分/新株発行の実績あり(新株予約権行使による増資・自己株式処分)だが、今後の自社株買い等は記載無し。

セグメント別情報

  • 産業機械事業:売上4,138百万円(+7.2%)、営業利益478百万円(+51.4%)。基板・自動車部品成形用プレス装置などで受注・売上が順調。通期計画に対する進捗70.6%。
  • その他(油圧機器等):売上124百万円(+6.0%)、営業利益8百万円(▲32.0%)。規模小で利益変動が大きい。
  • セグメント戦略:中期経営計画の最終年度として、既存事業の技術深化と新規事業への資源配分、生産能力増強と品質向上を継続。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:最終年度(スローガン「持続的進化への挑戦」)。重点項目3点(技術深化と新規事業、能力増強と収益性向上、組織強化とデジタル化)に沿った施策を継続。
  • KPI達成状況:売上・利益の改善、自己資本比率上昇、設備・生産能力関連の投資や体制整備は進行中と記載。具体KPIは開示資料参照。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:特定他社との比較データは開示なし(–)。
  • 市場動向:国内は回復基調だが国際情勢や円安で不確実性が残る。製造業向け設備は受注の大型化・個別仕様化により四半期変動が大きい点が特徴。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(据え置き):売上6,000百万円(▲7.2% vs 前期)、営業利益760百万円(+3.3%)、経常利益740百万円(▲8.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益620百万円(▲11.8%)、EPS予想87.26円。
    • 次期予想:–(未開示)
    • 会社予想の前提条件:添付資料参照(為替等の前提は本文に明示無し)。為替影響は営業外収益で一部表れている(為替差益計上)。
  • 予想の信頼性:第3Qの進捗は比較的良好だが、過去における受注→納入の偏在性があるため四半期単位での変動リスクを考慮する必要あり。
  • リスク要因:大型案件の納期遅延・受注減、原材料・エネルギー価格変動、為替変動、国際政治リスク、顧客産業の投資動向など。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無
  • 連結範囲の変更:無
  • 株式関連:当期に新株予約権行使で新株800,000株を発行(資本金・資本剰余金増加)、譲渡制限付株式報酬として自己株式19,200株を処分。発行済株式数が7,649,600株→8,449,600株に増加。
  • 監査:四半期決算短信は四半期レビューの対象外。
  • その他:四半期決算説明会資料は作成無し。

(不明な項目は — と表記しました。記載の数値は決算短信の数値を基にしています。投資判断に関する助言は行っていません。)


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6327
企業名 北川精機
URL http://www.kitagawaseiki.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 機械 – 機械

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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