2024年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期予想は「修正あり」と公表(詳細別途公表)。第3四半期累計の業績は修正後の通期予想に対する進捗で見ればおおむね想定内(下振れ/上振れの明確な市場差分情報はなし)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高4,412百万円(+0.9%)、営業利益198百万円(+5.6%)、経常利益261百万円(+17.4%)、親会社株主に帰属する四半期純利益180.8百万円(+27.7%))。
- 注目すべき変化:製品販売事業で災害対応向け製品の出荷減少により売上減(製品販売 売上2,852百万円、前年同期比-3.4%、営業損失約32百万円)が継続。一方、型枠貸与事業は売上・利益ともに増加(売上1,560百万円、+9.8%)。
- 今後の見通し:通期(2024年3月期)業績予想は修正あり(通期売上6,100百万円、営業利益280百万円、経常利益360百万円、当期純利益250百万円)。第3四半期時点の進捗は売上・利益とも約70–72%で、期末までに修正後目標を達成することを前提にした進捗水準。
- 投資家への示唆:収益のけん引役が型枠貸与に偏っている点、製品販売(河川護岸ブロック等)の復調待ちである点、及び原材料・労務コストや地政学リスク等外部要因が短中期の業績変動要因であることを重視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:日建工学株式会社
- 主要事業分野:型枠貸与事業(型枠のレンタル・関連サービス)、製品販売事業(河川護岸ブロック、土木シート等土木製品の販売)
- 代表者名:代表取締役社長 皆川 曜児
- 問合せ先:取締役 管理部長 大門 忠志 TEL 03-3344-6811
- 報告概要:
- 提出日:2024年2月13日
- 対象会計期間:2024年3月期 第3四半期連結累計(2023年4月1日~2023年12月31日)
- 四半期決算説明資料:作成なし、決算説明会:無し
- セグメント:
- 型枠貸与事業:型枠レンタル及び関連サービス(工事の進捗に応じた売上計上)
- 製品販売事業:河川護岸用ブロック、土木用シート等の販売
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):1,862,254株
- 期末自己株式数:39,387株
- 期中平均株式数(四半期累計):1,823,012株
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 四半期報告書提出予定日:2024年2月14日
- 次回の決算修正・通期発表:同日別途「通期業績予想の修正」公表あり(詳細は同社プレス参照)
- 株主総会/IRイベント:–(本資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社予想との比較(第3四半期単独の会社内予想数値は未開示のため、通期予想に対する進捗率で評価)
- 売上高進捗率:4,412百万円 / 通期6,100百万円 = 約72.3%
- 営業利益進捗率:198百万円 / 通期280百万円 = 約70.8%
- 親会社株主に帰属する当期純利益進捗率:180.8百万円 / 通期250百万円 = 約72.3%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:型枠貸与事業の堅調な進捗が営業利益を押し上げたこと。投資有価証券評価益等で包括利益が拡大(その他有価証券評価差額金増加49百万円)。
- 下振れ要因:製品販売事業で災害復旧関連製品の出荷減少(河川護岸ブロック等)により売上・利益が減少。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を修正(有)と発表。第3四半期時点の進捗は約70–72%であり、通期達成は可能と見込めるが、下期の製品販売の回復やコスト動向が鍵。為替・資材・労務単価等の外部要因に注意。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 売上高(第3Q累計):4,412,945千円(前年同期比 +0.9%)
- 営業利益:198,364千円(前年同期比 +5.6%)、営業利益率 = 198,364 / 4,412,945 = 約4.5%(前年は187,820/4,375,557 ≒4.3%)
- 経常利益:261,369千円(前年同期比 +17.4%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:180,765千円(前年同期比 +27.7%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):99.16円(前年同期77.62円)
- 貸借対照表(要点)
- 総資産:6,765,957千円(前期末比 -161,315千円)
- 純資産:4,251,118千円(前期末比 +175,007千円)
- 自己資本比率:62.8%(安定水準、前期末58.8%から改善)
- 現金及び預金:2,631,159千円(前期末比 -245,046千円)
- 投資有価証券:940,697千円(前期末比 +159,813千円)
- キャッシュフロー:詳細は資料未掲載のため割愛(–)
- 進捗率分析(第3四半期時点の通期予想対比)
- 売上高進捗率:約72.3%(通常の第3四半期終了時の理想値75%に対してやや下回るが概ね順調)
- 営業利益進捗率:約70.8%
- 純利益進捗率:約72.3%
- 過去同期間との比較:前年は大幅減益(前年は販売環境悪化で営業利益大幅減)だったが、今期は回復基調
- 財務の安全性
- 自己資本比率 62.8%(安定水準)
- 流動比率(概算):流動資産4,898,093千円 / 流動負債1,931,632千円 ≒ 254%(高く流動性良好)
- 負債比率(負債合計 / 純資産):2,514,839 / 4,251,118 ≒ 59.2%(過度な負債依存ではない)
- 効率性
- 売上高営業利益率は約4.5%に改善(前年同期約4.3%)。総資産回転率等は資料不足のため算出不可(–)。
- セグメント別
- 型枠貸与事業:売上1,560,443千円(+9.8%)、セグメント利益230,560千円(+4.8%)
- 製品販売事業:売上2,852,501千円(-3.4%)、セグメント損失△32,195千円(前年とほぼ同水準の損失)
配当
- 配当実績と予想:
- 第2四半期末配当:0.00円(中間配当なし)
- 期末(予想):30.00円
- 年間配当予想:30.00円(変更なし)
- 配当利回り:–(株価データ未提供)
- 配当性向(予想ベース):配当30円 / 予想EPS137.13円 ≒ 21.9%(目安:中程度の還元)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:自社株買い等の開示なし(特記事項無し)
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- 型枠貸与事業:売上・利益とも増加。工事進捗は一部遅れあったが全体では好調。
- 製品販売事業:災害対応製品(河川護岸ブロック、土木シート等)の出荷減により売上減・営業損失継続。
- 前年同期比較:
- 型枠貸与:売上+9.8%、利益+4.8%
- 製品販売:売上-3.4%、営業損失はほぼ横ばい
- セグメント戦略:
- 公共土木施設の強靭化ニーズに対応する製品展開を継続。ただし災害復旧案件の変動で短期的な業績波動あり。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料上の中期計画の詳細は記載なし(–)
- KPI達成状況:主要KPI(売上・営業利益等)については前年大幅減からの回復基調。ただし製品販売の回復が中期目標の達成鍵。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:同業他社との相対比較データは資料未記載(–)
- 市場動向:公共投資は底堅い一方、建設資材・労務単価の上昇、地政学リスク、円安による物価上昇等で建設業界は先行き不透明。災害復旧需要の変動が業績に直結。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2024年3月期)修正有:売上6,100百万円(△2.4%)、営業利益280百万円(△19.9%)、経常利益360百万円(△12.5%)、当期純利益250百万円(△10.9%)、1株当たり当期純利益137.13円
- 次期予想:–(未記載)
- 会社予想の前提条件:詳細は別資料参照(資料内p.2に記載ありが、本資料では要約のみ)→ 前提は不明(為替や原材価格の想定は–)
- 予想の信頼性:第3四半期の進捗は約70–72%で、通期修正後予想をベースに考えると整合的。ただし製品販売の回復・コスト動向次第で変動。
- リスク要因:
- 建設資材・労務費の高騰
- 災害復旧需要の不確実性
- 円安・為替変動(海外事業の影響あり)
- 地政学的リスク(ウクライナ/中東等)
重要な注記
- 会計方針:会計方針の変更・見積り変更・修正再表示なし。ただし四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理(税金費用の実効税率見積り適用)を適用している旨の注記あり。
- その他:四半期決算短信は四半期レビューの対象外(監査未実施)。通期業績予想の修正は別途公表(同日発表のリリース参照)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9767 |
| 企業名 | 日建工学 |
| URL | http://www.nikken-kogaku.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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