2025年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想(通期)に対する修正はなし。第3四半期累計の業績は通期予想に対して概ね順調(上振れの明確な修正要因は無し)。市場予想との比較は情報無し(–)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高4,017,437千円、前年同期比+10.0%/営業利益1,162,062千円、前年同期比+13.9%)。
  • 注目すべき変化:ソリューション開発事業の売上がTHE WORLD MANAGEMENT PTE LTDの連結化により大幅増(+32.9%)、一方で健康寿命延伸事業はフランチャイズの新規出店遅延で売上が3.5%減だが、投資先行の一時コストを吸収してセグメント利益は127.4%増加。
  • 今後の見通し:通期予想(売上5,600,000千円、営業利益1,600,000千円、親会社株主帰属当期純利益1,100,000千円)は現時点で据え置き。Q3累計の進捗率(売上71.7%、営業利益72.6%、純利益72.5%)からは達成可能性が高い水準。
  • 投資家への示唆:医療・介護クラウドのストックビジネスと、買収によるソリューション拡大が成長を牽引。海外展開(シンガポール子会社)とAI搭載サービス展開が中長期の成長ドライバー。ただし買収によるのれん・投資コスト、フランチャイズ展開の遅れなど短期的な変動要因は監視が必要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社カナミックネットワーク(証券コード 3939)
    • 主要事業分野:医療・介護クラウドプラットフォーム事業(カナミッククラウド等)、健康寿命延伸事業(24時間フィットネス等)、ソリューション開発事業(Web/バックエンド導入コンサル等)
    • 代表者名:代表取締役社長 山本 拓真
    • 連絡先:取締役 管理部部長 若林 賢也(TEL 03-5798-3955)
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月5日
    • 対象会計期間:2025年9月期 第3四半期累計(2024年10月1日~2025年6月30日)
    • 決算補足資料:作成あり。決算説明会:開催なし。
  • セグメント:
    • 医療・介護クラウドプラットフォーム事業:カナミッククラウドサービス、プラットフォームサービス(広告・人材マッチング等)、その他(カスタマイズ開発等)
    • 健康寿命延伸事業:フィットネスジム運営・フランチャイズ等のリアル店舗事業
    • ソリューション開発事業:Web企画・開発、導入コンサル、保守(今回THE WORLD MANAGEMENT PTE LTDを連結)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株含む):48,132,000株
    • 期末自己株式数:674,706株
    • 期中平均株式数(四半期累計):47,457,294株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • IRイベント:決算説明会は開催なし、補足資料あり。

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想との比較:達成率は通期予想に対する累計進捗率で示す)
    • 売上高:4,017,437千円(前年同期比+10.0%)。通期予想5,600,000千円に対する進捗率 71.7%(通常より進捗が良い)
    • 営業利益:1,162,062千円(前年同期比+13.9%)。通期予想1,600,000千円に対する進捗率 72.6%(順調)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:797,266千円(前年同期比+14.0%)。通期予想1,100,000千円に対する進捗率 72.5%
  • サプライズの要因:
    • ポジティブ要因:医療・介護クラウドのストック収益の増加、ソリューション事業の連結(THE WORLD MANAGEMENTの取り込み)による売上増。
    • コスト面:プラットフォーム関連(人件費等)や買収関連費用で販売費及び一般管理費が増加したが、営業利益は増加。
  • 通期への影響:現行の通期予想は据え置き。累計進捗から達成可能性は高いと判断される(ただしフランチャイズ出店遅延や買収統合リスクは注視要)。

財務指標

  • 主要数値(第3四半期累計:千円、対前年%)
    • 売上高:4,017,437千円(+10.0% / +365,091千円)
    • 売上原価:1,434,926千円(+2.5% / +34,567千円)
    • 売上総利益:2,582,510千円(+14.7% / +330,523千円)
    • 販売費及び一般管理費:1,420,448千円(+15.3% / +188,805千円)
    • 営業利益:1,162,062千円(+13.9% / +141,717千円) 営業利益率 28.9%(1,162,062/4,017,437、良好水準)
    • 経常利益:1,162,864千円(+13.3%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:797,266千円(+14.0%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):16.80円(前年 14.74円)
    • EBITDA:約1,468,000千円(+14.4%)
  • 貸借対照表要点(千円)
    • 総資産:6,274,337千円(前期末 6,175,564千円、+98,772千円)
    • 純資産:4,345,794千円(前期末 3,834,813千円、+510,980千円)
    • 自己資本比率:69.3%(安定水準)
    • 現金及び預金:2,994,400千円(前期末 3,430,050千円、△435,650千円、投融資・返済・配当支払等による減少)
    • のれん:833,306千円(前期末 470,030千円、買収に伴い増加)
    • 有形固定資産:1,018,859千円(新規店舗等、増加)
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率 69.3%(安定水準)
    • 負債合計 1,928,542千円(前期末 2,340,750千円、△412,208千円・借入金返済等で改善)
    • 流動比率(簡易):流動資産 3,443,623 / 流動負債 1,280,168 ≒ 269%(良好)
  • 効率性:
    • 売上高営業利益率 ≒ 28.9%(高め・収益性良好)
    • 総資産回転率(簡易):売上高4,017,437 / 総資産6,274,337 ≒ 0.64回
  • セグメント別(第3四半期累計、千円・前年比)
    • 医療・介護クラウドプラットフォーム事業:売上 2,653,862(+11.0%)、セグメント利益 1,107,443(+13.9%)
    • カナミッククラウドサービス:2,231,039千円(+11.5%)
    • プラットフォームサービス:343,902千円(+9.1%)
    • 健康寿命延伸事業:売上 832,543(△3.5%)、セグメント利益 89,526(+127.4%)
    • ソリューション開発事業:売上 531,031(+32.9%)、セグメント利益 62,852(+56.3%)
  • キャッシュフロー:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成せず。現金及び預金は△435,650千円(主に買収・配当・借入返済)。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当(第2四半期末):0.00円(2025年9月期)
    • 期末配当(予想):7.50円
    • 年間配当予想:7.50円(前期合計 6.50円 → 増配見込み)
    • 直近の配当予想修正:無し
  • 配当利回り:株価情報なしのため算出不可(→ –)
  • 株主還元方針:特別配当・自社株買いの記載無し。

セグメント別情報(補足)

  • 医療・介護クラウド:ストック収益が主力で既存顧客基盤が堅調。プラットフォームや広告・人材マッチングが伸長。
  • 健康寿命延伸:直営店は利用者増、新規出店もあるが一部フランチャイズの出店遅延で売上は減。将来の拡大に向け人員増・店舗投資を実施。DX化による運営コスト削減で利益率改善。
  • ソリューション開発:THE WORLD MANAGEMENT取得によるバックエンド系サービスの組み込みで売上・利益とも増加。のれん413,456千円増加。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「カナミックビジョン2030」を掲げ、Phase4(海外展開)へ本格着手。シンガポール子会社取得はPhase4の一環。
  • KPI達成状況:ストック収益拡大、ソリューション領域拡大、AI搭載クラウド(介護AISaaS)提供開始など計画と整合。進捗は概ね良好だが、のれんや投資の回収は今後の注視点。

競合状況や市場動向

  • 業界動向:超高齢社会で介護サービス需要は拡大。介護保険制度改正で医療・介護連携やDX推進の加速が追い風。
  • 競合比較:詳細な同業他社比較データは資料に無し(→ –)。ただし高い営業利益率とストック型事業の強みで相対的に堅調と評価可能。

今後の見通し

  • 業績予想:2025年9月期通期予想は修正無し(売上5,600,000千円、営業利益1,600,000千円、親会社株主帰属当期純利益1,100,000千円、EPS 23.18円)。
  • 会社予想の前提:為替や原材料等の前提は添付資料参照(本短信では詳細記載箇所を案内)。大きな前提変更は現時点で無し。
  • 予想の信頼性:第3四半期累計の進捗は72%前後で通期達成に近い。過去の予想達成傾向は資料記載無し(→ –)。
  • リスク要因:
    • M&A・子会社統合に伴うのれんリスクや業績の変動
    • フランチャイズ新規出店遅延や人員投資の採算
    • 介護政策・制度変更、労働人口の制約
    • 技術(AI)導入の受容性・開発コスト
    • 為替リスク(海外展開を強める場合)

重要な注記

  • 会計・注記:
    • 連結の範囲の重要な変更あり:THE WORLD MANAGEMENT PTE LTDを取得し連結化(取得日 2024年11月29日)。のれん増加あり(当該期のれん833,306千円、増加分約413,456千円)。
    • 暫定的会計処理は当第3四半期に確定、変動なし。
    • 四半期連結財務諸表に対する公認会計士等のレビューは無し。
  • その他重要事項:添付資料P.4等に業績予想の前提条件・利用上の注意あり。

(注)本まとめは開示資料に基づく事実整理であり、投資助言・推奨は行いません。不明項目は“–”で表記しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3939
企業名 カナミックネットワーク
URL http://www.kanamic.net/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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