2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表予想(通期)からの修正は無し。第2四半期実績は概ね想定内(上振れ/下振れの公表差異無し)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高21,107百万円、前年同期比+4.9%、営業利益1,192百万円、同+22.7%)。
- 注目すべき変化:売上総利益率が35.2%(前年同期比+1.3ポイント)に改善。受注高25,185百万円(同+3.0%)、受注残高22,975百万円(同+9.3%)と受注が堅調。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上高46,500百万円、営業利益4,060百万円等)に対する中間期進捗は売上で45.4%、営業利益で29.4%、当期純利益で27.9%。上期比で利益は下ぶれしやすい進捗だが、会社は通期予想を据え置き。
- 投資家への示唆:受注・受注残が増加しており需要は堅調。利益率改善は好材料だが、上期の利益進捗率が低めのため下期に利益回復が重要(設備投資や新工場建設による費用先行などに注意)。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:小松ウオール工業株式会社
- 主要事業分野:間仕切製品の設計・製造・販売・施工(可動間仕切、固定間仕切、トイレブース、移動間仕切、ロー間仕切 等)
- 代表者名:代表取締役社長 加納 慎也
- 上場取引所:東証
- URL:https://www.komatsuwall.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月30日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)=2025年4月1日~2025年9月30日(日本基準、非連結)
- 決算説明資料:作成有(アナリスト・機関投資家向け説明会開催予定)
- セグメント:
- 単一セグメント(間仕切製品の製造・販売・施工及び付帯業務)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、分割考慮後):19,721,980株
- 期末自己株式数:2,121,116株
- 期中平均株式数(中間期):17,580,493株
- 時価総額:–(提示無し)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月10日
- 配当に関する支払開始予定日:2025年11月25日
- 決算説明会:有(アナリスト・機関投資家向け)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ公表、四半期別目標の開示は無し)
- 売上高:21,107百万円(通期予想46,500百万円に対する進捗率45.4%)
- 営業利益:1,192百万円(通期予想4,060百万円に対する進捗率29.4%)
- 当期純利益:817百万円(通期予想2,930百万円に対する進捗率27.9%)
- サプライズの要因:
- 売上高はオフィス移転・リニューアル需要により可動間仕切などが好調で増収。
- 売上総利益率の改善(35.2%、前年同期比+1.3pt)により利益改善。人件費増(ベースアップ等)は増収で吸収。
- ただし営業利益の通期進捗が低い点は、上期比で利益の季節性または下期に利益を計上する案件構成(施工進捗)や設備投資等の影響を示唆。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を修正せず据え置き。受注残が前年同期比+9.3%と積み上がっており通期達成の前提は維持されているが、利益面の下期回復が必要。
財務指標
- 財務諸表要点(単位:百万円)
- 売上高(中間):21,107(前年同期20,117、増減率+4.9%)
- 営業利益:1,192(前年同期971、+22.7%)
- 経常利益:1,220(前年同期1,048、+16.4%)
- 中間純利益:817(前年同期738、+10.8%)
- 1株当たり中間純利益:46.51円(前年同期39.56円、株式分割考慮済)
- 総資産:46,522(前期末46,756、△2,33百万円)
- 純資産:38,077(前期末37,790、+287百万円)
- 自己資本比率:81.8%(安定水準、前期80.8%)
- 現金及び現金同等物:13,029百万円(前中間期13,373百万円、△344百万円)
- 収益性(中間期実績、前年同期比較)
- 売上高:21,107百万円(+4.9%、+990百万円)
- 営業利益:1,192百万円(+22.7%、+221百万円)、営業利益率=1,192/21,107=約5.65%
- 経常利益:1,220百万円(+16.4%、+172百万円)
- 中間純利益:817百万円(+10.8%、+79百万円)
- 中間EPS:46.51円(+6.95円)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間期進捗)
- 売上高進捗率:45.4%(通常は50%が目安。季節性・工程により変動)
- 営業利益進捗率:29.4%(売上進捗に対して低い)
- 純利益進捗率:27.9%
- 過去同期間との比較:前年中間期から増収増益ではあるが、通期進捗は利益面でやや遅れ
- 財務安全性
- 自己資本比率:81.8%(安定水準、目安40%以上)
- 流動比率(目安):流動資産27,845 / 流動負債5,837 ≒ 4.77(高水準で安全)
- 負債(合計):8,444百万円(自己資本に対して低い)
- 効率性
- 売上高営業利益率(中間):約5.65%(前年に比べ改善)
- 総資産回転率等:詳細数値別途計算必要(資料記載なし)
- セグメント別:単一セグメント(間仕切事業)のためセグメント別注記は省略
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当:65.00円(2026年3月期 第2四半期末)⇒ 前期(分割考慮後)60.00円→65.00円に増配
- 期末配当(予想):65.00円
- 年間配当予想(据え置き):130.00円(注:修正無し)
- 配当利回り:–(株価提示無し)
- 配当性向:
- 通期予想ベースの配当性向(概算):年間130.00円 ÷ 1株当たり当期純利益160.97円 ≒ 80.8%(やや高い水準)
- 中間のみの配当性向(中間EPS基準):65.00円 ÷ 46.51円 ≒ 139.7%(中間ベースでは高いが、通期ベースでの評価が適切)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株取得は期中少額(当中間期は取得ほぼ無し)。今後の方針は開示資料参照。
セグメント別情報
- セグメント:単一(間仕切事業)
- 品目別売上高(中間、単位:百万円、前年同期比)
- 可動間仕切:9,901(+12.0%)
- 固定間仕切:4,270(△2.0%)
- トイレブース:3,409(+7.7%)
- 移動間仕切:2,649(△8.3%)
- ロー間仕切:335(+28.1%)
- その他:541(△10.7%)
- 合計:21,107(+4.9%)
- 受注高・受注残高(中間)
- 受注高:25,185百万円(+3.0%)
- 受注残高:22,975百万円(+9.3%)
- 戦略・所見:
- 可動間仕切を中心にオフィス需要が追い風。トイレブースは学校・体育施設・工場向けが伸長。
- 受注残増加は下期売上の下支え要因。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:「NEXT VISION 2028」の下、3つの基本方針(既存事業の成長、新規製品創出、生産・物流オペレーション高度化)を推進中。
- 進捗状況:受注/受注残の増加および固定資産の増加(建設仮勘定計上)から、生産能力強化(加賀工場2号棟等)に向けた投資が進行していると判断可能。
- KPI達成状況:具体KPI数値は記載無し。受注残と売上総利益率改善は中期方針に沿う動き。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:資料上の同業比較データ無し(–)。一般論として、オフィス移転・リニューアル需要は業界追い風。
- 市場動向:雇用・所得環境の改善で景気は緩やか回復。ただし物価上昇や海外通商政策が下押しリスク。会社はオフィス関連需要と学校・施設向けで売上拡大。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上高46,500百万円(+4.2%)、営業利益4,060百万円(+11.7%)、当期純利益2,930百万円(+10.5%)、1株当たり当期純利益160.97円
- 次期予想:–(未発表)
- 会社予想の前提条件:資料本文(添付資料P.3)に記載の前提あり。為替等具体数値は本短信には記載無し。
- 予想の信頼性:
- 直近での予想修正は無し。上期は売上が順調だが利益の通期進捗が低いため、下期の利益回復が必要。
- 過去の達成傾向についての詳細は資料に無し(–)。
- リスク要因:
- 受注の地域・業態別偏り、原材料・物流コストの変動、工場建設や投資の遅延、景気鈍化等。
- 海外要因(米国の通商政策等)が国内景気に与える影響。
重要な注記
- 会計方針の変更等:無し
- 開示形態:非連結決算短信(単体)/第2四半期決算短信は監査(レビュー)対象外
- 株式分割:2024年10月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を実施。EPS・配当の表示は分割後基準で算定。
- その他:固定資産増加は加賀工場2号棟建設工事等に伴う建設仮勘定計上によるもの。
(注)本まとめは開示資料に基づく情報整理を目的とし、投資助言を行うものではありません。情報の不明点は「–」と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7949 |
| 企業名 | 小松ウオール工業 |
| URL | http://www.komatsuwall.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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