2025年12月期 第3四半期決算説明会資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 第3四半期累計で過去最高の営業利益を達成し、受注高・受注残高が大幅増加。通期予想は据え置き(2025/7/30発表予想)。
  • 業績ハイライト: 売上高121,151百万円(前年同期比+7.9%・良い)、営業利益16,277百万円(同+12.5%・良い)、親会社株主に帰属する四半期純利益11,716百万円(同+16.3%・良い)。第3四半期(7-9月)単独でも売上高40,912百万円(+7.7%・良い)、営業利益5,615百万円(+36.9%・良い)。
  • 戦略の方向性: ソフトウェア製品・受託開発を軸にビジネスソリューションとコミュニケーションITを伸長。R&D投資・M&Aは継続しつつ、前期不採算案件の収束で収益性改善を図る。生成AI活用や外部パートナーシップ(ServiceNow等)での開発効率向上・新サービス展開を進める。
  • 注目材料: 受注高(7-9月)+36.1%(良い)・受注残高(第3四半期末)+19.9%(良い)と旺盛な受注。生成AIによる上流工程半自動化AIエージェントの開発・本格運用開始、ミツエーリンクスの連結寄与(コミュニケーションIT増収材料)。通期予想の変更はなし。
  • 一言評価: 受注・収益性ともに改善し利益成長が顕著。売上進捗はやや遅れ気味だが、利益面・受注基盤の強化が目立つ。

基本情報

  • 説明者: 発表者(役職): –、発言概要: 第3四半期累計の業績好転(増収増益、過去最高営業利益)、受注・受注残高の増加、通期予想は据え置き、R&D・M&A継続、生成AI等の新技術導入。
  • セグメント: 報告セグメントは4区分(金融ソリューション、ビジネスソリューション、製造ソリューション、コミュニケーションIT)。(注)2025年12月期よりセグメント配下の事業区分を変更、前年実績は組替済。

業績サマリー

  • 主要指標(第3四半期累計:単位 百万円、前年同期比)
    • 売上高: 121,151(+8,920、+7.9%・良い)
    • 売上総利益: 43,801(+3,377、+8.4%・良い)
    • 売上総利益率: 36.2%(+0.2p・良い)
    • 販売費及び一般管理費: 27,524(+1,563、+6.0%)
    • 営業利益: 16,277(+1,814、+12.5%・良い)
    • 営業利益率: 13.4%(+0.5p・良い)
    • 経常利益: 16,892(+2,479、+17.2%・良い)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 11,716(+1,642、+16.3%・良い)
  • 予想との比較:
    • 会社予想に対する達成率(通期計画に対する第3四半期累計進捗): 売上高72.1%(▲1.4p vs 前年同時期)、営業利益70.8%(+2.1p)、純利益72.1%(+5.7p)。売上はやや進捗遅れだが利益は前年より改善。(評価: 売上進捗やや弱い/利益進捗良い)
    • 予想修正: 2025/7/30発表の通期予想から変更なし。サプライズは特になし(予想据え置きを維持)。
  • 進捗状況:
    • 通期予想に対する進捗率(第3四半期累計): 売上72.1%、営業利益70.8%、純利益72.1%(いずれも目安:売上はやや遅れ、利益は概ね計画どおり/良)。
    • 中期経営計画や年度目標に対する達成率: –(明示なし)
    • 過去同時期との進捗率比較: 前年同期と比べ利益進捗改善(営業利益進捗率は前年より上昇)。
  • セグメント別状況(第3四半期累計:単位 百万円、前年同期比)
    • 金融ソリューション: 売上高25,240(▲352、▲1.4%・悪い)、営業利益3,068(▲175、▲5.4%・悪い)、営業利益率12.2%(▲0.5p)
    • ビジネスソリューション: 売上高20,317(+2,947、+17.0%・良い)、営業利益4,871(+1,200、+32.7%・良い)、営業利益率24.0%(+2.9p)
    • 製造ソリューション: 売上高45,644(+1,066、+2.4%・良い)、営業利益5,771(▲167、▲2.8%・悪い)、営業利益率12.6%(▲0.7p)
    • コミュニケーションIT: 売上高29,949(+5,259、+21.3%・良い)、営業利益2,565(+956、+59.4%・良い)、営業利益率8.6%(+2.1p)
    • 備考: コミュニケーションITはミツエーリンクスの連結寄与などで増収増益。金融は一部ソフトウェア商品アドオン開発の減少で減収。

業績の背景分析

  • 業績概要: 全社で増収増益。増収効果に加え、前期の不採算案件収束やソフトウェア製品・受託開発の収益性向上で売上総利益率が改善。研究開発費・M&A関連ののれん償却等費用増はあるが吸収。受注はQ3で大幅増(特に金融・製造領域)。
  • 増減要因:
    • 増収要因: ビジネスソリューションとコミュニケーションITの拡大、受託開発・ソフトウェア製品の拡大、ミツエーリンクスの連結効果(良い)。受注増(Q3受注高 +36.1%)も追い風。
    • 減収要因: 金融セグメントの一部ソフトウェア商品アドオン開発減少(悪い)。
    • 増益要因: 前期不採算案件の収束(約5億円改善と記載)、受託開発・製品の収益性向上。
    • 減益要因: のれん償却等(M&A関連:約4.8億円増)、研究開発費の増加(約4.1億円)、販売促進費・人件費増(販管費増約15.6億円の内訳に寄与)。
  • 競争環境: 各業界向けに専門ソリューション(銀行向け決済・融資、製造向けCAE/PLM)を展開し、受注増加。競合比較の詳細は資料に記載なし(–)。
  • リスク要因: R&D・M&A投資に伴う費用増、受注の集中リスク、ソフトウェア開発における人的リソース需給、為替や金利変動(参考:金利上昇は受取利息増で営業外収益にプラス)。特記事項としてセグメント区分変更に伴う比較数字の組替あり。

戦略と施策

  • 現在の戦略: ソフトウェア製品・受託開発を成長軸に、AI(生成AI)等先端技術で上流工程の効率化、電通グループとの連携強化、M&Aによるソリューション強化。R&D投資は継続。
  • 進行中の施策: 次世代ソフトウェア投入(POSITIVEの次世代版、現行改良版モジュール除却による一時的原価増有り)、生成AIエージェントの運用開始、ServiceNow等とのパートナー契約、電通グループ内共同サービスの展開。
  • セグメント別施策:
    • 金融: 日銀決済管理システム等の導入拡大、銀行向け受託開発強化。
    • ビジネスソリューション: STRAVISやPOSITIVEの導入拡大で商社・サービス業へ展開。
    • 製造: CAE/PLMソリューションを輸送機器業向けに拡大。
    • コミュニケーションIT: 公共・電通グループ向けビジネス拡大、M&Aで事業拡大。
  • 新たな取り組み: 生成AIを活用した開発プロセス自動化、学術連携・共創研究所の設置、AI関連マーケティングエージェントの共同提供など。

将来予測と見通し

  • 業績予想(通期:2025/7/30発表、単位 百万円)
    • 売上高: 168,000(前期比+10.1%・良い)
    • 売上総利益: 61,200(+9.0%・良い) 売上総利益率36.4%(▲0.4p)
    • 営業利益: 23,000(+9.3%・良い) 営業利益率13.7%(▲0.1p)
    • 経常利益: 23,500(+11.4%・良い)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 16,200(+7.2%・良い)
    • 予想の前提条件: 為替・金利等の明示的前提は資料に記載なし(–)。
    • 経営陣の自信度: 通期見通しは2025/7/30発表予想を据え置き。進捗率(売上72.1%等)から通期達成を見込む姿勢。
  • 予想修正: なし(2025/7/30発表予想から変更なし)。修正がない理由は明示的記載なし(受注・利益の伸長を踏まえ据え置き)。
  • 中長期計画: 中期経営計画の進捗や数値目標の詳細は資料に記載なし(–)。R&D投資・M&A継続で成長基盤構築を継続。
  • 予想の信頼性: 過去の予想達成傾向に関する記載なし(–)。ただし第3四半期までで営業利益進捗は計画に沿っている。
  • マクロ経済の影響: 金利上昇は受取利息増で営業外収益にプラス。為替等の影響は明記なし(–)。

配当と株主還元

  • 配当方針: 資料中に明記なし(–)。
  • 配当実績: 中間配当・期末配当・年間配当の金額は資料に記載なし(–)。配当性向等も記載なし(–)。
  • 特別配当: なしの旨明記なし(–)。
  • その他株主還元: 自社株買い・株式分割の記載なし(–)。

製品やサービス

  • 主要製品/新製品: ソフトウェア製品「POSITIVE」(次世代版投入予定)、受託システム(Stream-R、BANK-R、STRAVIS 等)、ALM領域向けソフトウェア商品。生成AIエージェント(システム開発の上流工程半自動化)運用開始。
  • サービス: コンサルティング、受託システム開発、アウトソーシング/運用保守、情報機器販売。提供エリア・顧客層: 銀行・その他金融、輸送機器、電気・精密機器、製造、サービス・公共、流通等。
  • 協業・提携: ServiceNow Japanとパートナーシップ、電通グループ三社との共同サービス、大学・研究機関との産学連携(東北大学、京都大学等)。
  • 成長ドライバー: ソフトウェア製品の販売拡大、受託システム開発受注増、コミュニケーションIT分野拡大、生成AIによる生産性向上。

Q&Aハイライト

  • Q&Aセッションの記載: 資料にQ&Aは含まれていないため記載なし(–)。
  • 経営陣の姿勢: 公表資料からは成長投資(R&D・M&A)を継続しつつ収益性改善に注力する姿勢が読み取れる。
  • 未回答事項: EPS/配当に関する具体数値、発表会形式・個別質疑の回答内容等は資料に記載なし(–)。
  • ポジティブ要因:
    • 第3四半期累計で増収増益(営業利益+12.5%)かつ過去最高の営業利益達成(良い)。
    • 受注高・受注残の大幅増(Q3受注高+36.1%、受注残+19.9%)で下期の売上基盤が強化(良い)。
    • コミュニケーションIT/ビジネスソリューションが高成長(良い)。
  • ネガティブ要因:
    • 金融セグメントは減収減益(悪い)。
    • のれん償却・R&D投資・人件費等で販管費増加(短期的コスト要因)。
    • 売上の通期進捗はやや遅れ(売上進捗72.1%で一部サービスの進捗遅れを示唆)。
  • 不確実性:
    • 大型受注の履行リスク、開発プロジェクトの採算性、M&A効果の統合リスク。
    • マクロ要因(為替・金利・景況感)の変動。
  • 注目すべきカタリスト:
    • 第4四半期の受注実績と履行状況、通期予想の達成状況、生成AI関連の商用化進捗、次世代ソフトウェア(POSITIVE)投入の効果、ミツエーリンクス等M&Aの統合効率。

重要な注記

  • 会計方針: 2025年12月期より報告セグメント配下の事業区分を変更。2024年実績は変更後区分へ組替済。
  • リスク要因: 資料中では受託案件の採算性、開発中モジュール除却による一時的原価増等が記載(POSITIVEの現行改良版一部モジュール除却による原価増)。
  • その他: 通期予想は2025/7/30発表予想を維持。主要プレスリリース(2025年8-10月)で生成AI実装、大学連携、パートナー契約等の新施策を公表。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4812
企業名 電通総研
URL https://www.dentsusoken.com/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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