2026年1月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(前回発表)からの修正は「上方修正」。通期営業利益予想を1,730百万円→2,200百万円に引上げ(+27.2%)。中間決算は会社予想を上回る着地。
- 業績の方向性:増収増益(売上高 10,833百万円:前年同期比+88.4%、営業利益 1,098百万円:前年同期比+355.8%)。
- 注目すべき変化:新設子会社(株式会社CXJ)合算による仮想デスクトップ売上の大幅増、及び自社製品「リモートPCアレイ」の地方自治体導入進展が主因。売上・利益とも大幅拡大。
- 今後の見通し:下期も仮想デスクトップで利益上振れ見込み、通期予想(修正後)達成可能性は高いと会社は説明。通期進捗は売上63.7%、営業利益49.9%で、おおむね順調。
- 投資家への示唆:成長トリガーはM&Aによる事業拡大と自社製品の自治体導入。短期的にはキャッシュは厚く業績好調だが、負債(長期未払金等)の急増で自己資本比率が低下しており(16.4%)、バランスシートの変化を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:アセンテック株式会社
- 主要事業分野:ITインフラ事業(仮想デスクトップ、クラウドインフラ、クラウドサービス、ゼロトラストセキュリティ等)
- 代表者名:代表取締役社長 松浦 崇
- 事業上の主要トピック:米CSG社との資本業務提携により株式会社CXJを設立。Forcepoint社の国内総代理店契約開始。自社製品「リモートPCアレイ」新モデル発表。
- 報告概要:
- 提出日:2025年9月16日
- 対象会計期間:2026年1月期 第2四半期(中間)連結(2025年2月1日〜2025年7月31日)
- 決算説明資料・説明会:有(機関投資家・アナリスト・個人向け)
- セグメント:
- 単一セグメント:ITインフラ事業(表示は単一のためセグメント明細は省略)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):14,580,000株(2026年1月期中間期)
- 期中平均株式数(中間期):14,263,965株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年9月16日
- 配当支払開始予定日:-
- その他IRイベント:決算説明会(開催済/実施有)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(通期修正後の比較は下記)
- 売上高(中間実績):10,833百万円。通期修正予想17,000百万円に対する進捗率63.7%(好調、通期の上振れ余地あり)。
- 営業利益(中間実績):1,098百万円。通期修正予想2,200百万円に対する進捗率49.9%(概ね均等配分に近い)。
- 親会社株主に帰属する中間純利益(中間実績):773百万円。通期修正予想1,630百万円に対する進捗率47.4%。
- サプライズの要因:
- 新設子会社CXJの事業開始で仮想デスクトップの売上がグループに加わったこと。
- 自社製品「リモートPCアレイ」の地方自治体での採用が拡大したこと。
- これらにより売上総利益および営業利益が大幅に改善。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想(営業利益等)を上方修正しており、下期も利益拡大見込みと説明。現時点では修正後予想の達成可能性は高いと判断されるが、受注から収益化までのタイミング等で変動する可能性あり。
財務指標(要点)
- 要旨(中間・連結)
- 売上高:10,833百万円(前年同期間 5,750百万円、+88.4%)
- 売上総利益:1,679百万円(前年 636百万円、+164.0%)→ 売上総利益率 15.5%(前年 11.1%)
- 営業利益:1,099百万円(前年 241百万円、+355.8%)→ 営業利益率 10.1%(前年 4.2%)
- 経常利益:1,117百万円(前年 474百万円、+135.6%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:773百万円(前年 326百万円、+137.5%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):54.22円(前年 24.53円)
- 貸借対照表(主要項目、当中間期末)
- 総資産:30,687百万円(前期末 9,309百万円、増加 +21,377百万円)
- 負債合計:25,665百万円(前期末 5,107百万円、増加 +20,558百万円)
- 純資産合計:5,022百万円(前期末 4,203百万円、増加 +819百万円)
- 自己資本比率:16.4%(前期 45.1%)→ 低下(目安:40%以上が安定。16.4%は低水準)
- 負債/純資産(負債対比):25,665 / 5,022 ≒ 5.11倍(高い)
- 現金及び現金同等物:9,223百万円(前期末 6,008百万円、増加 +3,215百万円)→ 流動性は良好
- キャッシュフロー(中間累計)
- 営業CF:+3,388百万円(前中間 143百万円)→ 売上債権・前払費用の増加があるものの、税引前利益等で大幅改善
- 投資CF:△204百万円(主に投資有価証券取得149,927千円、有形固定資産取得49,121千円)
- 財務CF:+23.7百万円(配当支払209,713千円、ストックオプション行使による収入233,504千円)
- 効率性
- 売上高営業利益率:10.1%(前年同期間 4.2%)→ 大幅改善
- 総資産回転率(簡易)=売上高 / 総資産 ≒ 10,833 / 30,687 = 0.35回(前年同期間 5,750 / 9,310 = 0.62回)→ 総資産増で低下(資産効率は低下)
- セグメント別:単一セグメント(ITインフラ)ため、詳細は省略
配当
- 中間配当(実績):0.00円
- 期末配当(予想):23.00円(通期合計 23.00円/株に修正)
- 配当性向(目安・概算):通期予想利益1,630百万円に対して総配当概算額(23円×発行済14,580千株=約335百万円)→ 配当性向 ≒ 335 / 1,630 ≒ 20.6%(概算、適度な還元水準)
- 特別配当:無し
- 自社株買い:無し(当中間期は自己株式取得101千円のごく小額)
セグメント別情報
- 事業は単一セグメント(ITインフラ)。
- 増収要因の内部内訳(会社説明からの要旨):
- 仮想デスクトップ:CXJ合算による売上増
- クラウドインフラ:自社製品「リモートPCアレイ」の自治体採用拡大
- 新規(ゼロトラスト)事業領域の立上げ・Forcepoint代理店権取得により今後の拡大期待
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:文中で「ストックビジネス拡大」やM&Aによる事業拡大を掲げており、今回のCXJ設立・製品導入は方針に沿った進捗。
- KPI達成状況:受注ベースで中間期新規受注1,229,022千円、売上ベース971,790千円(注:会社本文の千円表記)、将来売上への貯金は作れていると説明。
競合状況や市場動向
- 市場動向:ハイブリッドワーク定着とサイバーセキュリティ需要の高まりが追い風。ゼロトラストや仮想デスクトップ需要は継続的に拡大見込み。
- 競合比較:同業他社との相対ポジションは資料に明示なし。短期的には製品の業界横展開や代理店契約が競争優位性獲得に寄与。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(修正後)予想:売上高17,000百万円(+16.5% vs 前期)、営業利益2,200百万円(+153.5% vs 前期)、経常利益2,250百万円(+84.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,630百万円(+89.6%)
- 前回からの修正理由:中間実績の上振れと下期のリモートPCアレイ採用進捗を踏まえた上方修正(営業利益等を引上げ)
- 会社予想の前提条件:詳細は添付資料(為替等の前提は記載箇所あり)→ 本短信P.3参照
- 予想の信頼性:中間の実績と受注動向はポジティブ。ただし、会計上の売上計上時期や大口顧客の納入タイミング、長期未払金等の処理影響によりブレる可能性あり。
- リスク要因:
- 大幅に増加した長期未払金・買掛金等(負債増)による資本比率低下(自己資本比率16.4%)とそれに伴う信用面・資金調達面のリスク
- 受注〜売上計上のタイミング、製品導入の進捗遅延、サイバーセキュリティ市場の競争激化
- M&Aや提携の統合リスク
重要な注記
- 会計方針の変更:法人税等に関する会計基準の適用(期首から適用)あり。財務諸表への影響は「無し」と開示。
- 監査状況:本第2四半期(中間期)決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外。
- その他:当中間期における新株予約権の行使等により資本金・資本剰余金が増加(資本金554,629千円等)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3565 |
| 企業名 | アセンテック |
| URL | https://www.ascentech.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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