2025年9月期4Q_決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 上場来で「最高売上高・最高利益」を更新し、AI(介護AISaaS)投入とM&A(TWM完全子会社化)を成長とグローバル展開の柱とする「Kanamic Vision 2035」を提示。株主還元と成長投資のバランス重視を強調。
- 業績ハイライト: 2025年9月期は連結売上高55.00億円(前年同期比109.9%)、営業利益16.06億円(同111.6%)、当期純利益11.11億円(同120.8%)。EBITDAは20.24億円(同112.8%)。(良い: 増収増益・最高益更新)
- 戦略の方向性: ①介護クラウドのAISaaS化によるARPU向上、②健康寿命延伸(フィットネス等)の店舗展開加速、③受託/ソリューション部門のAI活用・ASEAN展開、④M&Aによる事業領域拡大(資本配分は株主還元30%以上、成長投資約70%目安)。
- 注目材料: ・介護AISaaS(AI100‑Vision)の本格展開、訪問看護関連のAI自動作成機能リリース、・総務省のシンガポール実証事業採択(海外展開)、・TWMの完全子会社化とSAPパートナー認定、・厚労省関連で民間唯一の「居宅介護支援費Ⅱ」算定要件対応システム採択。
- 一言評価: 事業・KPIともに拡大フェーズで中長期(2035年)目標を明示、AI・海外・M&Aによるスケールアップを志向している決算説明。
基本情報
- 企業概要: 株式会社カナミックネットワーク(証券コード:3939)、主要事業は医療・介護・子育て分野のクラウドサービス提供及びプラットフォームサービス、代表者:代表取締役社長 山本 拓真。
- 説明会情報: 開催日 2025年11月13日(資料日付)。説明会形式:資料(プレゼン資料)に基づく説明(オンライン/オフラインの別は資料内明記なし)/参加対象:投資家・メディア等(詳細は–)。
- 説明者: 発表資料の主導は代表取締役社長(山本氏)ほか経営陣(詳細な役職別発言履歴は資料に限定記載なし)。
- セグメント:
- 医療・介護クラウドプラットフォーム:介護業務システム/情報共有システム等(法人・自治体向け)。
- 健康寿命延伸:24時間フィットネス(URBAN FIT24)、健活アプリ等(BtoC中心)。
- ソリューション開発:受託Web/組込み開発、ERP導入コンサル等(Ruby開発、TWM等)。
業績サマリー
- 主要指標(連結/単位:百万円・円)
- 売上高:5,500 百万円(55.00億円)、前年同期比 +9.9%(良い: 増収、最高売上高更新)
- 営業利益:1,606 百万円(16.06億円)、前年同期比 +11.6%、営業利益率 29.2%(良い: 増益・高水準)
- 経常利益:1,612 百万円(16.12億円)、前年同期比 +11.4%(良い)
- 当期純利益:1,111 百万円(11.11億円)、前年同期比 +20.8%(良い:増益が大きい)
- EBITDA:2,024 百万円(20.24億円)、前年同期比 +12.8%(良い)
- 1株当たり当期純利益(EPS):23.42 円、前年 19.38 円、増加率 約+20.9%(良い)
- 予想との比較:
- 会社予想に対する達成率:資料上に当期始め予想(2025期予想)との比較数値は明示されていないため算出不可(→ –)。
- サプライズの有無:特段「予想超過」等注記はなし。決算数値は最高益更新でポジティブ実績。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗率(売上・営業利益・純利益):–(四半期進捗や期初予想との対比データなし)。
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率:2025年はKanamic Vision 2035の初期実績年に該当。2035目標に対する進捗は初期段階(売上55億に対し2035目標200~300億)。達成率(2035目標比)は低め(計画途上)。
- 過去同時期との進捗率比較:前年(2024年9月期)比で増収増益(売上 +9.9%、営業利益 +11.6%、純利益 +20.8%)。
- セグメント別状況(2025年9月期 実績、単位:百万円)
- 医療・介護クラウドプラットフォーム:売上 3,582(構成比 約65.1%)、セグメント利益 1,499(利益率 約41.8%)、前年比:売上 +6.5%、利益 +9.5%(良い:高収益)
- 健康寿命延伸(URBAN FIT24 等):売上 1,187(構成比 約21.6%)、セグメント利益 156(利益率 約13.2%)、前年比:売上 +5.0%、利益 +237.4%(良い:大幅な利益改善)
- ソリューション開発:売上 730(構成比 約13.3%)、セグメント利益 77(利益率 約10.5%)、前年比:売上 +42.6%、利益 +165.4%(良い:高成長)
業績の背景分析
- 業績概要: 全セグメントで増収増益を達成。M&A(TWM等)後のPMIが順調であり、健康寿命延伸・ソリューション開発が特に高成長。AISaaS化によるARPU向上施策を進行中。
- 増減要因:
- 増収の主因:AISaaS化によるARPU向上や既存サービスのアップセル、介護ソフト撤退企業からのリプレイス需要、大口受注予定、総務省等の受託案件、アーバンフィットの店舗増。
- 増益の主因:営業効率改善(セグメントごとの利益率向上)、アーバンフィットの利益率改善、ソリューション部門の付加価値化(AI活用)、M&Aシナジー。
- 一時的要因:特段の巨額一時損益は記載なし。次期(2026/9期)1Qに販促費等の費用増を予定(イベント出展等)。
- 競争環境: 医療・介護クラウド市場は成長領域で競合多数。カナミックは導入実績、行政・医療機関向けの機能群、居宅介護支援費Ⅱの対応などによる差別化を主張。海外(ASEAN)ではTWMを軸にプレゼンス拡大を図る。
- リスク要因: 為替・金利等マクロ要因、規制(医療・介護報酬改定)変化、AI導入の実務適合性と信頼性、海外展開の実行リスク、競争激化、サプライチェーンや人材確保の課題。
戦略と施策
- 現在の戦略(Kanamic Vision 2035):
- 2035年目標:売上200~300億円、営業利益80~120億円、営業利益率目標40%。
- キャピタルアロケーション:純利益の30%以上を株主還元、約70%を成長投資・M&Aに配分。10年間の成長投資目標 265~420億円、10年累計株主還元目標 115~180億円。
- 進行中の施策:
- 介護AISaaS(AI100‑Vision)投入でAI機能群を順次リリース(訪問看護計画書や報告書等の自動作成機能)。
- 行政案件受託(東京都ACPポータル)、総務省シンガポール実証採択。
- TWM完全子会社化によるASEAN展開とERP(GROW with SAP)認定取得。
- アーバンフィットのFC中心店舗展開とメディカルフィットネスによる付加価値向上。
- IoT連携(ケアデータコネクト等)で現場のDX推進。
- セグメント別施策:
- クラウドサービス:AISaaSでARPU向上、介護ソフト撤退企業のリプレイス獲得。
- 健康寿命延伸:FC拡大、1店舗当たり会員数増・客単価UP、医療連携(メディカルフィットネス)。
- ソリューション開発:AI活用でエンジニア単価向上、SAP/Sage等の拡販、ASEANでの受注拡大(TWM経由)。
- 新たな取り組み: 株主向け優待の拡充(アーバンフィット体験券)、居宅介護支援費Ⅱの算定要件対応で顧客収益性向上、AIによる書類自動化の機能拡充。
将来予測と見通し
- 次期業績予想(2026年9月期、資料記載)
- 売上高:6,350 百万円(63.5億円)
- EBITDA:2,500 百万円(25.0億円)
- 営業利益:2,050 百万円(20.5億円)
- (前提等)成長要因としてAISaaS化によるARPU向上、リプレイス需要、大口受注、総務省案件寄与、アーバンフィット店舗増等を列挙。1Qは販促費増加で費用増を見込む注記あり。
- 経営陣の自信度:中長期ビジョン(2035)を掲げ具体的数値目標を提示。短期は販促等で変動要素を開示している(但し「見通し情報」の注意記載あり)。
- 予想修正: 今回資料での期中の通期修正に関する記載なし(修正の有無:–)。
- 中長期計画:
- 2035年目標:売上200~300億、営業利益80~120億、営業利益率40%目標。現状(55億)からの成長は大きく、M&A・海外展開・AI浸透が鍵。
- 進捗状況:2025年実績は2035目標に向けた初期フェーズ。事業拡大のための投資・M&Aが計画されている。
- 予想の信頼性: 資料に「見通し情報(forward‑looking)」の注意あり。過去の予想達成性に関する定量的記載はなし(→信頼性評価は投資家判断)。
- マクロ経済の影響: 為替、金利、国内の医療介護政策(報酬改定等)が業績に影響。
配当と株主還元
- 配当方針: 配当性向基準30%以上を維持。継続的な増配を目標に設定。
- 配当実績:
- 2025年9月期(実績)年間配当:7.50 円(配当性向 約32.0%)(良い: 増配傾向)
- 2026年9月期(予想)年間配当:9.00 円(配当性向 約31.2%)
- 過去推移(抜粋):2021 2.50 → 2022 3.00 → 2023 5.50 → 2024 6.50 → 2025 7.50(良い: 一貫した増配)
- 特別配当: なし(資料記載なし)。
- その他株主還元: 抽選式のJCBギフトカード贈呈(条件あり)、全株主向けにアーバンフィット24の優待券(100株以上)を贈呈。自社株買いの記載なし。
製品やサービス
- 主要製品/サービス:
- カナミッククラウドサービス(介護業務システム、情報共有システム、ケアプラン連携対応)— 居宅介護支援費Ⅱ算定要件対応で民間唯一採択。
- 介護AISaaS(AI100‑Vision):訪問看護計画書自動作成、報告書・サマリ等のAI自動作成機能群。
- URBAN FIT24(フィットネス店舗)と健活アプリ。
- 受託開発、ERP導入(TWM/GROW with SAP認定)、Ruby開発。
- 協業・提携:
- トライト(TRYT)/bright vieとのIoT連携(ケアデータコネクト)開始。
- 総務省・東京都等公的案件の受託。
- TWMを通じたSAP連携・ASEAN展開。
- 成長ドライバー: AISaaSでのARPU向上、介護ソフト撤退によるリプレイス、行政・大口受注、アーバンフィットFC拡大、IoT連携による現場価値向上。
Q&Aハイライト
- 説明資料にQ&A全文は掲載されていないため、重要質問と回答の記載は資料上で確認できない(→ 未提供)。
- ポジティブ要因:
- 連続した増収増益・最高益更新(良い)。
- AISaaSなどの高付加価値化によるARPU改善期待。
- 行政・公的案件(東京都ACP、総務省シンガポール実証)、居宅介護支援費Ⅱ対応などの制度連携。
- M&A(TWM)によるASEAN展開、SAP認定で新規商談機会。
- 健康事業(アーバンフィット)の利益率改善と店舗拡大。
- ネガティブ要因:
- 2035目標は高い達成ハードル(現状から大幅拡大が必要)。
- AI導入の技術的・運用面リスク(現場定着・法規制・責任問題)。
- 海外展開(ASEAN)での実務的リスクと文化的/商習慣リスク。
- マクロや医療・介護報酬改定の影響。
- 不確実性:
- AISaaSによる収益化(ARPU向上)がどの程度早期に実現するか。
- 大口受注や総務省案件などの継続寄与度。
- M&Aによるシナジーの実現速度。
- 注目すべきカタリスト:
- AISaaSの各AI機能リリース進捗と導入実績。
- 総務省・東京都等の公的プロジェクトの成果(収益化)。
- TWM経由の海外受注・SAP案件の受注実績。
- アーバンフィットの店舗数拡大・会員増加と四半期ごとの利益率動向。
- 次期(2026年)1Qの販促費用と成果。
重要な注記
- 会計方針: EBITDAは営業利益に減価償却費およびのれん償却費を加算した額として表示(資料注記)。
- リスク要因: 資料末尾に「見通し情報(forward‑looking)」に関する注意書きあり。市場状況、為替、金利、規制変更等の外部要因によって実績が変わる旨の警告。
- その他: 一部指標(会社予想達成率、報告書提出日、配当支払開始日等)は資料に明記なし(→ –)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3939 |
| 企業名 | カナミックネットワーク |
| URL | http://www.kanamic.net/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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