2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想について通期予想の修正は無し。市場コンセンサスは提示なしのため「ほぼ予想通り」(会社予想との乖離はなし)。
- 業績の方向性:売上高は前年同期比で減収(△3.2%)、営業利益は減益(△30.7%)。経常利益・当期純利益も減少。
- 注目すべき変化:都市ガス販売量の減少(合計102百万m3、前年同期比△5.5%)がガス事業売上減少(△5.6%)と営業利益大幅減(ガス事業営業利益△38.5%)を牽引。
- 今後の見通し:通期予想は未修正。第1四半期の進捗は売上高進捗率約24.1%、営業利益進捗率約70.0%、当期純利益進捗率約42.4%で、会社は通期計画を維持。
- 投資家への示唆:暖期の需要低下と大口・卸の販売減が短期業績に影響。通期予想を据え置いた点から会社は年間需給・価格見通しに大きな変更を見込んでいないが、LNG調達や気候要因が今後の業績変動要因となる。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:広島ガス株式会社
- 主要事業分野:都市ガスの供給・販売、LPG事業、建設・高齢者サービス等のその他事業
- 代表者名:代表取締役社長 中川 智彦
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、連結)
- セグメント:
- ガス事業:都市ガス販売(大口・家庭用等)
- LPG事業:LPG販売
- その他:建設事業、高齢者サービス事業等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:68,603,372株(普通株式、自己株式含む)
- 期中平均株式数(第1四半期累計):68,601,516株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料(第1四半期)発表済み(2025/08/07)
- 株主総会 / IRイベント:–(本資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(第1四半期業績と通期会社予想の進捗・比較)
- 売上高:21,473百万円(前年同期比△3.2%)。通期予想89,200百万円に対する進捗率24.1%(21,473/89,200)。会社予想に変更なし。
- 営業利益:909百万円(前年同期比△30.7%)。通期予想1,300百万円に対する進捗率69.9%(909/1,300)。会社予想に変更なし。
- 親会社株主に帰属する当期純利益:572百万円(前年同期比△15.6%)。通期予想1,350百万円に対する進捗率42.4%(572/1,350)。会社予想に変更なし。
- サプライズの要因:上振れ/下振れは特段公表されておらず、主因はガス販売量の減少と販売単価の低下(ガス事業)による売上・営業利益の下押し。LPG事業は売上増だが売上原価増で利益減。
- 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。第1四半期は季節性(冬期に売上集中)を踏まえたうえで通期見通しに変更はないと判断している。
財務指標
- 財務諸表(要点):
- 総資産:123,344百万円(前連結期末129,593百万円、△6,249百万円)
- 純資産:71,734百万円(前連結期末71,592百万円、+141百万円)
- 自己資本比率:55.4%(前連結期末52.7%)
- 流動資産:34,607百万円、現金及び預金:18,160百万円(前期20,615百万円)
- 有利子負債(参考):長期借入金が減少(22,073→17,873百万円)、負債合計:51,609百万円(前期58,000百万円、△6,391百万円)
- 収益性(第1四半期、金額は百万円)
- 売上高:21,473(前年同期22,177、△3.2%、△704百万円)
- 営業利益:909(前年同期1,312、△30.7%、△403百万円)
- 営業利益率:909/21,473 = 4.24%(前年同期 1,312/22,177 = 5.92%)→ 利益率低下
- 経常利益:989(前年同期1,241、△20.3%、△252百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:572(前年同期678、△15.6%、△106百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):8.34円(前年同期9.90円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗率:約24.1%(通常の均等分配では25%だが、同社は冬季偏重のため季節性を考慮)
- 営業利益進捗率:約69.9%(通年利益見通しが小さく見えるため相対的に高い進捗)
- 純利益進捗率:約42.4%
- 過去同期間との比較:前年第1四半期は売上22,177、営業利益1,312であり、今回の進捗は売上でやや低調、営業利益は通期見込みに対して高めの進捗となっている。季節性・価格要因で年度進捗の解釈に注意が必要。
- 財務安全性:
- 自己資本比率:55.4%(目安:40%以上で安定 → 安定水準)
- 負債合計:51,609百万円(前期58,000百万円、減少)
- 流動比率:流動資産34,607 / 流動負債14,691 ≒ 235.6%(流動性は高い)
- 効率性:
- 売上高営業利益率が前年同期比で低下(5.92%→4.24%)、収益性悪化を示唆
- セグメント別(第1四半期)
- ガス事業:売上高16,126百万円(△5.6%)、セグメント利益487百万円(△38.5%)。
- LPG事業:売上高5,124百万円(+4.7%)、セグメント利益441百万円(△10.7%)。
- その他:売上高689百万円(+13.1%)、セグメント損失74百万円。
- 財務の解説:
- ガス事業の販売量減少(特に業務用・工業用)と販売単価低下が収益悪化の主因。LPGは売上増も原価上昇で利益は減少。総資産減は流動資産(現金・受取債権・在庫)の減少が主因。負債減により自己資本比率は改善。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:年間配当 合計12.00円(中間6.00円、期末6.00円)
- 2026年3月期(予想):年間配当 合計12.00円(中間6.00円、期末6.00円) — 変更なし
- 配当利回り:株価情報が資料に無いため算出不可(→ –)
- 配当性向(会社予想ベース):通期EPS 19.68円、年間配当12.00円 → 配当性向 ≒ 61.0%(12 / 19.68)(高めの配当性向)
- 特別配当の有無:なし
- 株主還元方針:自社株買い等の記載なし(–)
セグメント別情報
- セグメント別状況(第1四半期)
- ガス事業:売上16,126百万円(△5.6%)、営業利益487百万円(△38.5%)。都市ガス販売量102百万m3(△5.5%)が利益減の主因。家庭用は微増(+1.6%)だが工業用が大幅減(△9.5%)。
- LPG事業:売上5,124百万円(+4.7%)、営業利益441百万円(△10.7%)。販売量増だが売上原価増で利益減。
- その他:売上689百万円(+13.1%)、営業損失74百万円(建設工事増だが原価増で損失)。
- 前年同期比較:ガス事業の利益落ち込みが最も大きいことが特徴。
- セグメント戦略:資料内では個別の中期戦略は詳細記載なし(–)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内該当記載なし(–)。通期見通しは据え置きで、中期計画の進捗やKPIに関する記載も本資料には記載なし(–)。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:本資料に同業比較はなし(–)。
- 市場動向:LNGや原料調達の国際情勢リスクに言及。ロシアからのLNG輸入は現状滞りなく実施しているが、将来の影響は不確実と注記。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)会社予想(連結):売上高89,200百万円(+2.6%)、営業利益1,300百万円(+3.8%)、経常利益1,950百万円(+2.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,350百万円(+20.0%)、EPS19.68円。通期予想に変更なし。
- 会社が前提とする主要条件や敏感項目は添付資料P.2参照(為替や原料価格等の前提は明示)。
- 予想の信頼性:会社は現時点で通期見通しを維持。過去の達成傾向について本資料での言及はなし(–)。
- リスク要因:LNG調達(国際情勢)、ガス販売量の季節変動、原料価格の変動、需要動向(工業用・大口需要の変化)等。
重要な注記
- 会計方針:当期における連結範囲の変更なし。四半期財務諸表の作成に特有の会計処理として一部子会社で実効税率に基づく税効果会計の見積り適用あり。会計方針変更・修正再表示はなし。
- その他:第1四半期のキャッシュ・フロー計算書は作成していない。減価償却費は1,803百万円(第1四半期)。ロシア・ウクライナ情勢を受けた見積りについて注記あり(現状は調達継続を前提)。
(注記)
- 不明・未記載の項目は「–」としました。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9535 |
| 企業名 | 広島ガス |
| URL | http://www.hiroshima-gas.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電力・ガス – 電気・ガス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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